この素晴らしい世界で蒼い悪魔に力を!   作:(´・ω・`)

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第11章 女神祭
第95話「この女神達に焦燥を!」


 日差しが真上から差し込むアクセルの街、冒険者が出入りするギルド。

 その中にある酒場は今日も賑っており、酒場担当のギルド職員も忙しなくテーブル間を駆け回っていた。

 

「お待たせしましたー! シュワシュワ二人分でーす!」

 

 カウンター席の端。職員が活発な声を響かせて、お盆に乗せたジョッキを机上に置く。

 泡が溢れ出そうなジョッキを手に取ったのは、軽装に浅葱色のマフラーを巻いた銀髪少女と、黒いスーツを着た金髪の女性。

 

「さっ、アタシの奢りだから遠慮なく飲んで飲んで!」

「気を遣わせてしまってすまない。せめて支払いは私が──」

「ダーメ、奢りって言ったでしょ。そもそも誘ったのはアタシなんだから」

 

 親友同士のクリスとダクネスであった。申し訳なさそうに謝るダクネスへ、気にしなくていいと背中を叩くクリス。

 そこまで言われたら無下にはできないと、ダクネスはシュワシュワに口をつける。それを見たクリスも、シュワシュワをひと口飲む。

 

「仕事を頑張るのはいいけど、たまには息抜きしなきゃね」

「そんなに疲れて見えたのか? 顔には出ないよう努めていたつもりだったのだが」

「親友を舐めてもらっちゃ困るよ。あっ、無理してるなーって顔見た瞬間わかったもん」

「……やはりクリスに隠し事はできないな」

 

 クリスの予想は大当たりのようで、ダクネスは小さく笑う。

 アルダープの失踪後、アクセルの街を含む領地の管理はダスティネス家が行っていた。しかし父は病明けのため無理はできず、彼女が領主代行として業務をこなしていた。

 慣れない仕事な上に引き継ぐことも多く、痛みにめっぽう強いダクネスでも事務仕事は流石に堪えていたようだ。

 

「書類作業はちょっと苦手だけど、よかったらアタシも手伝うよ?」

「いやいやいや!? よりにもよってエリス様にそんな──!」

「ちょっ!?」

 

 不意に彼女の口から女神の名がこぼれて驚くクリス。ダクネスも口が滑ったことに気付き、両手で口を塞ぎつつ周囲を確認する。

 が、他の者達は談笑を楽しんでおり、こちらの話は聞こえていなかったようだ。二人は胸を撫で下ろす。

 

「もう……そろそろ慣れてもらわないと」

「教徒にそれは酷だと思うのだが……」

 

 仲良くしていた友人が、実は信奉する女神本人だった。それを踏まえた上で、今まで通り接して欲してくれというのは難しいものだ。小言のひとつも零したくなるであろう。

 しかしダクネスは、話題を戻すように軽く咳払いをすると、普段通りの口調に直しつつクリスへ返答した。

 

「手伝いのことだが、気持ちだけ受け取っておく。それに疲れた時は、ケルベロスに触れるとひんやりして気持ちいいんだ」

「あー、前に言ってた子ね。アタシとしては、教徒が悪魔と暮らしてるのは複雑なんだけど」

「うぐっ……!」

 

 クリスの指摘を受けて、ダクネスは苦しそうな声を上げた。

 カズマ達の仲間になった悪魔達についてクリスが知ったのは、つい先日のこと。

 ゆんゆんが知らぬ間にバージルから使い魔を授かっていたと知った翌日、話の中に出てきた悪魔の魂を宿すニワトリが気になり、彼女はカズマ達の屋敷へ。

 グリフォンと名乗るニワトリには確かに驚かされたが、他にも悪魔が住んでいたことに彼女は驚愕した。

 しかもただの悪魔ではない。バージルのいた世界から来た、異世界の悪魔であった。どうやって悪魔達と出会ったのか尋ねると、仮面の悪魔の差し金であったことが判明。やはりアイツは一度シメるべきではとクリスは思った。

 

「ま、バージルの知ってる子で害もなさそうだからいいんだけどね」

「……女神エリス様は悪魔撲滅を願っていると伝えられてきたのだが、本当にいいのか?」

「心境の変化ってヤツかな。悪魔や魔族も一括りにはできないんだなって、最近は思い始めてさ。悪いことをする悪魔は塵ひとつ残らず消え去ればいいと思ってるけど」

 

 特に仮面の悪魔とか、と付け加えつつクリスは答える。聞いていたダクネスは困ったように笑った後、少し間を置いてからクリスに尋ねてきた。

 

「それはやはり、バージルと出会ってからなのか?」

「んー……まぁ、そうだね」

 

 クリスは、シュワシュワが入ったジョッキを軽く揺らしながら言葉を続ける。

 

「バージルがそういう存在だっていうのは、会う前から知ってたんだ。監視目的で接触を図って、一緒にクエストに行って……気が付いたら、監視も忘れて楽しんでる自分がいてビックリしたよ」

「そういえば、バージルの話をしている時のクリスは決まって楽しそうだったな。文句の数こそ多かったが……」

「だってアタシの指示も無視して先に行っちゃうし、罠だって言ってるのにわざとかかって敵に囲まれたり、振り回されるこっちの身にもなってほしいよ! 今はもう慣れちゃったし、バージルも少しはアタシの話を聞くようになってくれたけど」

 

 バージルへの文句をつらつらと語り、最後にシュワシュワを喉に流し込む。そんなクリスを隣で見ていたダクネスは、微笑んでこう告げた。

 

「クリスにとってバージルは、大切な存在なんだな」

「……えっ?」

 

 ダクネスから思いもよらぬ返しを受けて、クリスの思考が止まった。

 やがて頭が働いていき、ダクネスの言葉を咀嚼する。彼女なりにその意味を解釈した結果──顔の熱が一気に上昇した。

 

「ダクネスまで何言ってるのさ! アタシ達は互いの目的が一致した協力者であって──!」

「き、急に取り乱してどうしたのだ!? てっきり私は、私にとってのカズマやアクア達と同じ、大切な仲間なのだと思って聞いたのだが……そこまで変な質問だっただろうか?」

「へっ? 仲間……あ、あぁー! そうだね! 大切な仲間だよ! 向こうはどう思ってるか知らないけど! あと、取り乱したりなんてしてないから! 急に変なこと聞かれてビックリしちゃっただけだから!」

 

 そっちの意味ではなかったと知り、クリスは平静を装いつつ答える。火照った顔を冷ますべくお冷を探したが見当たらず。仕方なく手元のシュワシュワを再び喉に流し込んだ。

 一気に飲み干したクリスは、ジョッキをわざとらしく音を立てて置くと、話題をすり替えるべくダクネスへ尋ねた。

 

「そういえば、ダクネスはここ最近どうなの? 何か進展はあった?」

「進展? いったい何の話だ?」

「決まってるでしょ。カズマ君との仲についてだよ」

「んなっ!? ななな何故そこでカズマの名前が出るんだ!」

 

 カズマの名を聞いた途端、ダクネスはわかりやすく動揺してくれた。クリスは仕返しとばかりに、ニヤニヤと笑ってダクネスを詰める。

 

「だって彼、ダクネスの結婚式に駆けつけるやいなや、全財産叩いて君をさらいに来たんだよ? まるで物語の王子様みたいじゃん。にくいねー、このこのっ」

「……クリス、流石にそれは誇張が過ぎるのではないか? カズマは王子様と呼ぶにはあまりにも堕落していて、姑息で、たまに鬼畜な手段を取る男だぞ。まぁ、そこがいいところでもあるのだが」

「あっ、そこ引っかかっちゃうんだ。しかも好きなところなんだ」

 

 先程までの動揺は消え失せ、冷静に指摘してくるダクネス。またもや予想外の返しをされて、クリスは戸惑いながらもツッコんだ。

 クリスも感じていた熱はとうに冷め、メニュー表に手を伸ばす。何か頼むか、シュワシュワをもう一杯おかわりしようか迷っていた、そんな時であった。

 

「おい! おいクリス!」

 

 自分を呼ぶ男性の声が後ろから届いた。二人は椅子に座ったまま振り返ると、そこに立っていたのは二人も見知ったチンピラ冒険者、ダストであった。

 

「ダストじゃん。アタシ達に用なんて珍しいね」

「金なら貸さないぞ。クエストを受けてコツコツ貯めることだ」

「クエストに行く気もねーし、死んでも貴族に頭なんか下げるかよ」

 

 ダクネスの言葉に対し、ダストは厄介そうに手を払って断る。貴族にへりくだらない姿勢を褒めればいいのか、冒険者として怠惰だと叱ればいいのか。お目付け役のリーンはきっと後者を選ぶであろう。

 するとダストは「そんな話してる場合じゃねぇ」と、クリス達へ詰め寄ってきた。

 

「大変だぜクリス! アイツ、いつの間にか女作ってやがった!」

「アイツ? いったい誰のこと?」

 

 何の話をしているのかさっぱりわからず、首を傾げるクリス。ダクネスも同様であった。

 一方でダストは耳を貸すよう手招きをする。二人は素直に従ってダストに近付くと、彼は周囲を確認してから、二人に聞こえる声量で告げた。

 

「バージルだよ! しかも女だけじゃねぇ! 子供まで連れて歩いてやがった!」

「「……はっ?」」

 

 

*********************************

 

 

 街のギルドから少し歩いた商業区。クリスとダクネスは、ダストに連れられて場所を移動してきた。

 出店と出店の間、並んでいる大きな樽の後ろに三人は立ち、通りを確認する。

 

「ほら、あそこだ」

 

 ダストが右方向を指差して告げた。二人は慎重にしながら、彼が示す場所を見る。

 野菜を売っている出店の前には、確かにバージルの姿があった。そして彼の側にいたのは、二人の女性。

 一人は活発な印象を受ける、緑のつなぎを着た少女。もう一人は、そんな少女を優しく見守っている包容力のありそうな大人の女性。そのどちらにも、耳と尻尾が生えていた。

 この街では見かけたことのない獣人達。そんな彼女等の後ろで、バージルは静かに見守っていた。

 

「なんだ。ただの勘違いではないか。一緒にいる二人はきっと、バージルに仕事をお願いした依頼人とかだろう」

 

 おおよそバージルとは似てもにつかない少女を見て、ダクネスが推測を立てて話す。その隣でじっと彼等を見ていたクリスは──。

 

「嘘……バージルにそんな……」

「クリス!?」

 

 物凄く狼狽えていた。ダクネスが横で驚く中、クリスは光の宿っていない目で獣人の少女を見つめる。

 

「あの子供も確かに似てるかも……目元のあたりとかバージルに──」

「おいクリス! しっかりしろ! どこからどう見ても似てないだろう!? 髪色も全然違うではないか!」

「似てないからって子供じゃないとは限らないぜ。あの女の連れ子って線もある」

 

 呆然とした表情で呟くクリス。ダクネスが必死に肩を揺らしてくるが、クリスの目に光は戻らない。

 そんな中、出店の店員と話し終えたのか、バージル達はクリス達のいる方角へ歩き出した。三人はバレないよう咄嗟に樽の後ろへ身を隠す。

 いまだクリスがショックを受けている中、ダストは怒りで拳を震わせながら二人に告げた。

 

「くっそー! あんな良い女をいつの間にかゲットしやがって! 絶対に許さねぇ! こうなりゃとことん尾行してやろうぜ! で、アイツ等がいる愛の巣を見つけ出して──」

「いつからストーカーが趣味になった?」

 

 彼等の背後から、背筋の凍る声が聞こえた。恐る恐る振り返ると、そこには当然バージルがおり、呆れた顔でこちらを見下ろしていた。

 

「バージル!? いつの間に──!」

「『潜伏』も忘れて盗み見とは貴様らしくもない。先に言っておくが、奴等はただの依頼人だ」

 

 バージルは先程ダストが差していた方向へ視線を向けつつ答える。そこからは、バージルと一緒にいた獣人達がこちらに歩み寄ってきていた。

 クリス達は樽の後ろから出て、道の通りへ。獣人達が傍まで来ると、先に大人の獣人から頭を下げて挨拶してきた。

 

「初めまして。エイミーといいます」

「ミーアだぞ! よろしくな!」

 

 続けて少女の獣人ことミーアが、見た目に劣らず活気のある挨拶をする。そして大人の獣人ことエイミーは、クリス達にバージルと出会った経緯を話した。

 クーロンズヒュドラ討伐作戦があり、バージルとタナリスが街を離れていた時のこと。たまたま寄った村で彼女等と出会い、そこで野菜の暴走を止める依頼をバージルは受けたという。

 この街に来ていたのはバージルも知らなかったそうで、つい先程再会したばかりだったという。

 話を聞き終えると、最初にダストが不満そうに口を尖らせて呟いた。

 

「んだよ、つまんねーの。一大スキャンダルのネタとして新聞記者に持ち込んだら、いい金になると思ったのに」

「貴様のつまらん話の種になるほど落ちぶれたつもりはない」

「あぁっ? 言ってくれるなバージルさんよぉ? いつぞやのリベンジをここで晴らしてやってもってイダダダダッ!? タンマ! 頭が! 頭が割れる!」

 

 歯向かってきたダストの頭を掴み、アイアンクローをお見舞いするバージル。彼の自業自得なので、クリス達も止めはせず。

 しかしそれを見兼ねたのか、エイミーがバージルの傍に駆け寄った。

 

「バージルさん、暴力はダメですよ。めっ」

 

 彼女は優しい声色で、指でバッテン印を作りながらバージルを諭す。

 柔らかなお叱りを受けたバージルは、舌打ちをしながら手を離す。解放されたダストは痛そうに頭を擦り、横でミーアが心配そうに彼を見上げていた。

 エイミーからそっぽを向くバージル。一方でエイミーは、素直に聞いてくれたことを嬉しく思ったのか、微笑みながらバージルを見ていた。

 バージル曰く、エイミーは街の外で出会った、ただの知り合い。彼のことだ。それ以上でもそれ以下でもないのであろう。

 しかし、その割には距離が近いようにクリスは思えた。と同時に彼女が感じていたのは、言いようのないモヤモヤと、わずかな焦燥。

 ──気が付いた時には、クリスは二人の間へと割り込むように入っていた。

 

「え、エイミーさん達はどうしてこの街に?」

 

 クリスは自分の行動に戸惑いながらも、エイミーへ尋ねる。急に出てきたクリスにエイミーは驚いた様子だったが、優しい表情へと戻して答えた。

 

「今度の女神エリス感謝祭に奉納するお野菜を持ってきたの。いつもは自分達の里でお祭りに参加するんだけど、以前からミーアちゃんがアクセルの街に行きたがってたから」

「おっ、もうそんな時期か。ちと地味な祭りだけど、大義名分で好きなだけ酒が飲めるから最こ──っ!?」

 

 話を聞いていたダストがそんなことを口にした途端、ダクネスが彼の腕を取り、関節を決めてきた。

 

「地味な祭りと言ったか貴様! 酒が飲める口実にすると言ったのか! よくも、エリス様を称える由緒正しき伝統の祭りを、エリス教徒である私の前でぇええええっ!」

「ギブギブ! 折れる! 折れるからやめろって!?」

「感謝祭か。随分と人気のようだな」

「アハハ……それほどでも」

 

 バージルの言葉に、クリスは照れながら笑って返した。

 

 

*********************************

 

 場所は変わってアクセルの街郊外、カズマ達が住む屋敷。

 居間のソファーで、今日もゆったり過ごしていたカズマ。その隣に座っていためぐみんから、とあるイベントについて聞かされた。

 

「女神エリス感謝祭?」

「えぇ。年に一度行われる、女神エリスを称えるお祭りですよ。昨年の時は、まだカズマはこの世界に来てなかったのですね」

 

 カズマはソファーにもたれかかったまま、めぐみんの話に耳を傾ける。

 一年を無事に過ごせたことを喜び感謝し、幸運の女神エリスを称えるというのが感謝祭の主旨。

 国教なだけあって、アクセルの街だけでなく世界各地で執り行われていた。めぐみんも、昨年は紅魔の里で参加したという。

 

 

「祭りの間に女神エリスの仮装をすると、一年間幸福に暮らせるとの言い伝えもあります」

「エリス様のコスプレか。粋なこともしてくれるんだな」

「ちなみに、仮装するのは女性だけじゃありませんよ」

「その補足は聞きたくなかった」

 

 ガタイのいいゴロツキ冒険者達が女神のコスプレをしている様はまさに地獄絵図であろう。想像したくもないとカズマは思う。

 

「ま、誰が仮装しようとも本物のエリス様には勝てないだろうな」

「本物が一番なのは当然でしょう。わざわざ言う事ですか?」

 

 幾度と会ってきた女神様本人の姿を思い出し、カズマはうっとりとした表情に。めぐみんが何故か不機嫌な声色で突っかかってきたが、カズマの耳には届かず。

 最近は顔を見ていないが、クリスはどうしているだろうか。折角なら、祭りを彼女と楽しみたいものだ。そして直接日頃の感謝を伝えて、あわよくば──。

 と想像を膨らませていた時、不意に頭を何かで軽く叩かれた。頭を押さえながら横を見ると、いつの間にか杖を持ってソファーから立ち上がっていためぐみんが。

 

「急に何するんだよ! 一日一爆裂は済んだだろ。いよいよ一回だけじゃ物足りなくなったか?」

「確かにそうかもしれませんね。カズマに向かって撃てば、このイライラも綺麗サッパリ吹き飛んでくれそうです」

「おいおい、冗談はよせって。屋敷まで吹き飛んじまうだろ……なぁ、冗談だよな? お目々が真っ赤なんだが? おい待て! 杖をこっちに向けて構えるな!?」

 

 本気で爆裂魔法を撃ち込んできそうなめぐみんに、カズマは慌てながらも宥めようとする。

 いったい何が彼女の気に触ったのか。ひとまずめぐみんを落ち着かせるべく、慎重に言葉を選んでいた、その時だった。

 二人の喧嘩へ割って入るように、強く扉が開かれた。居間に入ってきたのは、いつもの服装に身を包んだアクア。

 

「カズマ! ちょっといい!?」

「嫌です」

「なんでよ!? せめて話ぐらい聞きなさい!」

 

 カズマの面倒事レーダーに反応したので即座に断ったが、申し出は却下。アクアはそのまま話を続けた。

 

「カズマは女神エリス感謝祭のこと知ってる?」

「ちょうど今めぐみんから聞いたよ。女神エリス様を称えるお祭りだろ。それがどうした?」

「納得いかないわ! エリスばっかり褒められて崇められるお祭りがあるなら、私のことも褒めてくれたっていいじゃない!」

 

 アクアは怒りを顕にして、感謝祭へ文句をぶつける。要は後輩への妬み、ということであろう。

 このいちゃもんは長くなりそうだとカズマは予感を抱く。するとアクアは唐突に人差し指を立ててはこちらを指差し、声高らかに告げた。

 

「だから私は、麗しい水の女神アクア様大感謝祭の開催を宣言するわ!」

 




DMC側での祭りといえば魔剣祭ですが、あんな血祭りにはなりませんのでご安心ください。
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