サーヴァント設定 二回目
※ライダー、キャスター、バーサーカー、三騎に共通して宝具等に少々拡大解釈が見られます。
・クラス:ライダー
真名 :リザ・ブレンナー
=バビロン・マグダレナ(大淫婦)
性別 :女性
属性 :混沌・中庸
筋力 :E 魔力 :B
耐久 :E 幸運 :C-
敏捷 :E 宝具 :A+
クラス別スキル
・対魔力 :B
魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法などを以ってしても、傷つけるのは難しい。
ライダーは生前、とある機関に所属していたこと、後に魔術へと傾倒しはじめたことにより高い対魔力を要している。
・騎乗 :-(B)
固有スキルの反作用として、騎乗スキルが失われている。
( )内の数値がどういう意味なのかはご想像にお任せする。
固有スキル
・優生学 :B
人体、或いは生物の知識に精通していることを示す。
Bランクならばその知識量は一個人で得られる学をこえ、一つの機関が収めるレベルの学、或いは研究成果を修めている。
“何かを産み出す”、あるいは“造り出す”という行為に際して有利な補正を得られる。彼女の場合は魔術の技能を織り混ぜることにより、更に成功率をあげている。
・死体操作(ネクロマンシー):A
生者を手繰るのではなく、死者を駆るという邪法。
“騎乗”という本来“騎乗兵”が生きた生物を手繰る能力の代わりにライダーが得たスキル。
また、死体の保存技術にも長けていることを示す。
・医術 :B
人体に対する知識と経験から対象の状態を把握すると共に、治療行為を可能とする能力。
Bランクならばありあわせの道具でも即席の医療行為を可能とする。知識合った道具を所持している場合、成功率は跳ね上がる。
なお、治療できるレベルはあくまで現界している時代の医療技術に依存する為、不治の病や死者蘇らせるなどといった万能のスキルではない。
・魔名、魔号(死者との抱擁):EX
“骸しか愛せない”、大切なものを無くしてからでなければその重さに気付けない、或いは気付かないふりをするという彼女自身卑下している“偽善者”の部分を指して送られた魔名。
その本質は“後悔”。生来聡く慎重な性分であった彼女は物事を深く考え、理解できるが故に事の分岐点に人より立ちやすい星の元である。が、いざ二択、或いは複数の選択を前にしたとき、彼女は葛藤に捕らわれる。大切なものを無くしてから後悔する。つまりは無くなった物を骸と例え、後悔する様をかき抱く様子と捉えて比喩されている。
悪く言えば渦中にあり、当事者でありながら傍観者の態であろうとするということ。その為、本来Cランク相当の幸運を持ちながらも得る筈の幸運を取りこぼす事が多くなる。
(作者個人の見解としては、■■■■■■が送った呪いとしては比較的軽いほうだと認識しています。ただ、死亡率が高い気もするという)
宝具
・蒼褪めた死面(パッリダ・モルス)
ランク :B
種別 :対人宝具
レンジ :0
最大捕捉:1人
ライダーが持つ仮面の形をとる宝具。発動時は霧状に展開され、それらが濃縮される様に形成される。仮面という体裁であり使用方法もそれに準じたものだが、覗き穴のない奇妙な形状。
装備させた死体を自在に操る事ができ、対象が死体(仮死状態でも可)であるのなら、その対魔力や幸運に左右されず、術者の意のままに操ることができる。
※原作Diesのとある男を魂が抜けている仮死状態の肉体とはいえ一時的に操った事から参照。その目的についてはーーここでは触れません(真顔
(捕捉)
この宝具自体に攻撃能力はないが、上記の効力により、ライダー自身より強力な“トバルカイン”を自在に操る。ただし、操るといってもあくまで死体、ライダーの命令ありきで行動するため、的確な攻撃(対象を定めて攻撃するなどの自発的な突撃等)の際は操者であるライダーが相手を視界に入れ、指示を出す必要がある。
・蒼褪めた死面(パッリダ・モルス)
ランク :D
種別 :結界宝具
レンジ :1~40
最大捕捉:300人
対人宝具のものを効力を薄め、霧状に展開した範囲内において死者、屍骸を簡易の兵として操る宝具。
仮面を装着させる必要がないため、一度に大量の屍兵を操ることが可能。
(捕捉)
大量の兵を用いれる反面、宝具としての効力も薄まるため、“トバルカイン”のような強力な力を持つ死人を複数従えることは不可能。また、操る命令は一度に大量の兵を操作するという情報量の負担削減のため、簡単な命令としている。
屍兵は本来なら脆く、ただの人間でも打倒できるほどの力しかもたらせないが、この霧の内部でのみ、Dランク相当のステータスを得る。
結界自体は相手を直接害したり不利にさせるような能力はなく、精々が相手に“見えづらく”する程度。あくまで彼女が“死体を操る”という行為により適した環境を作り出すもの。
※原作で表現された能力ではなく、この宝具に関しては作者の拡大解釈によるもの。正確には、続編であるkkkを参考にしています。
・死を振り撒く者(トバルカイン)
ランク :B+
ライダーが保有する屍兵。
一つ目の宝具(対人)を展開した状態で召喚する事ができる。
彼女の能力によって使役されるものであるが、宝具というよりもWeapon扱い。
宝具級の槍を持つ屍兵。
(捕捉)
槍の能力もさることながら、カイン事態が代替わりをし、“自己改造”にも似た呪いにより先代の能力、魂、身体能力を次代へかけ合わせることによって強化している。本来ライダーが操るカインは“4代目”のトバルカインであるはずが、作中はとある事情により2代目までの能力しか発現できない。
また、多くの屍兵に共通して無痛、痛みを感じない肉体を持つが、この個体のみ、妄念ともいうべき“我”が残留しているため、制御してる“蒼褪めた死面”が消失した場合、外的要因で暴走することもある。
Weapon(トバルカイン)
・黒円卓の聖槍(ヴェヴェルスブルグ・ロンギヌス)
トバルカインが持つ聖槍(ロンギヌス)を模して鋳造された偽槍。手法は東洋古来の製法で作られたものであり、駄作というより製作者があまりに優秀だったためか、聖槍の能力を全てとはいかなくとも、一部再現するまでの出来を誇る。
発現する能力は“継承(呪い)”と、“吸収”。
“継承”は偽装独自の能力。
所持者がこの槍の能力を一度引き出せば永続的に生気、魂を喰らうという呪いのために発現した本来聖槍にあるはずのない能力。その為、槍自体が現所持者の魂が事切れる際、次の担い手となるものを選定して強制的に継承させる。つまり拒否権はない。
なお、一度使えば生気を奪われるという制約上、使わなければ問題がないように見えるが、槍自体の呪いか、所持者として選ばれた人間はこの偽槍を使わなくてはならない窮地に追い込まれやすくなる。
※幸運の値がランクダウンする。曲がりなりにも聖槍という一級の聖異物を高い域で再現しているため、スキルや宝具でこのバットステータスを打ち消す場合、単純な目安としてAランク以上の神秘が必要になる。
“吸収”は、トバルカインが偽槍を振るい、負かした相手を自己へと吸収し、その能力を己のものとするスキル。その性質上、人間という枠に限らず、ライダーと同じ英霊をも吸収が可能であり、そのスキル、宝具の使用が可能。(ただし本来の能力より1ランク低下する)
本来は言語能力が低下しているために“真名開放”は不可能であるが、ライダーの“蒼褪めた死面”を装備している状態に限り、彼女の操作によって開放が可能。
以下“継承”によって発現している2代目までの能力。
(槍を媒介に格代の能力を発動するという制約上、複数の能力を同時に使用することは不可能)
其之壱
此久佐須良比失比氏罪登云布罪波在良自
(かくさすらいうしないて つみというつみはあらじ)
ランク :B
種別 :対軍宝具
レンジ :1~110
最大捕捉:―
“偽槍”を鋳造した初代が“偽槍の呪いを一族にかけて浄化する”という呪われた品を世に出してしまった後悔から願った渇望によるもの。
発現した能力は“一定範囲内にいる対象を腐らせる”腐毒の散布。彼を中心に一定範囲内に毒を撒き散らすため、同空間内にいる限り必中であり、回避不能の能力でもある。
原作で同じ通常攻撃の利かない、聖遺物のこもった攻撃以外が利かないはずの使徒すら腐らせていたことから、この“槍が発現させる毒”は加護や幸運、対魔力等の抗力で無効化することはできない。(腐毒の症状を遅らせることは可能)
・魔力放出(毒):B(能力使用時のみ)
また、“継承”よって歴代のトバルカインたちの能力を発現する際は、“偽槍”の形状が対象に適した形状に変化する。初代の能力発動時は大剣にも似た形状の槍が、長大な日本刀の形を取る。
其之弐
乃神夜良比爾夜良比賜也
(かむやらひに やりたまひき)
ランク :B
種別 :対人宝具
レンジ :2~20
最大捕捉:30人
二代目(女性)が発現した能力で発動時、形状が刃物ではなく砲身状へ変化する。発現する能力が腐毒を矢のように射出する能力であることから、それに見合った形状を取るためと思われる。
元となった渇望は先代の作り出した偽槍の呪いから逃れるために希った渇望、つまり“自分以外にこの呪いを押し付けたい”という逃避からきた願い。
初代の腐毒の呪いが一定範囲の生物を問答無用で腐らせ死体に変えるという近・中距離対応のものに対し、この能力は打ち出すという性質上、より遠距離に対応した攻撃が可能。また、弾として打ち出す工程上、その腐毒は濃縮されているために毒の進行速度はこちらのほうが速い。
・クラス:キャスター
真名 :ルサルカ・シュヴェーゲリン
=マレウス・マレフィカルム(魔女の鉄槌)
性別 :女性
属性 :混沌・善
筋力 :D 魔力 :B+
耐久 :C 幸運 :E
敏捷 :D 宝具 :B
クラス別スキル
・陣地作成:B
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
“工房”の形成が可能。 また、空間を限定させることで、その場を自らに最適化させることが可能であり、瀕死に近い重症を負った場合であっても、工房内に留まれたなら一命を取り留め回復が可能。
・道具作成:C
魔術的な道具を作成する技能。
数百年に及ぶ魔術の研鑽を積んだキャスターのそれは従来であればBランク相当。本来なら作成した物に魔力を付与する事が出来るが、彼女が持つ宝具の特性により、単一に特化した付与しかできなくなっているためのランク。
魔力を付加する際も、自己を強化したり癒すと言った魔術より、他者を害する、貶めると言った宝具にそった色が現れる。
固有スキル
・魔術 :A
生前の数百年(年齢の質問は受け付けません=合法ry)に及ぶ魔術の研鑽により、多くの魔術を修めている。その為、現代の知らない筈の魔術であろうと知識は保管されており、一度見れば自己の中で理論を構築することが可能。(ただし使用には対象のランクに応じて試行錯誤する必要もある)
また、同ランクの対魔力を有する証明でもあり、現代の魔術師が魔術と定義される攻撃手段でキャスターを傷つける事はほぼ不可能。
・収集家 :A
魔に属する品に対す保持者の収集意欲を指し、同時に、それらの扱いに長けている事を示す。
“魔術”と共にAランク相当の能力を持つキャスターは、神秘の塊である魔法や宝具を除き、魔術に類するスキル、魔術そのものを見ただけで模倣することが可能。また、その定義は本来特異であり、固有の色に染められた、所謂“固有技能”に類するものであったとしても模倣することが可能。ただし、その際には一度実際に目にすること、その効力を確認して検証する必要がある。
・精神汚染:B
精神が錯乱している為、他の精神干渉系魔術を高確率でシャットアウトする。
同ランクの精神汚染がない人物とは意思疎通が成立しない。
生前虚偽から“魔女狩り”にあい、逃れる為に魔道へ傾倒する事になった経緯故か、彼女は目の前で残虐な行為が行われていても笑みすら浮かべられる。猟奇殺人などの残虐行為を率先して行うほどに精神が歪んでしまっている事を示す。
・変装術 :A
変装の技術。
Aランクであれば、外見を自在に変更できる。
魔術により肉体年齢を自在に変える魔術。その姿は童子から妙齢の女性と幅広い。
魔力抵抗によって効果を左右されるが、異性に限り、“相手を魅了”する効果もある外法。
・延命術 :A+
往生際の悪さの証明。
キャスターは己に施した魔術による延命処置により、物理的に肉体の9割が失われたとしても、魂が現世に留まっているのならしばらくは生きながらえる事が出来る。また、仮に霊核に著しい損傷があった場合でも陣地にもどり、回復に専念できるのなら時間はかかるが復帰が可能。
・拷問術 :C(B+)
卓越した拷問技術。拷問器具を使ったダメージにプラス補正がかかる。
キャスターの場合、自身の作成した道具による攻撃でも補正は得られるが、その宝具を使用した際に真価を発揮するスキル。
・魔名、魔号(悲哀の魔女):EX
“誰にも追いつけない”という呪いを受け、事実彼女の人生は悉くその手を離れ、求めたものは届かない所へ去ってしまうという“天に輝くことのない地星”ともいうべき非業を持つ。
愛を求め、得たはずの平穏は切り裂かれる。魔道に身を墜としてまで行なった延命も、誰の為に望んだのかすら記憶の彼方に擦り減り、その本懐に気付かずにいる。
この“誰にも追い付けない”という呪いこそが彼女の宝具に対して顕れた渇望の原点。
宝具
・血の伯爵婦人(エリザベート・バートリー)
ランク :C
種別 :対人宝具
レンジ :1~20
最大捕捉:15
宝具の名の通り、エリザベート・バートリーが生前、彼女の拷問の日々を綴った日記を媒介とする宝具。
日記に記されているありとあらゆる拷問器具を具現化し、操る事が出来る。単体でこそ力は弱いが、全サーヴァント(本作)においてその数による展開力は随一である。また、彼女が得意とする“影”を使用した魔術と併用する事が出来、攻撃面では劣るものの汎用性においてはランサーの“闇の賜物”と並んで高い。
・スキル“拷問術”のランクが上昇(C→B)
(捕捉)
拷問城の主、エリザベート・バートリーがその生涯に送った少女たちを拷問した日々を綴った日記。
日記自体を具現化する必要はなく、記された拷問の内容から拷問器具を具現化する。また、キャスター自体は獲物に性別のこだわりはないが、エリザベート自体が拷問の対象に異性を含まず、取分け女性、若い少女を選んでいた事から、対象となる者の性別が女性だった場合、威力・効力(毒等)にプラス補正がかかる。
・拷問城の食人影(チェイテ・ハンガリア・ナハツェーラー)
ランク :B
種別 :対人宝具
レンジ :1~20
最大捕捉:30
彼女の非業ともいう呪いから得た、追い付けないから“他人の足を引っ張りたい”という渇望により発現した能力。
その効力は彼女の影を使用した魔術をより強力にしたもの。彼女自身の影を自在(平面的な縛りはなく、立体的に動かすことも可能)に引き伸ばし、触れた相手の動きを一切封じるというもの。
・スキル“拷問術”のランクが上昇(B→B+)
(捕捉)
封じる動きには制限もかけられ、ある程度の自由がきく(通常なら口もきけないモノをあえて悲鳴や情報をを引き出させるために口だけ動かせるようにしたりなど)。
攻撃的な能力というより、捕縛に重きが置かれているが、触れるだけで勝利条件も満たしうる能力。しかし、影を媒介にするという原則がある為、完全な暗闇等の影が出来ない状況下では効力を失う。逆を言えば、極薄い影でも存在すれば発動は出来る。
・急流響く嘆きの唄(ゲシュピート・ボン・デン・ライン・ウンディーナ)
ランク :A+
種別 :結界宝具
レンジ :1~50
最大捕捉:700
キャスターの業である“誰にも追いつけない”という呪いを、別の角度から打開する為に発現した宝具。
他の宝具と違い、この宝具に限り、他のスキル・宝具との併用はできない。全ての能力を失う代わりに発現する。
元にした渇望は“追い付けないから引き摺り下ろす”というもの。足を引くのではなく、対象を自身と同じ領域に貶める能力。
故に顕現した効果は“堕落と昇華”。
同領域内にいる者をその効力の一切を無視してステータスを均一にする。
宝具発動時、キャスターは巨大な複数の頭を持つ蛇の形をとる。
※全てのステータスを失う代わりに以下の能力を習得。
・自己再生 :A
・戦闘続行 :B
・無辜の怪物:B
・精神汚染 :EX
・地形適応(水辺):B+
(捕捉)
キャスター自身は相手を貶める能力だと思っている。が、その渇望の本質、“追い付きたい”という側面から、自身も“隣に並び歩みたい”という願いが現れている。その為、相手を一方的に貶めるだけではなく、場合によっては自身を貶める事もある。双方に作用する能力。
自身にも悪影響があるという可能性を内包しているため、結界自体の強度は非常に高く、キャスター自体を倒さず結界単体を破壊するのは高難易度。(結界を破壊する為に使用する能力・宝具も“均一化”の対象となり、本来ならキャスターを倒すうえで十分な威力であろうともランクが低下する為)
対処法としては源泉であるキャスターを物理的な殴り合いで再生不可能になるまで殴り倒すか、威力ではなく、単純な神秘で能力を上回る必要がある。
※詳しい解釈、考察は長くなるのでここで区切ります。詳しくは、お手数ですが活動報告(2014年01月31日(金) 22:50)をご参照頂けると幸いです。
・クラス:バーサーカー
真名 :三代目トバルカイン(死を喰らう者)
性別 :???
※バーサーカーに関しては“トバルカイン”が魔名。
属性 :混沌・狂
筋力 :A+ 魔力 :B
耐久 :B- 幸運 :D
敏捷 :A 宝具 :A+
クラス別スキル
・狂化:A+
“狂戦士”のクラスのみが持つ固有スキル。
理性と引き換えに驚異的な暴力を所持者に宿し、身体能力を強化する。反面、理性や技術・思考能力・言語機能を失う。
バーサーカーの場合、A+と本来なら全能力が上昇するが、宝具の能力により、耐久と幸運以外の上昇になる。
理性は失われ、解き放たれれば本能、我欲に従いただ周囲を蹂躙する。また、魔力消費はランク相応に上昇しており、マスターの制御さえ不可能。
固有スキル
・自己改造:EX
標準装備である宝具の効果により、下した相手を取り込み、文字通り自己を組み換え強化していく異能。
バーサーカーのそれは代を変わるごとにより強大になるため、その見た目も粘土を継ぎ足す人形のように巨大に、そして膂力も増していく。
EXともなればその強化は概念を残し、既に中身も外見も別の怪物である。既に理性と呼べるものは皆無であり、あるのはただ周囲を巻き込み食らうという怨念に突き動かされる、文字通り化外。
・狂乱 :A
宝具によって生きながら屍へと代えられる苦痛と怨念により得てしまった能力。感覚の大部分を失う代わりに、痛みに類する効果、負傷で行動が制限されない。
また、“精神異常”と同等の能力を持ち、1ランク以下(この場合Bランク)の精神干渉系魔術を遮断し、同ランクの精神汚染を持たない者とは意思疎通が成立しない。
・才気煥発(武):D(B)
生前において、戦の無い時代を生きながら卓越した武錬を持ち、練磨した事から得たスキル。
Bランクならば、対峙した相手が格上の場合でも剣を交えるだけで自身の剣技を一段上の領域へ押し上げる事が可能だが、“狂化”の効力により、その能力は低下している。
Dランクの為、戦闘時間に応じて対応力が増す程度。
(捕捉)
戦を知らない世代ながら、僅かな期間で歴戦の幽鬼(黒円卓=この作品でいうセイバーなどの他の英霊)と互角に張り合えるだけの武を得るまで昇華するなど、その才覚は確か。
また、口伝で伝えられ、ある程度の予測が立っていたとはいえ、初めて使用した能力(宝具)を不足の状態で十全に使いこなせていたということからも参照。
宝具
・黒円卓の聖槍(ヴェヴェルスブルグ・ロンギヌス)
ランク :A+
種別 :対人宝具
レンジ :―
最大捕捉:1人
“狂化”しているバーサーカーが唯一持つ武器にして宝具である黒塗りの大槍で、見た目は刃も柄も大きく長い大剣。
本来なら“継承(呪い)”と“吸収”の能力を得るが、“狂化”によって“吸収”が正しく機能していない為、倒した相手を取り込んで強化するのみ。
(捕捉)
ライダーが保有する“トバルカイン”と同様の個体。正確には、世代を持つ“トバルカイン”という英霊の一部。
個にして複数の魂(同一ではなく、もとは別々の魂)を持つという特異な性質が、ほぼ同時期の召喚という異例の事態によって起った、所謂“召喚事故”の産物でありイレギュラー。
ライダーの“トバルカイン”と性能は変わりないが、“狂化”により理性が失われていること、言語を失っていることで偽槍の能力を正しく扱えず、宝具の開放も行えない。
その為、“大変強靭で、敵を倒せば倒すほど斬撃が強力になる槍”というのが現状。
↓
・クラス:バーサーカー(青褪めた死面装備)
真名 :櫻井 戒
=トバルカイン(死を喰らう者)
属性 :中立・中庸
筋力 :B 魔力 :C
耐久 :B- 幸運 :D
敏捷 :C 宝具 :A+
クラス別スキル
・狂化:-
ライダーの宝具である“青褪めた死面”を装着している事、マスターである雁夜との繋がりが一時的に途切れたことで“狂化”から解き放たれているため、このスキルは失われている。
“狂化”から解き放たれた反面、ステータスは一部を除き軒並みランクが低下している。
固有スキル
・心眼(真):C
修行・鍛錬によって培った洞察力。
窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す“戦闘論理”。
逆転の可能性が数%でもあるのなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。
・直感 :C
戦闘時、常に自身にとって最適な展開を”感じ取る”能力力。
敵の攻撃を初見でもある程度は予見することができる。
・才気煥発(武):B
生前において、戦の無い時代を生きながら卓越した武錬を持ち、練磨した事から得たスキル。
“狂化”を失った事で本来のランクを取り戻している。
Bランクならば、対峙した相手が格上の場合でも剣を交えるだけで自身の剣技を一段上の領域へ押し上げる事が可能。
宝具
・黒円卓の聖槍(ヴェヴェルスブルグ・ロンギヌス)
ランク :A+
種別 :対人宝具
レンジ :1~10
最大捕捉:1
“狂化”が解けたことで偽槍本来の効力を十全に発揮できる状態。
ライダーが脱落した事により、保有する“トバルカイン”の能力は“三代目”である彼が正しく継承し、“初代”、“二代目”の能力を使用できる。
また、宝具解放が可能になった事により、自壊作用のある呪いも正常に機能する。
(捕捉)
ライダーの保有するトバルカインと同様の宝具。
ライダー消失次に“青褪めた仮面”を纏っていた事。
仮面自体が所有者が消失しても魔力が供給できれば完全でなくとも残留する事。
バーサーカー=櫻井 戒が正統な偽槍の継承者であったこと。
以上の三点から、作中の彼はライダー消失に伴い失っていた二代目までの能力を習得している。その為、本名は櫻井 戒という男性だが、“三代”という歴を重ねたトバルカインでもある。
※偽槍の能力。
其之壱
此久佐須良比失比氏罪登云布罪波在良自
(かくさすらいうしないて つみというつみはあらじ)
ランク :B
種別 :対軍宝具
レンジ :1~40
最大捕捉:―
※詳細はライダーの項目、宝具(同名)参照。
其之弐
乃神夜良比爾夜良比賜也
(かむやらひに やりたまひき)
ランク :B
種別 :対人宝具
レンジ :2~10
最大捕捉:30人
※詳細はライダーの項目、宝具(同名)参照。
其之参
許許太久禍穢速佐須良比給千座置座
(ここだくのわざわいめして はやさすらいたまえ ちくさのおきくら)
ランク :B
種別 :対人宝具
レンジ :0
最大捕捉:1人
初代、二代目が周囲に影響を及ぼす能力を発現したのに対し、この宝具は自己を変生させる能力。
元となった渇望は“大切な人たちが美しくあるよう、全ての穢れを己が引き受ける”という自己犠牲。発現した能力は“自身を毒の塊へと変える”こと。
自身を触れる者すべてを腐らせる毒へと変生させる攻防一体の能力であり、櫻井 戒という人間の形をした毒その物に変じる事から、セイバーの“雷化”と同様に透過して物理攻撃を防ぐ事が可能。
変化する形状は歴代と異なり大剣の状態のまま。
・スキル“腐毒の鎧:A”を習得。
(捕捉)
初代の能力、“一定範囲内にいる対象を腐らせる”ものと似ているが、自身を変化させる事から、より凶悪度を増している。
三代にわたる能力の中で、ある意味一番質の悪い能力だが、元となった願いは自己犠牲と大切な者、他者の救済を願う祈りという皮肉を持つ。
全サーヴァント(本作)の渇望、願いの本質は自己を高める、或いはこうありたいという願いが込められるが、その多くは自身を中心に置くもの。その本来中核を担う己を『僕は屑だ』と唾棄するという、彼の願いは本質から異なる。
・蒼褪めた死面
ランク :C
種別 :対人宝具
レンジ :0
最大捕捉:1人
本来はライダーが持つ宝具の一つ。
作中の決戦前、ライダーが雁夜に譲渡し、バーサーカーに装備された物。
本来の持ち主であるライダーが消失した場合は、通常同時に消滅する。が、事前に譲渡が行われていた事。理性を取り戻したバーサーカーが偽槍の効果を逆手にとり、擬似的な自身の宝具として魔力を供給し続けたことによって効果を持続させている。
(捕捉)
雁夜、マスターとの結びつきが強い状態では“狂化”による膨大な魔力消費を軽減させる程度。
戦闘中、雁夜が搾取ともいうべきバーサーカーの魔力供給に追い付けず意識が薄れたことで“狂化”が薄まり、自我を取り戻す。同時に初代、2代目トバルカインの魂を得たことで一時的に本来の姿を取り戻した彼だが、即時偽槍の能力を開放。“青褪めた仮面”の効力を魔力消費の削減と、呪いの進行速度を減速させることに使用している。
…………なげえよ!!
いや、書いてて私は楽しいんですけどね。
内容でキャスターの宝具に本作品で考えたものがありますが、詳細や、作者の解釈は長くなるので今回は省いております。ご興味があれば活動報告を(2014年01月31日(金))ご参照くださると助かりますデス。
さぁ――――というわけで、残るトリはあのお方と、あのオカタだ(