ドラゴンボール - Episode of Super Saiyan Mary   作:桂ヒナギク

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Episode 5

(くっ、勝てないのか)

 ベビーベジータがゆっくりと歩み寄ってくる。

(また、守れないのか)

 懐に潜り込んだベビーベジータが、メアリーを蹴り飛ばした。

 地面に転がるメアリー。

「クッソ! クッソ! 私にもっと力があれば!」

プチン!──絶望に怒りを抱いたメアリーが、ついに超サイヤ人に変身した。

「何?」

(力が満ち満ちてくる)

 メアリーはベビーベジータの方を振り返った。

「超サイヤ人になったか」

「今度の私はちょっと強いわよ」

 メアリーが目にも留まらぬ速さでベビーベジータの懐に入り込んでその腹部を殴った。

「ぐおえ!」

 ベビーベジータの体がくの字になりながら吹っ飛ぶ。

「貴様!」

 ベビーベジータが体制を立て直してメアリーに攻撃を仕掛ける。

 メアリーはベビーベジータの攻撃を(ことごと)くかわし、反撃した。

「がはっ!」

 吐血するベビーベジータ。

「はっ!」

 メアリーがベビーベジータを蹴り飛ばした。

「とどめ!」

 ベビーベジータにメアリーの気功波が炸裂する。

 ベジータの体から逃げ出すベビー。

「待ちなさい!」

 ベビーを追うメアリー。

 ベビーは自身が乗ってきた宇宙船に逃げ込む。

 宇宙船が宇宙へ飛び立った。

「逃すか!」

 メアリーは宇宙船めがけて気功波を放つ。

 宇宙船は気功波に押され、太陽に落ちた。

 ベビーの気が消える、と、同時に、ベビーに洗脳されていた人々は、放心状態になった。

 メアリーの脳裏に聞きなれない声が聞こえてきた。

『メアリーよ』

「誰?」

『わしか? わしは界王じゃ。今から天界の超神水(ちょうしんすい)を使ってベビーに植えつけられたみんなの卵を浄化させるんじゃ。天界は空中に浮かぶ神殿じゃぞ』

 メアリーは上空へ飛び立ち、天界を探した。

 天界を見つけ、神に面会する。

「あなたは?」

「火急につき用件だけ。超神水は?」

「倉庫にありますよ」

「案内してくれる?」

 メアリーは倉庫に案内された。

「これです」

 神が超神水をメアリーに渡した。

「どうも」

 メアリーは超神水で人々を浄化して回った。

 全ての人々をベビーの呪縛から解放したメアリーは、空になった容器を天界に返却した。

 そこへ、タコ型の宇宙船が着陸する。

「おーい、デンデー!」

 孫 悟空たちが宇宙船から降りてきた。

「悟空さん! みんな!」

 神……デンデが反応した。

「ん? オメエ誰だ?」

 と、メアリーを見て言う悟空。

「メアリーよ」

「彼女、ベビーとか言う悪者を一人で倒したんですよ」

「ベビーだって!?」

 と、トランクス。

「あいつ、地球に先回りしてたのね」

 と、パン。

「でもよ、ベビーはもういねえんだろ? いいじゃねえか、それで」

それより──悟空が構える。「オメエ、強そうだな。オラと戦ってくれねえか?」

「もう、おじいちゃんったら……」

 みんな一斉に笑い出した。

 

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