聖天竜騎士は転生者!?   作:トナカイさん

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原作1巻 屍灰竜《ネクロマンシア》襲撃編
第四話 アンサリヴァン騎竜学院とアッシュ・ブレイク


あれから時はたち……

 

俺は、アンサリヴァン騎竜学院の上級課程《シニオス》になった。

 

この学院に入学して3年間は基礎課程《ユニオス》で学び基礎の知識とドラゴンを乗りこなす技術を身につけた。寮は3人部屋に普通なら入れられるがあいにく空きがなかったため今まで表向き閉鎖されたジュリアス館で寝泊まりしている。

上級課程になってもここが俺の生活拠点だ。

 

 

「ふぁ~……眠い。」

寝起きで髪がボサボサなことに気がつき洗面台に向かう。

 

「……。

そういえば……今日は『白羊宮の竜騎祭』だったな。

ってことはあの子が生まれるのか……。」

なんてことを考えながら身支度を整え、『白羊宮の竜騎祭』に参加する為に館外に出た。

 

すると同じ上級課程の3馬鹿……友人に会った。

 

「おはよう!!

早いな。」

そう声をかけると……。

 

「おい、おいもうレース開始間近だぜ。

アッシュといいノアといいお気楽すぎだろ」

などと友人Bことレイモンが言ってきた。

 

「まったく……君達は相変わらずだな。」

溜め息をつきながら話しかけてきたのは友人Cことマックスだ。

 

「まったく……君達はそんなんだから、『学院の誇る二大落ちこぼれコンビ』……なんていわれるんだよ。」

 

「う、仕方ないだろ。

パルがまだ生まれないんだから……。」

そう言い訳をしてる横でアイツはレイモンに竜を借りようと声をかけていた。

 

「な、頼むよ。

今回のレースはどうしても参加したいんだ。

頼む……。」

 

「はぁ~、ったくしょうがないな。

まぁ、俺も姫様が負ける所を見てみたいしな。」

 

「助かる。

必ず勝って謝らせてやる。」

などといいレイモンから竜を借りる約束をしているあの人物こそ、本来の星刻の主人公でありのちの英雄……アッシュ・ブレイクその人である。

 

 

「君はレースには参加しないのかぃ?」

マックスがそんなことを聞いてきた。

「そりゃ……興味はあるけど竜がいないしな。

 

借りる当てもない。」

 

するとマックスは……

「なら今度の生徒会関係の雑用をしてくれるなら僕の相棒を貸してあげるよ?」

などと言ってきた。

 

 

ふむ……どうするか?

①原作に介入する。

 

②介入しないで見守る。

 

 

 

……よし、決めた。

 

「じゃあ貸してくれ。

俺も確かめたいことがあるんだ。」

 

 

こうしてマックスの相棒を借りてレースに参加することになった。

 

 

 

 

 

 

そして、レースが開始されてしばらくすると……。

 

「やっぱり、姫様妨害されてるな。」

原作通り姫様は同じ上級課程の生徒達から進路妨害を受けていた。

 

「あ、アッシュが行った。

……俺も恩を売っとくか。」

そして姫様の横につけると……

「な、なんの真似だ。

このくらい私一人でもどうにかなる。」

などとツン全快で怒鳴る姫君。

「まぁまぁ……」

俺はドラゴンをあやすように姫様を静めて、姫様が少し落ち着いてから前にいるアッシュの元に向かい嫌がらせをしている女子の竜に右手で触れた。

 

すると……竜は突然止まり、主の女子の命令より俺の命令を聞いておとなしくなった。

 

「よし、よし、いい子達だ。

そのまま、伏せだ。

 

「ちょっと何をしているのよ!!」

などと騒ぎ始める女子達。

 

「多勢に無勢で陥れるなんて竜騎士を目指す身として無様だよ?」

などと少し怒気をこめて言うと女子達は目をそらせて立ち去っていった。

 

「ヤレヤレ……お前といるとトラブルな……アッシュ。」

 

「ヒドイな。

好きでトラブルを呼んでいる訳じゃない。」

 

「あ、その……礼は言わんぞ。」

などといい去る姫様。

 

 

 

「まぁ、いいや……行こうぜ、アッシュ。

 

あ、そうそう……崖には注意な。」

 

「?

崖なんてどこにもないだろ?」

 

……まぁ、すぐにわかるさ。

 

 

そして、原作通りにアッシュの竜は体力切れをお越して止まり、アッシュはなんだか森の中が気になるといい入っていった。

 

 

 

俺?

もちろん……一緒にいったさ。

 

 

まぁ、手は出さないけどな。

 

 

 

 

 

そして森の中で仮面をつけたジュリ……ミルガウスとアーニ……褐色肌の少女と出会い、アッシュは少女を庇い崖から落ちていった。

その時、突飛ばされた少女が俺にぶつかり胸が当たるといった……状況になってしまい……俺は。

「……あんたのお友達は死んだわ。

でも安心してあんたも直ぐに同じ所に行くから……。」

 

「それはゴメン被りたいな。

ではこの不利な状況から脱出を……不可能を可能にしてみせよう。」

などとキザっぽい台詞を吐きながら少女が振るう鞭を素手でつかんで止めて少女を傷つけないように……無力化した。

 

 

「はぁはぁ……あんた、何物?」

 

「ただの学生だよ……ちょっと荒っぽい竜のいる……ね。」

などと言う俺。

 

 

 

 

HSS……ヒステリア・サヴァン・シンドローム。

通称……ヒステリアモード。

 

とあるラノベの主人公が持つ特殊体質を俺は転生特典で与えられていた。

 

むろん、発動条件や特性はそのままで……。

 

 

 

 

「アーニャ、そこまでにしとけ。

少年……また会おう。

 

生きていればな……。

そうして立ち去っていくミルガウスら。

 

 

 

するとその時、身体が熱く、全身の筋肉が痛み出した。

なんだ……これ?

 

肩が右肩が痛い。

 

 

 

そして、右肩が光出すと光は膨れ上がり俺の正面に光の物体が現れた。

 

光は次第に消え去り、目の前には裸の少女がいる。

 

……えっと、何これ?

……なんで裸?

……頭に生えてるのは角?

……竜?

 

 

 

 

……なんで裸の少女なんだよ?

 

 

 

というツッコミどころ満載な誕生をした少女は目を覚ますと……。

 

 

 

「変態変態変態……ヘンタイ。

 

噛み砕くわよ!!」

などと言ってきたきた。

 

 

えっと、何これ?




パル誕生!!

口癖は「噛み砕くわよ!!」。

さて、次回もお楽しみに……。
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