side斉木
海藤から吹雪という駆逐艦を譲り受けることになってから数日の事…。
奴から一通の手紙が届いた。
やけに早いな、もう準備が整ったのか?
【吹雪を移籍させる準備は整った。明日、そちらの鎮守府に向かわせる…。よろしく頼む…。】
とのことだった…。
まあ、この手紙が届いたのが昨日の事だからもうこちらに向かって来ているはずだ…。
(うぅ…。私、大丈夫かなぁ…)
やれやれ…噂をすればなんとやらとはよく言ったものだ…。
sideout
side吹雪
中二司令官からここに移動だと言われて来てみたけど…。
大丈夫かなぁ…。私…。
ここの司令官が、怖い人だったらどうしよう…。
あぁ、緊張するぅ…。
そうこうしている間に司令室の前に到着する。
(もうこうなったら!行くしかないよね!)
【コンコン】
『開いてるから入ってきてくれ…。』
「失礼します!」
中に入ると頭にアンテナ?のようなヘアピンをつけているピンクの髪の少年がいた。
この人が提督?とにかく挨拶しなくちゃ!
「はじめまして、司令官!吹雪です!よろしくお願いします。」
『はじめまして…。僕は斉木楠雄。ここで、提督をしている…。』
あ、やっぱり提督なんだ…。
お若いんだなぁ…。
中二司令官と同じくらいかな?
って!そんなことかんがえてなくていいよ!
あの事を伝えておかなきゃ…。
「あ、あの!司令官!」
『なんだ?』
「実は私…実戦経験をしたことがなくて…。」
『…なに?』
ひっ!怒られる
『なーんて、冗談だ。その事なら知ってるから心配いらないだろう』
「…え?」
い、今の…冗談だったの…?
『経験なんかこれからいくらでも積めばいい…。だから大丈夫だ、出来る』
「は、はい…」
本当に大丈夫なのかなぁ…。
『とりあえず、お前の配属は第三水雷戦隊だ…。』
「あ、はい!了解しました。それじゃあ失礼します。」
私は司令室を後にした。
sideout
side斉木
やれやれ、ようやく行ったか…。
全く…。あそこまで不安そうにしなくてもいいだろうに…。
仕方ない、少し様子を見てみるか。
【千里眼】
さて、吹雪は…いたな…。
丁度第三の駆逐艦が来ていたようだな。
まあ、僕が呼んでおいたんだが…。
あの様子ならそこまで心配する必要は無さそうだ。
さて、手が空いたし間宮の所にでも行ってコーヒーゼリーを頂くとするか。
と、その前に…。
(提督、聞こえますか?長門です。)
聞こえてるぞ、なんだ?
(出撃していた第四艦隊が敵棲地を発見しました。どうなさいますか?)
そうか、それじゃあ第四艦隊には帰還命令、それとその聖地は主力艦隊で強襲だ。
出撃の編成は第一機動部隊、第ニ支援艦隊、第三水雷戦隊の二組…。
(畏まりました…。)
やれやれ、これで無事に事が済めばいいが…。
念のため注意だけしておくか…。
最悪の場合、僕自身が出れば問題ないな。
さて、今度こそ間宮のところに行くか。
僕は司令室を後にした。