ついにあのキャラ達が登場―!?
アルビオンの森――ロートレアモン騎士国内にあり、神聖なるマザー・ドラゴンが棲む森として知られ騎士国では全ての国民の子供が7才になるとアルビオンの森へ《オーファンの儀》を受けにやって来る。
《オーファンの儀》でマザー・ドラゴンに謁見できて星刻を授かりし者のみが竜飼い人……即ちブリーダーになれる。
よって、《オーファンの儀》は子供の未来を決める重要な儀式となっている。
といってもブリーダーの数は年々減少し、かつてのようにブリーダーに憧れる子供は減っているが……。
そんな中とある少年……転生者は森の中を突き進んでいた。
「こっちだ……声が聞こえる。
……マザー・ドラゴンが呼んでいる。」
深い森の中、生い茂る木や草を掻き分けながら俺は声のする方角へとすすんでいた。
すると森の中、目の前に二人の子供がいる。
「俺がお前を背負ってマザー・ドラゴンを探す」
「本気……なのか?」
「もちろんだ」
「じゃあ、行くぞ」
……。
そんなやり取りをしていた少年と少女だったが俺には気づくことなく森の奥に進んでいった。
「今のは……アッシュとシルヴィアだよな……。
声かければよかったかな?」
(まぁ、いいや……またの機会にしよう。)
そんなことを思いながら先に進むと――リン。
―――――リン。
と鈴の音が聞こえてきた。
(これは……まさか?)
すると突然目の前の森が消え別の空間の中にいた。
一見すると暗い洞窟の奥と思えるが天井が異様に高く天井付近には竜綺華晶が揺らめいていて足下には湖面が広がっている。
湖の向こうには、古色蒼然とした佇まいの建造物があった。
俺は原作で知っていたのでそのまま建造物の中に入っていった。
建造物の中央――――そこに一匹のドラゴンがいた。
「ようこそ、来ましたね……転生されし少年。
貴方が来るのを長いことお待ちしていました。
我々竜族には最早時間があまり残されていません。
よって、竜族存続の為に人と交えることのできる特殊な竜を貴殿方に授けます。
どうか彼女とアヴァロンの末裔のあの子の力になって下さい……。」
そういうと目の前のドラゴンの姿が無くなり、いつの間にか空間が消失して元の深い森の中に俺は立っていた。
――夢か?
と思ったその、時。
「ッ……ぐがぁぁぁぁぁ。」
右肩と右手の甲が傷み出して身体中に熱が高まり、心臓の鼓動が速くなった。
「くっ……」
俺は意識を失ったがその間際……右手の甲にルーンが刻まれているのが目に入った。
ーーーサイドーーーマザー・ドラゴン
「あれでよかったのでしょうか……ゼウス様?」
古い大木の前に一人の老人がいた。
「ほほほ……何、心配いらん。
ただ転生特典を渡しただけじゃ……右手の力は将来大いに役立つじゃろうって……。」
そう言うと老人の姿は消えた。
「……いい加減な神様。
だけど……彼の存在は大いなる助けになるわ。
頼りにしていますよ……ヴィンダールヴとアヴァロンの騎士。
貴方達の力で竜族を導いて……。」
はい、二話目……オーファンの儀編でしたがいかがでしたか?
本来ならもっとアッシュとシルヴィアと絡ませようかと悩んだのですが……今回はこのような形にしました。
きっと学院編では原作介入バリバリですよ……ええ。