リン・リン・リン・リン・リン・リン/////////////
ツクヨミが杖の先でトンっと床を叩く、すると社全体に
「お呼びで御座いますか」
長い赤髪を左上で1つに束ね、白い
「サルメ、輝矢を放て!」
「お色は」
「赤と黄」
「鬼で御座いますか…、
『ま・待ってよー、あたしはまだ
「おね~ちゃん、ギの国が
ツクヨミは語気を荒げてヒミコに言い放つ、
『よくない…、でも・そーじゃなくって、…鬼は戦争じゃん、戦争になったら人も・動物も・植物も・大地も…海だって死んじゃう…』
「ヒミコ様、戦わねば真っ先に死ぬのはギの民に御座います、どうかご高配ください」
「おね~ちゃん、もう打たれてるんだよ! 迷っている時間はないの、お願い…わたし達を…守って~」
必死に
『でも…、戦争になったら、超絶魔法の打ち合いになったら、もし七竜天蒸発なんて打ったらネの大地はほとんど死んじゃう、大地が死んだら樹木が枯れて、樹木が枯れれば獣もいなくなって、樹木が無くなれば大地は海に流される、土砂で海が
ヒミコは呪文のようにブツブツと今後の
「先のことなんてど~でもいいの! 今は攻撃されてんだからそれをどうにかしなきゃじゃん、サルメ・舞って~」
『あーこらー、勝手に決めるなー』
「ヒミコ様、先のことは生き
「おね~ちゃんごめんね・
ツクヨミはヒミコに対して呪縛魔法を掛けた、そしてヒミコの動きが封じられる、
『だ…め……』
サルメは薄絹をスルリと脱ぎ捨て全裸となると自らの人差し指を噛み血を流す、指から流れる血で目の周りを縁取った、そのまま乳房のふくらみに沿って円を描きその中に
美しくも恐ろしい
武装した男達は太鼓を叩き
そして、ギの国の戦準備が整った。
ツクヨミはヒミコに懸けた呪縛魔法を解き、すぐさま別の魔法を発動させる、
「…
ツクヨミが呪文を唱えると社を中心に竜巻が発生した、竜巻は社の外側にある土や石だけを上空へと巻き上げる、そして上空には巻き上げられた土石が回転しながら固まり分厚く巨大な岩盤を作りだした。
「おね~ちゃん、も~後には戻れないよ、今はこの危機だけに集中して~」
ツクヨミは杖を持った右手を
『…ごめん…なさい…すべての命たち……』
ヒミコは両手を合わせてつぶやいた。
「あーはっはっはっはっはー、ひーはっはっはっはっはっはー、だーっはっはっはっはっはー、あー笑ーた、あー笑たったわー、なんやねん…ごめんなさいすべての命たちってー、腸がよじれてまうわー」
聖櫃の入り口に立つ人影が大声で笑う、
『ダ・ダレだい君はー、失礼じゃないかー立ち聞きなんてー』
「なかなか良かったでー嬢ちゃん、こんな状況でよー言われん台詞やでー、くっくっくっくっく、腹いてー」
男のツボに
「キサマ・何者だ~!」
魔法を発動させているツクヨミは、男に顔だけ向けて
「よそ見しとったら壁ぶち抜かれてまうぞー」
男は
『部外者は立ち入り禁止だよー』
ツクヨミを
「やめときー、お譲ちゃんみたいんが出る幕やないでー」
男は片目を
『これでも喰らえー』
ベコッ!…ドッガン…
ヒミコは見た目に似合わないキレのある動きで大笑いした男に飛び蹴りを入れた、たぶん笑われた事への
「じゃじゃ馬ー、やってくれたのー」
ヒミコの飛び蹴りは見事に男の顔面を
『あまりバカにしないでくれるかなー、あたし格闘術にはけっこう自信あるんだからねー』
「ふーん…」
『きゃーっ!』
男はもの凄い速さでヒミコの背後に回り込むと、ヒミコを軽々と回転させて床に押し倒した。
「おね~ちゃん!」
「心配すな、気絶しただけやー」
ヒミコは背中から床に落とされ気を失った、それを見届けた男はツクヨミに振り返り
「ところでヒミコはどっちやー? かっさらいに来たったわー、がーはっはっはっはー」
「何・だと~…」
「しっかしお前らえげついのー、外のヤロウ共に
「ふざけるな! 先に仕掛けた方が被害者を語るな~」
「はっはっはっはーそりょそうやなー、戦争に良いも悪いもないわなー、勝った方がかっさらってくだけやー、国も財産も女も自尊心も…んで神すらもなー」
「キサマ…ネの民じゃない…」
「感がええなー嬢ちゃん、嫌いじゃねーぜー、そーれにー太ももプルプル震わせちってよー、誘ってんのかーあーん、ヒーミーコーちゃーんよー」
ツクヨミの身体は小刻みに震えていた、
「グゥ……オモ……」
ツクヨミの防御魔法とネの国から打たれた攻撃魔法が
「ほれほれーもーっと集中せなー、魔法破られたらみーんなオダブツやでー、がっはっはっはー」
すっかり表情を
「や…めろ…」
魔法の重圧に耐え動くことの出来ないツクヨミは必死に膝を閉じようとするが、その度に障壁魔法が弱まり足が床に沈んだ。
「ほーらー見えちゃうぞー、がっはっはっはっはー」
「たす…けて~、おね~ちゃん!」
バリーン///////
『ゲスがー!! オレ様の女にさわんじゃねーー!!』
バリバリバリバリバリ////////
「ぐっうおおおおーーー」
「きゃあぁぁぁーーー」
聖櫃である室内に雷光が駆け巡る、ツクヨミの袴をめくっていた男をその雷光が弾き飛ばした。
・・・
『テンメーー生きて帰れると思うなよーー』
白銀の長い髪を逆立てた人物が怒りを
「おね~ちゃん…
ドッッッゴオオオーーーンンンーーー!!!!!
上空に張られたツクヨミの防御魔法が破れた、破壊音と共に空から崩れた岩盤と一緒に炎の
『うっっるせーーーぞーーー!!!
銀髪金眼の人物から繰り出されたパンチは、凝縮された雷光が竜の像を成して天に駆け登り、頭上から降り注ぐ燃える岩盤を粉砕し空の彼方へと消えた。
「なんやーこのでたらめな魔法はー、おどれは…ほんまにさっきの嬢ちゃんかー、とんでもねー殺気を出しとんでー」
『ふん・ゲスが、テメーみてーな下等生物が、オレ様のような高貴で高等で超絶美しい存在に
ヒミコの
キャラが定まらないな~