戦闘後の準備回です。
衛宮低 居間
佐伯:
はい、そろそろ再開しましょうか。
異界の最初の部屋で悪魔を退け、回復の泉で傷を癒した皆さんですが、何かすることはありますか? 進みますか? 引き返しますか?
アーチャー:
さすがにまだ引き返す段階ではないだろう。
みなは何かあるかね?
氷室:
まずは、今居る場所の事を聞きたいですね。
泉以外に何かあるのかね? GM。
佐伯:
おっと、そうでした。
部屋としては戦闘前に描写したとおりです。どこかの学校なのかな? という見た目ですね。
で、部屋の隅にはニコニコ笑顔を浮かべる泉のエルフ。
皆さんの後方? には皆さんが通ってきた扉。反対側の壁にも扉が1枚となっています。
他に目に付くものは無さそうです。
三枝:
じゃぁ、いつかみたいに雪が □隠密行動 で次の部屋の情報を調べようか。
美綴:
もしくは綴が □妖精の輪 を使うか、だね。
アーチャー:
GM。次の部屋について調べる場合、何で判定すればいい? 彼女らのスキルはもしもの時にとっておきたいのだが。
佐伯:
そうですね。まぁ情報収集ということで運判定値ですかね。ダンジョン内ですし、速判定もオーケーにしましょうか。
蒔寺:
お? アタシでも情報抜けそうだぞ。これで情報組にレベルが追いつくチャンs
佐伯:
ダンジョンアタック中という事でシーンBGMは「探索」です。なので情報収集に成功しても経験点はありませんよ。
蒔寺:('・ω・`)
佐伯:
どうしますか?
ライダー:
先ほどの泉での回復は行動に含まないのですか?
佐伯:
あ、はい。なので全員何か行動可能です。
(予定外の回復施設だったしね)
セイバー:
ではアプローチ同様に運の高いメンバーが行きましょうか。
アーチャー:
セイバー、ここは私に行かせてくれ。
セイバー:
有人とヤシロの運判定値は同じですし、かまいませんが?
アーチャー:
通常の情報収集ならともかく、こういう場で大学講師に探索をさせるのも、な。社も一般人ではあるがここに来た理由を考えれば、率先して動くだろう。
三枝:
う~ん。
アーチャー:
なにか?
三枝:
あっ、いえ。そういう事情だと雪は重三さんに危ないことはさせたくないだろうなぁって思っちゃって。
でもゲーム的には無条件で情報が得られるスキルは残しておいたほうがいいし・・・
佐伯:
あぁ、なるほど。ではロールプレイで重三さんが雪さんを上手く丸め込められれば、重三さんの運判定。逆に雪さんに説得されたら雪さんがスキルを使うということで。
氷室:
言い方
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天の鎖学園高校? 異界
重三(アーチャー):
「みんなは少し休憩しててください。ちょっと先の様子を見てきますんで」
雪(三枝):
「ちょ、1人で行っては危ないですよ。そういうのは本職の私がしますから」
重三(アーチャー):
「大丈夫ですよ。ちょっと覗いてくるだけですぐに戻ってきますから」
雪(三枝):
「でも・・・」
重三(アーチャー):
「それに・・・じっとしてらんないんです・・・」
雪(三枝):
「・・・」
替寺(蒔寺):
「行かせてやれよ、ネエチャン」
重三(アーチャー):
「アニキ?」
雪(三枝):
「何を無責任な! 何かあったらどうするんですか!」
替寺(蒔寺):
「こんなワケワカラン所に突入してる時点でいまさらだろうぜ。
やりたいようにやらせとかねぇと、いざって時に何しでかすかわかんねぇぞ?」
メガーヌ(氷室):
「だからって、プロが居るのに素人に索敵をさせろ、と?」
替寺(蒔寺):
「別に独りじゃなきゃならねぇってこたぁねぇだろ」
一同:
「!」
替寺(蒔寺):
「そいつがヘマしたときに尻拭いしてやりゃぁ良い」
重三(アーチャー):
「アニキ・・・」
雪(三枝):
「まぁ、そういうことでしたら・・・」
重三(アーチャー):
「あざっす!」
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替寺:
うっとうしそうに手を振って背中を向けるって感じでどうだ?
佐伯:
おぉ。なんかカッコイイですねぇ。
アーチャー:
社の見せ場にしたかったが持って行かれてしまったな。
蒔寺:
マキデもカオスに偏ってるんで、良いところ見せとかなとなんでね。
アーチャー:
やりたい事はできたし問題ない。
それで、運判定だったな。102%なので5%の確率でしか失敗しな・・・危なかったが91で成功だ。
佐伯:
では、重三さんが先の部屋を覗き込むとそこには2つの影が見受けられました。1つは重三さんもよくしるモウリョウですね。
もう1つは、一見人間の女性のようです。白く長い髪、パジャマと思しきゆったりした服の上からでも判るメリハリのあるプロポーション。一瞬見えた瞳は金色に輝いています。そして一番の特徴は頭の上に髪の毛と同じ白い毛並みの耳――獣耳が生えています。
というわけで、この先の部屋に悪魔が2体居ることが判明しました。
氷室:
悪魔の種類は判らないのかね?
佐伯:
■アナライズ を持つ先生が情報収集に参加してませんからねぇ。
セイバー:
ヤシロやミエから話を聞いてアナライズできないでしょうか?
佐伯:
初見の悪魔の情報も調べられるスキルです許可します。
ただし、重三さんが会話判定で成功したら、です。失敗した場合は悪魔の特徴を上手く伝達できなかったという事でアナライズの判定値にペナルティを入れましょう。
アーチャー:
仲間相手に会話判定を使うのもなかなか新鮮だな。56%か・・・。
セイバー:
命運は使う必要ありませんよ、アーチャー。
美綴:
どうしてですか?
セイバー:
■アナライズ は運判定。ペナルティがどれくらいか判りませんが有人の運判定値はヤシロ同様に102%です。問題ないでしょう。
アーチャー:
それもそうだな。では・・・91・・・社はもう駄目かも知れんな。
佐伯:
では、先生は-20%で判定を・・・あんまり意味が無さそうですねぇ。
セイバー:
さて、どうでしょうか・・・24。なんとかなりましたね。
佐伯:(そっとメモを渡す)
では、セイバーさんにはこの情報を
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天の鎖学園高校? 異界
雪(三枝):
「ただいま戻りました」
宇佐(セイバー):
「お2人ともご無事で」
重三(アーチャー):
「はい。向こうには悪魔が2匹。
1匹は宇佐先生も連れてる奴ですよ。モウリョウですっけ。
で、もう1匹は・・・こう、ボンッキュッボンッて感じのオネーチャンでした!」
一同:
「・・・」
替寺(蒔寺):(ガタッ)
「そんなにスゲェのか?」
重三(アーチャー):
「そりゃぁもう。
たゆんたゆん
っすよ」
替寺(蒔寺):
「ほう、たゆんたゆんか。それは興味深、危険な匂いがしやがる。ここは1つ俺も偵察に・・・」
雪(三枝):
「コホン!
頭に動物の耳のようなものが見えました。あとは・・・瞳が黄色のように見えましたが・・・」
宇佐(セイバー):
「・・・。い、いちおう調べてみますね。
・・・」
綾織(美綴):
「どうですか先生?」
宇佐(セイバー):
「おそらくですが、怪異 ワーキャットではないかと。
いわゆるライカンスロープと呼ばれる、人間が獣に変身する怪異の中でも、猫の特徴を有するものだな」
サー(ライダー):
「ねこさん!」
メガーヌ(氷室):
「そんな、可愛い物ならいいですけれど。
既に魅了されかかってるのも居るみたいですし」
冷ややかな目で重三、替寺を見る。
重三(アーチャー):
「! い、いや、何言ってんすか?! おお、俺はレンひと筋ですしおすし?」
替寺(蒔寺):
「おいおい、何良い子ぶってんだよ。野郎が巨乳に惹かれんのはごくごく普通のことだぞ?
なぁ、センセイ」
GM(佐伯):
女性陣の視線が宇佐先生に集まる。
宇佐(セイバー):
「・・・・・・ノーコメントで。
それよりも、綾織さん。薬草を分けてもらっても? 私のモウリョウの消耗を癒しておきたいのだが」
綾織(美綴):(不審げ)
「あ、はい。良いですよ」
■薬草治療 (MP:42→37)
モウリョウHP:67→99
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佐伯:
そんなこんなで次の部屋に居る悪魔の正体が判明します。
このワーキャットは中ボスの属性を持っているので注意してください。
氷室:
は
佐伯:(早口)
さ、さぁ他に何かすることがある人はいますか? 居ないなら次の部屋へ移動しましょうか。その前に1回休憩を挟みます!
大事なことなのでもう一度
アーチャーはそんな事いわない!
PCでイメージするとそうでもないんですけど、プレイ風景を想像すると、凛やランサーには絶対に見せられない光景ですよね(笑)
ワーキャットの外見はお気付きの方もいらっしゃるとは思いますが、声が某メイドロボ(知っている人まだ居るのかなぁ?)と同じ、ブラックな白猫さんです。
種族:怪異 かつ 猫。という安直なイメージです。
モウリョウの回復は泉でしてもよかったのですが、何となくこうなりました。(別に泉利用の処理のときモウリョウの事を忘れてたとかそんなことはありませんからね?)
次回、2つ目の部屋へ、悪魔との遭遇です。
しばらくお待ちください。