見回りを終えた達也と淳平校門に向かった。二人とも今日は色々と疲れたのだ。そうして歩いていると見知った顔がいた
エリカ「あっ、お疲れ」
深雪「お兄様、淳平」
真っ先に声をあげたエリカだが、それよりも二人に駆け寄ったのは深雪であった。
深雪「お疲れ様です。今日は、ご活躍ですね」
達也「大したことはしてないさ。深雪の方こそ、ご苦労さま」
淳平「おいおい、達也がそれいったら俺なんて何にもしてないぞ」
深雪「いえ、淳平も風紀委員と生徒会の繋ぎをやってくれていましたよ」
レオ「兄弟だとわかっちゃうのか……淳平は違うけどな」
美月「何だが、三人とも絵になってますね…」
なんだかほんわかした空気になったが達也も疲れていたのか早く帰ろうと思ったので話題を切り替えた。
達也「すまんな、待っててくれたのか」
レオ「水くさいぜ、達也、ここは謝るところじゃねぇよ」
淳平「じゃあー、早く帰ろうぜ。今日は疲れたわ」
深雪「今日もどこかよってきませんか?」
エリカ「いいね、行こう!」
達也「じゃあ、待たせたお礼に俺らで千円ずつみんなに奢るよ」
淳平「ああ、おれも構わんよ」
カフェに入ってみんなで色々なことを話したがやっぱり達也の捕物劇であった。
レオ「ーその桐原って2年生、殺傷ランクBの魔法を使ったんだろう?」
達也「致死性がある、と言っても、高周波ブレードは有効範囲の狭い魔法だからな。刃に触れられない、という点を除けば刀とさほど変わらない」
淳平「いくら刀と一緒で危険なことには変わりないけどな」
美月「でも、それって素手で刀を持って止めようとしたのと一緒じゃ」
深雪「そうです、お兄様。少しは深雪の身にもなってください」
淳平「出たよ、超ブラコン。これが始まるとなが」
深雪「淳平、なにか言ったかしら」
淳平「いや、なにも?」
エリカ「まぁ達也くんだもんね」
レオ「それでも、よく対処できたよな」
深雪「魔法の無効化はお兄様の十八番なの」
エリカ「それって結構レアなスキルだと思うけど」
深雪「そうね、高校でも教えられることじゃないし」
深雪「それにしてもお兄様、キャスト・ジャミングをお使いになったでしょう」
達也「深雪には敵わないな」
深雪「それはもう、お兄様のことならば、全てお見通しですよ」
レオ「なんかもう恋人の会話だよな」
淳平「レオ、諦めろ。俺も達也と同じところで授業してる時から見てるがこれは今に始まったことじゃないからな」
エリカ「そうなのね…」
それから数日間、風紀委員と生徒会で見回りをしたが、達也がなんやらなにかあったらしい。どうやら、その犯人は赤と青の線で縁取られた白いリストバンドをしていたらしい