ローside
「にィ!!」
しばらく聞いていなかった呼び名に口角が上がる。
声が聞こえた方を見ると10年ほどあっていなかったふたつ下の弟が立っていた。
ずいぶん身長が伸びたもんだ。
しかし目を隠すほど伸ばした前髪とおれを呼ぶ声は変わっていない。
「あァ、久しぶりだなロキ」
返事をしてやると、嬉しそうに笑った。おれの弟なのになぜこんなに表情豊かなんだろう。
「うぇ・・・?にい・・・?ろき・・・?んん・・・?」
しまった。隣のシャチのことをすっかり忘れていた。聞きなれない単語ばかりで混乱しているのだろう。こいつ馬鹿だし。しょうがない、説明してやろう。
「シャチ、こいつは俺の弟のロキだ。10年くらい会ってなかったな、そういえば。で、ロキ、こいつはシャチだ。うちのクルー。」
「んむ・・・にィ、まァた徹夜しただろ・・・こっちのシャチって人は・・・うんうん、ちゃんと寝てるみたいだなァ。ったく、健康に悪いだろ?おばか」
ああ、また始まった。こいつは変なところで鋭いんだよな・・・てかおばかって・・・
「せんちょーに弟っていたんすか・・・」
おいシャチ、感想はそれだけか、おい。
「それに飯も食ってねェだろ。ちゃんと食え、あほ」
まだ続くのか、これ
「あーうっせーうっせーおれに命令すんな!」
「ほォ・・・」
あ、やっべえ怒らせたかも・・・
「そらよっと」
気付いたら担がれてた。いや待ておいこいつおれより頭1個くらいちっちゃかったよな・・・?
それを軽々と・・・
「おい、にィ」
「ぅあい」
「軽い」
「え」
「軽い」
「なん」
「軽い」
「ちょ」
「軽いんだよ!」
「あ、うん」
「もっと食えばか」
「はい」
こうなったロキは怖い。最終的に敬語になったおれは悪くないはず。
うん、悪くない・・・よ、な?
クルーがすごく生暖かい目でこちらを見ている・・・
シャチside
「にィ!!」
聞きなれない単語が聞こえて、思わずそちらを見る。
せんちょーよりちょっと下くらいの前髪が長い少年が立っていた。
「あァ、久しぶりだなロキ」
え、ろきって誰?にいって呼んでたし・・・なんかよくわかんねー・・・
「うぇ・・・?にい・・・?ろき・・・?んん・・・?」
( ゚д゚)ハッ!いま馬鹿って言われた気がする!
「シャチ、こいつは俺の弟のロキだ。10年くらい会ってなかったな、そういえば。で、ロキ、こいつはシャチだ。うちのクルー。」
「んむ・・・にィ、まァた徹夜しただろ・・・こっちのシャチって人は・・・うんうん、ちゃんと寝てるみたいだなァ。ったく、健康に悪いだろ?おばか」
んん、いろいろ突っ込みたいけど・・・
「せんちょーに弟っていたんすか・・・」
これしか出てこねぇ・・・
「それに飯も食ってねェだろ。ちゃんと食え、あほ」
アホって言った!せんちょーに向かってアホって言った!
「あーうっせーうっせーおれに命令すんな!」
「ほォ・・・」
あ、この人怒ったら怖い人だ。せんちょーの顔が青ざめてる。
「そらよっと」
oh...軽々とせんちょー担ぎあげたよ、この人
「おい、にィ」
「ぅあい」
「軽い」
「え」
「軽い」
「なん」
「軽い」
「ちょ」
「軽いんだよ!」
「あ、うん」
「もっと食えばか」
「はい」
わあ、こんなに素直なせんちょー初めて見たー
なんて感想しか出てこなかったおれは悪くない。
・・・よな?
ロキ 男
武器 大鎌
見た目 銀髪で前髪が長い 黒い服を好む ローよりかなり身長が低い
そのほか ローの弟 人を見るとその人の健康状態がわかる 能力者ではない 怒ると怖い