ドラゴンボール - Episode of Super Saiyan Mary 作:桂ヒナギク
(くっ、勝てないのか)
ベビーベジータがゆっくりと歩み寄ってくる。
(また、守れないのか)
懐に潜り込んだベビーベジータが、メアリーを蹴り飛ばした。
地面に転がるメアリー。
「クッソ! クッソ! 私にもっと力があれば!」
プチン!──絶望に怒りを抱いたメアリーが、ついに超サイヤ人に変身した。
「何?」
(力が満ち満ちてくる)
メアリーはベビーベジータの方を振り返った。
「超サイヤ人になったか」
「今度の私はちょっと強いわよ」
メアリーが目にも留まらぬ速さでベビーベジータの懐に入り込んでその腹部を殴った。
「ぐおえ!」
ベビーベジータの体がくの字になりながら吹っ飛ぶ。
「貴様!」
ベビーベジータが体制を立て直してメアリーに攻撃を仕掛ける。
メアリーはベビーベジータの攻撃を
「がはっ!」
吐血するベビーベジータ。
「はっ!」
メアリーがベビーベジータを蹴り飛ばした。
「とどめ!」
ベビーベジータにメアリーの気功波が炸裂する。
ベジータの体から逃げ出すベビー。
「待ちなさい!」
ベビーを追うメアリー。
ベビーは自身が乗ってきた宇宙船に逃げ込む。
宇宙船が宇宙へ飛び立った。
「逃すか!」
メアリーは宇宙船めがけて気功波を放つ。
宇宙船は気功波に押され、太陽に落ちた。
ベビーの気が消える、と、同時に、ベビーに洗脳されていた人々は、放心状態になった。
メアリーの脳裏に聞きなれない声が聞こえてきた。
『メアリーよ』
「誰?」
『わしか? わしは界王じゃ。今から天界の
メアリーは上空へ飛び立ち、天界を探した。
天界を見つけ、神に面会する。
「あなたは?」
「火急につき用件だけ。超神水は?」
「倉庫にありますよ」
「案内してくれる?」
メアリーは倉庫に案内された。
「これです」
神が超神水をメアリーに渡した。
「どうも」
メアリーは超神水で人々を浄化して回った。
全ての人々をベビーの呪縛から解放したメアリーは、空になった容器を天界に返却した。
そこへ、タコ型の宇宙船が着陸する。
「おーい、デンデー!」
孫 悟空たちが宇宙船から降りてきた。
「悟空さん! みんな!」
神……デンデが反応した。
「ん? オメエ誰だ?」
と、メアリーを見て言う悟空。
「メアリーよ」
「彼女、ベビーとか言う悪者を一人で倒したんですよ」
「ベビーだって!?」
と、トランクス。
「あいつ、地球に先回りしてたのね」
と、パン。
「でもよ、ベビーはもういねえんだろ? いいじゃねえか、それで」
それより──悟空が構える。「オメエ、強そうだな。オラと戦ってくれねえか?」
「もう、おじいちゃんったら……」
みんな一斉に笑い出した。