プリズマ☆イリヤドライで援軍に来たのが美優の兄ではなく、世界を救おうとする最後のマスターと後輩たちだったら   作:Dr.クロ

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ついに城に辿り着いた刹那達、だがそこで衝撃の出来事が…



第十一幕~ハロウィン・カムバック!超極☆大かぼちゃ村~そして冒険へ……~ with魔法少女Ⅵ~

刹那「ようやく着いたね……」

 

ブレイブエリザ「ええ、そうね子ジカ。ついに此処まで来たわ!」

 

目の前で見えるピラミッドを見て呟く刹那の隣でブレイブエリザも頷いてそう言う。

 

イリヤ「それにしてもあんなことをできる女王様っていったいどんな人なんだろう」

 

ルビー「まーエジプト関連のサーヴァントってのは間違いないですね!ピラミッドって言ったらエジプトしかあり得ませんし」

 

ピラミッドを見ながら言うイリヤにルビーは断言する。

 

イリヤ「それじゃあ女王様はニトクリスさんの知り合いなのかな?」

 

ニトクリス「私の知っている人であんな事ができるのはオジマンディアス様ぐらいしか居ませんがあのお方は男性だから違いますね」

 

首を傾げるイリヤにニトクリスはそう言ってうーむと唸る。

 

美遊「では女王の正体は一体……」

 

ブレイブエリザ「そんなのは会ってから女王本人に聞けばいいじゃない!さあ皆!ピラミッドに巣食うあの魔女を倒すのよ!」

 

呟く美遊のにブレイブエリザは刹那へとそう言う。

 

刹那「努力します」

 

ブレイブエリザ「貴族が物事を有耶無耶にしたい時に言う言葉ね!」

 

ロマン『もちろんサーヴァントらしき存在が立ちはだかっているから気をつけてね』

 

そう返した刹那にブレイブエリザはツッコミを入れた後にロマンが注意する。

 

ブレイブエリザ「誰が相手でも恐れはしないわ!勇者(アイドル)エリちゃんの冒険は女王を倒すまで決して終わらないのよ!さあ、全員突撃よ!」

 

ジャック&ナーサリー「「おー!」」

 

茨木童子「士気だけは高い奴よな……吾はもう疲れた。酒呑ではあるまいし、一日中本気を出せるものか。緑の者よ、熱量《かろりー》をくれ。チョコレイト、もう一つ追加だ」

 

ロビンフッド「あいあい。鬼はちょろー、鬼はちょろー、っと」

 

元気よく言う2人を見てそう言う茨木童子にロビンフッドはチョコを投げ渡す。

 

茨木童子「ふはは効かぬ。まるで効かぬ!吾のこの無敵ぶりはどうだ!(ばりぼり)」

 

凛「ほんとにちょろいわねアンタ」

 

ジャンヌ「微笑ましいですけどね」

 

嬉しそうにチョコを食べる茨木童子に凛は呆れ、ジャンヌは微笑む。

 

ニトクリス「それにしても上へ下への大騒ぎで汚れてしまいましたね……エミヤ、貴方の魔術で浴槽の一つや二つ作り出せませんか?」

 

エミヤ「別に作れはするがお湯は出ないぞ」

 

そうお願いするニトクリスにエミヤは呆れた顔でそう返す。

 

ニトクリス「むぅ、そうですか……」

 

エミヤ「それと今、君が言った『上へ下への大騒ぎ』は正しくは『上を下への大騒ぎ』だ。まあ博識の君なら知っていると思うが……」

 

残念そうに言うニトクリスにエミヤは一つ訂正して指摘する。

 

ニトクリス「も、勿論です!今のは貴方を試すためにわざと間違えたのです!」

 

ブレイブエリザ「緊張感が欠片もな――い!ねえ、何かこう、盛り上がる気持ちとかないの!?アタシの声に合わせて歓声とかあげましょうよ!?」

 

ロビンフッド「へいへい、勝った後で思う存分な」

 

顔を赤くして言うニトクリスのを聞きながらそう言うブレイブエリザにロビンフッドはそう返す。

 

ブレイブエリザ「むき――――!いいわよ、もう!そら、次の相手は誰!?円卓の騎士でも何でも掛かってこいっての!!」

 

「……ほう」

 

そう意気込んだブレイブエリザが聞こえてきた声にえ?となる。

 

すると門の前では1人の男性サーヴァントが立っていた。

 

ネロ「む?あやつは……」

 

ブレイブエリザ「っておじ様―――――――――!?」

 

そのサーヴァントを見てはて?となったネロはブレイブエリザの叫びにおお!そう言えばとポンと手を叩く。

 

マシュ「え、おじ様……ヴラド三世ですか!?」

 

リリィ「でも私達が知っているあの人とはちょっと全体的に雰囲気が違うのでは?」

 

ネロ「いや、マシュ。あれはヴラド三世で合っているぞ」

 

驚いて聞くマシュとリリィにネロは断言す。

 

エミヤ「そう言うということは君はあの姿の彼と知り合いなのかネロ」

 

ネロ「うむ、そうだ。月でのちょっとした知り合いだ」

 

ヴラド三世「久しぶりだな愛の暴君よ。月の聖杯戦争以来だな」

 

確認するエミヤにネロは頷くとヴラド三世はそう言う。

 

刹那「そう言うってことは本当にヴラド三世なの?」

 

ヴラド三世「そうだ。おそらくお主たちが知っているのは王としてのヴラド三世。この場にいるのはあらゆる悪を糺す武人である」

 

質問する刹那にヴラド三世はそう答えた後にブレイブエリザを見る。

 

ブレイブエリザ「あ、あのおじ様?……アタシを睨みつけて……何かあった?」

 

ヴラド三世「エリザベート・バートリー!(オレ)はその方の罪を裁きに来た!」

 

恐る恐る聞くブレイブエリザにブラド三世は殺気を放ってそう言う。

 

ブレイブエリザ「え、えぇぇ!おじ様が!?」

 

ヴラド三世「問答は無用。汝は罪ありき存在―――――これより、あらゆる不徳と不義を罰してくれようぞ!」

 

言われた事に驚き、戸惑うブレイブエリザへとヴラド三世はそう言って槍を構える。

 

ロマン『あ、あの吸血鬼呼ばわり以外には鷹揚なヴラド公がここまで怒っているなんて!?ああいや、違う側面だから怒りのハードルもまた違うのか!と、ともかく戦闘準備だ!』

 

マシュ「ブレイブエリザさん!今は戦いましょう!」

 

ブレイブエリザ「あ、うん……そ、そうよね。戦わなくちゃ……!」

 

それにロマンも驚いた後に戦闘準備を促し、マシュのにブレイブエリザは頷きながら剣を構える。

 

ヴラド三世「フンッ!」

 

ブンッ!

 

槍を振るうヴラド三世に青アルトリアが剣で防いだ所をネロとエミヤが攻撃しようと突撃する。

 

ヴラド三世「突き砕く!」

 

ザシュザシュザシュッ!

 

向かって来る2人にヴラド三世は腹から大量の槍を噴出させる。

 

ネロ「グッ!?」

 

エミヤ「っ!?」

 

咄嗟に2人は避けるが槍が腕を切り裂く。

 

刹那「ネロ!エミヤ!」

 

凛「何、今の!?」

 

それに刹那は叫び、凛は攻撃方法に驚く。

 

ヴラド三世「まだまだ行くぞ!」

 

青アルトリア「!」

 

続いて槍を手放すと爪で青アルトリアを攻撃する。

 

ザシュッザシュッ!

 

青アルトリア「っ、速い!」

 

防ごうとするが数撃を貰い、鎧で守られた所以外の服やマントに切れ目が出来る。

 

イリヤ「斬撃(シュナイデン)!!」

 

美遊「砲射(シュート)!」

 

ズドォォォン!

 

そこをイリヤと美遊が攻撃し、これならとイリヤと美遊は思ったが甘かった。

 

ヴラド三世「効かんな」

 

そこにはピンピンしたヴラド三世がおり、なんて固さとルヴィアは呟く。

 

バゼットも先ほどの槍を警戒してか近づけない。

 

刹那「つ、強い……」

 

ジャンヌ「これが武人のヴラド三世の強さ……」

 

その強さにジャンヌもきついですねと思っているとヴラド三世はブレイブエリザを睨む。

 

ブレイブエリザ「うぅ……おじ様、なんでそんなに怒っているのよ……。そりゃアタシ色々と悪いことしたのは分かっているけど……」

 

ヴラド三世「理解しているだと?否、汝は重要な事を理解しておらぬ」

 

そう言ったブレイブエリザのにヴラド三世は目つきの鋭さをさらに上げて否定する。

 

ブレイブエリザ「……え?」

 

ヴラド三世「……やり直すがいい、今一度。さもなくば、あの女王の眼前に立つこと敵わぬ。その戦装束で勇者を名乗るのであれば!それを理解してからにせよ!」

 

士郎「や、やり直す?」

 

ルヴィア「それは一体どういう事で……」

 

出て来た言葉に士郎とルヴィアはどういう意味だと思ったらなんじゃありゃあ!?と言う茨木の声に茨木を見て、彼女が空を見上げているのに気づいて同じ様に見上げ…一部が噴いた。

 

そこにあったのは…巨大なすまないさんだった(笑)

 

イリヤ「え、えええええええええええええええ!?」

 

ルビー「うぁお!?流石のこれはルビーちゃんビックリ!」

 

マシュ「じ、ジークフリートさん!?」

 

それにイリヤは叫び、流石のギャグではトラブルメイカーなルビーもこれには仰天し、マシュも目を丸くする。

 

巨大すまないさん「すまない。本当にすまないのだが……ここまで死闘を繰り広げた皆にはすまないと思うのだが――――もう一度墓場からやり直してほしい……」

 

青アルトリア「……はあ!?」

 

そんな巨大すまないさんから出て来た言葉に誰もが驚く。

 

巨大すまないさん「これは別にシステム的なものではなく、ちゃんと意味があるものなので……マスターは踏ん張りどころだと思ってほしい」

 

刹那「あーうん;だいたいの予想はしてたけどまさか本当にあるなんてね……」

 

そう激励する巨大すまないさんのに刹那はなんとも言えない顔をする。

 

巨大すまないさん「では―――――すまないがワープしてもらおう」

 

その言葉と共に刹那達は一瞬でワープさせられるのであった。

 

全員(刹那・ロビンフッド以外)「何で―――――!?」

 

その際に刹那とやっぱりなな反応のロビンフッドを除いて誰もが叫んだ。

 

墓場

 

ブレイブエリザ「……戻ってきちゃった……」

 

イリヤ「戻ってきちゃったね……」

 

最初に来た場所に呟くイリヤはその後にヴラド三世の言葉に疑問を抱く。

 

イリヤ「それにしても武人のヴラドさんが言っていたブレイブエリザさんが理解していないことって一体何なのかな?」

 

茨木童子「緑の人。貴様、何か知っておるな?」

 

ロビンフッド「あん?」

 

首を傾げるイリヤの後にそう言う茨木童子にロビンフッドは何がだ?と返す。

 

凛「恍けないで。さっきのでアンタ、”これはしたり”って顔してたじゃないの」

 

ロビンフッド「ああ……まあ、多分な」

 

ブレイブエリザ「何!何なの、アタシが理解していない事って!」

 

それに凛も指摘し、ロビンフッドは頭を掻いて、ブレイブエリザが詰め寄る。

 

ロビンフッド「……オタクさ、街の様子見て気付かなかったか?」

 

ブレイブエリザ「街……?んー……ああ、そう言えばハロウィンの支度してなかったわね。皆、家に閉じ籠ってたわ」

 

美遊「でもあれは女王がハロウィンを禁止していたせいじゃ……」

 

そう問うロビンフッドのにブレイブエリザはそう返して、美遊も思い出して言う。

 

凛「いえ、ちょっと待って。だとしても女王が禁止するまではハロウィンの準備はしていたんじゃないの?」

 

士郎「だけど街には全くそれさえなかった。……もしかして」

 

それに凛は街の様子からそう言い、士郎も思い出してはっ!となってロビンフッドを見る。

 

ロビンフッド「ああ、そこの二人の考えてる通り、ハロウィンの準備をしなかったのは女王が来る前からずっとだ」

 

ブレイブエリザ「……え?」

 

リリィ「そ、それは一体どういう……」

 

エミヤ「……ま、まさか……」

 

告げられた事に言葉を無くすブレイブエリザの隣で戸惑うリリィにエミヤも気づく。

 

ロビンフッド「ああ、そう言う事だ……」

 

ブレイブエリザ「え?何?どういう事?」

 

エミヤ「ブレイブエリザ……いやエリザベート、一つ聞きたい。……君は最近この街の執政を行ったか(・・・・・・・・・・・・・)?」

 

頷くロビンフッドにまだ分からないブレイブエリザにエミヤは真剣な顔で聞く。

 

ブレイブエリザ「は?そんなの当り前じゃ…………あ」

 

ルヴィア「ま、まさか…;」

 

それに答えようとして顔を青くするブレイブエリザのにルヴィアも分かって冷や汗を掻く。

 

ロビンフッド「ああ、そうだよ。コイツ、ハロウィンに浮かれて執政するの忘れてたんだよ!」

 

イリヤ&クロ「「ええええ!?」」

 

ズビシッと指して言うルビンフッドのにイリヤ達は驚く。

 

ロビンフッド「そのせいで街の連中は祭りの準備をしていいのか分からねえし!兵士たちは準備を進めるべきか、止めるべきかで大混乱だったっつーの!ハロウィン気分で浮かれ騒いでたのはオタク一人だけだったってことですよ!」

 

ネロ「エリザベートよ、さすがにこれは……」

 

ブレイブエリザ「あわ、あわわ、あわわわわ!」

 

ニトクリス「こ、これは酷い……」

 

そう指摘するロビンフッドのにネロは呆れ、ブレイブエリザは顔を青くするのを見ながらニトクリスもネロに同意する。

 

バゼット「だから街には全くハロウィンの準備がしてなかったのですか……」

 

ブレイブエリザ「……それ、だわ……」

 

茨木童子「汝―――――祭りの準備もさせずに一人で浮かれていたのか?呆れたな。配下の面倒を見ずに何が頭領か。頭領はまず手下どもの食い扶持を確保するもの。自らのハラを満たすのはその後よ(バリボリ)」

 

落ち込むブレイブエリザにそう言いつつロビンフッドから御菓子を貰ってる茨木童子を見てあなたはロビンさんから施しを受けてませんとジャンヌは思ったがややこしくなると思って指摘しなかった。

 

ブレイブエリザ「だ、だってライブの準備で忙しかったし……ライトのセッティングとか招待状制作とか色々と……」

 

士郎「それは言い訳にならないと思うぞ;」

 

マシュ「……これは流石に弁解の余地がありませんね……」

 

そう言い訳をするブレイブエリザだが士郎にビシッと言い、マシュも頷く。

 

ブレイブエリザ「う……ど、どうしよう子ジカ!?おじ様、滅茶苦茶怒ってたわ!」

 

必死にすがるブレイブエリザに刹那はそうだね…と呟いてから…

 

刹那「ならハロウィンを盛り上げればいいじゃん」

 

ブレイブエリザ「盛り上げる……でもどうやって?」

 

そう言う刹那にブレイブエリザは戸惑って聞く。

 

ロビンフッド「……そりゃ、街の人間にハロウィンの開催を宣言すりゃいいだけっしょ」

 

リリィ「そうですブレイブエリザさん!ハロウィンをきちんと開催しましょう!」

 

ブレイブエリザ「そ、そうよね!でもどうやって……?」

 

至極当然な事を言うロビンフッドのに追従するリリィのにブレイブエリザは頷いた後に聞く。

 

ロビンフッド「カボチャを配って、お菓子を撒き散らして、ガキンチョ達に仮装の準備をさせて。後はそれにつられて彷徨う幽霊たちを退治して廻ればいいんじゃねぇの?」

 

ブレイブエリザ「……わ、分かったわ!」

 

やり方を教えるロビンフッドにブレイブエリザは頷く。

 

刹那「って事でエミヤ、お菓子の準備よろしくね」

 

エミヤ「まぁ、予想は出来てたさ、任せたまえ。最高のお菓子を作ろう」

 

ナーサリー&ジャック「「わーい!」」

 

青アルトリア「じゅるり……」

 

ロビンフッド「おい、涎出てるぞ」

 

喜ぶ子供ズの後ろで涎を垂らす青アルトリアにロビンフッドはツッコミを入れる。

 

それにイリヤはあははと苦笑した後にブレイブエリザを見る。

 

茨木童子「ふむ、なれば汝、宣言せよ」

 

ブレイブエリザ「ほえ?」

 

イリヤ「宣言?」

 

そんなブレイブエリザへと茨木童子はそう言い、なんでと思う2人に茨木童子は言う。

 

茨木童子「ここで菓子溢れる約束の祭り―――その宣言をせよと言っているのだ。頭領たる者、大喝の一つくらいはできよう。と言うか、貴様の叫び声であれば容易かろう」

 

ブレイブエリザ「……そうね。分かったわ。マイクに口パクとかアタシのプライドが許さないし」

 

頷いたブレイブエリザは前をみつえる。

 

ブレイブエリザ「……いくわよ」

 

すうーと息を吸い込んだ後にブレイブエリザは宣言する。

 

ブレイブエリザ「我が名はチェイテ城の主、エリザベート・バートリー!!遅くなってごめんなさ―――い!今、此処に!!ハロウィンの開催を―――宣言するわ!!!」

 

その言葉と共に周りが騒ぎ出す。

 

ボコボコッ!

 

イリヤ「うぇ!?何々!?」

 

美遊「か、カボチャ頭のスケルトン!?」

 

すると墓場のそこらへんからカボチャ頭のスケルトンたちが這い出て来てイリヤと美遊は驚く。

 

刹那「さあみんな!出てきたこいつら、どんどん倒してカボチャ回収していくよ!」

 

凛「あれで作るの!?」

 

そう指示する刹那のに凛はツッコミを入れる中でエミヤ達はカボチャ顔のスケルトンへと突撃する。

 

エミヤ「フッ!」

 

青アルトリア「ハァ!」

 

ズバズバッ!

 

リリィ「はあっ!」

 

ガッシャーン!

 

それぞれが切り裂いたり蹴り飛ばしたりしながらカボチャを回収していく。

 

ルヴィア「こ、こんな感じでいいんですか?」

 

刹那「良いの良いの!さあどんどん回収していくよー!」

 

砕きながら戸惑うルヴィアに刹那はそう言ってドンドンカボチャを収穫しながら街へと進む。

 

 

ルビー「さて街には着きましたけどこれからどうしますか?」

 

ブレイブエリザ「どうするって決まってるじゃない!街をハロウィン模様にするわよ。いいわね子ジカ!」

 

街に辿り着いてから聞くルビーにブレイブエリザはそう言って刹那に確認する。

 

刹那「うん!でもどうせなら街のみんなでやんない?」

 

ロビンフッド「確かに街の連中に声掛けないと、何時まで経っても終わらないからな」

 

そういう刹那にロビンフッドも同意しながらそう言う。

 

ブレイブエリザ「……わ、分かった!じゃあこの街の人間(ブタ)どもに命令しましょう!」

 

ロビンフッド「ブタと言われて喜ぶ人間などいねぇって話ですよ。ちゃんと事情から説明しろっての。領主なんだから」

 

そう言うブレイブエリザにロビンフッドは呆れて指摘する。

 

ブレイブエリザ「何よ!アタシのファンは大体喜んでくれてるわよ!匿名希望のコマドリだってピーピー喜んでくれたし、飼い主であるアナタだって嬉しいんじゃないの!?」

 

ロビンフッド「あのデブ鳥と俺には何の関係もねー!勝手に付いて来てるだけだからなあの鳥!」

 

ニトクリス「エリザベート。人間を一画に捉えてはいけません。ハロウィンを盛り上げたいのであれば、しっかりと頼むべきです」

 

そう言ったブレイブエリザは否定したロビンフッドの後のニトクリスのにうぐぅとなる。

 

ブレイブエリザ「わ、分かったわよ……」

 

エミヤ「それでは手分けして片っ端から頼んでみるとしよう」

 

ロビンフッド「そうだな。そん時にカボチャもバンバン渡していく感じでいいだろ」

 

頷くブレイブエリザを見てからそう言うエミヤにロビンフッドはそう言う。

 

ニトクリス「そうですね。では二時間後一旦ここに集合しましょう」

 

ロビンフッド「おう、そんじゃまあ解散だ!」

 

ブレイブエリザ「え?あれ?アタシどこに行けばいいの?」

 

そう言って各々に分かれる面々にブレイブエリザは戸惑いながら聞く。

 

刹那「じゃあブレイブエリザは私達と一緒に行かない?」

 

マシュ「(変な物言いでトラブルになっても困りますしね……)」

 

ブレイブエリザ「うん!」

 

茨木童子「では吾は留守番だな。ここで待っていてやろう!(ぼりぼり)」

 

その言葉と共にそれぞれがハロウィンを広げる為に街へと奔放する。

 

二時間後……

 

刹那「皆、どうだった?」

 

士郎「こっちは駄目だった。遠坂達の方はどうだ?」

 

凛「全然駄目。成果なしよ」

 

ニトクリス「そちらもですか。……ロビンフッド、貴方は?」

 

ロビンフッド「ダメダメ、なしのつぶてってやつ」

 

合流した後に誰もが収穫なしの様だったがエミヤが言う。

 

エミヤ「ただ街の住民は祭りをしたい様子ではあったな」

 

マシュ「あ、はい。それには同感です。言葉を濁されましたがハロウィンに拒否感のようなものは無かったと思います」

 

ブレイブエリザ「ぐぐぐぐぐ……許せないわ!ハロウィンは子供も大人も楽しめるお祭りなのに!」

 

ニトクリス「エリザベートは執政者としての貫禄がいまいち足りてないようですね」

 

同意したマシュの後に憤慨するブレイブエリザはニトクリスのにうぐ…となる。

 

槍オルタリア「それに加え、ピラミッドの女王がハロウィンを禁止しているせいで踏ん切りがつかないようだ」

 

ニトクリス「……まったく、何処の女王でしょう、ピラミッドをあんな風に使うなんて……」

 

話を聞いたのかそう言う槍オルタリアのにニトクリスは困った感じに言う。

 

ブレイブエリザ「ねえ、アタシのどこがダメなの!?」

 

全員(ブレイブエリザ以外の)「恰好(ではないかと)」

 

その後にブレイブエリザが困った様に叫ぶと全員が異口同音で指摘する。

 

そりゃあ勇者の恰好で領主と言えるかと言われたらゼロとしか言えない。

 

ブレイブエリザ「勇者なのに―!?」

 

ガチャガチャガチャ

 

叫ぶブレイブエリザだったがそこに女王騎士達が来る。

 

女王騎士A「ハロウィンは禁止と―――またアンタたちぃ!?」

 

クロ「あ、さっきの女王騎士リーダー」

 

ブレイブエリザ「あ、そうだ!ちょっとそこの!アタシを見てどう思う?」

 

ガチョーンとなる女王騎士達に最初に来た時に交戦した奴らかとクロは思い出すとブレイブエリザがそう問う。

 

女王騎士A「どう思うって……露出は程々にしないと斬られた時痛いぞ?」

 

ブレイブエリザ「センスゼロね!」

 

エミヤ「いや、正論だろ今のは」

 

そう返した女王騎士Aのにブレイブエリザは叫ぶがエミヤのツッコミにうぐうとなる。

 

~♪

 

マシュ「……今の音は……きゃっ!?」

 

パシュッ!

 

すると耳に何かを奏でる音が聞こえてきた後に咄嗟にマシュは盾で衝撃を防ぐ。

 

茨木童子「む?また何か騒ぎが起きているのか?吾には関係のない話だがな。何故なら我が目の前にはついに町人から分けてもらったチョコケーキがある故になぁ」

 

それに茨木童子はわれ関せずで大きいチョコケーキを嬉しそうに見る。

 

ジャック「うわ~美味しそう」

 

ナーサリー「早く食べたいわ!」

 

それに気づいたジャックとナーサリーが目を輝かせる。

 

茨木童子「ええい、急かすな!貴様らにもちゃんと分けてやる!」

 

ジャック・ナーサリー「「わーい!」」

 

それに対してそう言う茨木童子に2人は嬉しそうに喜ぶ。

 

茨木童子「にしても勿体なくて手が付けられないな……一体どこから食べれば美味いのか……」

 

その後にどう切り分けるか茨木童子は悩む。

 

茨木童子「むぅ、何処を齧っても美味そうに見えるではないか……。こやつめ、ふふふ、こやつめ……」

 

ジャック「ねぇ、まだ?」

 

くくくと笑う茨木童子にジャックは待ち遠しそうに声をかける。

 

茨木童子「ええい、だから急かすではないとさっき言ったでは……」

 

バシュッ!

 

次の瞬間、チョコケーキが弾け飛んだ。

 

ジャック・ナーサリー「「あ」」

 

茨木童子「にゃんとぉぉおおおおおおおおおおおお!!!!?」

 

それにジャックとナーサリーは目を見開き、茨木童子は絶叫する。

 

なぜそうなったかは現れた騎士が原因だった。

 

マシュ「貴方は―――――!」

 

???「ああ、悲しい……。街を橙色で染めるのは女王の本位で無いことが酷く苦しい……」

 

刹那「トリスタン!?」

 

エミヤ「ブレイブエリザが言っていた赤髪の糸目弓兵はやはりお前だったか!」

 

現れた騎士に刹那とエミヤは身構える。

 

イリヤ「皆さん誰か知っているの?」

 

トリスタン「おっと、自己紹介が遅れました。私はトリスタン……元円卓の騎士、現在女王の騎士。嘆きのトリスタン……あるいは暮れなずむ夕日に思いを馳せるトリスタンともお呼びください……」

 

ロビンフッド「長い長い!」

 

凛「長すぎでしょそれ!?」

 

カルデアにいなかったので聞くイリヤにトリスタンは自己紹介して、後者の2つ名の長さにロビンフッドと凛はツッコミを入れる。

 

士郎「っていうか元円卓の騎士って……」

 

青アルトリア「ほう、どうしてそうなったかを詳しく聞きたいのですがトリスタン。特にチョコケーキを吹っ飛ばした事とか詳しく」

 

そう言ってアルトリアズを見る士郎の後に青アルトリアが代表で問う。

 

トリスタン「おや、王ではないですか。お久しぶりで……」

 

青アルトリア「答えろトリスタン。もし変な理由だったら貴様を叩き切って」

 

茨木童子「その後で吾がこんがりと焼いて」

 

ジャック「次に私が解体して」

 

ナーサリー「ラストが私がジャバウォックで潰してあげるわ!」

 

挨拶しようとしたトリスタンに青アルトリアは相性?そんなの関係ねえとばかりに剣を向け、さらに茨木童子とジャック、ナーサリーが怒り心頭で続く。

 

青アルトリア「さあ、答えないトリスタン」

 

トリスタン「……なんか怒っていませんか?王。あとそこの三人も」

 

エミヤ「食べ物を粗末にした罪だ。抵抗しない方が良い」

 

冷や汗を掻くトリスタンにエミヤは静かにそう言う。

 

???「卿よ、貴公はアーチャーなのだから前に出ずとも―――――」

 

マシュ「新手……!」

 

そこにまた新たな声がしてマシュが見ようとし…

 

ダダダダダダッ!!

 

誰もが視認できない速さで通り過ぎた。

 

マシュ「……が、逃げて行きました!?」

 

イリヤ「え?」

 

ブレイブエリザ「え、なに今の?」

 

トリスタン「卿……?一体何処へ―――――?」

 

それには敵味方も戸惑いが起こる中…

 

ガシャン

 

謎の黒騎士「……AAAAAAAAAAAA!!」

 

黒い鎧を纏った騎士が現れる。

 

マシュ「今度こそ新手です!」

 

美遊「え?あれってバーサーカーのラン―――」

 

刹那「美遊ちゃん、そこは言わないであげて;」

 

それにマシュの言った事に美遊は指摘しようとして察した刹那に止められる。

 

トリスタン「どうしたのです、ラン――――――」

 

謎の黒騎士「SHUUUUUUUUTTTTTUPPPPPPPPPP―――――!!」

 

ギリギリギリッ!

 

ただ言おうとしたトリスタンは謎の黒騎士により取り押さえられた。

 

トリスタン「おおう、卿よ!?いきなり裸絞めとは何事です―――――――!?」

 

ギリギリギリッ!

 

まだ言おうとするトリスタンを謎の黒騎士は首を絞め始める。

 

~♪~♪

 

トリスタン「ギブ、ギブギブギブ!タップ!タップしてますから!!」

 

青アルトリア「仲間割れを始めました!マスター、今のうちに叩きましょう!!」

 

マシュ「青アルトリアさんの言う通りですマスター!特にあの黒騎士だけは絶対に許してはならない、とにかく彼をガヴェイン料理の如くマッシュすべしと、私の霊基(からだ)が告げているのです……!!」

 

哀れランスロット…とエミヤは心の中で合掌した後にそうだなと青アルトリアとマシュに頷く。

 

トリスタン「卿、卿よ。敵、敵です、敵が来ました……」

 

謎の黒騎士「ENEMYYYYYYYYYYYYY!!」

 

マシュ「今の内に……!」

 

その言葉と共にイリヤ達は戦闘を開始する。

 

ハロウィンを取り戻す為の作業が始まる。

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