この幸運の女神と紅魔族のボッチとの冒険は間違っている。   作:皐月 遊

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期間が開いてすみませんでした!

コメントで言われた時間軸の件ですが、
今はデュラハンが攻めてくる前という事になっています!


9話 「カズマは、パーティメンバーの扱いが上手すぎる」

「へぇ〜、じゃあハチマンも日本から来たのか」

 

「あぁ、カズマと同じだな」

 

「いやぁ〜同じ境遇の奴がいて良かったよ、仲良くしような!」

 

「………そうだな」

 

何このカズマって人、めっちゃグイグイ来るな。

 

それにアクアって奴はカズマの横でずっとつまらなそうな顔してるし……

 

早く帰りたい。

 

何とかこいつらを離さないと…

 

「そ、そうだ、カズマ達もジャイアント・ドードを狩りに来たのか?」

 

「あぁ、俺以外の3人は上級職なんだけど、俺だけ最弱の冒険者でな、ジャイアント・トードくらいしか倒せないんだよ」

 

「なるほどな」

 

なんだ、俺と同じか。

 

するとカズマは手を叩き……

 

「そうだ! せっかくだから一緒に狩りしようぜ! 報酬は山分けって事でさ!」

 

カズマにそう言われた瞬間、俺はメリットとデメリットを考える。

 

メリットは、カズマのパーティーには上級職が3人もいる、よってスムーズに狩りが出来る。

そして何より楽だ。

 

デメリットは……特に無いな。

 

「そうだな、せっかくだしな」

 

「よっしゃ決まりだ! ダクネス! めぐみん! こっち来い!」

 

カズマが2人の名前を呼ぶ。

 

………めぐみん……めぐみん……なんか…なんかゆんゆんと似てるな。

 

呼ばれた2人がやって来た。

 

「どうしたカズマ? 」

 

「もう狩りを始めるんですか?」

 

「あぁ、2人ともちょっと聞け、いい話がある。 アクアもだ、こっち来い」

 

「なによ」

 

カズマが3人を連れて俺から少し離れた所でヒソヒソと何かを話し出す。

 

なんだ? 何を話しているんだろう。

 

「ハチマン君、1人にしてゴメンね!」

 

「さっきの黒髪の子が、私の友達です」

 

ゆんゆんとクリスが戻って来た。

 

なるほど、思った通りあのロリがゆんゆんの友達か。

 

名前から考えるに同じ紅魔族だろう、ゆんゆんと同じ紅魔族なら、きっと凄い魔法が使えるんだろうな。

 

「あっそうだ、2人とも、ちょっと聞いてくれ」

 

俺は2人にカズマ達と協力するという事を伝えた。

 

クリスは

 

「ま、まぁ…いいんじゃないかな、せっかくだし…ね…」

 

と言い…、ゆんゆんは

 

「楽しそうですね! ちょっと心配ですが… 」

 

と言った。

 

何が? めっちゃ怖くなって来たんだけど。

 

そう思っていると、カズマ達が話し合いを終えて戻って来た。

 

「待たせたな、紹介するよハチマン。 俺のパーティーの…」

 

「ダクネスだ、よろしく頼む」

 

金髪のお姉さんが俺の目をジッと見て自己紹介をする。

 

綺麗な人だな。

 

「我が名はめぐみん! 紅魔族随一の魔法の使い手にして、爆裂魔法を操る者‼︎」

 

「おう、ダクネスとめぐみんか、よろしくな」

 

「めぐみんの自己紹介をスルーだと…⁉︎」

 

カズマが驚いている、まぁ…経験あるしな。

 

だがめぐみんはゆんゆんとは違うらしい、ゆんゆんはまだ恥じらいがあったが、めぐみんには一切それがない。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「あー、今回は協力してジャイアント・ドードを狩るわけだが、よろしくな!」

 

カズマが皆の前に立って話をする。

 

あんな事は絶対にしたくない、やれと言われても絶対やらんぞ。

 

「よし、んじゃアクアとダクネス、お前らはカエルを惹きつける役な」

 

「なんでよ! 嫌よ!」

 

「あのカエルをか⁉︎」

 

「お前らが適任なんだよ」

 

カズマがアクアとダクネスにそう言う。

 

アクアは嫌そうな顔をしているが、ダクネスはまんざらでもないような感じだ。

 

「アクア、この仕事は頭がいい奴にしか出来ないんだ、カエルの思考を読み、自分の方に惹きつける……簡単にはいかないんだ」

 

「頭がいい人にしか出来ない…?」

 

「そうだ、このパーティーで1番頭がいいのはアクア、お前だ、2番目がダクネスだ、3番目は……俺だな」

 

「おい! なぜ私が1番頭が悪いと思われているのか聞こうじゃないか! 」

 

「頼むから今は静かにしてくれめぐみん。 どうだ頭がいいアクア、やってくれるか?」

 

アクアはカズマにそう言われると……

 

「もちろんじゃない! やってあげるわ!」

 

「本当か!」

 

「えぇ! 女神の本気を見せてやるわ!」

 

………カズマ、アクアの扱いが上手いな。

 

カズマは今度はダクネスの方を向き……

 

「ダクネス」

 

「なんだ?」

 

「捕食されても構わん、カエルを惹きつけろ」

 

「…っ! り、了解だ‼︎ 10匹でも20匹でも捕食されて……いや、惹きつけてやる!」

 

「頼んだぞ」

 

ダクネスの頬が何故か赤い。

 

なんだ? なんか……いや、考えるのは止めよう。

 

そしてカズマは最後に機嫌悪そうにしているめぐみんの方を見て……

 

「めぐみん」

 

「なんですかカズマ。 頭の悪い私に何か用があるんですか?」

 

うわ、めぐみん完全に怒ってるな、ゆんゆんも苦笑いしている。

 

「なぁめぐみん……」

 

カズマは後ろを見る

 

「よっしゃやるわよー! 見てなさいカエル共!」

 

カズマはアクアが話を聞いてない事を確認すると…

 

「さっき、アクアが1番頭がいいと俺が本心から言ったと思うか?」

 

「え、違うんですか?」

 

「お前は、今までのアクアの行いを見て、頭がいいと思った事があるか?」

 

「ありません」

 

めぐみんが即答する。 普段から何をやっているんだあいつは……

 

「だろ? さっきのは全部嘘だ、頭がいい順番も逆だ。 アクアが1番頭がいいわけがないだろ?」

 

「…! と言う事は…!」

 

「そう…1番頭がいいのは、お前だよ、めぐみん」

 

めぐみんが笑顔になった。

 

「さて…めぐみん、俺の作戦を聞いてくれるか?」

 

「もちろんですとも!」

 

カズマ、お前皆の扱い上手すぎだろ。

 

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