新たな四葉
1章
人物紹介
四葉達也
「再生」「分解」が使えて魔法も普通に使える。一科生。四葉家次期当主であり、四葉深夜の長男。また、婚約者は津久葉夕歌。FLTでは、龍郎の役職を引き継いでいる。軍属ではなく四葉家として戦争に赴く事もある。
津久葉夕歌
精神干渉系魔法を得意としている。達也の2つ歳上で今年から魔法科大学に入学する。津久葉冬歌の娘であり、達也の誓約を冬歌から引き継いでいる。基本達也にべったりの為、学校ではバカップル扱いを受けている。一校では生徒会副会長を務めていた。
四葉深夜
達也の母であり、FLTの社長である。
達也の婚約者である夕歌を魔法力、達也との相性から高く評価している。達也と夕歌を溺愛し過ぎて、社内で少し浮いている。現在は達也と夕歌と共に四葉の東京にある別宅で暮らしている。現四葉家当主の妹真夜との関係も良好である。
「私の次の当主はここにいる四葉達也さんになってもらいます。」
少しの沈黙の後大きな拍手が起こった。満場一致での賛成だ。
「そして達也さんの婚約者は、津久葉夕歌さんに決定致しました。」
この決定にはどよめきが起こった。何故なら多くの人間が現当主真夜の娘四葉深雪と婚約すると考えていたからだ。当の深雪は初めてその事実を聞きどんどん顔が青ざめてしまっていた。
「あら、深雪さん、顔色が優れないようだけど?ご気分が優れないのかしら」
「いえ、お母様、ご懸念には及びません」
深雪はかろうじて母真夜の問いに答えることが出来た。しかし、深雪の容態は誰が見ても大丈夫ではなかった。
「誰か、深雪さんを別室で休ませてあげて」
こう呼び掛けた真夜の声に答えたのは彼女のガーディアンである水波であった。
「私がご案内致します」
水波は入口近くで平伏し、深雪を支えながら別室に向かって行った。
深雪が退席した後も何事もなかったかのように慶春会は進行していった。慶春会は祝い事の席の為、飲みすぎてはめをはずしてしまう者もいたが真夜は咎めず笑って見過ごしていた。その事は達也にとって少し驚きだった。
慶春会も終わりに近づいた頃、四葉家執事序列第一位の葉山から爆弾を落とされた。
「達也様、夕歌様、この度はおめでとうございます」
葉山は二人の前で平伏した。
「ありがとうございます」
夕歌は慣れた手つきで淑やかに返礼した。
「そう言えば達也様覚えておいででしょうか」
達也には覚えているも何も葉山と話したのが久しぶり過ぎて記憶の遡りようがなかった。
「この慶春会の席で新しい魔法をお見せして頂けると聞いておりましたのですが」
達也にとっては寝耳に水な話であった。しかし、ここで知らないと言っては葉山の立場に関わる。そこで達也は葉山の芝居に付き合うことにした。
「では、お見せいたしましょう」
今回はここまでです次回は達也が新魔法を披露するところからです。ちょくちょく更新しようと思うのでよろしくお願いします。