――――――カキ――――――ン。
………………はっ。
………………どこだここは?
……………………あれ?
………………目が開かない。
………………それになんだか水に浮いてるような感覚がするな。
………………くそ、口もひらかない。
………………動け、動けよ。
………………ん、なんだなんだかひきずりこまれるぞ……。
………………ウォォォ……痛い痛い。
………………オギャアァァァ(痛い。)
「おめでとうございます。元気な男の子です。」
……誰だ?
目が開かない。
どうなっているんだ……?
「よくやったな……男の子だ~跡取りが生まれたぞ!!
今日は祝いの日だ。」
誰だ……ここはどこ?
数ヵ月後。
「オギャアァァァ。」
(どうやら、俺は無事転生できたらしい、最近ようやく首もすわり目を開けられるようになっていろいろこの世界の情報を聞けるようになったよ。)
「ぼちゃま?どうしました?」
メイド長さん、いろいろ世話をしてくれる人。
俺の転生先……お気づきかもしれないが貴族の家に生まれたようだな。
……てっきり、アッシュと同じ辺境の村に転生すると思っていたが……。
まあ、いいや……。
貴族ってことはシルヴィアやレベッカと出会いやすいということなんだし悪くはないな。
軽くこの世界の説明をすると大雑把に5つの主な国々がある。
俺が転生して生まれたのはロートレアモン騎士国。
通称「竜を飼う国」
アルビオンの森が国内にあり、マザードラゴン……(ブリーダーになるためにはマザードラゴンから幼竜が宿る星刻を授けられなければなれない為)のいるこの国は竜が住まう国として小国ながら存在してきた。
竜の力は絶大で特に人と強く結ばれた竜は聖竜となり、聖竜に身も心もささげられた者は聖騎甲《アーク》を与えられ魔導兵器を生み出すことのできる聖天竜騎士《アークドラグナー》になれる。
北には大国ゼファロス帝国、南にはシェプロン王国の二大大国に挟まれており、シェプロン王国の庇護の元にロートレアモン騎士国はなりたっている。
シェプロン王国は竜こそ生息していないが広大な領土と歴史を誇る大国で元々ロートレアモン騎士国はシェプロン王国の領土から独立した国家である。
ゼファロス帝国は機械文明に優れる国だが軍人気質の国で周辺諸国にたいして武力侵略などを過去におこなっており王国や騎士国からは警戒されている要注意国家だ。
…………あと、2つ代表的な国があるがまたの機会にしよう。
そろそろ眠くなってきた。
速く七歳にならないかな……。
アルビオンの森には騎士国の人は七歳になると行かされてそこでマザードラゴンに出会えた者(全体の数%だが……)は幼竜を授けられる。
なので人生が決まってしまう分岐路の一つになっている。
楽しみだ……。
そして、7年後。
アルビオンの森。
入口前。
「ようやく着いた。
よし、マザードラゴン……待ってろよ!!」
次回マザードラゴン謁見編。
お楽しみに~