ドラゴンボール - Episode of Super Saiyan Mary   作:桂ヒナギク

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Episode 3

 メアリーは宇宙船に戻ってきた。

 特にやることもなく、ただひたすらにベビーの帰りを待っていた。

来い──ベビーの声が脳裏に響いた。

 メアリーは宇宙船を飛び出し、ベビーの元へ向かった。

 そこでは、ベビーに乗っ取られた悟天の兄、悟飯とベジータが戦っていた。

「ベジータさん!」

 悟天がやって来たため、メアリーは物陰に隠れた。

「助けに来たよー!」

 ベジータの背後に着陸する悟天。

「あれ? どう見ても悟飯兄さんですよ、あれ」

「そうだよな、兄弟」

「悟天、貴様は引っ込んでろ」

「わかったよ!」

 悟天は後退すると、気功波をベジータに放った。

 ベジータは気功波を弾き飛ばす。

「どういうつもりだ、悟天!?」

「誰をとは言ってなかったな!」

 悟天はベジータを襲う。

 ベジータは攻撃をかわし、悟天の腕を掴んで投げ飛ばした。

 その先にはメアリーの姿が。

 メアリーはとっさに悟天を蹴り飛ばした。

「うわああああ! なんでこうなるんだよ!?」

 メアリーは悟飯ベビーの元へ。

「ベビー様、お呼びでしょうか?」

「なんだお前は!?」

 ベジータは驚き戸惑う。

「メアリー、ベジータの体力を減らすのだ」

「わかりました」

 メアリーがベジータを襲う。

 ベジータは攻撃をかわし、反撃に出る。

「くっ!」

 メアリーは怯むが、体勢を立て直して再び攻撃する。

「ぐお!」

 ベジータが吹っ飛ぶ。

「後悔するがいい!」

 ベジータは超サイヤ人に変身する。

「すごいパワーだ」

「貴様もろとも全員吹っ飛ばしてやる!」

 ベジータはギャリック砲を放った。

 メアリーがギャリック砲をまともに食らい、砂塵が立ち込めた刹那、ベビーがベジータに寄生する。

「なんだ、もう終わりか?」

「終わりかだと?」

「どこだ? どこにいる!?」

「ここだよ、ここ。君の中さ」

 ベビーの顔がベジータの頬に浮かび上がる。

 焦り冷や汗をかくベジータ。

「寄生虫のようなやつだと言いたいか。だが、それは違う。俺は君になるのだよ」

「出て行きやがれ!」

 ベジータが気を溜める。

「凄いぞ、ベジータ。だがそのパワーは俺が吸収してしまうがな」

「何!?」

 ベビーに溜めた気を吸い取られる。

「くっ!」

 手を動かそうとするが、いくら力を入れてもびくともしない。

「体の自由が利かないだろう?」

「貴様、一体何者だ!?」

「俺か? 俺はツフル人さ」

「ツフル人だと?」

「ああ、君たちサイヤ人に滅ぼされたな」

「お前の能力はわかった。だが悟天はどういうことだ?」

「俺は一度乗っ取った相手には卵を産み付けている。その卵が孵り、脳まで達すれば、そいつは俺の思い通りに動く。ベジータ、君も例外ではないぞ」

「ふっ……笑わせる。お前などカカロットに倒されて終わりだ」

「悟空のことか。あいつは君の手で死ぬことになるだろうな」

 ベビーは笑い声をあげた。

 

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