いづなとフェイトがダンジョンに居るのは間違い、です?   作:いづなたん大好き

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いづなとフェイト。

 

 楽しい食事が終わり、いづな達はろきふぁみりあに移動した。色々と準備があるらしい。いづなはというと、女性陣の人達と一緒にある部屋にいる。そこでベッドの上で服を脱いで背中を見せている。

 

「よし、二人でやるで」

「うん」

 

 ファルナなる物をくれるらしい。ちなみにいづなはまーまの膝に頭を乗せて、撫でてもらっているぞ。しかし、ファルナ。聞いたこともないし、伝説の勇者の伝説の世界でもなさそうだぞ、です。

 

「うし、終わりや」

「そうだね。しかし、予想通りというか、なんというか……とんでもないねステータスになったよ」

「せやな。まず伝えるで。えっとやな……まず名前がいずな・てすたろっさ。レベルは1。これはええやろ」

「問題はスキルだよ」

「せや。3つあるうちの疾風迅雷の方はまだ強力やけどまだわかんねん」

「風や雷の速さまで加速する事が出来るのと、纏う事が出来るとの事だね」

「お~」

 

 しっぷぅじんりゃいが、いずなのぴかぴかです?

 

「確かにモンスターを肉として焼いていた。それ、雷?」

「そうだろう」

「光の速さまで加速されると、手が付けられないね」

「いや、それ以前に身体がもたんって。ていうか、もう一つの方があきらかにおかしいからな」

「もう一つ?」

「血壊っちゅう、おそらく固有スキルなんやろうが……ぶっちゃけ、物理限界に到達したり、超えたりするとんでもスキルみたいや」

「物理限界?」

「簡単に言えば、物理攻撃が効かず魔法しか効かないモンスターがいるとする」

「それに対して、彼女は問答無用でダメージを与えられる。そう、まさに物理攻撃が通らないなら、火力をあげて限界を突破すればいいじゃないか! というふざけた事が可能なんだ」

「世界の法則に真っ向から喧嘩売っとるちゅう事や」

「物理最強?」

「ぶつりさいきょうだ、です!」

 

 そう、いづなは殴ればいいだけだ。空中で二段ジャンプとかできるから、とっても強いぞ、です。

 

「まあ、問題はいづなたんの身体がもたんやろって事やね」

「おそらく、リミッターを身体が勝手にかけているだろうから、実際に物理限界を突破できるかはわからない」

「レベルを上げれば問題ないやろうけどな」

「いうなら、あれだね。チートおつ」

「まあ、それが相応しいわ」

「ん、わかった。三つめは?」

「こいつがまた意味わからんねん」

「まあ、ある意味ではわかるんだけどね。零時変身だしね」

「お~いづな変身できる、です?」

「みたい」

 

 変身。ちょーたのしみだぞ、です。というか、零時変身って零時迷子みたいに深夜0時になると姿が変わるってことかもしれねーですが……ないな。

 

「まあ、後々でいいんじゃないかな? どっちにしろ、秘匿するんだし」

「それはそうやな。じゃあ、アイズたんの改宗をして移動する準備をしてもらおうか。んで、ヘスティアは改宗が終ったらガレスと一緒に拠点に戻るんや」

「なんで?」

「あほか! うちがアイズたんを住まわせるのにあんなぼろい教会を認める訳ないやろ!」

「うっ……」

「改修工事したるさかい、きっちり代金返せや」

「それって奢りじゃないの!」

「あほぬかせ。しっかりと回収させてもらうで。まあ、そっちはアイズたん達が遠征に付き合ってくれる事で天引きしたるわ」

「ああ、それが口実なんだね」

「せや。流石になんもないとアレやからな」

「というか、今までどんなところで住んでたんや」

「えっと、隠し部屋みたいなところ?」

 

 そんな話がされている中、いづなは眠くなってきて、目を擦る。

 

「眠い?」

「ん、眠いぞ、です」

「ええで、ええで。しばらくはこっちで準備せなあかんから、暮らすんはここや。向こうは本格的に改修するさかい」

「わかった。いこう」

「ん~」

 

 首に抱き着くと、抱き上げて運んでくれる。そのまま眠っていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……っ⁉」

 

 目を開けたら、()()()()に抱きしめられて眠っていた。前のお母さんは好きだったけれど、鞭で叩かれてとっても痛くて辛かっ――違う。それは()じゃない。()のオリジナルの話だ。意識がはっきりとしてきたので、腕から抜け出して起き上がる。すると()()()()()()がさらさらと流れていく。

 

「……ここは……知らない部屋……それにこの髪の毛……」

 

 窓から太陽の光が降り注ぐ質素な部屋にある鏡を覗き込めば、()の姿がはっきりと映る。鏡に映る私の頭の上には耳は無く、お母さんと同じ金色の髪の毛に赤い瞳。着ているのはいづなのと合わせたのか黒い布地に花柄の着物。視線を下にやれば幼い女の子の身体が見える。手の甲には金色の三角形の金属片が埋め込まれており、中心には宝石みたいな丸い物がある。そう、この姿は……

 

「フェイト・テスタロッサ……」

 

 そういえば、いづなと一緒に選んだね。それ以前に精神が()()戻っている。もしかして、このまま日を追うごとにキャラに精神が近づいていく?

 いや、それ以前に……やっぱり零時変身という事は深夜0時に初瀬いづなとフェイト・テスタロッサが入れ替わるというスキルなのか。

 それだと結構大変かも。そもそもスキルはどうなっているんだろう?

 フェイトの身体で血壊とかしたら、すぐに壊れちゃいそうなんだけど……試しに発動してみようかな。

 

「はぅわっ!?」

 

 発動してみると、不思議な感覚が増大して色んな情報が一気に脳に押し寄せてきた。慌てて解除する。どうやら血壊は使える。使えるけど、効果が変だ。肉体スペックは一切上がっていない。でも、身体の内側から溢れ出すのは別の力。そう、なのはみたいに言うなら……

 

「なったのは魔法少女で、手に入れたのは魔法の限界突破?」

 

 物理限界が魔法限界に変わった?

 もしかして、いづなが物理系で、私が魔法系?

 ステータスもそうだったら……やばい、つまりこの身体は病弱!?

 

「んんっ」

「……それどころじゃない。お母さん達になんて説明すれば……」

 

 そんな事を考えていると、お母さんの目が覚めたのか…こちらを見詰めてくる。

 

「君の名前は……」

「みつ……」

 

 

 

 

 

 




【いづな・てすたろっさ】
所属:なし
Lv 1
力:I0
耐久:I0
器用:I0
敏捷:I0
魔力:-
スキル
《血壊》:物理限界を突破する事が可能な程ステータスが急上昇する。効果時間一分。魔法が一切使えず、覚える事も不可能。
《疾風迅雷》:風や雷のような速度まで加速する。また、風や雷を身に纏って操作する事が可能。
《零時変身》:零時になると物理タイプ(いづな)から魔法タイプ(フェイト)に交互に変身する。精神も武装もそちらに引っ張られる。スキルも性質を一部変化する。どんな時でも強制的に変身シーンが追加される。





変身は好きなキャラクターに二つの名前を入れた弊害です。
一つだといたったのに入れちゃうから。
これが三人なら増えます。五人なら五人になります。日替わりで。
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