さて……どうしたものか…………
目の前にはメモとペンが置いてある机があるだけで他は何もない部屋だ。まあ取り敢えずメモを読むとしよう。
『やぁ、無事メモを確認できたようで安心だ。早速で悪いが君には転生をして貰いたいと思っている。まあありきたりな話だね。転生先はランダム、特典や能力といったものはメモの裏に書いてくれ。制限はあまり無いので遠慮なく書いてくれて構わない。後は君の準備が整えば後ろに扉が出るからそこから転生出来る。』
追記・特別に特典とは別のプレゼントを用意しているのでお楽しみに
ふむ、安定の転生か……特典はまあこんなんでいいかな
・最強の精神力
・たとえ完全に滅ぼされたり存在ごと消されても何時かは復活する身体
・MUGENに出てくる全ての論外キャラの耐性
・ドラえもんのテキオー灯の効果を永遠に付属
・21エモンのモンガーのような絶対生物の身体、アラガミやネオのように何でもかんでも食べられる体質
・幸運や黄金律のスキルA
こんなんでいいかな、ようは死ななくて頑丈な身体だもんな。後はこれと言ってないな……よし、行こう。
着いた……のか?いったい何処の世界なんだろうか、いやそんなことよりこれからの生活だな。取り敢えず家が用意されていると扉に入る時に頭に入った情報にはあったな。ここがそうかな?
そう思って入ろうとした瞬間にドアが開けられた。
「
メアリー・スーと申します、どうぞよろしくお願い致します透様。」
なんか玄関にすげえ美人なお姉さんが微笑みながら自己紹介している。……もしかしてこれがプレゼント?
「どうかなさいましたか?もしかして気分が優れないとか……休まれた方が……いや、まずはお熱を測りませんと。」
そうやって俺が戸惑っているうちに彼女がいつの間にかほぼ密着状態でおでこをくっつけてきた。ていうかちょ!?近い近い!
「あら、見た目通りウブそうな表情して、可愛いですね♪おっと失礼しました。取り敢えず家に入りましょうか。夕食でも取りながらゆっくりと説明しますので、どうぞ。」
そう言われてホイホイと彼女に案内され、晩飯を食いながら説明を受けた。飯が美味かったのは言うまでもない。
彼女曰く自分は名前の通りデウス・エクス・マキナやらメアリー・スーやらご都合主義なんかの存在らしく、俺の自堕落な生活のために来たっぽい。しかも俺と生体リンクしてるらしく、レーダーのように互いの場所や生存が確認出来るらしい。なんとも便利なことだ。整理してたらなんか眠くなってきたな……
「お休みになられますか?では一緒に寝ましょう!」
えっ?一緒に?
「はい!私は透様の趣味や性へk好みは知り尽くしているので、それを考慮した結果、添い寝という結論に至りました。もしかしてお嫌でしたか?」
いや、せっかくだし添い寝してもらおうかな、なんかそこまで言うならお言葉に甘えさせてもらうよ。
「はい、かしこまりました……じゃあ一緒に寝よっか!弟君♪」
ファ!?弟?!
「え?だって透様は年上のお姉さんに甘えたいという願望が「それ以上いけない!!」
ほんとに知り尽くしているな……あ、そうだ、メアリーはこの世界がどの世界か分かる?
「この世界?ああ、ここはFate/Zeroの世界ですが……どうかなされましたか?」
まじかよ………………
ここまで読んでいただきありがとうございますm(_ _)m