あらから1週間がたった。新入部員勧誘週間は、達也たちにとっては嵐の日々だった。
「達也、今日も委員会か?」
達也が帰ろうとしていた時にレオから声をかけられた。
「今日は非番。ようやくゆっくり出来そうだよ」
「大活躍だったもんな」
「少しも嬉しくないがな」
「今や、有名人だぜ、達也。魔法を使わず魔法競技者を連破した"謎"の一年生ってな」
それもそうだろう、2年生ではトップクラスの桐原を、ウィードが倒した。この事実だけでも大きなことである。当然理不尽な八つ当たりがやってくるであろうことは達也自身もわかっていた。
「…よく考えればよく無事だったな、俺は……」
達也はため息を吐いていた。
生徒会にオフはあっても非番はない。そもそも交代制ではないのだ。
当然、深雪と淳平は仕事をしていた。淳平に関しては風紀委員と同様の動きをしていて疲れも溜まっているはずだが、風紀委員ではないので今日も仕事をしている。
「ふぅー、やっと終わった。新入生歓迎期間にみんな事件起こしすぎだろ、まじで」
「はい、淳平。お茶飲む?」
終わったと同時に深雪がお茶を出してくれた。
「ありがとう。ふぅー、体に染みるってのはこのことだな」
仕事量が深雪の倍はあった。七草先輩曰く、それは風紀委員がやるのも、あるらしい。ちょっと待って、風紀委員しっかりやろう?しかも、期限が今日までなら非番にしてる暇ないよね?
「わたしのよりも倍以上あったのに。本当にお疲れ様」
そんな会話をしていると
「淳平くん、深雪さん、終わった?」
七草先輩の仕事が終わったようだ。
「まぁなんとか。というか風紀委員の仕事のがありましたけど…?」
「それは、期限が今日までだから。ごめんね」
そこまでされたら許すしかないよな
「まぁいいですよ。それより早く帰ろうぜ、深雪」
「そうですね、帰りま、あらお兄様から?」
『壬生先輩からちょっと話したいことがあるから付き合ってた言われたから話をしてから帰るから、淳平と一緒に帰るか、少し待っててくれ。』
「だそうです。淳平は今日なにか用事はありますか?」
「いや、特にないけど強いて言うなら帰りに本屋でもやろうかなって思ってたくらいだけど」
「では、一緒に帰りましょう」
「ああ、別にいいけど」
鞄の中に筆箱やその他の道具をしまい始めた。
「あら、帰るの?ではまた明日ね、深雪さん、淳平くん」
「はい、失礼します」
「さよならー」
校門を出て帰ろうとした時、後ろから声をかけられた
「あ、深雪、四葉くん。今から帰り?」
「ええ、そうよ。ほのかと雫も帰りなの?」
「そう、ところで達也さんは?」
「もう、雫。いつもお兄様と一緒ってわけじゃないのよ?」
「でも四葉くんはいつも一緒……」
「し、雫?それはたまたま生徒会と帰る方向も一緒だからよ?」
「おーい、三人とも早く帰ろうぜ」
「そ、そうよ!ほのかも雫も早く帰りましょう?」
「そうだね、行こっ雫」
「うん」
その後、女子三人はなんやら盛り上がっていたようだが淳平は気にもせず自宅へと足を進めていた
久し振りの投稿です。最近なにかと忙しくこれからもゆっくりと更新していこうと思います