鎮守府提督のΨ難   作:榛猫(筆休め中)

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決戦!棲地MI

side斉木

 

 

 

ふう、どうやら無事戻ってこられたようだな…。

 

 

「え…?」

 

ん?………。

 

 

『なんだ、來月か…。どうした?幽霊でも見たような顔して…。

 

 

「え?お、おにい…ちゃん?おにいちゃんなの!?ほんもの!?」

 

 

『何を言ってる?その口ぶりだと僕の偽者でもいたのか?

 

ドッペルゲンガーでも出たか?

 

 

「おにいちゃん!!」

 

なんだ?急に僕の方に突っ込んでくるとは…危ないじゃないか…。

 

 

『おっと……。

 

 

【サイコキネシス!】

 

 

「あら…?むぅ…!もう、こういうときくらいすなおにだきとめてくれたっていいじゃない…」

 

 

『無茶言うな、お前は元とはいえ艦娘なんだぞ?勢いよく突っ込んでこられたら僕の方が吹っ飛ばされてしまうんだよ…。

 

いくら超能力で守れると言っても不意打ちにも近い艦娘の一撃を受けたりしたらただでは済まないだろう……。

 

 

「むぅ、おにいちゃんのいじわる……」

 

 

『好きに言え、さて來月。また少し協力してくれ。

 

 

「え?いいけど…今度は何をすればいいの?」

 

 

『前とほぼ一緒だ…。

 

 

「ということは、またおにいちゃんになりきればいいのね?」

 

なかなか鋭いじゃないか

 

 

『そうだ、頼めるか?

 

 

「まかせておいて♪」

 

 

『じゃあ頼んだぞ…。

 

 

【誤認】

 

今、來月を僕に見えるように誤認させた。

 

さて、状況から察するに來月はちゃんとノートを長門に渡してくれたようだ……。

 

なら、やることは一つだ…。

 

 

【瞬間移動!】

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

 

ここに来るのも久しぶりだな……。

 

 

「提督?生きていらしたのですね…」

 

 

『僕を勝手に殺すんじゃない

 

 

「申し訳ありません……」

 

 

『まあいい、それより大鳳。出撃の準備は整っているか?

 

 

「はい、すぐにでも出撃可能です」

 

 

『なら、すぐに出撃してくれ、目標は棲地MIだ……。

 

 

「了解!今日はいい風…。正規空母大鳳、出撃します!」

 

…………。

 

行ったな、今頃向こうでは來月が上手くやってくれているだろう…。

 

さて、じゃあ僕も行くか…。

 

 

【瞬間移動!】

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

sideout

 

 

 

side赤城

 

 

時は少し進み、棲地MI……。

 

 

吹雪さんの提案で空母を撃破すれば何かが変わるという言葉を信じて私達は空母を撃破しました。

 

ですが、戦況は変わらず…私達は絶望に打ちひしがれていました……。

 

やはり、抗うことはできないの……? 

 

私が諦めかけたその時、突然頭の中に声後聞こえてきたのです。

 

 

《諦めるんじゃない!それでも僕の部下か!!》

 

 

っ!!この声は…まさか……!!

 

 

『『『ッ!?』』』

 

他の皆さんも同じように声が聞こえてきたのでしょう…。驚いた顔をしています。

 

すると、遠くの空に何かが打ち上げられました。

 

打ち上げられた何かは途中で艦載機へと変わり…敵の艦載機を破壊していきます……。

 

 

「誰だ…!?」

 

 

「長門秘書艦!あれ!」

 

驚く長門秘書艦に吹雪さんが遠方を指差し答えます。

 

私もそちらを見てみると、そこには一つの人影が……。

 

 

「優秀な子達、力を見せて!」

 

その人影はボウガンを構え、空に向けて弾を撃ち放つと……また多数の艦載機達が姿を表しました…。

 

 

「誰なのです?」

 

「レディー?」

 

 

『本日付けで鎮守府に配属になった装甲空母、大鳳です。無線封鎖の解除を』

 

大鳳さん?いったい誰が……。

 

 

「大鳳、?長門が連れてきたの!?」

 

 

「いや……」

 

陸奥さんが驚いているとまた無線が聞こえてきた。

 

 

『聞こえますか!鎮守府、全艦隊に、全艦娘に告げます!提督が!提督が!鎮守府に着任しました!』

 

提督が!生きてらっしゃったのですか!?

 

皆さんも驚きと喜びがない交ぜになっています……。

 

 

『提督からの伝言です…。負けるな、必ず勝て!

繰り返す、負けるな、必ず勝て!

今までよくやってくれた…。

僕が行くまでもう少し耐えてくれ』

 

ということは、先程の声は……。

 

 

「しかし…敵の空母はもう……」

 

 

「長門秘書艦!もう一杯現れました!空母です!」

 

 

「なにっ!?」

 

吹雪さんの言葉に振り返るとそこには確かに敵空母の姿が……。

 

 

「いったい幾ついるっぽい…!?」

 

 

「サインは勘弁だよ!キリ無いからぁ!」

 

私達がまた絶望に支配されそうになったその時でした。

 

 

【ドドドダダダダダダダッッ!!】

 

突如、空から光の雨が降り注ぎ敵艦隊を根こそぎ爆発させたのです。

 

 

「あの光は…まさか!」

 

長門秘書艦が慌てて空を見上げます。

 

私も連られて空を見ると……。

 

そこには緑色の衣服に身を包み桃色の髪を生やした少年の姿が……。

 

 

『『『提督!?』』』

 

そう、それは私達が待ち望んでいた提督なのでした。

 

 

sideout

 

 

 

 

 

side斉木

 

 

やれやれ、僕を一度は倒したからもう少し楽しめるかと思ったんだけどな……。

 

まあ、今はもうどうでもいいことか……。

 

 

『『『提督!?』』』

 

ん?気付かれてしまったか。仕方ない…行くとするか…。

 

 

 

 

ーーーーーー

 

 

 

 

 

「司令官、ご無事だったのですね!

でも、今のはいったい……」

 

 

『吹雪、その話は後だ。今は……。

【ギロリッ】

 

 

「ッッッ!?!?」

 

 

『よくも僕の鎮守府、そして艦娘達に手を出してくれたな?この仕打ち…お前は簡単に死ねると思うなよ?

 

 

「……ナ…ナ…ナァァァ……」

 

 

『いくぞ!オォォォォォォッ!!

【バジジジジジジジジジッ!!】

 

 

「っ!いかん!皆!今すぐここから全速力で撤退せよ!」

 

いい判断だ、長門……。

 

 

『ハアッ!!

 

 

【ドンッ‼ズドォォォォォォンッッ!!!!】

 

 

「アァァァァァァァァァァ……ッッ!!!」

【ボガァァンッ!!】

 

 

『部下の失態は上司の責任だ…恨むなら馬鹿なことを仕出かした部下を恨め……。

 

 

『『『提督!!』』』

 

あぁ、そういえばいたなお前達も…。

 

 

「今のなに!?何したっぽい!?」

 

 

「そうよ!あんなの使えるなんて聞いてないわ!」

 

 

「テートクはPsynhicだったんデス!?」

 

 

「あらぁ~私達の提督は凄い方だったのね~」

 

落ち着け、とりあえず帰るぞ……。

 

 

『『『はい!!』』』

 

はぁ…。これからまた面倒になりそうだ……。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

やれやれ、ようやく帰っていったか…。

 

そういえば吹雪は居なかったな。

 

仕方ない、少し様子を見てみるか……。

 

 

 

【千里眼!】

 

 

ーーーーーー

 

 

吹雪は…いた!

 

また、あの高台にいるのか……。

 

仕方ない、行ってみるか。

 

 

【瞬間移動!】

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

『吹雪、どうした?こんなところにいるなんて…

また何かあったのか?

 

 

 

「!あっ司令官!いえ、終わったんだなぁ…って思って」

 

 

『そうだな、けど海を全部取り戻せた訳じゃない…黄昏るにはまだ早いんじゃないか?

 

 

「そうですけど…今はこの思いを大切にしたいんです」

 

 

『……そうか

 

 

【スワリスワリ…】

 

思えばコイツも強くなったな…。

 

最初来た頃はここでいじけていたのに……。

 

本当に強くなった……。

 

 

【コテンッ】

 

ん?なっ!?

 

何故コイツは僕の肩に頭を乗っけている?

 

 

『おい、吹雪…。何してる?

 

 

「すみません司令官…。でも、もう少しこのまま……」

 

 

『まったく…仕方のないやつだ……。

 

 

「ありがとうございます♪それと司令官」

 

 

『なんだ?

 

 

「おかえりなさい」

 

…………。

 

 

 

 

 

 

『あぁ、ただいま。吹雪……。

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーー【完】ーーーーーーーーー

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