とりあえず、
防衛任務です。他の隊って書きづらいね
では、どうぞ
「なんかこねーかな」
そんなつぶやきが警戒区域に響く。
声の主は太刀川隊、隊長の太刀川慶。アタッカー一位で戦闘狂の化け物だ。
しかし戦闘以外のことはさっぱりで、中学生の俺にまでレポートを手伝わせに来た。まあその時は風間さんがしばいていたが。
「出ない方が幸せですよ。動かなくていいし。第一、バムスターなんか大した金になんないでしょう。」
「お前は金のことしか考えてないよな。金バカ」
通称弾バカの出水が横からヤジを飛ばしてくる。
「はぁ?俺は金以外のことも考えてるぞ。弾バカそれと俺は比企谷だ。」
俺も負けじと言い返す。
「二人ともバカって呼ばれることしないでください。」
そんなことを言うのは、親のコネで入隊したA級最弱の唯我だ。
「「うるせーよ、お荷物」」
ハモった。
なぜ俺が太刀川隊にいるかというと防衛任務だ。俺は隊に入ってないから、いろんな隊に混ぜてもらってる。そのうえパーフェクトオールラウンダーだ。おかげで、引っ張りだこ。あれ、これって俺すでに社畜じゃね。やだよ。俺の夢、専業主夫だもん。そんなことを考えていると間延びした声が聞こえてくる。
「みんな~動いて~誤差8.14だよ~」
「分かった」
俺たちは返答して走り出す。ちなみに今のは、太刀川隊オペレーターの国近柚宇。ふわふわした感じの、天然同級生だ。極度のゲーマーでよく徹夜で付き合わされるまでである。
俺は一足早く現場につき、数を数える。
「モールモッド17体とバムスターー32体だ。俺がモールモッドやるから。バムスターとお荷物君、頼みます。」
俺はそう言い残すと、343個に割ったバイパーをモールモッドに打ち込む。ふと横を見るとギムレットと旋空孤月がバムスターに突き刺さっている。
「っとお荷物は」
「うわぁぁぁぁ!」
悲鳴が聞こえてきた。周りを見渡すとかなり離れたところに走っている唯我とモールモッドが見える。
俺は狙撃トリガーのアイビスに持ち帰ると、モールモッドと唯我を狙う。
「お前のことは忘れないぜ」
俺はかっこよく言いながら引き金を引く。その瞬間、異常な威力の砲撃が飛び出る。これは俺のトリオンが多いからで、ボーダーでは余裕でトップだ。
撃った先を見てみるとモールモッドは跡形もなく消え、
「僕をころす気ですかぁぁー」
お荷物が転がっている。
「ちっ」
軽く舌打ちする。うるさいのは消えなかったか。
「あ‼今舌打ちした‼規定違h「こっちは終わったぞ。そろそろ終わったから帰ろうぜ。」最後まで言わせてください‼」
おっと太刀川さんも終わったようだ。
「こっちも終わりました。国近さん、もういませんよね。」
「うん。これでぜんぶだよ~おつかれ~」
よし終わった。にしてもやっぱ国近さんの声ってなごむよな。ずっと聞いてたい」
「ちょっと!比企谷君‼//」
「比企谷、大胆だな~」
国近さんの慌てた声と太刀川さんのからかう声が聞こえる。ん?
「もしかして口に出てました?まじか。国近さんすいません。」
俺は素直に謝る。このすぐ声に出しちゃう癖、ほんとに嫌だ。
「比企谷。恥ずかしがるな。善は急げだぞ。告白、告白」
「うう~~//」
太刀川さんが変なこと言ってるし、国近さんは嫌すぎて唸り声をあげている。俺そんないや?やだ、八幡、泣いちゃう。 キモいな。よし‼あれをしよう。
「じゃあ俺一足先に帰りますね。本部長に、太刀川さんのレポートの件とかいろいろ話さなきゃいけないんで。ベイルアウト」
太刀川さんがなんか言おうとしてたけど無視。え、礼儀?そんなのハチマン シラナイ
報告書をまとめて提出して愛しの我が家に帰るとしよう。小町のもとへ。俺は身支度を済ませ、本部から出る。ん?レポート?しっかり報告したよ。本部長と風間さんに。さ、明日から初高校か、今日は入学式から三日目。何でかって?いろいろあったんだよ。
俺は夜の暗闇を我が家に向けて歩き始めた。
ぎゃー
八幡がひねくれてない~
これじゃあただの嫌な奴じゃん…
ま、いっか。
じゃあ次回に期待。