やはり俺のボーダー生活は間違っている   作:空気ゆーま

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もうヤダ
タイトルから疑問って舐めてるよね。

すいません。
しょうがないじゃん。思いつかないからしょうがない。
では、どぞ


3話 『事故ってどれくらい痛いのかな?』

いきなりだが俺の日課は朝の走り込みである。5時起きで5キロほど走っている。玉狛支部の落ち着いた筋肉にあこがれて始めたが慣れるまでが結構きつい。まあ俺は慣れてほぼ無心で走ってる。

今日から高校か。登校のルートでも見とくかな。そう思い総武高校の方に向かったのが運の尽きだった。海が近いだけあってここら辺は涼しい風が吹く。その風にあたりながらふと前方を見ると高級そうな車が走ってくる。

「へぇ~あんな車、こんなとこじゃ初めて見るよな。金持ちでもひっこしt「あ‼サブレ‼」は?」

俺は声のした方を見る。そこには舌を出してこっちに走ってくる犬。そしてその横には…

「あぶな‼」

俺は、車の前に飛び込み犬を抱える。その瞬間不思議な感覚が体を襲った。車があたるだろうと思われる範囲が薄く赤く光り、俺の体の車に接触しそうな部分にピリッとした痛みが走る。俺は直観に従い、赤く光る範囲から出るように上に跳ぶ。

そして俺は華麗に車の上を跳び、そのまま走る車の上に落ち弾き飛ばされる。

「グェ」

俺は気持ち悪い声を上げて地面に投げ出され。そのまま意識は吹き飛んだ。

 

 

 

 

 

体の節々が痛む。頭がぼんやりした状態で俺は痛みにより目を覚ました。目を開ける。

「知らない天井だ。」

言ったー‼一生で一度でもいいから行ってみたかった言葉。そう興奮と体の痛みに体を震わせていると。いきなり病室のドアが開く。

そこに立っていたのはモデルと言われても決して疑わないほどの美人。しかし目があった瞬間ゾクゾクと寒気が走り、慌てて座りなおす。

「こんにちはひきがや君♪起きたんだね。体の調子はどう?」

女の人はナースコールを押しながら声をかけてくる。

「ちょっと痛いだけなので平気です。あなたは?」

この女は少しおかしい。それが何かはわからないが愛想良くしているのだけはわかった。そしてその奥にある刺すような目線も。

「あ、ごめんね。私は雪ノ下財団の娘で雪ノ下陽乃。今回のことはごめんなさい。君を轢いた車が私のところので。そこで私は提案があってきたの♪」

「都合が悪いから、事故のことは黙ってろとかですか?」

おそらく金持ちが考えるとしたらそんなことだろう。

「そう。その代り、車の弁償も入院費もうちで払うってことで、どうかな?」

「わかりました。親はいないんでそこら辺の心配はしなくて平気です。」

「へぇ~」

雪乃下さんは興味深そうに品定めでもするように俺を眺める。

やめて。近すぎ。ハチマンのライフはもうゼロよ!   はぁ~この人といると疲れる。

「今日はありがとうございました。すいません少し疲れてしまったんで…」

「わかった。提案の件ありがとね。ばいば~い♪」

雪乃下さんが手を振りそれに会釈で答える。それと同時に看護師が入ってくる。いろいろと作業をし、話を聞くと骨折は無し。2日後には退院できるそうだ。つまりその日に防衛任務を入れて次の日から学校というわけだ。

はぁ~今日は疲れたな。あのひと化け物だろ。そんなことを病院のベットになっ転がりながらつぶやくのであった。

そういえばあの犬どうなったんだろう?

 

 

雪ノ下陽乃side

妹の乗った車が事故を起こしたと聞いて柄にもなく焦っちゃったけど、ただ人を轢いただけみたい。それを聞いてお姉ちゃんは安心。

にしても轢いちゃったのが男の子でよかった。ちょろいもんね。明日にでも謝りに行こっと。

 

今日は予定通り比企谷君とかいう人に謝りに行く。といっても提案を受諾させるためだけどね。

私はあらかじめ聞いてあった病室のドアを開ける。まだ目を覚ましていないという話だが、彼は確実に腐った眼でこっちを見ると少し背筋を震わす。そしてごまかすように座りなおした。

もしかしたら私の裏の顔に気づいちゃったかな。でも見た瞬間?面白い子発見♪本当に私を見抜いてたのだとしたら私が一生飼ってあげよっと♪

だから私は飛び切りの笑顔で話しかける。

「こんにちはひきがや君♪」

 




陽乃のキャラってこれでいいのかな?
次回はランク戦?です。

ばいばい

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