おー!ついに来たぞ!!ロンドン!!
こいつはくせえッー!魔術のにおいがプンプンするぜッーーーーッ!
「いつになくテンションが高いわね」
「流石に飛行機の中でお仕置きは出来ませんでしたね……」
なんか段々マシュが何かに目覚めてる気がするが、まぁ大丈夫だろう。
でもせっかく来たんだから、しばらくは観光してその後に時計塔を覗きに行こうぜ!
「まさか、時計塔に忍び込むの?いくら何でも少し無茶なんじゃないかしら」
まあまあ、直接行くわけじゃないから。ほら、スパイ衛星があるじゃないか。それでこっそりと「先輩?まさか女性を覗くなんてしないですよねぇ?」
……こ、これはちょっとした魔術の社会科見学だから(震え声)
「それにしては些か犯罪臭がするわね」
ソンナコトハナイ(棒)
これは立派な知的好奇心による行為なのです。
それじゃあ場所を移してみんなで観ようぜ!
2時間後
ふぅ…………成程……………………分からん!
魔術に関しては全くからっきしだしなぁ。何をしてるのかさっぱりだ。
「先輩、諦めて普通に観光しましょう?せっかくの旅行なんですから」
うーん……仕方ないか。まぁここは大人しく旅行を楽しむとしよう。確か2泊3日だったから、どのくらいになるんだっけ?メアリーの時間術式の効果。
「そうねぇ……こっちで2泊3日だから、向こうでは大体2時間ってとこかしら」
おお、そりゃ凄い!、それなら気にせず楽しめるな。
「そういうことよ。社会科見学(笑)ならまた出来るから、ロンドンの世界遺産でも見に行きましょう」
世界遺産かぁ……イイねイイね最っ高だねェ!!!
「先輩が深夜のテンションみたいになってきました。私は将来が心配です」
マシュはお母さんかよ!?メアリーでお腹いっぱいなんですから!
…………でも、マシュが母親とか…なんか…………その……エロい響きですねぇ(ゲス顔)
「それなら哺乳瓶とガラガラが要りますね。先輩には必要不可欠になりそうですから」
え?それ赤ちゃんに使うやつじゃ……
「私のセト神で小さくすれば可能ね(ニヤニヤ」
さ、さあ旅行の続きと行こうか!!
「「あ、逃げた」」
◇◇
いや~旅行は楽しかったですねぇ。桜ちゃんや雁夜おじさんのお土産も買ってきたし、今度遊びに行こうかな。
「そうね、桜も喜ぶわ。それで透?もう帰ってもいいのね?」
うん、時間も丁度いいと思うんだ。それで帰りなんだけど、メアリー…………どこでもドア出して。
「だと思ったわ。全く、雰囲気を楽しみたいとか言いながら帰りは楽したいなんて……まあ今に始まったことじゃないけどね」
「やっぱり先輩はだらしない方が丁度いいです。お仕置きのしがいが有ります」
……そのうち特に理由の無いお仕置きが俺を襲う!!
なんて事にならなきゃいいんだが。まぁいいや、さっさと帰ろうぜ。
メアリーさんお願いします。
「あ、別にどこでもドアを使わなくても転移を使えば一瞬で帰れるわよ。試してみる?」
お!なんか楽しそうだな!!やろうやろう!!
…………………………ん?その指輪いつの間に付けt「ちょ!?触っちゃダメ!!」
カッ!!!!!
俺がメアリーの指輪に触れた瞬間に指輪が光った。
そして光が弱まっていくと………………
目の前にはこの間サインを書いてもらったイスカンダルとセイバー、そしてあの英雄王ギルガメッシュが聖杯問答らしきことをしていた。
………………マジかよ。
そう唖然としているとツッコミでお馴染みのウェイバーが声を上げる。
「あ、あー!!!お、お前はあの時の!!!」
「おう!あの時の署名の小僧か!!また随分と派手な登場をしたものだ。ほれ坊主、やはり儂の目に狂いはなかったであろう?ハッハッハッハッハ!!」
「ライダー!この少年を知っているのか!?」
「フン、無粋な雑種が我の前にぞろぞろと……」
ナニコレイミワカンナイ(棒)
◇◇
雁夜&桜の食卓
桜「おじさん?好き嫌いしちゃ駄目だよ?」
雁夜「いや、桜ちゃん?これって…………」
桜「?……イナゴの佃煮だよ?透お兄ちゃんがご飯に合うからって」
雁夜「いや、なんか少しウネウネしてるのが見えるんだけど!!」
桜「ほら、食べて?あーん」
雁夜「い、嫌だ!!そんなウネウネした奴!!ヒィ!?あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!…………あれ?……旨いぞ?」