「よっと。やっとついたぜ。おい大丈夫か?」
「うぶぶぶ・・・は、吐きそう・・・・」
そりゃそうだ。高速で飛べば気持ち悪くなる。しかも俺は縛られたままだ。飛んでる最中に何度も縄が俺の腹を何度も締め付けてくる。そりゃもう吐くってレベル。
「く・・くおおお・・って俺が普通に乗ったらいい事じゃねえか!何で毎回縛んだよ!」
「いやだってお前私の後ろにいたら何やらかすかわからないし絶対なんか細工してんだろって言って私に触りに来るだろ」
「そりゃまだ信用したわけじゃないしな」
「だろ。だから縛るしかないじゃないか」
「じゃあ別に信用したら縛らなくなるんだな」
「いやお前絶対に信用しないと思う」
まぁ確かにだ。今はほんの少ししか信用していない。でもだってそうだろ。いきなり知らないし異様な力を持った人の家になんかに寝たくない。何されるかわからないからな。
「ほら入るぞ。鍵しちまうぜ」
「ま、待ってくれよっ!」
でも少しだけ信用しようかなと思う俺がいた
「ほら。ここが私の家、霧雨魔法店だ。まぁゆっくりしてくれ」
「いやゆっくりしてもなにも・・・・・・」
そう、この家汚すぎるのだ。どう表したらいいかわからないがとりあえず汚い。女の子の家は行った事はないが俺はわかる。普通の女の子はこんなに汚くない
「なんでこんなにきたないんだっ!!どうしたらこんなになるんだ・・」
部屋の床には薬品らしきものを落とした跡や焦げた部分もあった壁は意味のわからない魔法陣が描かれ、机はよくわからない本で重ねられて置き場がない。てか本ばっかしかない。他にも棚にはどう見ても危ないキノコがたくさん栽培されている
「うわぁ・・・・なんだよこれ。部屋じゃなくて物置じゃないか。うわぁ・・・」
「お前さっきから失礼すぎないか。こっちはただでさえ狭い家を入れてやってんのに」
「まぁ確かに泊る場所を貸してくれたのは感謝します。でもこれは泊る問題じゃないです。これは汚すぎます」
「なんだ。文句あるなら出て行ってもいいんだぜ」
確かに俺は失礼だ。泊る家にいきなりケチをつけるのは失礼すぎる。しかしこの家の汚さは異常だ。だからこそ俺は提案した
「どうだろうか。家を借りるかわり俺ははこの家を掃除するのはどうだ?」
俺がこの家を掃除する。すると家はきれいになり住みやすくなる。すると霧雨は機嫌が良くなる。これはいい案だと思う
「別に部屋を綺麗にしてくれるのは嬉しいぜ。でも欲しい物は捨てないでくれよな」
「それなら分けてくれよ・・・・・・」
俺はその条件を飲んで掃除に取り掛かかろうとしたが、もう夕方過ぎだ。掃除は明日かな・・・
「掃除は明日からやろうかな。とりあえずこれからよろしくな霧雨」
「ああ・・・・・・・なんだその私も名前で言って欲しいな。苗字はなんか堅苦しいんだ」
「そりゃ失礼。じゃあ改めて・・・よろしくな魔理沙」
「おう!!よろしくだぜ。んじゃ飯にしようぜ。今日はキノコ祭りだ!!」
「えぇ・・・あんな怪しい物を食べるのかよ・・・・」
「大丈夫だ。ちゃんと食べれるぜ。まぁ席に着いといてくれ」
席ってどこだよ。ほとんど本でかさばっていて食べる所無いじゃないか。俺は本を重ねて食べれるスペースを作った。俺は本を軽く片付けているとある本が目に行った。
「なんだこの本・・・・・ル・・ル 「ルルイエ異本」?なんだこりゃ・・・」
俺はなんとなくとった本だがなんとなく嫌な予感がした。しかもこの本を触った時、一瞬だが悪感を感じた。俺は手を引っ込めようとしたら何故か引っ込むどころか本を開こうとしていた俺自身ただ本のタイトルを見ただけなのに俺の手が勝手に開けようとしていた―――
「おいなにしてんだ?」
すると、魔理沙の声がした。俺は我に返った。ちょうど本を開こうとした所で止まったようだ。
「どうしたんだ?なんか気に入った本があったのか?」
「いやなんでもないよ。それよりどんな料理だ?」
俺はそう言ってその本をそっと置いて別の本を重ねた。
「へへへ。魔理沙ちゃん特製のキノコシチューだぜ!!」
「へえー・・・・・明らかに色がヤバいんですが・・・・」
普通のシチューは白色。ビーフシチューは赤茶色。だが魔理沙のシチューは青色である。どうみても食ったら下痢では済まないぐらいだと思う。
「なあ・・・本当に食べるのか・・・これ・・・」
「おいおいせっかく人が親切に作った物が食えないというのか」
いやこれは食うとかいうもんじゃない。食べ物ではなく薬品に近いかもしれない。俺はそんなもの食うわけないだろ。
「ほかの物はないのか?シチューしかないってわけはないよね」
「私の料理は一品だけだぜ」
あぁ・・・私の人生はこれまでなのか。わたしはそうしてスプーンをとって怪奇シチューを掬った。なんか泡立っている。しかもよくわからない臭いが漂った。
「お、おい・・・本当に大丈夫か。」
「お前は不安ばっかりだな。ほら男なら度胸だ。いけっ!!」
すると魔理沙が無理やり俺のスプーンを押し込んだ。
「んむぐっ!!ぶぇっ!な・・何すんだよ・・・ってあれ?まずくない・・・」
意外にまずくなかった。むしろなんだろうか・・・なにも感じない・・て言うか・・
「俺・・・今倒れているよな・・・・・無意識に倒れたのか?」
「なにやってんだ。なんで倒れてんだ」
「いや・・なんか急に倒れたのかな・・・あと・・・・すっげえ・・・眠い・・」
「なるほど・・・・・・あのキノコは睡眠系キノコだったのか」
「お前っ!わからない物を入れて俺に食わしたのかよ!」
「いや・・その・・・ってあれ・・・私も何か力が・・・」
そう言った矢先に魔理沙はバタリと倒れた。
「お・・お前・・・魔理沙・・・・どうすんだよ・・」
「まぁ・・・このまま・・・寝ちまおうか・・・・な・・・」
そしてそのまま魔理沙は寝てしまった。布団も掛けずに寝るのか・・・
俺もそのまま眠気に誘われ眠ってしまった
俺はまた居心地のいい空間にいた。永遠に光が差すことなく真っ暗な暗闇がただある空間だ。俺はただただ何もせずこの空間で寝転がっていた。しかし
===========やぁ少し心を開いたんだね=================
あぁやっぱり来た。白い俺。真っ暗な空間に似合わず異様に見える。出ていって欲しい。俺はこの空間が唯一の安らぎなんだ。
========君はあの本に触って開こうとしていたね==============
あの本がどうしたんだ。たしかなんだっけ・・・・そう「ルルイエ異本」だっけ。あの本がなんだよ。元の世界に帰れるなんかのカギか?
=========ちがうよ。ぼくは忠告しにきただけだよ。============
忠告?なんでお前が俺に忠告しに来たんだ?俺はてっきり説教しにきたかと
======あの本に触った君はもう遅いかもしれないけど変化が起きる=======
変化?何が起きるんだ。元の世界に帰れるのか?
===ちがう。君はもう戻れない。そして君はあの本の狂気に飲み込まれる===
何を言ってるんだ。帰れないのは結界が邪魔で帰れないだけでそれをなんとかしたら帰れるんだろ。
==あの結界は外から誰かが細工したんだ。しかもあの結界は1枚だけじゃない何枚もあるんんだ==
なんでお前がそんな事を言いきれるんだ。お前は本当に俺なのか?それとも誰なんだ
==僕は君だ。でもちがう。君はまだ解放される可能性がある。だからこれから言う事を聞いて欲しい=
なんなんだよ急に狂気に飲み込まれるとかまだ解放される可能性とか。ていうかお前まえにあった白い俺とは少し違うな。なんなんだ
==目が覚めた時君はあの本を見るんだ。狂気に飲み込まれるけど君は僕と違い異様を信じない。それが君の強みでもあり弱みだ。あの本は君の身を守るぐらいの力はある。でも読んだだけでは何も得れない。魔力のあるナニかで補わないとそれは得れない。しかし君がそれを手に入れるには相当な覚悟がいる。だから今のうちに恐怖を克服するんだ。それが君の進む道だ==
なんだよ。もっと詳しく言えっ!!もっと細かく説明しろっ。わかるわけないだろ
==あぁ・・時間が・・・もう少ない。最後に言っておくよ。君はその狂気に飲み込まれるな。それだけだよ==
そう言うと白い俺は真っ黒な空間に溶けていった。俺はただその真っ暗な空間で唖然としそのまま意識が薄れていった・・・・・
俺は目を覚ました。やっぱり床で寝ていたのかかなり寒かった。でも夏だったのかちょうどよかった。
「あぁ。くそう・・・体が重たい・・・・・魔理沙め・・覚えとけよ・・」
しかし周りを見たが魔理沙がいなかった。しかし台所らしき所からゴンッて音がした。俺は体がまだ重いまま台所らしき所へいくと魔理沙が寝ていた。寝てる間ここまで来たようだ。寝相が余りにも悪すぎる
「魔理沙の奴寝相悪すぎだろ。どうしてリビングから台所に行くんだ」
俺はてきとうにそこらにあった布を魔理沙にかけてあげた。一様寒くないようにだ。そして
「さてと・・・・・・・・・・・・あったあった」
俺はあの本を探して見つけた。そう「ルルイエ異本」だ。もう一度触ってみるとやはり異様な雰囲気で鳥肌が立つかのような悪感を放っていた。俺は恐る恐るページをめくろうとしたら
「GOOOOOOOOOOOOOAAAAAAAAAAAAAA!!!!!」
大きな謎の声が外から聞こえてきた。しかもなかなか近い距離だ。すると
「なんだ。地震かっ!!いてっ!!」
魔理沙が急に起きた。しかも目の前に吊るしていた鍋に当たった。痛そうだな
「おい今の音はなんなんだっ!!外から聞こえたけど」
「分からない。急に変な声?がしたんだ。一体何なんだ」
すると魔理沙は一瞬二ヤッとすると
「いくぞ悠斗っ!!これは異変の予感だぜっ!!」
そいうと俺の首根っこを掴んで家を飛び出した。
「痛い!痛い!首締めてるから!ち・・窒息す・・・・る・・」
「これぐらい大したことないぜ!!」
くそがっ!!無視してんじゃねえっ!!あぁ少しゆっくり走ってくれっめっちゃ締めてるから!!死んじまう!!
魔理沙は俺を引っ張っていき家を飛び出ていった。
「GOOOOOOOOOOOOAAAAAAAAAAAAAAA!!」
「なんだこいつ全然弾幕が聞かないぞ!!」
「逃げようよチルノちゃん!勝てっこないよ!!」
「嫌だ!!あたいはこいつを倒してさいきょーって事を示すんだっ!!」
「チルノちゃんは十分強いよ!!さぁはやく逃げよう!!」
「そんなんじゃない!!喰らえ氷符「アイシクルマシンガン」!!」
そういうと水色の服の子の手のひらからツララ状の氷塊が大量に連射した。そしてそのツララ状の氷塊がその怪物に当たった。
「GAAAAAAAAAAAAAA!!」
しかし効いてるどころか怒こっているようだ。
「ええいならばこれはどうだ!!氷塊「グレートクラッシャー」!!」
今度は周りに氷塊ができ、そしてたくさんの氷塊が集まってハンマーのような形のなっていきそして
「くらええええええっ!!!」
そしてその氷塊ハンマーをその怪物に思いっきり叩きつけた。
「GAAAAAAAAAAAA!!!」
これは効いたのか少しだけひるんだようだ。しかし
「GAAAAAAAAAAッ!!」
鋭い爪を滅茶苦茶に振り回した。振り回すたび周りの木々は切り裂かれた。
「あ、あぶない!やっぱり逃げようよっ!!」
「うるさいっ!!絶対にこいつを倒すんだっ!!」
諦めが悪いのかもう一度氷塊を作ろうとしたが
「GAAAaaaaaa!!」
怪物の鋭い爪が先に来て少女の体を粉砕した
「あぁ!!チルノちゃんが一回休みになった!どうしよう!」
怪物は標的を変えたのか今度は緑髪の女の子に狙いを定めた。すると
「やっほおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」
「しぬぅぅぅぅぅぅ!!!」
そこにあの霧雨魔理沙がやってきた。もちろん悠斗をひっぱりながら
「ま、魔理沙・・・お・・俺死にそう・・・」
「何言ってんだよ。まだ死なないし死なせねえぜ!!」
「お前ふざけんなよマジで。何回殺したら気が済むんだ!!」
「何回って私は別に殺そうとしてないしな!そもそもお前の体が弱すぎるだけなんだよ!」
そういっていがみ合っていると
「GAAAAAAARAAAAAAAAAAッ!!!」
怪物が大きな咆哮を出したのだ。周りの葉が飛び散るほどでありもはや咆哮は威嚇ではなく攻撃のように感じられて。しかも悠斗はこの時確信し恐怖した
「こいつ・・・俺を刺した・・・・・か・・・怪物・・・ッ」