side斉木
僕の名前は斉木楠雄、超能力者である。
調べてみたところここは艦隊これくしょんとか言う作品中らしい。
前回いきなり部屋に突撃してきたあの少女は艦娘というらしい…。
まったく、艦娘というのは全員あそこまでうるさいものなのか?
というより、なぜ僕が提督などと呼ばれるんだ…。
僕は目立たず静かに生きていたいだけなのに。
「提督、どうかなさいましたか?」
おっと、考え事をしていて気が付かなかった。とりあえず首でも振っておくか。
今僕の前にいるのは加賀、以前の少女と同じ艦娘だ…。
コイツはあの少女と違い静かなので非常にやり易い。
にしても、どうしたものか…人前で超能力は使うわけにはいかない…。
「そうですか。それでは、私は戻ります…。何かあればお呼び下さい…」
分かったからさっさと帰ってくれ。
ふう…さて、元の世界に帰る方法を探さなくては…。
仕方ない、少し外を出歩いてみるか。
(間宮さんの料理は最高ね~、いくらでも食べられそうだわ~)
(入渠の最中って暇なんだよなぁ…寝てると溺れるし)
いや、風呂の最中に寝るのはおかしいだろ…。
やれやれ、こうしてみると、艦娘も人間とたいして変わらないんだな。
敢えて違いをあげるなら船の艤装をつけて海の上を走り回れることと見た目とは裏腹に全員が怪力の持ち主と言うことくらいか…。
そういえば、以前長門とかいう艦娘が、建造で新たに艦娘を作り出すことが出来ると言っていたな。
そもそも建造でどうやって人形の船を作り出すのか気になっていたところだ、少し覗いてみるとするか。
ここが工厰か、なるほど、確かにそれっぽいじゃないか。
よし、中に入ってみるか。
「いらっしゃいませ!あ!提督じゃないですか、どうかしたんですか?」
建造に来ただけだ…。どうやればいい?
「建造ですね、それじゃあこの紙に資材の量を記入してください」
ん?この資料に書けば良いのか…。
今の資材の数は…。
なるほど、資材はそこそこあるみたいだな…。
よし、とりあえず適当にか書いておくか…。
「あ、書き終わりました?」
ほら、これでいいんだろ?
「はい、分かりました。あ、バーナーはどうしますか?」
バーナーか、確か建造時間を早める物だったな。
よし、それじゃあさっさとやってもらうとしよう…。
「分かりました、それじゃあ少し待っていてくださいね」
やれやれ、さて、どんなやつが出来るのか…。
少し覗いてみるか…。千里眼
『説明しよう!斉木は寄り目になることで千里眼使えるようになるのだ』
説明ご苦労様だ…。
それで、どうなっているのか…。
「さあ、いきますよぉ!ファイヤー!!」
なるほど、そうやって作るのか。
って、あんなんで出来るとかおかしいだろ!
まあいい、そろそろ戻すとするか…。
「お待たせしました!出来ましたよ提督」
さて、どんなやつが生まれたのか拝んでやるとするか。
「艦隊のアイドル!那珂ちゃんだよー!よっろしくー!」
おい…。まためんどくさそうなやつが来たな…。