衛宮邸 居間
GM(佐伯):
では中BOSS含めて8回目のチェックですね。*1
ライダーさん、トランプを引いてください。
ライダー:
はい。
クラブの4ですね。数が少ないのは安心感があります。
GM(佐伯):
そうですね。クラブの3と同じテーブルなんですが、数まで同じだと面白くないのでそこだけ変更して。ジライヤ1体とスパルトイが2体です。
蒔寺:
ぶっちゃけやがった!
GM(佐伯):
どちらもアナライズ済みですからね。変にボカすより良いでしょう。
==========
ダイジェスト
1ターン目 替寺が最速行動でジライヤに■スーパーショットIIIをクリティカル成功!
158点を防御点貫通で通して早くも瀕死に。
2ターン目 替寺、瀕死のジライヤにトドメの■武器攻撃(射撃)をクリティカル!
オーバーキルの110点防御点貫通!!
残りは物理耐性のスパルトイ2体。
サーがなけなしのMPを消費した■アギラオを回避しようとした、スパルトイAが自動失敗。回避ファンブル・チャートでクリティカル命中に!
Bの行動ダイスで0の目が出るも、BOSS用のスキルは使えないし、カジャ系は事故るのが先の戦闘で見えたので仕方なく■武器攻撃にしたがPLたちには内緒だ!
て、温情を見せたのに判定で自動失敗。武器を足に落として痛みでSHOCKに!
動けない間にたこ殴られるB!!
3ターン目 仕返しとばかりにメガーヌへ集中攻撃するスパルトイ(Bは回復判定一発成功)。
見かねて□かばう 綾織(その時のメガーヌHP13)
綾織、自己回復もかねて■メディアII。回復量で振り足しを2回出して持ち直す(それでも全快にならないメガーヌ)。
4ターン目 替寺によりスパルトイA撃破。
スパルトイB、サーへの■武器攻撃でまさかのクリティカル!
回避判定に自動失敗して振りなおしたりするもクリティカルのまま被弾。残りHP60にまで減少(初期を除くとサーのHPが二桁になるのっていつぶりだろう)。
メガーヌの■属性攻撃でトドメ。
----------
リザルト
ドロップアイテム:観音神符(メガーヌが所持*2)
経験点:30点/1人
MAG :54(替寺、宇佐で山分け)
==========
GM(佐伯):
次に行く前に回復とかします?
----------
状況確認
メガーヌ:HP77/MP36、替寺:HP82/38、雪:HP104/MP44*3
綾織:HP80/HP22、宇佐:HP80/MP32、重三:HP80/MP25、サー:HP60/MP4
----------
蒔寺:
マキデは装填しとかねぇとな。*4
氷室:
サーと綾織はMPを回復させておきたいところだが、HPはどうしたものか。
三枝:
他のみんなと比べるとわかりづらいけど、サーさんは1/4ぐらいになってるんだよね。
ライダー:
今回、頑丈さが露呈しているのでピンチかといわれると難しいですが。
MPは回復させないとスキルが全然使えません。
美綴:
チャクラドロップ1個づつ使って完了?
アーチャー:
社も回復させておきたいが、回復量を考えるともったいなくも感じるな……
セイバー:
それはアルトもですね。
美綴:
あふれるって意味では綴もなんですよね。
蒔寺:
BOSS前なら万全を期すところなんだがなぁ。
ライダー:
ひとまずサーは回復しておきますね。
サーは持っていないので使ってもらっても?
アーチャー:
では、社が出そう。*5
==========
GM(佐伯):
では、進めて良いですかね?
9回目のチェックを1週したので氷室さん、お願いします。
氷室:
BOSSが近づいているここで順番が回ってくるのは緊張するのだが、ダイヤのAだ。たしかAは低レベルテーブルだったと記憶しているが?
GM(佐伯):
そうですね。みなさんが周囲を警戒しつつ進んでいると
「またお会いしましたね」
と女性の声が聞こえます。
一同:
『?!』
GM(佐伯):
声がしたほうを見ても人影はありません。いえ、無かったはずでした。月光が作る床に伸びた影から浮上するように人影が上ってきました。
長い金髪。青白いながら目を惹く美貌。首から下を完全に覆う真っ黒なマント。
三枝:
あれ? その特徴って……。
GM(佐伯):
はい。少し前にみなさんに商談を持ちかけてきた謎の美女です。
蒔寺:
また買い物か? 金はねぇぞ?
GM(佐伯):
いえいえ。取引ではありますが。
「先ほどからみなさんが自衛隊の戦力を惹きつけて下さっているおかげでコチラも助かっております。しかし、戦力が集中しているせいか随分消耗されている様子。先ほどの商品とは別に、治癒の心得もありますのでよろしければ手当てをさせていただきたく」
とは言っていますが、要は回復の泉や回復道場なので。対価を払って回復してくれる施設だと思ってください。
美綴:
セイバー:
大金に換金できるものがあればよかったのですが……
アーチャー:
!
GM。MAGでの支払いはここでも受け取ってもらえるのかね?
GM(佐伯):
えぇ。今までもそれはOKしてきましたし、大丈夫ですよ。
(それを差し引いてもこの陣営のメンバーならMAGの方がありがたいだろうし)
ライダー:
ですが宇佐も替寺もMAGは温存しないといけないのでは?
氷室:
メガーヌがなぜか使う予定の無いMAGを持っていますね。
GM(佐伯):
悪魔系クラスではあるのですが、スキル等で使う用途がありませんでしたからねぇ。
三枝:
今、計算したらみんなのHP・MP両方全快に必要な代金は557マッカだったよ。
氷室:
1MAG、10マッカに換金できるから56マッカ差し出せば良いのだな。
つり銭は出るのか?
GM(佐伯):
今までも払ってるはずですし、良いですよ。
(世界観的にはダメなんだろうけど*6)
氷室:(MAG140→84、マッカ66→69)
では56マッカ支払って回復してもらうか。
「たすかりますわ」
とマグネタイトを渡す。
GM(佐伯):
「では」と女性は目を閉じ口の中で小さく何かを唱えます。マントの前は閉じられているのでハッキリとは判りませんがマントの中でも何か動いている様子です。もうみなさんも多くの悪魔や魔法に携わってきたのでマントの中で印を結ぶなどの儀礼的な所作が行われているのだろうな。ということは察せられることでしょう。
しばらくして女性が動きを止めると皆さんの足元から青白く淡い光が発せられ、傷がふさがっていきます。MPを消費していた人たちは精神的な疲労が軽くなるのを感じるかもしれません。
さて治療を終えた女性は一礼をして立ち去、る前に
美綴:
? まだ何かあるの?
GM(佐伯):
(う~ん、一番ニュートラル属性が高いのは……重三さんか。じゃぁ……)
女性はみなさん1人1人に視線を送り、その視線を重三さんに向けてとめます。
重三(アーチャー):
む? 視線を送り返すが何かあるのかね?
GM(佐伯):
女性はゆっくりと重三さんに近寄ります。先ほどの商店として現れたときに荷物の出し入れでマントのすそから見えていたでしょうが、歩くという動作で改めて判りますが彼女は素足です。靴下の類はもちろん、タイスやストッキングも履いている様子はありません。
セイバー:
この基地自体は土足で入ることができる建物ですよね? 潜入調査で足音を立てたくないとはいえ裸足は危険ではありませんか?
GM(佐伯):
そんな風に考えて改めて彼女の脚に注目した宇佐先生*7は気づくでしょう。
このような施設を歩き回っているとは思えないほど美しく、傷どころか汚れひとつない
そうこうしているうちに女性は重三さんの前で脚を止めます。手を延ばせば届くくらいの距離ですね。
重三(アーチャー):
「? ??」
傷の回復などしてくれているので距離をとるまではせんが、得体が知れんからな上半身は少しそらして距離を作るような姿勢をとるだろうか。
女性(GM):
「こちらの施術は、お金以外のお支払いでもお受けできますのでよろしければ……」
と顔をやや上気させながらマントの前を開き手に持った名刺を重三さんのシャツの胸ポケ……Dスーツ装着中でしたね。では、胸辺りのパーツの隙間に差し込みましょう。
なおマント端を持ったまま手を伸ばしているので背後からは重三さんが、サイドからはマントが邪魔をしてマントの中は見えません。姿勢としては両腕を重三さんの首に延ばしているように見えるでしょうか。
ライダー:
それだと重三からは見えるのでは?
GM(佐伯):
えぇ、もちろん真正面に立つ重三さんには丸見えです。重三さんは彼女の首から下を視認しますか?
重三(アーチャー):
視認というか、視界に入るだろうな。GMがずっと前を閉じている事を強調する程度には不自然に隠されていたのであろうし。
GM(佐伯):(嬉しそう)
ですよねっ。では重三さんがマントの中身を見るわけですが……
………
氷室:
どうしたのかね?
GM(佐伯):(徐々に顔が赤くなり、おもむろにメモ用紙を取り出す)
しょ、少々お待ちください。
アーチャーさん、こちらを。
メモを手渡す。
蒔寺:
あ? 秘密の内容なの?
GM(佐伯):(まだ赤面)
え、えぇ。重三さんにしか見えてませんし。
女性は名刺をDスーツに差し込んだ後、両手を首に回して半ば抱きつくような体勢となっています。
それではアーチャーさんリアクションをどうぞ。
重三(アーチャー):(裏返しのメモを取り中身を確認する)
リアクションなぞ芸人でもなし期待されてもこm!*8
GM?!
GM(佐伯):(赤面したまま苦笑)
重三(アーチャー):
こ、こういうことなら社は赤面して顔を背けるだろう。……が視線は女性に向けるだろうな。
GM(佐伯):
(アーチャーさんなら顔を背けるだけにするかと思ったら。これが男性が演出する男の子ってことなのかな)
女性はひとしきり重三さんの反応を愉しむと腕を解いて距離をとると、みなさんに背を向けるとマントをバッと拡げます。するとマントの裾が短くなっていきます。
三枝:
マントの中身がわかるの? あんなに厳重に隠してたのに。
GM(佐伯):
と思いきや、裾が上がった所に脚がありません。
美綴:
え?
GM(佐伯):
短くなっているのは拡げた腕もだと皆さんが気づいたころには、翼長50cmくらいの蝙蝠に姿が変わっていました。激しくパタパタ羽ばたき、みなさん頭上を行き来したあと、廊下の先へと飛び去って行きました。壁や窓にぶつからないのはエコーロケーションのためか、そもそもただの蝙蝠ではないからか。
セイバー:
吸血鬼ですか?!
アーチャー:
もしくはその眷属足りえる夜の種族か。なるほど、マントの中身もそれなら納得だが、
ライダー:
なるほど。マントの下は下着姿といったところですか。
アーチャー:(視線を逸らしつつ、メモを握りつぶす)
まぁ、そんなところだ。
あの勢力はカオス勢力だと思っていたのだが自衛隊と対立しているのかね?
GM(佐伯):
“彼女”がいるのでカオスのイメージあるんですが、ゲーム的にはニュートラルなんですよ。表立って対立すると上に睨まれるけれど、野放しにもできないから目を光らせている。とかそんなところでしょうか。
==========
GM(佐伯):
さぁ、10回目のランダムです。これを切り抜ければBOSS部屋ですよ。
蒔寺:
順番的にあたしか? ダイヤの2。さっきが回復だしまたいいヤツか?
----------
GM(佐伯):
みなさんが進んでいると廊下の隅に大きな箱が置かれています。
三枝:
箱?
GM(佐伯):
雪さんには見覚えがあるかもしれません。端的にいえば装備や備品を運搬するための小型コンテナです。普通、こんな所に置かれていることは無いはずなので、日中の訓練のあと片付け忘れか何かだと思われます。
美綴:
お、装備獲得か?
GM(佐伯):
宝箱イベントというのは当たりなんですが、手に入るのは現金とレベルアップボーナス表1回分のアイテムです。
セイバー:
何も無いよりはありがたいですね。誰がダイスを振りますか?
アーチャー:
トランプを引いたカエデで良いのではないか。
蒔寺:
んじゃ、僭越ながら……1,600マッカとマハムドの石だな。金はともかくBOSS前で即死アイテムもらってもなぁ。どうせ効かねぇだろ。金は山分けでいいか?
~~~~~~~~~~
所持金
メガーヌ:297、替寺:294、雪:296
綾織:295、宇佐:229、重三:297、サー:295
マハムドの石は綾織が所持。
~~~~~~~~~~
三枝:
プレイヤー視点だと嬉しいんだけれど、
蒔寺:
そういうマジメちゃんな態度にはアウトロー代表が1つ金言を与えよう。
三枝:
きんげん?
替寺(蒔寺):
「備品が失くなって
てな
美綴:
キンゲンていうよりキベンだったわね。
三枝:(苦笑)
マキちゃん……
じゃぁ、納得はしないけれどそれ以上何も言わないかな。レンさんの事が優先だもんね。
==========
GM(佐伯):
さて、みなさんが基地内を探索しているとやや広い部屋に出ました。30~40m四方くらいの部屋で、その一角部屋の1/4くらいを格子状の壁で囲うように区切られています。
セイバー:
格子状の囲い……牢ですか?
GM(佐伯):
そうですね。まずイメージするのは牢屋でしょう。そしてその印象に違わず中に何人か人影が居ます。一応簡易の寝具は与えられているのか薄めの毛布のような物を被って横になっているようですね。
アーチャー:
レンの姿はがあるのか格子に近づく。目を覚まして騒がれても困るので静かにな。
GM(佐伯):
すると格子に比較的近い所に戸坂レンさんが寝ているのを発見できます。
重三(アーチャー):
では思わず「レン!」と叫ぶ。
GM(佐伯):
そうすると重三さんの声量が大きいのはもちろん、ここに居る人たちは全員“レン”さんなので数人が目を覚まします。
ライダー:
あ
重三(アーチャー):
言われてみればそうだが、レンを見つけて浮き足立っているのでそれどころではない。
GM(佐伯):
他のレンさんたちは見知らぬ集団の登場に震えていますが、戸坂さんだけは寝ぼけ眼を重三さん向けて二度三度まばたきをして目の前に居るのが自分の恋人だと認識すると驚きの声をあげます。
「やっしー?!」
PLs(アーチャー除):
“やっしー”!??
アーチャー:
うむ。そういう相性で呼ばれている事になった。
GM(佐伯):
そういえばレンさんの外見てイメージありますか?
アーチャー:
ん? あまり細かく考えていたわけではないが肩より少し長い程度のセミロングヘアーのイメージがなんとなくあったな。
剣&騎:
(セミロングヘアーのト サカレン……)
アーチャー:
牢の出入口は見つかるかね?
GM(佐伯):
はい。格子の一部が扉になっています。当然、錠がかかっていますが。
氷室:
近くに鍵は……
GM(佐伯):
残念ながら創作でよくあるような、近くの壁に鍵束が吊られているなんて事はありません。
重三(アーチャー):
ならばとる手段は1つだろう
「兄貴! オナシャス」
替寺(蒔寺):
「応よ!」
懐から銃を抜いて入り口の錠に向けるぞ。
「嬢ちゃんたち離れてろよ……」
???(GM):
「そこまでにしてもらおうか」
部屋に男性の声が響きます。
PCs:
『!!!!!!!』
GM(佐伯):
声をした方に振り向くと4名の自衛官がみなさんを睨みつけています。
と言いましたが格好はひと目で自衛官と判断するのは難しいかもしれません。
前列に立ち憤怒の形相を見せている男性は大きな弓を背負い腰には大振りの太刀と銃器が左右それぞれに提げられています。銃器という近代兵器を携帯しているにもかかわらず身につけているプロテクターは古風に見せます。プロテクターというよりも古美術で見かける鎧や兜のようにも見えます。
三枝:
戦国武将みたいな格好てこと?
GM(佐伯):
もっと古い印象ですかね。言うなれば仏像で四天王とかが着てそうなヤツですね。
美綴:
「阿修羅」だからってこと?
GM(佐伯):(白状)
はい。
セイバー:
あっさりと。
GM(佐伯):
アプローチで判明してる内容ですしね。
風格からも彼が調査で名前の出てきた<キダ ショウキ>であると考えられるでしょう。
そして取り巻きが3名。
アーチャー:
確か特攻隊だったか
GM(佐伯):
はい。上半身はサラシを巻いた素肌の上から、様々な文字や図柄が所狭しと刺繍された裾が床に付きそうなほど長い上着を羽織り*9、下半身はニッカボッカのような太ももが膨れて足先が細くなったシルエットの履物に地下足袋といういでたちです。
日本人組:
そっちの特攻隊!!
ライダー:
ど、どうしたのですか?
氷室:
あ、いや、すいません。イメージしていた外見と違っていたもので……。
蒔寺:
自衛隊がどうのこうの言って特攻隊て言われたらカミカゼだと思うだろ!
GM(佐伯):(めっちゃいい笑顔)
予想通りの反応をありがとうございます。
キダは替寺さんが牢を破壊しようとしているのを認めると臨戦態勢をとります。
「五島陸将の思想を邪魔する物は許さん!!」
戦闘開始です!
つづく
花も恥らう女子高生がこんな演出して良いんですか?!
とは思うものの思いついてしまった物は仕方ない。
卓メンバーが全員同性とかならまだありそうだなと思いつつ(汗)
キャラのエミュレートをやめた方が筆が乗るという印象ですね。バランスが難しい……
さて、次回BOSS戦なので時間がかかることを考えると、今回の投稿が今年最後の投稿になります。
遅い上に不定期の更新にも関わらず今年もお付き合いいただきありがとうございました。
次回更新を気長にお待ちいただきつつ、良いお年をお迎えください。