いづなとフェイトがダンジョンに居るのは間違い、です? 作:いづなたん大好き
ミノタウロスを食べる為に進んでいくと、単眼の蛙がいやがった。そいつはいづなを見ると直ぐに長い舌を自分から差し出してきやがったです。
「こいつ、馬鹿、です?」
ゆっくりと来る舌を掴んで腕を振るって壁に激突させてやると、痙攣して動かなくなりやがったぞ。
「蛙……魚じゃねぇのか、です」
仕方ないので、そのまま舌を引きずって進んでいく。他のモンスターを倒す武器にしてやるです。直に壊れやがったけど、それなりに使えた、です。
そのまま進んでいくと、前から異様に長い腕の先には三本の指がナイフになった人が現れやがったです。身の丈160Cくらいで全身は黒一色の変な奴です。
「お前、いまにてぃ……じゃ、ねぇです」
答えもしない集団が一斉にいづなに襲い掛かってきやがる、です。
「薄い本みたいにされる、ですっ」
ソラ達が言いそう事を言いながら、構える。するとそいつらの身体に光の線が走って、その先に槍を構えた金髪のいまにてぃと、いけすかねぇエルフがいやがったです。あと、痴女もいやがったです。
「大丈夫かい?」
「いづなは平気だ、です。むしろ、いづなの獲物を横取りしやがって、です」
「それはごめんね」
「いやいや、団長。明らかに強がりでしょう! だいたい、小さな子供がなんだってこんなところに……」
「いづなは子供じゃねー、です! ぶっ殺すぞ、です!」
「はっ、やれるもんならやってみなさいよ!」
言われた通りにやってやる。前の事がわからない恐怖心もあるし、暴れてやるです。足に力を入れて瞬時に接近して、いい位置にある痴女の腹に向けて拳を振りぬく。
「っ⁉」
そしたら金髪が割り込んで槍を盾にして受けやがったです。たいした事もないように軽く受けられて、かっちーんと来たいづなは……回転しながらさっきよりも強めに力を込めて蹴ってやるです。血壊しながら。
「ぐぅっ⁉」
「団長っ‼‼」
強めにしてやったら、貧弱なイマニティは今度こそ吹き飛び、遠くの天井に埋まったです。
「お望み通り、ぶっ殺してやる、ですっ」
「なにこいつっ!」
他の連中も武器を構える。
「なんだ、おめぇらもいづなと遊ぶのか、です」
「やめんか、馬鹿者共っ!」
「でも、団長がっ!」
「あの程度で問題あるものか」
「いや、無茶苦茶痛いんだけどね……いたた」
向こうから痛そうに見えない感じで頭をはたきながらやってきやがる金髪。こいつ、イマニティのくせして結構強そうじゃなえーか、です。
「おめぇ、結構やる、です」
「君もね。まさか吹き飛ばされるとは思わなかったよ」
「じゃあ、もっとあげていく、です」
「いや、止めよう。横取りしたこちらが悪かった訳だしね」
「団長?」
「ティオネ、今回はこちらが悪いよ」
「うっ」
「という訳で、許してくれないかな? 魔石もドロップもいらないから」
「魔石? ドロップ? 何言ってやがる、です?」
「いや、待って。もしかして……換金素材とか知らない?」
「しらねえ、です。いづなは腹が減ったから肉を食いに来ただけだ、です。どこもおかしな事はいってねーぞ、です」
「「「いやいや」」」
胸を張っていったら、否定しやがったです。
「じゃあ、お詫びに奢るから外にいかないかい?」
「奢ってくれるのか、です!」
「うん。いっぱい奢ってあげるよ。いいよね?」
「まあ、いいんじゃないか? それに色々と聞きたい事があるからな」
「じゃあ、決定。僕はロキ・ファミリアの団長をしているフィン・ディムナ。こっちは副団長のリヴェリア・リヨス・アールヴ。で、そっちはティオネ・ヒリュテ」
「よろしく」
「ふんだ」
「ティオネ」
「うっ……さっきはごめんなさい。確かにアンタはアタシより全然強いわ」
「当然だ、です」
「っ」
「いまにてぃにわーびーすとが、ゲームでならまだしも、戦闘で負けるとか、ありえねーです」
物理限界も超えられず、魔法も使えないイマニティに戦いで負けることなんてほぼねーのです。
「いまにてぃ?」
「いまにてぃはいまにてぃだ、です。そんな事よりも、いづなはいづなというぞ、です」
「いづなちゃんだね。よろしく」
「お前、良い奴だからよろしくしてやる、です」
「こいつは……」
ご飯、ご飯。すげー楽しみだ、です。そんな訳で地上に戻るです。魔石やドロップについても聞けた。あれがお金になるとか、しらねーぞ!
外に出ると、最初にあった金髪と白いの、それにわーびーすとの同族がきゃんきゃんとわめいていやがったのです。
「何事だい?」
「こいつが、アイズに肩車をしてやがったんだよ!」
「ほう」
「本当かい?」
「そ、それは……」
「本当。その子に剣を弾き飛ばされて天井に突き刺さったから、取るのを手伝ってもらったの」
「いや、アイズの身体能力ならジャンプしたら届いただろう」
「……本当だ」
掌に握り拳をぽんとあてて同意する金髪。天然っぽいぞ、です。でも可愛い。男の時だったら一発でノックアウトされた可能性があるです。
「ああ、もちろんだ。君の主神にも謝らないといけないから、出来たら一緒に来てくれるとありがたい」
「いいんですか?」
「こちらの不手際なのだから当然だ。それにアイズも世話になったみたいだからね」
「わかりました。ありがとうございます」
「おい、早く飯食わせろ、です。お腹減った、ですっ」
フィンの服の裾を掴んで、引っ張って気を引いてやる。
「そうだね。じゃあ、アイズ。彼女を連れて豊穣の女主人まで行って、席の確保と食事を色々と注文しておいてくれ。先に食べていていいからね」
「ん、わかった。行こう」
「わかったぞ、です」
差し出された金髪の手を握って、一緒に歩いていくです。道なんてわからないから仕方がない。というか、ほぼいづなとして行動するのに違和感がなくなってきている。
「じゃあ、ボクも一旦ホームに戻りますね」
「ああ、よろしく」
白いのも同じ方向との事で一緒についてきやがったので、ちょっと観察する。すると、金髪の方をちらちらとみてやがった、です。そこでいづなはきゅぴーんと、面白そうな事をひらめいた、です。
「お前も手をつなぐ、です」
「え?」
「逸れたら危険だ、です」
「えっ? えっ?」
手をとって、白いのと金色ので両手を繋いで歩いてやる、です。
「……まるで家族みたい、だね」
「そっ、それって……」
「そんなの、いづなが娘で、まーまとぱーぱに決まっているぞ、です」
「あわっ、あわわわわっ」
顔を真っ赤にしている白いのと、不思議そうにしている金色。やっぱっ、おもしれーです。というか、お母さんとお父さんと発言したはずが、まーまとぱーぱになるとか、いづなの補正、恐ろしい。
そんな感じで楽しく歩いていると、前からじゃが丸君を売っていた黒いのが慌ててこっちに来やがった、です。
「なななななななっ、何をしっ、しているのかな、ベル君っ!」
「かっ、神様っ! こっ、これはですねっ」
「? 彼女がベル君の主神?」
「は、はい」
「じゃあ、挨拶しないと」
「ななななな」
「アイズ・ヴァレンシュタインです。この子は……」
「いづなはいづな、です」
「ふっ、ふんっ、嘘は言っていないようだね」
「?」
小首を傾げると、金色が神様は嘘を見抜くって教えてくれた。じゃあ、嘘だと思わなかったら、ばれねーって事です? 試してやるか、です。
「それでですね。ダンジョンで……」
「ぱーぱ、お腹がすいたぞ、です」
「パパだってっ!」
「神様っ、これはそのっ!」
「まさか子供がいるなんて! 君は何処まで手が早いんだっ!」
「違うんですっ、この子は僕の子供じゃなくて……」
「いづな、ぱーぱに捨てられる、ですっ!」
瞳に手をやって泣きまねをしようとすると、家族に捨てられると思うと本当に泣けてきた。おそらく、ここでいづなは一人だ。家族なんてこの世界にいない。
「……酷い」
金髪、まーまが抱きしめてくれる、です。泣いているいづなに周りの視線が一斉にぱーぱへと非難の視線を向けていく。
「アイズさんまでっ!?」
「いづな君だったかな、ベル君がパパなのかな?」
「
二人の腕をぎゅーと抱きしめる。
「うっ、嘘じゃない、だと……あはっ、あははははははははっ! 神は死んだ!」
やっぱり、本当にしたら問題ないようだ、です。本当にいづなの義理の両親という認識にすれば問題ない、です。
「いや、これはそのっ」
「いづなは私とベル君の娘?」
取り敢えず、頷いておく。どちらにもとれるように。
「わかった。よしよし」
「んっ」
「うん、ありがとう。色々と話さないといけないみたいだし、じっくりと話し合おうじゃないか」
「あ~なんだ。今日はもう上がりでいいぞ。ファミリアの事が大変みたいだしな」
「助かるよ」
じゃが丸くんを売っていた店長さんが黒いのを解放してくれたみたいだ。
「それじゃあ、じっくりと話し合うじゃないか」
「はっ、はいぃぃっ」
「それなら、丁度良い。皆で集まる」
「ほう、それは君の主神も来るのかね?」
「来る」
「よし、行こう」
しかし、このままだとあれそうだ、です。同族がうるさそうだけど、黙らせたら問題ねーか、です。
Q.あれ、なんでこうなった?
A.悪乗りしすぎた。