やはり俺が青蘭学園で青春をおくるのは間違っている。 作:キール
数年前に起きた世界接続は、私たちの住んでいる地球と異世界を結んだ。
それと同時にファンタジーの世界でよくある物が私たちの世界に現れるようになった。
青の世界ではプログレスという異能の力に目覚めた女の子たちが確認されるようになった。
私もそのうちの一人で、私は電気を操ることができる。
そして、プログレスとそのプログレスを操ることのできるαドライバーが一緒に生活しているといわれている青蘭学園に入学した。
そして今日はブルーミングバトルの日なのだが、相方のαドライバーがいつになっても現れない。
「何やってんのよ……八幡」
私の相方である比企谷 八幡は数分前にトイレに行くといって別れた後から姿が見えない。
「ちょっと、探しに行ってきます」
私は相手の方にそういって、少し待ってもらうことの了承をもらってから、相方を探しに行った。
「今の時間帯なら……おそらくは」
あのひねくれ者がほいほいと来るとは思えない。考えられる場所はあそこしかないと私は八幡がいる場所に向かった。
「いたよ……」
その場所に到着すると、八幡は優雅にまっかんを飲んでいた。
「は、ち、ま、ん~!」
怒りを抑えながら、私は八幡に近づいていった。
「おう。歩」
「おうじゃないよ!今日はバトルの約束だったでしょ!」
「あ。悪い。忘れてた」
こいつ……明らかに確信犯でしょ。
「早くいくよ。相手の人を待たせているんだから」
「なるべく動きたくないから、今日も瞬殺で頼む」
「絶対にめんどくさいからでしょ。それ」
「おう。俺はそういうやつだからな」
それを自慢げに言うな……はぁ…余ってたとはいえ、もう少しまともな人がいなかったかなぁ。
プログレスの私がこう思うんだから、八幡も内心そう思っているのかもしれない。そう思うと、私も内心不安になり、こんなことを聞いてみた。
「八幡は、私といてどう思う?」
「口うるさいし、おせっかい。そこらへんの近所のおばさんかと思う時が時々あるな」
おい……マイナス評価ばっかりじゃないか。せめてもう少しうまくいってよ。
「まぁ……お前が相棒でよかったと思うときは時々あるけどな」
持ち上げるときは今じゃない気がするのは気のせいだろうか。
「お前はどうなんだ?」
「私も八幡が相棒でよかったときはあるよ。その腐った目とひねくれがなければもう完璧。彼氏にしてもいいレベルだね」
「それは褒めてるのか?けなしてるのか?」
「ほめてるんだよ。一応ね」
このひねくれものを相手にするときは言葉に気を付けなければならない。
八幡は相手の志向や考えを読むのがうまい。油断すると、すぐにこちらの心が食われてしまうからだ。
「いくよ。相手をまたせてるし」
「お前が変な話題ふるからだろ」
「いいじゃん。いい相棒だと思ってるんでしょ?」
「前言撤回。やっぱり合わないな。お前とは」
「内心では私しかいないって思ってるんでしょ?いっちゃえよ~」
「そんなこと思ってないからな」
なんだかんだ言いながらも、私たちは今日も組む。
「今日もよろしくね。八幡」
「ああ。だからさっさと倒して来いよ。歩」
八幡はαドライバーの待機場所に入り、私はコロシアムに戻った。
相手のプログレスにお詫びを言ってから、私は戦闘態勢に入った。
役者がそろったころでコロシアムは歓声と熱気に包まれる。カウントが始まり、両者がそれぞれの武器を構える。
「今日もリンクがいい感じに来てる」
なんだかんだとこうやってリンクを送ってくれるんだ。
「君の要望通り、瞬殺で決めるよ」
私は剣を構え、相手を超えるスピードで相手を上回るパワーを発揮し、相手のプログレスを倒す。そしてαドライバーの期待に応える。そのために私は今日も戦場に立つ。