では、読んでください。
あの後、始まりの町の広場は、荒れた。泣き叫ぶ人、パニックになる人、早く行動に出る人、色んな人がいた。私は、あの人がいないか周りを見回る。プレイヤーだったら、ここに居るはずだから。でも、そんな人影はいなかった。
「まあ、すぐに見つからないか。あの人がアレを行動な移す前に見つけなきゃ」
独り言を言っていたら、キリトが話し掛けてきた。
「おい、2人とも聞いてくれ。これからは何でも争奪戦になる。だから先手を打つ。今のうちに次の町に行かないか?生き残る為に」
「私はパスするわ、これからは1人で行動しないといけないから」
私がそう言ったら、2人とも驚いた。
「おい、シオン。悪いことは言わないから、ソロはキツいぞ。俺もソロでやるが、ベータテストで一回やってからいいが何もないと大変だ」
「お構いなく、それぐらい、自分でどうにかするから。クラインはどうするの?」
これ以上聞かれるのは嫌だから、強制的にクラインにまわした。
「俺はキリトについて行きたいが、出来ない。友達と一緒にこれからは行動するわ」
それぞれのこれからは、決まった。すると、キリトが言った。
「じゃあ、お互いにバラバラになるが、頑張ろう。そうだ、フレンドになっといたら色々できるから、別れる前になろう」
キリトに言われて、クラインとキリトとフレンドになった。
「じゃあな、絶対に死ぬなよ。キリト、シオン」
クラインは、そう言って人混みの中に消えてった。
「私たちも、別れるか。お互い死なないようにね」
私も言って、人の少ない路地に入った。
「俺も、移動するか」
キリトもいた場所から、次の町に向かいだした。
私はあの2人から別れて、人が居ない路地裏に行った。神様からもらった特典を貰いにね。私の相棒、紅色のフェザーリドラをね。
「周りには、人が居ない。ここなら、来るかな?」
そう言って、待とうとしたら鳴き声が聞こえた。
「キュー、キュー」
後ろから聞こえたので、後ろを見たら紅色のフェザーリドラがいた。
「あなたね、私の相棒になるのは。これからよろしくね、リーヤ」
私はフェザーリドラを抱きしめた。これで孤独にはならない。私のHPゲージの下に、新しいHPゲージが出てきた。新しいHPゲージの上にはriyaという文字も表示された。
リーヤに会った後、迷宮区であの人を探しに行った。
「どこにいるかわからないけど、この階級のボスはまだ倒されてないから、この階級にいるはずだよな」
独り言をつぶやくと、リーヤが頰を舐めた。
「!?、びっくりするから、辞めてよね。分かってるよ、考えるよりまずは行動でしょ?」
リーヤにそう言うと、返事を返すように鳴いた。
「キュー」
考え込むのは、私の癖だ。悪くわないと思うけど、欠点になっているのは事実だ。
「さて、町に戻るか。もうそろそろ、攻略会議がはじまるはずだから」
私たちは迷宮区から、転移結晶で町に転移した。
「今日は、俺の呼びかけに応じてくれてありがとう!俺はディアベル、職業は気持ち的にナイトをやっています!」
私が言った頃には、始まり出してた。青髪の男が仕切っていた。今は、周りに見えるようにしている。あの特典はスキルとして、この世界では扱われているみたいだからな。
リーヤは、見えないようにしている。序盤でフェザーリドラなんて連れてたら、絶対にめがつけられるから。そしたら、行動し辛くなるだけだから。
顔は見られないようにフードを深くかぶっている。
「おい、今来たのかよ、シオン」
隣にいる男が声をかけてきた。振り向くと、キリトだった。
「お久しぶり、キリト。元気だった?」
そう言って、私はキリトの隣に座った。
「まあまあだな、攻略会議があるから、参加しようと思って来たよ」
流石キリトだわ、ていうか、この世界の主人公だしね。メインイベントに参加しないわけないわ。
「さてと、話を聞きますかな」
私たちは話をやめて、ディアベルの話を聞いた。
「今さっき、ガイドブックが配られた。そこにも載っているのがこの階層のボスだ。強敵だか、協力すれば勝つことはできる」
ボスはコボルトの王ってやつみたいだ。私はあまり気にしないけどね。
ディアベルが話していると、トゲトゲした髪型の男が、発言した。
「おい、待てや。わいはキバオウちゅうもんだか、話をさせてもらう。まずは、わいらに謝らないといけない奴らがいるはずだ」
始まったか、魔女狩りが。エギルがでる前に、終わらせちゃおっと。
「そいつらのせいで、もう1000人が死んだ。いい情報は自分たちが持って、狩り場やクエストもかっさらって、自分たちだけが、いい思いしてる奴らがいるはずだ」
「それは、元ベータテスターのことかな?」
キバオウにディアベルが言うと、怒った表情で言ってきた。
「そうに決まっとるやないか!はよ、出てこいや!謝って、持ち物と金を置いて、いなくなれや!」
キバオウが言うと、顔の表情が変わった人が数人いた。多分元ベータテスターの人たちだ。その人たちが、食って掛かる前にどうにかしないとな。あーあ、面倒くさいわ。
私は立った。すると、それに反応してみんながこっちを見た。
「あんたさん、どこに行こうとしているんだ?」
キバオウが私に聞いてきた。
「こんな所にいたって、時間の無駄遣いだと思ってね。あなたのせいで、この会議も進まないから帰ろうと、思ったから立ったのよ」
私はキバオウにそう言って、帰ろうとした。すると、キバオウがまた言った。
「なんやと!皆を代表して不満を言っただけやないか。さてはあんた元ベータテスターやんな?だから、逃げようとしてやないか!」
もう、本当面倒くさいわ。
「私はビギナーよ。仮に元ベータテスターだとしても、同じことをするけどね。あと逃げようとしてるって、言ってるけど本当に逃げようとしてるなら、こんなに堂々と出て行かないから。バレたら、面倒くさいしね」
「うるさいわ!さっさと謝って持ち物と金を置けや!元ベータテスター」
あらら、私本当に違うのにね。元ベータテスターになってしまったわ。
「もう本当に、バカだね。ただただ騒いでるだけで。もっと周りをしっかりとみたら?目はある訳だし。考えてみなさいよ?このガイドブックはどうして、ここまで事細やかに書いてあると思う?これはね、運営側が用意したわけじゃないのよ?」
キバオウは、ハテナな顔をしている。
「どういうことや!説明せいや!元ベータテスター!」
「だから、言ってるでしょうが。ガイドブックは元ベータテスターたちが情報を提供したって。しかも、タダで、これでも何もしてないって、言える?これまで死んだ人たちは、なにがともあれ、自分のせいで死んでるんだから。これぐらい情報があれば、だいたいはどうにかなるんだよね?皆が皆元ベータテスターのせいでは、ないのだからね。これまで言ったら流石のあんたみたいなバカでもわかるよね?」
もう文句は叩けまい。さてと私の役目はお終いだ。
「ごめんなさいね、皆さん。とんだ茶番に巻き込んで。攻略会議しに来てるのに。すいません。では、ディアベルさん、進めてください」
キバオウは元いた場所に、大人しく戻った。私は皆さんに謝り、お辞儀してから座った。
「みんな、長引いたから手短に話そう。参加したくない人は外れて構わない。ボス攻略はチームワークが大切だから」
そう言うと、数人いなくなった。
「……作戦は以上、2人一組で行動してくれ。みんな参加してくれてありがとう!では、解散!」
長い会議が終わった。
長くなりました。
次も読んでくれたら嬉しいです。