「さて、覚悟はいいかしら?」
アンジェラ博士はそう言うと手に持つ竜綺華晶を発動させた。
「『紅の炎竜吐息』!!」
爆発がアッシュ達めがけて襲いかかるがイヴが何やら呪文を唱えてアッシュ達の目の前が爆発した。
起こった爆発により後ろに吹き飛ばされたアッシュ達。
だが不思議な事に誰一人として怪我をおっていなかった。
「いったはずよ?
そこの馬鹿達は私とエーコお姉様の獲物だって……。
それとよくもお姉様を殺ってくれたわね!!」
怒りだしたイヴだがアンジェラは何やら理不尽だわ……と呟き声をあげた。
「エーコを倒すようにけしかけたのは貴女でしょう?
挑発に乗ってあげたからエーコが気を失ったのよ?」
とイヴに叫ぶ。
イヴはヤレヤレと言った仕草をし、訳がわからないといった表情を浮かべた。
「!?
なんのこと?」
「いや、素でわからないの!?
貴女が○○○○○○とエーコお姉様が言っています……って言ったんじゃない!?」
「……ああ、いったわね!
エーコお姉様……安らかにお眠りください。」
「まだ殺してないわよ!?」
「うるさい、うるさい、うるさい!!
エーコお姉様が目覚めたらどうするの?
貴女死ぬわよ?」
「いや、さりげなく死ぬ候補から自分を外さないでくれるかしら!?」
「だって、死にたくないのよ。」
「私だってそうよ!?」
…………えっと、何この状況?
何やらお互いになすりつけているけどエーコが気を失った原因はもしかしてイヴ?
……深く考えるのはやめよう。
ろくな目にあわない…………。
とりあえず、爆発の影響で目は冴えたしな。
問題はさっきからやたらと熱を出してることと、痛む右肩だな……。
星刻が光っている。
「これは……」
どうやらアッシュもらしい……
俺達の星刻は深紅に発光し、深紅の光芒が立ちのぼり炎のようにゆらゆらと揺れ始めた。
「!?
まさか…………星精路を通じてエーコやイヴの魔力が流れこんで―――?」
ずっと余裕たっぷりだったアンジェラだがイヴの魔法を見た時と同様に動揺している。
「アッシュと俺が一歩進むと竜綺華晶は砕けた……しかし、それが彼らの最期の抵抗だったのです……。
badend……………………。」
「「いい加減な台詞を言うな!!」」
あ……アッシュと同じタイミングでツッコンだ……。
というかイヴ……お前、黒くなってないか?
「何を遊んでいるんだ!!」
あ、姫様が目を覚ました。
「シルヴィア・ロートレアモンが命じる!ランスロットよ、我が召喚に応じよ!
シルヴィア王女殿下はパルを、ランスロットを召喚しようとしたが……。
「……………………。」
なんの変化も起きなかった。
「なっ……どういうことだ?」
シルヴィアはあきらかにうろたえている。
「まだ気づかないの?
この屋敷はね、竜綺華晶によるフィールドで保護されているの
…………誰かさんの魔法は防げなくて部屋がまるまる一つ吹き飛んだけど…………。」
そう言いイヴを睨むアンジェラ。
一方イヴは……
「ふぁ~眠いわ。
ノア、アッシュ……さっさと終わらせなさい!
でなきゃあ、風穴と鞭打ちと噛み砕くわよ!!」
「理不尽だろ!!
……まぁ、やるけどな。
一応、パートナーだし、パートナーがやられたらやり返さないとな!」
「ああ、俺もエーコを傷つけた貴女を許さない!」
そう言うと二人はアンジェラを拘束した。
「これにて一件落着……かな?」
……なんてことを呟いたが、俺は……忘れていた。
彼女のしつこさを……な。
翌日
学院に新任の教師が赴任した。
アッシュ、シルヴィアは愕然とし、ノアは……『忘れてた~~不幸だ――――――!!』と心の中で叫んでいた。
アッシュ達の新担任として、赴任したのは…………アンジェラ・コーンウェル博士、その人だった。
「全然懲りてねぇ……」
「時には諦めも肝心だ……我が家の家訓だ!
……だが認めたくない。」
「…………しばらく、大人しくするか……。」
三人ともそれぞれ呟いた。
一方、とうのアンジェラ・コーンウェル博士は…………。
「よろしくね」
そう言い、アンジェラは鷹のような鋭い眼差しと、見るものを凍りつかせるような冷たい微笑を、さりげなくアッシュ、ノアに向けてきたのだった。
…………話が進まない。
まだまだ原作1巻が終わらない……。
もうしばらくお付き合い下さい。
…………いつになったらジェシカやルッカらを出せるやら……。