ドラゴンボール - Episode of Super Saiyan Mary   作:桂ヒナギク

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Episode 2

 皇室に戻ったメアリー。

 武装した執政官たちがあちこちに倒れている。

「どうしたの!?」

 その中の一人に声をかけながら体を揺さぶる。

「やつの……憑依……気を付けろ……」

 気を失う執政官。

 メアリーは玉座に向かった。

 玉座には王と王妃が倒れており、その近くにベビーが立っていた。

「あんたは?」

 振り向いたベビーは、メアリーの尻尾を見て呟いた。

「サイヤ人」

「なぜそれを?」

「お前のサイヤパワー、いただくぞ」

 ベビーがゲル状になってメアリーに接近する。

「うっ!」

 ベビーがメアリーの中へ浸透していく。

「ぐっ!」

 体の自由が利かなくなる。

 ベビーの顔がメアリーの頬に浮かび上がった。

「どうやら貴様は超サイヤ人にはなれないようだが」

「私から出ていけ」

「それはできない」

「なに?」

「今、お前の記憶を読んだ。メアリーというのだな」

「……………………」

「喜べ。今日からお前は俺のしもべになる」

 ベビーが産みつけた卵が、孵化して脳を侵食した。

 ベビーがメアリーの体から出てくる。

(やっと出てくれたか)

「メアリー」

「はい、なんでしょう?」

(え?)

「俺は全宇宙をツフル化する。お前にはそれを手伝ってもらいたい。これから地球という星へ行くぞ」

「わかりました、ベビー様」

(声が勝手に……?)

 メアリーはベビーに連れられ、ベビーが乗ってきた宇宙船に搭乗した。

 宇宙船は惑星テレサを発ち、地球を目指した。

(どうして体が勝手に?)

「ベビー様、メアリーの意識が残っているようですが」

「放っておけ。どうせ何も出来まい」

 

 

 宇宙船は地球に着いた。

 砂漠地帯に着陸する。

 宇宙船からベビーとメアリーが出てくる。

 二人は街へ行き、騒ぎを起こした。

「サイヤ人はどこ!?」

 メアリーが人を襲いながら訊ねる。

「し、知りません」

 地球人がそう答えると、メアリーは鼻を鳴らして次の人物を襲う。

 一方でベビーは、地球人の体を次々と乗っ取り、卵を産み付けて下僕化していた。

 そこへ悟天が現れる。

 悟天はがたいのいい男と戦闘を始めた。

 がたいのいい男は一瞬でのされる。

「うわ! うわああああ!」

 野次馬の中から、細身の男が呻きながら出てくる。

 細身の男の背中から、ベビーが姿を現した。

「何者だお前!?」

「お前の中からすごいパワーを感じる。これなら悟空を倒せるか」

「お前、父さんを知ってるのか?」

「ほおう。お前、あのチビの息子か。それは面白い」

 ベビーの横にメアリーがやってくる。

「お前も仲間か?」

「ベビー様、ここは私が」

「いいだろう」

 メアリーは悟天に襲いかかるが、悟天にかわされてしまう。

 攻撃が外れたメアリーは、悟天の方を向き直って、気弾を放った。

 後退しながら気弾を連射するメアリー。

 悟天は気弾を弾き飛ばしながら、メアリーに接近する。

 メアリーは悟天の攻撃に応戦。

 二人は互いに相手を攻撃をする。

「あんたにもベビー様の全宇宙ツフル化計画に参加してもらうわよ」

 ガードした悟天を殴り飛ばすメアリー。

「うわああああ!」

 吹っ飛んで壁にめり込む悟天。

「もうゆるさねえ!」

 悟天が気を溜めて超サイヤ人に変身する瞬間、ベビーが彼の体内に侵入した。

 意識を失う悟天。

 そこへ、メアリーが接近して攻撃をしようとする。

「よせ」

「……!?」

 メアリーはすんでのところで止まった。

「ベビー様ですか?」

「そうだ。俺は都へ行く。お前は待機していろ」

 悟天ベビーはそう言って、ベジータの住むカプセルコーポレーションへ向かう。

 

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