HSSになった俺はイヴが広場に倒れるのが目に入り慌てて抱きかかえた。
女性を抱える基本、お姫様抱っこでね☆
イヴを被害が少ない場所に移した俺は暴れている屍灰竜のうちの一体、巨大な屍灰竜に近づき竜に向けて落ちている瓦礫や石、壜や包丁、カツラ、臭いの酷い靴下などを投擲した。
投げた物の内鼻の部分に狙った通り靴下が鼻の穴に入り竜は暴れだした。
「……ナイスコントロール」
思わず呟いてしまった俺は悪くない…と思う。
竜はまるで今の発言が聞こえていたかのように俺を狙い、その巨体を動かして襲ってきた。
マズイ、マズイ、マズイ…。
ひょっとして俺地雷踏んだ?
竜相手に地雷を踏み死亡フラグをたてた男……。
うん、嬉しくねぇ――――――――!!
俺はひたすら回避行動をとりつつ周囲を見渡した。
「お!聖竜を連れた学院生がいるな」
俺は竜を連れた長耳の少女に「緊急事態だからちょっと借りる!!」
と声をかけて竜に跨った。
嫌がる竜だが右手のヴィンダールヴの能力でおとなしくさせるとそれ以降は俺に従い大空に飛び立った。
竜を操るとなんとなくその竜の事がわかってきた。
いや、それどころじゃない…この竜を俺は知っている。
この竜の名前は……ガウェイン。
とある高名な種族の末裔のパルだ…。
「はは……原作ブレイク始まりだ――――――――!!」
俺はやけくそ気味に叫んだ。
ガウェインに乗って屍灰竜に接近すると俺は頭の中に響くある声に気がついた。
その声は誰かに似ていて……昔、アルビオンの森でも聞いた声だった…と思う。
「ふふふ……もう少しで完成するわよ?
あとちょ「っできたわ!!受け取りなさい!!」ちょっと…もう割り込むなんて失礼ね~」
「兜・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・鉄靴・・・」
「――――――――――――拍車――――――――――――!!」
そんな声と共に俺の身体は金色の光に包まれた。