――少女がいる。
――――――――少女は―――裸で――――何かを――――何か言っている?。
――――――う、ん?――――――何だ?―――何を言ってるんだ?―――セ、―――セリーヌ?―――それが君の名前なのか?―――ま、待って―何かを……まだ聞きたいことがあるんだ!!―――ま、待って――――――待って……―――。
「待って……。
……ん?」
気がつくと見知らぬ天井が見えた。
「ここは?」
まるで教会のような造りの建物の中にいた。
―――ガチャ。
とドアが開き一人の少女ともう一人……老人が入ってきた。
「おお……目が覚めたかね?」
老人はそう言うとベットのそばまで近より俺の右手と右肩を指さし説明を始めた。
「君はアルビオンの森の中で倒れていたんじゃ。
ワシたち、アルビオン・フォレスト修道騎士団が見つけなければ死んでいてもおかしくないぞ?
それだけ森の中は危険じゃしな……。
まぁ、もっともマザー・ドラゴンの加護があるからそうそうそんなことにはならぬが……。
紹介がまだじゃったな……ワシはアルビオン・フォレスト修道騎士団、団長のカスヴァズですじゃ。
もっとも、この通り年寄です。単に『爺さん』で構いませんよ。
それで、こっちにいるのが修道巫女のクラエですじゃ……ほれ、挨拶せんか。」
老人の横に控えていたクラエと呼ばれた少女は老人の言葉に反応して自己紹介を始めた。
「アルビオン教会で巫女を務めさせていただいています。
クラエです。
貴殿方のことはマザー・ドラゴンから神託で伺っています。
500年ぶりの神託でしたので教会中が大騒ぎです。」
などと少女が言い、続いて老人が説明を始めた。
転生者の少年が森の中で発見され修道騎士団の者が教会に運んだこと、そして軽く検査をしたが身体には特に異常はないこと……ただ、右手の甲に見たことのないルーンが刻まれており、右肩には巨大で異常な星刻も刻まれていること……も。
「……これが星刻か……。」
右肩には巨大で異様な雰囲気を漂わせた星刻が刻まれていた。
そして、右手の甲にはルーンが刻まれており、少年は転生直前の神の言葉を思い出していた。
『身体能力、思考力を30倍にあげる能力と竜を乗りこなせる能力をつけてやろう……』
「確かに……そんなことをいっていたがまさか……ヴィンダールヴとは……。
まぁ、確かにこの世界ならかなり有利だけどな……。」
そんなことを思いながらまずは身体を休めていた。
「あの……良ければお名前をお聞きしてもいいですか?」
とクラエが聞いてきた。
「ああ……悪い。
俺の名前は……ノア。
ノア・リーシュブル。
よろしくな……。」
「はい、よろしくお願いします、ノア様。」
それから身体を休めたノアは3日後実家のあるリーシュブル領に向かって、アルビオンの森から去っていた。
「ノア様とブリーダーを目指す子供達に神のご加護がありますように……。」
はい、というわけで主人公の名前ようやく判明(笑)
そして、次回から原作開始。