ドラゴンボール - Episode of Super Saiyan Mary 作:桂ヒナギク
メアリーの精神世界。
メアリーはベビーの卵から孵化したシモベと戦っていた。
「お前なんかに、操られて堪るか──っ!」
メアリーの特大の気功波がシモベに炸裂する。
「ぐっ……! べ、ベビー様……!」
シモベを倒したメアリーは精神世界から帰還した。
ベビーベジータが笑い声を上げている。
「あなたも、サイヤ人ですか?」
と、悟飯がメアリーに訊ねる。
「え?」
「その尻尾、サイヤ人ですよね?」
「うん、まあ……」
「おい、悟飯、悟天」
と、ベビーベジータ。
二人はベビーべジータを見る。
「何でしょう、ベビー様」
「お前たちは家に戻れ。俺は地球人をツフル化しに行く」
「わかりました」
悟飯と悟天が飛び去っていく。
続けてベビーべジータが飛び立つ。
(カカロット……そやつがベビーを倒す? そう言えば、フリーザを倒したやつもそんな名前だったっけ)
「ま、私には関係ない。……と、言いたいところだけど……」
メアリーはベビーべジータを尾行した。
ベビーが次々に地球人をツフル化している。
(カカロットさんが戻って来る前にこの惨状を何とかしないと……)
メアリーは道路に横たわるべジータを見つけた。
(今がチャンス!)
メアリーはべジータに接近し、彼を人気のない場所に隠した。
目を覚ますべジータ。
「目が覚めたのね」
「お前は?」
「メアリーよ」
べジータはメアリーの尻尾に気付く。
「サイヤ人なのか?」
「ツフルとの混血だけどね」
と、ベビーの様子を見ながら答えるメアリー。
「なに?」
睨め付けるベジータ。
「そんな顔しないで! 私はあいつとは違うわよ!」
ベビーはべジータがいなくなっていることに気付く。
「どこへ行った、べジータ?」
「ここにいて」
メアリーはベビーの前に飛び出した。
「メアリーか」
「波──っ!」
不意打ちのエネルギー波をベビーに浴びせる。
「貴様、何をする!?」
「もうあんたになんか操られないんだから」
「ならば死ぬがいい!」
ベビーがエネルギー波を繰り出した。
メアリーはエネルギー波を弾き飛ばす。
「おのれ!」
ベビーが気弾を連射する。
メアリーは無数の気弾を残像拳でかわす。
「そんな攻撃、当たらないわよ!」
メアリーは特大気功波を放ち、ベビーを粉砕した。
ベビーの肉片が地面に散らばる。
「やったのか?」
べジータがやってきた。
ベビーの肉片がべジータに侵入した。
「はっ!?」
「どう………うっ!」
ベビーべジータの渾身の一撃がメアリーに炸裂した。
「うわああああ!」
吹っ飛んでいくメアリー。
「残念だったな、メアリー。俺は少しでも体が残っていれば再生できるのだよ」
瓦礫の中から埋もれていたメアリーが出てくる。
メアリーは一瞬でベビーべジータの懐に潜り込み、腹部に強力な打撃を浴びせる。
「ぐおえ!」
体がくの字に曲がるベビーべジータ。
「終わりだ!」
メアリーはベビーべジータを蹴り飛ばし、気功波を放った。
ベビーべジータは気功波を受けるが、全く効いていなかった。
「なっ!?」
「今度はこっちの番だ」
と、ベビーべジータがメアリーに接近してきて……。