サイクとグレイの勝負が終わって話していると、サイクに話しかける者がいた。
ガジル「おい、俺とも勝負しろ」
この男は、ガジル・レッドフォックス。
サイク「今は疲れたから今度やろうぜ」
ガジル「ケッ、疲れたを言い訳に逃げんのか」
ガジルがそう言うと、サラが怒り始めた。
サラ「兄ちゃんが逃げる訳ねーだろ。さっきの勝負を見てなかったのか。このブツブツ野郎」
ガジル「誰がブツブツだ!これはピアスだ!」
サラ「だっさ。何それ」
ガジル「これはオシャレだ!チビは黙っとけ!」
サラ「チビ・・・誰がチビだ!!!」
ガジル「チビじゃねーか。色々とな」
ガジルはサラの身長、そして胸元あたりを見て言う。
サラ「てめぇ!言ってはいけないことを!兄ちゃんが相手するまでもない!私が相手になってやる!」
サイク「サラ、落ち着け」
サラ「落ち着けるか!」
ガジル「ケッ、いい度胸してやがる。いいぜ、相手になってやるよ、チビ」
サラ「チビって言うな!!!」
ガジルとサラは勝負することになった。
マカロフ「サラは随分男っぽくなったのう」
サイク「いや~、すみません。多分、ほとんど俺としか関わってなかったのでああなったのかと」
マカロフ「いや、サイクは立派じゃぞ。親の代わりにあそこまでサラを育てたのじゃからな」
マカロフは感心する。
グレイ「おい、サイク。サラをガジルなんかと戦わせていいのか。意外にあいつは強いぞ」
サイク「確かに、ガジルは強そうだ。だけどな、サラだって俺と一緒に旅をして修行したんだ。あいつも強い」
まわりの者達は2人の戦いを見守る。
サラ「こいよ。ブツブツ」
ガジル「舐めやがって。いくぜ!鉄竜棍!」
腕を鉄の棍に変え、サラに伸びていく。
サラ「あぶねっ!」
ガジルの攻撃をサラは避ける。
サラ「よっしゃ、こっちからも行くぜ!」
サラのまわりに蒼い雷が迸る。
サラ「
サラの手に蒼い雷が収束し、それが剣の形になる。
サラ「そりゃぁぁぁ!!!」
ガジル「鉄竜剣!」
サラの剣とガジルの剣がぶつかり合う。
サラ「そりゃそりゃ!」
ガジル「でりゃ!」
サラの斬撃をガジルが弾く。
ガジル「おりゃ!!!」
ガジルが剣で斬りかかる。すると、サラの体が蒼い雷に包まれ高速で避け、ガジルから距離をとる。
サラ「お前、やるじゃねーか」
ガジル「チビこそ、やるじゃねーか」
お互いに戦いを楽しみだす。
ナツ「サラって強いな。あれも滅鬼魔法か?」
サイク「そうだ。サラは雷の滅鬼魔導士だ。雷鬼ザボルグに教えてもらった魔法だ。あと、サラは接収は使えない」
ナツ「何でだ?兄妹なんだろ?」
サイク「言っただろ。俺の接収は親父から受け継いだって。親父は死ぬ時に俺に接収の魔法を渡してきたんだ。俺はまだ親父のように全ての接収を使える訳じゃない。親父のスゴさがわかるぜ。それは置いといて見守ろうぜ」
まわりはサラの強さに感心する。
サラ「いくぜ、ガジル」
ガジル「こいよ、サラ」
いつの間にか、お互いに強さを認めたのかお互いに名前を呼ぶようになっていた。
ガジル「鉄竜の咆哮!!!」
サラ「
2人の口から放たれた鉄と雷がぶつかり合う。
ドゴォォォォォォォ!!!!!
その衝撃で爆発が起きる。
煙が晴れると、2人は肩で息をしていた。
ガジル「ふぅー、結構楽しめたぜ」
サラ「はぁ、はぁ、次は、負けねえよ」
バタッ!
サラは倒れた。
この勝負は、ガジルの勝利で終わった。