「GAAAAAAAッ!!」
俺はまったく理解が追いつかない。立てるわけもないのに俺は立っていてあの紫の欠片を持っており、俺の周りに紫の煙が漂っていた。
「どう・・・なってんだ?・・・・・しかし・・・この煙・・・気分が・・・・」
この紫の煙にあたるだけで気分がかなり悪くなる。しかし代わりに何故か力があふれ出るような感覚が出る。しかし俺にはさすがにきついのか倒れそうになった。
「げふっ・・・・・・うっぷ・・・・これはヤバい・・」
「GRAAAAッ!!」
狼は俺にもう一度切り裂こうと俺に飛びかかってきた。しかし
「う・・・うおおおおおオオおおッ!!」
不意に拳を思いっきり狼へ殴り飛ばそうとした。だが四肢骨折しているパンチはダメージがこっちに来そうだが
「GYAAAAAAAッ!”!”」
狼は思いっきりふっ飛ばされた。そして木にドンッと叩きつけられた。しかも俺には痛みが感じない
「どうなってんだ・・・いったいこの欠片は・・・・・」
俺は気付いた。体の痛みが引いて来ていることに。さらに力がさらにあふれ出ている感じがする
「すごいっ!なんだか俺輝いてる?すげえ!」
「GOOOOOOッ!!」
狼が俺をとらえて俺を握り締め潰そうとした。だが
「全然痛くない!・・・・・ふんっ!!」
俺が思いっきり振り払うと狼の大きな手が吹っ飛びちぎれた。狼は悲鳴を上げた。
「GAAAAAaaaaaa!!」
「ざまぁ見ろ!!良い気味だ!!」
俺はそのまま思いっきりとび蹴りで決めようと蹴り込んだ。しかし
「うっぷ・・・・ひどい吐き気が・・・・・」
紫の煙のせいなのか吐き気が先ほどからひどく攻撃に集中できない
「GAAAAッ!!」
「しまった――――――――――
狼はその瞬間を見逃さず片腕で俺を切り裂いてきた。俺は避けようとしたが気付くのに遅く狼の攻撃をもろに食らった。そして俺は気付く。
「がああああっ!!お・・・おれの・・・俺の・・・右腕が・・・・・」
そう自分の右腕が狼の切り裂いた一撃で切断されてしまい右腕は思いっきりふっ飛ばされた。幸い狼も片腕なのか狙いをちゃんと合わせれず体には当たらず腕に当たったようだ。しかし
「ふ・・・ふぐぅ・・・・・・くそっ!血がとまらねぇ!!・・」
右腕切断面から血が止まらずボタボタ血が垂れさらに周りを赤くした。よく考えるとここは血痕がたくさんついていた。
「おおお・・・・おおお・・・俺は・・・・此処で・・・おわり・・・か・・・」
俺は意識が徐々に薄れていきついに倒れてしまった。よく考えたらあの時力があふれ出てた時、傲慢して攻撃しなければこうならなかったはず。俺は後悔をしながら沈んでいった。
「GAGAGAGAGAG―――」
ああぁ・・・狼の笑い声が聞こえる。俺は今度こそ食いこそされるだろう・・・・・今思えば短く悲しい人生だったな・・・・後悔はあまり・・・いや後悔はしているな・・・・この世界で死ぬことになるとは。つらいな・・・・できれば元の世界で死にたかったな・・・・・まぁ・・・でも正直ここもいいなと感じる俺がほんのかすかに居た・・・
――――――――――――なら此処に居てもいいんじゃないの―――――――――
あぁお前か。久しぶりだな。なんだ今度こそ俺の死にざまを見に来たのか。ははは、良い趣味してやがる
――――――君はどうして君は人を死神のような扱いをするのかな――――――――
ははは。別に。それよりなんだ死にざまを見に来ただけじゃないなら何だ。
―――――――気付いてるはずだ。君はあの本、そしてあの紫の欠片の事も――――――
は?何がだ?あの本って「ルルイエ異本」のことか?あの本には何も書かれてなく真っ白だった。紫の欠片も結局は何も分かってないが。しかも欠片も結局なぜ出てきたのか。どうみてもただの偶然の物しか輪からない
―――――――本を読んだなら分かったはず。あれは並の人では理解できない。いや理解してはいけない。君は正気を保てない。そしてあの欠片はその希望でもあり絶望でもある――――――
どういうことだよ。俺まったくお前の言ってること分かんないんだが。
――――――あぁ・・・もう来てしまう・・・・しかしこれから起こる事は君の闇であり君の希望だ。それは戦う剣にもなり自分を沈める重りになる。でもそれは君がちゃんと考えてつかえば――――――
お、おいどうした。何が考えてだ?ぜんぜん理解できないんだが!おい消えるな!生きろ?
―――――もう・・・欠片が・・・此処まで浸食してくる・・・・とは・・・・もう・・・僕の・・・意識が・・・き・・きえる・・――――――――
おいっ!てか何だよこれ。下から紫の水が出て来てんだけど!てかめっちゃ溜まるの早くない。もう俺の首まできてんだけブフォ!ガブブゥ・・・・・・・
俺は紫の水に沈みながら意識が遠のいていった。そう俺の体が重りのように沈みゆきずっと深い底へと落ちてゆく
「GAAAAAAッ」
そこは木々が倒れ地面は紅く染まり倒れている男と片腕が吹っ飛んでいる狼がずっとその男を笑っていた。
「GAAAA・・・・・・・」
狼は舌なめずりをして、男をじっと見た。この男は勇敢に狼と戦った。しかし所詮は人間。化け物にはかてなかった。しかし彼は頑張って非力ながらも戦った。しかし負けた。
「GAGAGAG!!」
狼は男の足をもった。そして大きな口を開けた。その口は黒く何もかも黒くするほど。狼はその男を上まで持ちあげ口に放り込もうとかした時
「ガアアア"ア"ア"ッ!!」
急に男が暴れだした。しかもかなりの力で暴れ狼の手を振り払い逆に左腕で思いっきり殴り返した
「GAAAっ!!」
「ガルルルルルゥ・・・・ガアAAアAAアッ!!」
そして狼の片腕に思いっきり噛みついた。しかも歯は鋭く尖っていた。そして思いっきり噛みちぎった。そして噛みちぎった片腕を飲み込んだ。しかもそれは人間には到底出来るわけがない芸。しかし男は綺麗に飲み込んだ。すると男のちぎられて右腕が嫌な音を鳴らして生えてきた。普通の腕とは変わらないが蒼黒い。男は狼を見て食いつくそうかという目でにらんだ。
「GOOOOOOOッ!!」
しかし狼も食われてたまるか。というかこちらが食らいつくしてやると。そして大きく震えた。すると失っていた両肩から腕が生えてきた。しかも片腕から二本、つまり4本腕だ。
「グルルルル・・アガ・・・・ガッ!」
しかし男はそんなことを気にせず何故か紫の欠片をもってそして
「ガアアアアアアAAAAッ!!」
思いっきり自分の右腕に刺した。するとどうだ。欠片から紫の煙が大量にあふれ出てしまいには男を覆いかぶさる位だ。そして姿が完全に煙に包まれた。
「GAAAAAAOOOOOOOOO!!」
しかし狼はそんなことを気にせず四本の腕で交互に思いっきり切り裂いた。しかし切り裂いたと思うと紫の煙の中には何もいなかった。
「ガアアアアアッ!!」
狼の背後から思いっきり切り裂いた。しかも高速で7,8回は切り裂いている。そして両腕をもう一度切り離した。
「GAAAARURURURUR!!?」
狼はわけがわからなかった。目の前にいた人間が急に消えて自分の背後にいた。しかももう一度腕を斬られて痛みがまた繰り返しで起こる。怪物でも痛いのは痛い。
「ギェェエェッ!!ギャギャギギギ!!」
男は笑っている。そして姿が変化していく。腕に黄色のア―マーがつき爪は鋭く体は紫の煙が集まって生き青色のヒーロースーツをまとい胸に灰色の装甲がつき、足、肩にも黄色のアーマーが装着し、顔に魚の様な鋭いヒレがあり口は鋭い牙が生え、まるでヒーローの姿をしているがヒーローとはいえない。まるでダークヒーローのような姿だ。
「ガガガ・・・クギギギギ・・・・グガァッ!!」
そしてコンボに殴りつけ最後には思いっきりとび蹴りをくらわした。狼はその速さには追いつけずそのままタコ殴りされ続けられた。そしてとび蹴りで肩の肉片が削れた。
「GYAAAAAAAAAAAaaaaaaa・・・・・・」
狼は悲鳴を上げた。しかし体はもうボロボロなのかもはや叫ぶ声も出ない。狼は逃げようとした。だが男はそれを逃がさなかった。
「ガアアッ!!ギギャア!!」
「GAAA!!・・・・・GAA・・・・GA・・・」
狼の足を思いっきり蹴り足を吹っ飛ばした。狼はそのまま倒れてしまい身動きが取れなくなった。
「ガガ・・・ク・・・ギギャャヤヤ!!!」
男は狂ったかのよう異に狼を殴り、切り裂き、抉り出し、引きちぎったりした。そして最後に狼の胸に思いっきり手を突っ込み中から紫色に脈動する心臓を取り出し思いっきり握り潰した。心臓は紫の煙をまきちらし消えた。
周りには倒れた木々。紅く染まった地面。無残になった狼。そして大声で笑うヒーローだけがこの場所に残った。
「ガガガガ!!ギャャャャャャアアアアアアアア!!」
ただ怪物のような声が空に響いた。