I S-釣りバカ日誌-   作:ソーダガツオ

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今になってけものフレンズみてます


第23話 天災vs釣りバカ〜タチウオ編〜

「あ〜啓くん!待ちくたびれたよ〜!」

 

 

 

「え⋯⋯⋯⋯篠ノ之⋯⋯⋯⋯博士?」

 

 突然に現れたなぞの客人、それはISの生みの親であり箒の姉である篠ノ之束であった。

 

「ね、姉さん!?」

 

「束⋯⋯⋯⋯さん?如何して此処に?」

 

「おー、箒ちゃんもいっくんも久しぶりだねぇ!元気してた?」

 

「元気にしてた?⋯⋯⋯⋯じゃない!」

 

 とぼけた博士の言葉に、千冬先生がイライラしながら捲し立てる。

 

「まあまあ、ちーちゃん。今日は啓くんに用があって来たんだから!」

 

「えっと〜⋯⋯⋯⋯俺ですか?」

 

 困惑した様に俺が訪ねると博士はソファーから立ち上がり、ビシッ!と指を指して宣言する。

 

 

 

 

 

「啓くん!束さんは啓くんに釣り勝負を申し込むよ!」

 

 

「え⋯⋯⋯⋯えぇ〜⋯⋯⋯?」

 

「何さその反応!」

 

 流石の俺もこれには困惑せざるをえない。まぁ、当の博士は顔を膨らまして怒っているが⋯⋯⋯⋯

 その時不思議に思ったのであろう、一夏が発言する。

 

「あ、待ってくれ。そもそも束さんは釣りが出来たのか?」

 

「よくぞ聞いてくれましたないっくん!5ポイント!」

 

「へ⋯⋯?あ⋯⋯どうも」

 

 謎のポイント制に困惑している一夏を置いといて、博士が続けた。

 

「こう見えても束さん、結構フィッシングはやり込んでいるよ〜。それを啓君に確かめてもらうためにわざわざ沖縄まで来たんだからね!」

 

「はぁ⋯⋯⋯それで、勝負の対象魚は?」

 

「うん、勝負は陸っぱりタチウオで時間は明日の夕まづめだよ!」

 

 

 

 タチウオ、読んで字の如く太刀の様に細長い魚で、鋭い歯は、人の皮膚も容易に切り裂いてしまう。和名の由来と同じようにその外観が「カットラス」と呼ばれる湾曲した刃を持つ剣である舶刀に似ていることから、「カットラスフィッシュ」という英名がついているな。

 恐ろしげな外見からは想像できないほど身は柔らかく上品で、タチウオの塩焼きは他の魚の追随を許さないと言う意見も少なくない。

 

「タチウオか⋯⋯⋯⋯⋯唐突で何がなんだか分かりませんが、その勝負のりましょう!」

 

「よっしゃ!啓くんならそう言ってくれると思ってたよ!」

 

 満面の笑みを浮かべて博士は帰り支度を整える。

 

「それじゃあ明日、ここで集合ね!そんじゃバイバーイ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「⋯⋯⋯なんだか嵐の様な人だな、お前の姉さん」

 

「⋯⋯⋯⋯あれが無ければもう少し付き合い易いと言うもんなんだがな」

 

「でも箒、束さんってあんな人だったっけ?」

 

「ん⋯⋯⋯?どういう事だ一夏?」

 

「啓吾は知らないかも知れないけど、あの人昔すごい突慳貪だったんだ」

 

「そうだな⋯⋯⋯私や一夏、妹である箒には比較的マトモに接してた位で、他の人間はその辺に生えてる雑草くらいの存在にしか考えてなかった」

 

 先生は突如昔を懐かしむ様に語りだした。

 

「アイツは幼い頃から天才肌で、小学校に在学している頃には大学の勉強内容すら1+1程度の問題だと自負していた」

 

「うわぁ⋯⋯⋯⋯そんじょそこらの大人よりも賢いじゃない」

 

「⋯⋯⋯⋯だがアイツの唯一の弱点、それは人を見下す事だった。生まれもっての頭脳の所為だろうか、それこそ一時期は自分を含めたごく一部の人間以外、生きてる価値はないと言っていたほどだ」

 

「あぁ、その所為で私は姉さんとの関係も上手くいっていなかった」

 

「ちょっと、それって人としてどうなのよ」

 

「おい鈴!」

 

「だって啓吾⋯⋯⋯」

 

「いや、鈴の言った通りだ。あの人は人として持つべき物を持っていなかった」

 

 そう箒が少し寂しそうに言った。

 

「でも何時からだろうか、束が突然泣きながら電話を寄越してきた事があったんだ」

 

「え!?あの束さんが?」

 

「うむ、そのときはただ声が聞きたかったとだけ言われたが⋯⋯⋯⋯どうにも辛い事があった様に私は感じた。恐らくそれからだろう、束の態度が心なしか穏やかになって、不定期で写真を贈ってくる様になったんだ」

 

「写真?いったいどんな写真なんです?」

 

「それがな⋯⋯⋯」

 

 俺の問いに先生は幾つかの写真を見せてくる。

 

「これは⋯⋯⋯風景写真だな。どれも自然が撮られてる」

 

「まぁ、この写真はイギリスのウィンダミア湖ですわ」

 

 セシリアが一枚の写真を指差した。

 

「ひょっとすると、こっちは中国の長江じゃないかしら」

 

「ボク知ってる!この写真はフランスのリル・シュル・ラソルグだよ!」

 

「あ、これはテレビで見た事があるぞ。たしか日本の十和田湖だったはずだ」

 

『他にも九州の玄界灘やオーストラリアのケアンズ、カナダのユーコン川などがありますね』

 

 各々が自分に縁のある場の写真を言い当てる。どれも川や海で撮られたものだ。

 

「でも、どうして姉さんはこんな写真を?」

 

「う〜ん、分からん、分からんがーーー」

 

 グぅ〜〜〜

 

 皆が悩んでいると突如、可愛らしい音が鳴り響いた。

 

「その話も良いけどケイケイ、おなか減ったよ〜」

 

 腹の虫の正体、それはのほほんさんのお腹の音だった。

 

「フフフ、本音の言う通り少しお腹がすきましたね」

 

「わ、私も⋯⋯⋯⋯⋯」

 

 気がつくと陽も傾いている。時計を見ると、中々どうして好い時間帯になっていた。

 

「あらあら、じゃあ晩ご飯の支度をしなくっちゃね。啓吾、手伝ってくれるかしら〜」

 

「ほいほい、分かったよお袋」

 

「あ、俺も手伝いますよ!」

 

「まぁ!こんなにハンサムな子が手伝ってくれるなんて!お母さん嬉しいわ〜」

 

「「「む⋯⋯⋯」」」

 

 母の何気ない一言が恋する少女達の心に火をつける。

 

「私も手伝います!」

 

「アタシも!手伝うわ!」

 

「ボクも!」

 

「あ、あらあら〜??」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   *

 

 

 

 

 

「それじゃあ!」

 

「「「「「「いただきまーす!!」」」」」

 

 初日の献立は、ゴーヤチャンプルにジーマミ豆腐、ラフテーにグルクンの塩焼き、そして海ぶどうの海鮮サラダとなった。

 

「はーい、大人組にはオリオンビールをどうぞ♪」

 

「待ってました!」

 

「は〜、随分とテンション上がりましたね先輩」

 

「もう朝からマトモに酒飲んでない、やってられっか!」

 

「先輩!?」

 

 織斑先生壊れる

 

「そういえばお兄ちゃん、このグルクンという魚、何の種類の魚なのだ?」

 

「グルクンは内地ではタカサゴと呼ばれる魚だな」

 

「タカサゴ⋯⋯⋯⋯⋯カサゴ?」

 

「ああいや、カサゴではないぞ。“たか”は漁村用語で岩礁のこと、“さご”は「細魚」、「小魚」のことだ。塩焼きの他にも唐揚げや刺身でも美味しいな」

 

「ほんとか!?」

 

「ああ、時間があったらまた釣りに行こう」

 

「あ、それボクも行ってみたい!」

 

「わ、わたしも!」

 

「分かった分かった。じゃあ明日の献立は豪華になるな」

 

 

  料理を楽しむ者、酒を飲み大いに語らう者、各々が今ある時間を喜び楽しんで夜は更けていった。

 

 

 

 

 

  

 

 

 

    *

 

 

「んん〜⋯⋯⋯⋯⋯」

 

 寝苦しい、そう思い俺は目が覚めた。どうやら寝ている途中でエアコンが止まったのであろう、寝る前のひんやりとした空間はもう無かった。

 

「ええと⋯⋯⋯⋯なんだまだ四時半なのか。よく一夏はぐっすり眠っていられるな⋯⋯⋯」

 

 沖縄の夜は暑い。一度目が覚めたら中々二度寝に入れないだろう。

 

「仕様がない、シャワーでも浴びてくるか」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふう〜、湯冷めが気持ちいいぜ」

 

 午前五時、夜も明け朝日が昇り、今日も一日夏日和が始まろうとしている。俺はまだ誰も起きてないと思い部屋へ戻ろうと、半ズボンだけ履いて上半身は裸で自室へ戻ろうとしていた。

 

「それにしたって如何して博士は俺の事を「キャアァ!?」⋯⋯⋯⋯お?」

 

「け、啓吾さん!?」

 

「おや、セシリア起きてたのか」

 

 可愛らしい声のした方を向くとそこにはパジャマ姿のセシリアがいた。

 

「随分と早いじゃないか。眠れなかったのか?」

 

「そういう訳ではありませんが⋯⋯⋯と、とにかく服を速く着てくださいまし!///」

 

「ヘ⋯⋯?あ、あぁすまん!?」

 

 思えばまだ上半身が裸だった事をすっかり忘れてしまっていた。俺は急いでタンクトップを着る。

 

「もう⋯⋯⋯少しはデリカシーを考えてください」

 

「ハハハ、悪い悪い。実家だからな、少し気が緩んでいたんだ。許してくれ」

 

「今度から気をつけてください⋯⋯⋯⋯あら?」

 

「⋯⋯?どうしたんだセシリア?」

 

「今まで気づきませんでしたけど、啓吾さんの右肩には傷跡が有るのですね」

 

「ん⋯⋯⋯ああ、これのことか」

 

 そう言って俺は右肩にできた傷跡をなでる。

 

「随分と大きい傷ですね。何があったのですか?」

 

「んー⋯⋯⋯⋯⋯まぁ言ってしまえば名誉の負傷ってやつなのかな」

 

「まぁ⋯⋯⋯戦争でも行ってたのですか?」

 

 セシリアの的外れな言葉に俺は笑ってみせた。

 

 

 

 

 

「ハハハ!いや、そんなに大したもんじゃないよ。昔ダツに噛まれたあとでな」

 

「ダツ⋯⋯⋯ですか?」

 

 

  ダツ、沖縄の人間ならばサメよりも怖いと言う存在であろう魚だ。サヨリやサンマと同じく、前後に細長い体を持つが、ダツ類は両顎が前方に長くとがるのが特徴で、英名のNeedlefish(針の魚)もここに由来する。両顎はわずかに湾曲し、顎には鋭い歯もある。

捕食の際は小魚の鱗で反射した光に敏感に反応し、突進する性質がある。暗夜にダツが生息する海域をライトで照らすと、ダツが激しく突進してきてヒトの体に突き刺さることがあるので夜間の潜水はとくに注意が必要だな。実際にダツが人体に刺さって死傷する事故も発生しているほどだ。

それと関係はないが意外な事実、サヨリやサンマ、トビウオの他にメダカもダツ目に属しているぞ。

 

「死傷事故もあるだなんて、随分と怖い魚ですのね」

 

「まぁ食べれない事は無いんだが、あまり食べたという人は聞かないな」

 

「しかし、なぜダツに襲われたのです?」

 

「あぁ、その時一緒に釣りをしてた女性がふとつけたライトにダツが飛び込んで来てな。その時魚影を見つけた俺が咄嗟に庇ったんだ」

 

「それで名誉の負傷⋯⋯⋯⋯フフ、啓吾さんに救われた方はさぞ幸運な方なんでしょうね」

 

「思えば不思議な人だった⋯⋯⋯⋯今何処で何をしているか⋯⋯⋯」

 

「連絡は取られてないのですか?」

 

「ああ、あの人と会ったのも一度きりだったからな。元気でやっているといい⋯⋯⋯⋯が⋯⋯⋯?」

 

「啓吾さん⋯⋯⋯?」

 

 何故だろうか⋯⋯⋯俺はいつか海神の言った言葉を思い出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

『実は博士が御主人への「恩返し」と称して造られたのがこの私なのです』

 

 

 

その言葉でずっと空いていた記憶が一気に蘇ってくる。

 

(ダツ⋯⋯⋯⋯⋯⋯博士⋯⋯⋯⋯⋯⋯恩返し⋯⋯⋯⋯⋯⋯そして)

 

 

 

      『お姉ちゃん』

 

 

 

 

 

「⋯⋯⋯⋯⋯⋯」

 

「け、啓吾さ〜ん⋯⋯⋯⋯」

 

「⋯⋯⋯⋯⋯セシリア!」

 

「ひ、ひゃい!?」

 

「ありがとう!俺、セシリアのおかげで思い出したぜ!」

 

「へ⋯⋯⋯?あ⋯⋯どういたしまして?」

 

「よーし、こうしちゃいられない。セシリア、また後でな!」

 

「え⋯⋯⋯あ、ちょっとぉ!?啓吾さん!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうしたんだよ啓吾、やけに元気そうだな」

 

 朝日も昇り皆で朝食をとっていると、ふと一夏が尋ねて来た。

 

「いやなに一夏、一つの疑問が解決しただけさ」

 

「お、おう?」

 

「ほら、今日は国際通りに行くんだ。さっさと食った食った」

 

「え、あぁ⋯⋯おう」

 

「でもボク、沖縄って初めてだから何処から廻ればいいか分からないや」

 

「おっしゃ、じゃあ兄ちゃんが何でも教えてやるぞ〜」

 

「あ、それなら私はジンベエザメのぬいぐるみを買いたいぞ!」

 

「それアタシも買いたい!」

 

「ラウラ、それは明日行く所で買おうか」

 

 博士が来るまでの間、俺たちは存分に沖縄観光を楽しんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   〜夕方6時〜

 

 

「やっほー啓くん、ひょっとしてちょっと疲れてる?」

 

「まぁ自分は妹の荷物持ちですからねえ⋯⋯⋯疲れていないと言えば嘘になりますよ」

 

 そう、沖縄の夏は異様なまでに観光客が多い。これ即ち地元民からしたら地獄に等しい。

 

「大丈夫?」

 

「まぁ、これしきの事で滅入ったりする様な自分じゃないですよ、《《束さん》》」

 

 

「お?」

 

 どうやら相手もこちらの変化を感じとったのだろう。

 

 

 

「なんだか昨日より良い顔になったじゃん」

 

「いやぁ、色々ありましたから。さてと、今日は陸っぱりタチウオ!負けませんよ〜」

 

「もちろん!正々堂々勝負だよ、啓くん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   〜タチウオのウキ釣り〜

 

 

 釣り方は、ウキ釣りや泳がせ釣りなどが人気。いずれの場合も時合いはタチウオが回遊してくる夕まづめ以降となるから、明るい時間帯から釣り場に入って準備を整えるのが好ましいな。

今回の様なウキ釣りの場合、電気ウキが必須となる。集魚効果を高めるためと仕掛けの位置確認がしやすくなるように、ハリスにもケミホタルををセットするとよいだろう。

エサはサバの短冊や冷凍キビナゴなどを使おう。これでハリ掛かりが悪い場合は、ハリを段差で2~3本付ける方法もあるぞ。  

 

 

 

「ふむ、対する姉さんはルアー釣りか」

 

「メタルジグだな⋯⋯⋯⋯それにしては嫁よ、些かハリスが太い様な気がするな。あれでは魚にバレてしまうんじゃないだろうか?」

 

「いや、タチウオは歯の鋭い魚だ。生半可なハリスでは簡単に食い千切られてしまうんだよ」

 

 

 

 

  〜タチウオのルアー釣り〜

 

 タチウオはルアーにも果敢にアタックしてくるため、堤防のナイトゲームでもエキサイティングな釣りを楽しめる。波の穏やかな堤防や港なら7フィート前後のロッドで楽しめるが、足場が高い場合はやや長めのロッドが有利だ。

さっきも一夏が言った通り、タチウオは非常に歯の鋭い魚だ。リーダーの補強のため、先端にフロロカーボン50ポンド、もしくはワイヤリーダー(ステンレスなど金属素材の先糸)を使う。ただしワイヤーリーダーはルアーの動きが変わって食いが悪くなるので気をつけよう。

メタルジグ以外にもルアーはミノーやスピンテール、バイブレーション、などを用意したら良いだろう。

 

 

 

「よ〜し来たよ〜!」

 

 

意外な事にファーストヒットは束さんだったらしい。竿が大きくしなる。

 

「なあ簪、タチウオってあんなに引くものなのか。以前お兄ちゃんの図鑑で見たが細っこい魚なんだろう」

 

「ええと、タチウオみたいな細長い魚は体を大きくくねらせるから、瞬発力がある泳ぎが出来るんだとおもう」

 

簪の言った通り、タチウオをはじめ、細長い魚はその見た目からは想像できないほど大きく暴れる。そのおかげか、タチウオ釣りは根強い人気を誇っている。

 

「よいしょ!⋯⋯⋯⋯まあでもまだまだ小さいかな」

 

「ええ、二本半から三本ってとこかな。これから良い時間ですし大きいやつも来るんじゃないですか?」

 

 

「二本?三本?ねえ一夏、どういう事なのかな?」

 

「はい嫁解説!」

 

「え!?おれ今回そういう役回りなのか!?」

 

「はやくしろ一夏」

 

「そうよ、早く解説しなさい」

 

「わ、分かったよ!ええとだな⋯⋯⋯」

 

タチウオのサイズの基本は身体の長さではなく太さを計る事なんだ。アングラーの間では、指○本という表現で大きさを表現されることが多く、指2本程度の小さなタチウオは、ベルトサイズと表現される。指4本あれば大物と言ってもいいだろう。メーター級はドラゴン級と言われているぞ。

 

 

「まあそうだと良いんだけどね、如何せん沖縄で釣りをするのは久しぶりだからねえ」

 

「あー⋯⋯⋯あれ以来来てないんですか」

 

「まあねぇ、ここに来たら色々思い出しちゃうし」

 

「⋯⋯⋯⋯⋯いや、ちょっとまて色々聞きたい言葉がチラホラ出て来たぞ?」

 

 まるで慣れ親しんだ様に話す俺たちに千冬先生が突っ込みをいれる。

 

 

「なんだ、お前達結局知り合いだったのか?」

 

「ああいや、おれも今朝思い出してね。実はーーーおっと!」

 

 話しかけようとした時、俺の竿が大きくしなった。

 

「デカいデカい!絶対大物だよ!」

 

「啓吾、タモいるか?」

 

「いや、このままごぼう抜きにするぞ⋯⋯⋯⋯それ!」

 

 俺たちの眼前に銀の龍が姿を現す。まちがいなく四本指くらいはあろうタチウオだ。

 

 

「いやぁ〜さすっが啓くんだね!全然束さんのより大きいよ!」

 

「まだまだ()()()()()()()()()()には負けないかな」

 

「あはは⋯⋯⋯ちょ〜っとそれを言われると恥ずかしいかな///」

 

「のろけるな!だからお前達は一体どういった関係なんだ!」

 

「そうですわ!啓吾さん、博士とは何処で知り合ったんですの!」

 

 業を煮やしたのあろう。友人達が口々に質問してくる。

 

「えっと、それはーー」

 

「そのことは私の口から説明するよ。啓くん」

 

「束さん?」

 

 

 

 

 

 

 

   次回、束と啓吾の過去が明らかに

 

 

 

 

 

 

 

 




「vsってわりには、あまり対決してないぞ」

「まあ戦隊vsシリーズも全然してないから良いでしょ(適当)」

「大手と一緒にするんじゃない!」

「ちなみに作者が一番好きなフレンズはなんなの?」

「ハシビロちゃん」
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