やはり俺のボーダー生活は間違っている   作:空気ゆーま

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さて、とうとうオリキャラを出す。
大丈夫だ。心配ない。

彼女をヒロインにするつもりはない。

あ、女子です。

では、どうぞっ(キャピッ♪)     キモイ…


12話『誰も知らないB級の少女』

今は6時か。米屋に言われてた7時までまだ時間あるな。仕方がない今日は遊び用トリガーで誰かを駆逐するか。こう考えると俺も結構、戦闘狂なんだよな。

 

俺は普段からトリガーを4つも持っている。普通ならそんなことが許されるわけないのだが、俺の強さやボーダーの古株だということで特別にトップから許可をもらった。まぁその代わりに鬼怒田さんの実験を手伝わなきゃいけなかったりする。もっともトリオンコントロールに関しては弾バカの出水と俺がトップだから仕方がなかったりもする。なぜかこれでは二宮さんに負けない。

 

では俺のトリガーには何があるのか。

一つ目がブラックトリガー。これはたいていの場合使わない。最後に使ったのは…鳩原さんの密航を止めようとしたときの移動手段だな。

次にガチトリガー。これが普段使うノーマルトリガー。

そしておふざけトリガー。俺が使いこなせない武器ばっかりが詰め込まれている。

最後が遊び用トリガー。基本的に材木座の作ったおかしなトリガーが入っている。

ちなみに今入っているのは、グンニグルハンマーとかいうハンマー型の武器。滅茶苦茶重い。たぶんアタッカー武器で一番重いレイガスト20本分ぐらい。相手に当たったら爆発するし威力はバカだから一撃必殺だけど、横に振ると重さで自分がハンマーに振られる。使えねーよ。しかも武器これだけって、ガードの手段も無い。

 

って誰に説明してんだろ。

誰か餌いねーかなー 俺が歩き回ってると前に見知った顔がある。

 

「おー木虎。仕事か?暇だったら10本やろうぜ。

 

「あ、比企谷先輩。暇ですけど嫌です。何で完敗するのわかってるのにしなきゃいけないんですか。」

 

こいつにはスパイダーに関してのアドバイスをしてから、烏丸まではいかなくともそれなりには懐かれてる。たぶん。

 

「それなら平気だ。材木座のトリガーを試したいだけだから。」

 

「あ~それなら平気ですね。分かりました。」

 

木虎は苦笑しながら答える。何で木虎が材木座を知ってるのかというと、俺が紹介した。

最初は木虎への悪戯だったが、材木座が本気で作ってしまったのだ。そのトリガーの名前が『ナデシコβ』見た目が着物姿で孤月風の武器を持っている。木虎曰く服が重くて邪魔らしい。木虎の着物姿の写真は、こっそりと俺のスマホに入っている。盗撮だって?・・・そうだよ悪いか、悪いな。

 

「比企谷先輩。早くしてください。」

 

おっとそうだった。

俺がブースに入って10本勝負が始まる。が、特に面白いこともなかったのでカット。

 

結論、相手になりませんでした。俺が。このトリガー使いづら過ぎ。木虎相手に1:9

木虎のワイヤーの対処が全くできなかった。

反撃しようと思って思い切り振ったら、重さで俺ごと吹き飛ぶし。思わず「ヒョエッ」とか言っちゃうし。

勝ったのなんて、すれ違いざまに爆発する部分をかすらせて爆風で倒したし。

 

「比企谷先輩お疲れ様です。なんというか、面白かったです。」

 

だろうな。木虎に、普通に戦ったら負けるはずのない俺が武器振るたびに変な声上げて飛んでくんだから。

 

「もうやりたくねぇ。明日、材木座絞める。戦ってくれてありがとな。俺そろそろ行くわ。」

 

「分かりました。お疲れ様です。」

 

今の時間は6時50分。米屋がいたので見に行くと知らないアタッカーの女子とくまちゃんが戦っている。えーっと1:8でくまちゃんが負けてる!?

 

「おっ、比企谷来たか。あれがB級の涼宮唯だぞ。」

 

米屋がそう言ったときちょうど、涼宮がレッドバレットで動けなくなったくまちゃんの首をナイフのようにしたスコーピオンで掻き切る。勝負は9:1で涼宮の勝ちに終わった。

 

「米屋、あいつの武器なんだった?」

 

レッドバレッドは弾速が低いため、近距離で撃たないと避けられる。それを使いこなすB級なんてめったにいない。

 

「両手にスコーピオン・レッドバレット・シールド・グラスホッパーだな。一回ハウンドも使ってた。って考えると結構、三輪に似てるな。」

 

「自分だけ早くして、相手を遅くする。って結構イラつかせるやり方だけどな。米屋もやってこれば?」

 

正直A級の中でも速く動く奴とどう戦うのか見てみたい。

 

「さーせーん。俺、三輪隊の米屋陽介っていうんだけど、10本勝負してくんない?」

 

おー軽く話しかけたよ。やっぱチャラ男はちがうな。あれ?でもチャラ男ってリア充か。やばい、米屋にいらついてきた。

お、始まった。

 

 

米屋が突っ込んで涼宮が首を曲げ避ける。と同時に涼宮の首が飛んだ。まあ米屋の槍は刃が変形するから仕方がないと思う。1:0

 

さっきと同様に米屋が突っ込んだ。涼宮も大きく横に跳び躱す。でもそこじゃ射程圏内なんだよな。槍がいきなり長さを増し、涼宮の体を腰から貫いた。2:0

 

涼宮は奇襲に変えたようだ。グラスホッパーを使い視界の外から、つまり後ろから米屋の首に近づく。しかし米屋が寸前で気づき、槍の柄で涼宮の腹をつく。そのまま吹き飛んだ涼宮の首を切り裂いた。3:0

 

米屋が突っ込む。さっきから突っ込んでばっかだな。すると米屋の顔面寸前にスコーピオンが生えてくる。モールクロウ。外したが、躱した米屋が虚を突かれそこに停止する。そのタイミングでもう片方の手から小さくスコーピオンを出した涼宮がモールクロウごと米屋の首を飛ばす。3:1

 

そこからも面白い接戦をしながら、涼宮は点を取ってゆく。グラスホッパーを上回る米屋の機動力により涼宮はグラスホッパーを使うのを止めていた。

 

そして、4:4 1引き分け

最後の一試合が始まった。

 

米屋が突っ込むが涼宮はスコーピオンで華麗にそれを捌く。

米屋の突きによりとうとう涼宮の右手のスコーピオンが弾け飛んだ。

皆が米屋の勝ちだと思っただろう。しかし涼宮の表情を見ていた俺だけは何か違うと感じた。

涼宮は微笑んでいたのだ。

 

右手のスコーピオンが弾けると同時に左手のスコーピオンが消え去る。

勝ちを確信した米屋の突きが首元に走る。それを首をひねり躱す。それだけで躱すことのできない、槍の変形した刃は首からスコーピオンを出し、致命傷を逃れる。と同時に右手に銃を構え、レッドバレットを槍に向かって乱射する。

その弾はまっすぐ槍に突き刺さり、重しを作る。

涼宮はありえないほどの速度で銃をスコーピオンに持ち替えそのまま投げる。

米屋は慌てて槍を手放す。

しかしその刃は無慈悲にもその胸を貫いた。

 




あ~~~~~
とうとう2000字を超えてしまった。
まあいいか。

オリキャラの名前は『涼宮 唯(すずみや ゆい)』です!

見た目、どうするかな~
可愛い事だけは決定。

ではまた次回~

バイバイ(@^^)/~~~

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