プリズマ☆イリヤドライで援軍に来たのが美優の兄ではなく、世界を救おうとする最後のマスターと後輩たちだったら   作:Dr.クロ

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ついに現れし新たなドールズ
彼女たちの襲撃を果たして刹那達は撃退できるのか……



第五幕~襲撃~

刹那「えっと……まだ話してくれないの?」

 

ベアトリス「ああ、そうだ!誰がジュリアン様の計画を話すか!」

 

前回から翌日、イリヤ達の世界の子ギルにより捕縛されたベアトリスとアンジェリカにジュリアンの事について取り調べしているのだが全然話さないので参ったなとぼやき、見張りをしている佐々木小次郎と風魔小太郎と刹那の子ギルも腕を組み、もう1人食事係と言う事でいる藤太も心底忠誠を誓って居るのうと呆れる。

 

アンジェリカ「…………」

 

刹那「こっちについては会話さえもしてくれないし困ったな;」

 

ベアトリス「にしてもテメェ、」

 

黙秘を貫くアンジェリカに困ったなと刹那は呟くとベアトリスが話しかけて来る。

 

刹那「ん?」

 

ベアトリス「なんであいつらの手助けをするんだ?」

 

心底疑問だとばかりなベアトリスのに刹那は答える。

 

刹那「そりゃあ、友達だからのと、あなた達の主人のやり方が気に入らないからだよ」

 

ベアトリス「テメェ……ジュリアン様の計画の何処が気に食わねぇんだよ?!」

 

刹那「美遊ちゃんを犠牲にしようとしているのとあとあの黒化英霊たちと泥のようなの使っていることだよ」

 

怒気を纏わせて睨むベアトリスに刹那もそう返す。

世界を救う位なら好きにすればいいが1人の少女を犠牲にしなおかつ英霊達の力だけを好き勝手に使うなどと言うのが英霊と接してきた刹那には許せなかった。

 

刹那「それにあの泥のような物を使っている時点でおかしいと思うし……」

 

青アルトリア「確かにあの泥は人類を滅ぼす最悪の災害ですからね」

 

そう言う刹那に一緒にいて泥の事で詳しい青アルトリアも顔を顰めて言い、エミヤも腕を組んで頷く。

 

刹那「ただ気になるのはあの箱とあの女の子だよね」

 

エミヤ「そうだな……あの箱は一体何なんだ?」

 

その後に排出していたのといた少女について刹那は呟き、エミヤも思い出してアンジェリカやベアトリスへへと問おうとしたその時

 

ズドォオオオオオオオオン!!

 

刹那「な、なに!?」

 

いきなりの衝撃に誰もが驚き、見張り役を残して刹那は青アルトリアとエミヤと共に向かう

 

衛宮家~玄関前~

 

刹那「んなっ?!」

 

ゾロゾロ……ゾロゾロ……

 

到着するとそこには海魔の大群がおり、先にいたランスロットやセイバーリリィにフェルグスやベディヴィエールにガウェインが中心となって戦っていた。

 

ランスロット「Arrrrrrr!!」

 

リリィ「はああぁっ!」

 

フェルグス「ふんっ!」

 

刹那「皆、大丈夫?!」

 

ベディヴィエール「マスター!」

 

エミヤ「一体何だこの海魔の大群は?!また術ジルが暴走したのか!?」

 

術ジル「それは濡れ衣ですぞ!それにこやつらは私が召喚した海魔ではない!」

 

安否を聞く刹那の隣でその光景に思わずそう言うエミヤへと術ジルは怒って弁解する。

一応ランスロットを除いてリリィ達にとっては相性的な意味では悪い相手で技量でカバーしてなんとかしてる相手だが誰が召喚したかが気になる。

 

「おほほほ!どうでしょうか私の海魔たちは!」

 

刹那「!?誰!」

 

エミヤ「上だマスター!」

 

突如聞こえた声に誰もが驚く中でエミヤの言葉に刹那は上を見るとそこには円盤に乗った二人の少女が居た。

 

1人はジルの様な服を纏った白銀の縦ロールな少女

 

もう1人は緑髪のショートカットの少女で見覚えのある服を纏っていた。

 

誰もがすぐさま少女たちが何者なのか察して構える。

その中で刹那が少女たちへと言葉をかける。

 

刹那「君たちは誰!?」

 

???「おや、申し遅れました。私はアビゲイルと言います。使用英霊はキャスターのジル・ド・レェ」

 

刹那の問いに片方いた少女が名乗りあげてそう言う。

 

アビゲイル「んでこっちは……」

 

???「エペナ……使用英霊は……面倒だから言わない」

 

テンションを上げているアビゲイルだが相方のに思わずつんのめる。

 

アビゲイル「ってエペナ?!」

 

刹那「面倒だから言わないって;」

 

なんでそこ乗らないの!な感じで詰め寄るアビゲイルや詰め寄られるエペナを見て刹那は冷や汗を掻く。

 

イリヤ「であの円盤ってもしかして……」

 

エレナ「私の宝具、金星神・火炎天主(サナト・クマラ)ね」

 

その後にイリヤがアビゲイル達が乗っているUFOが見覚えあるので言おうとしてエレナが引き継いで言う。

 

イリヤ「エレナさん!」

 

凛「え、何?あれ宝具なの!?」

 

そんなエレナのに凛は驚いて聞き、士郎やルヴィアも凛と同じなのかうんうんと頷く。

 

エレナ「ええそうよ。私の宝具金星神・火炎天主(サナト・クマラ)はかつて金星より来訪した神性であり、地球創造神の一柱である護法魔王尊(サナト・クマラ)の力を一時的に再現する神智学の奥義よ」

 

凛「いや奥義ってアレ……普通にUFO(未確認飛行物体)じゃない!?」

 

そう説明したエレナに凛はビシッと指して言い、だよなと士郎とルヴィアはますます同意する。

 

エミヤ「でサーヴァントカードを持っているという事はお前たちはドールズか!」

 

アビゲイル「ええそうですわ。ジュリアン様の命により美遊様と貴方達が持っている聖杯、あとイリヤスフィールを頂きにまいりました」

 

イリヤ「わ、私も!?」

 

出て来た言葉にイリヤは驚く。

 

美遊や刹那達のも分かるが自分もというのも驚きなのだ。

刹那「なぜイリヤちゃんも!?」

 

アビゲイル「どうやらジュリアン様の計画で聖杯が二つ必要になりましてね。そのために貴方方の聖杯と予備としてイリヤスフィールが必要になったのです」

 

エミヤ「ジュリアンは美遊だけではなくイリヤも使おうというのか?!」

アビゲイルが答えた事にエミヤは驚きながらもイリヤの前に立つ。

同じ様に士郎も美遊の前に立ち、青アルトリア達も守る様に陣形を取る。

 

アビゲイル「さあ海魔たちよ!我らが主ジュリアン様のために美遊様とイリヤスフィール、そして聖杯を奪いなさぁい!」

 

ゾロゾロゾロゾロ!!

 

マシュ「海魔の大群、来ます!」

 

刹那「皆!行くよ!」

 

「はい!/おう!」

 

刹那の号令と共にサーヴァント達は海魔を迎え撃ち、ライダーであるマルタとドレイク、アストルフォとメドゥーサとサンタオルタがアビゲイル達へと向かう。

 

イリヤ「あれ?なんでライダーさんたちばっかりが?」

 

刹那「あ、そういえば言ってなかったけどサーヴァントにはクラス相性ってのがあってね」

 

美遊「クラス相性?」

 

アビゲイルへと向かったメンツを見て呟くイリヤへとそう答える刹那のに美遊は首を傾げる。

 

刹那「うん。セイバーはアーチャーに弱く、ランサーに強い。アーチャーはランサーに弱く、セイバーに強い。ランサーはセイバーに弱く、アーチャーに強いってのがあって、それでキャスターはライダーに弱いからあのメンバーにしたんだよ」

 

エミヤ「と言ってもクラス相性があっても必ずしも勝てるというわけではないからな」

 

説明する刹那の後にそう付け加えたエミヤはホントにと数々の特異点での戦いを思い出す。

 

その間にマルタは杖を振るって魔力弾をアビゲイルへと飛ばす。

 

現状を考えるに海魔はアビゲイルが出しているので彼女を優先的に止めた方が良いと考えてだ。

 

アビゲイル「うぉ!?ちょっと、ちゃんと回避行動してくださいエペナ!」

 

エペナ「避けるの面倒……」

 

ドレイク「おいおい、どんだけ面倒くさがりなんだよあんたはよ!」

 

ズガガガガガガガガッ!

 

慌てて避けて文句を言うアビゲイルにエペナはそう言うとドレイクが銃で攻撃する。

 

アビゲイル「ちょ、今かすりました!?かすましたよ?!」

 

エペナ「うるさいな……あまりうるさいと落とすよ?」

 

乱射された弾が頬掠った事で焦るアビゲイルにエペナは不機嫌そうに言う。

 

コンビネーション悪いなとアスフォルトは呆れる。

 

エペナ「こういう時にこそあのアロケルからもらったカードを使えばいいじゃないの……」

 

アビゲイル「そ、そうでしたわ!」

 

エペナの言葉にアビゲイルは危ない危ないとカードを取り出す。

 

その際エペナの口から出た名にロマンは驚く。

 

ロマン『アロケルってまさか!?』

 

アビゲイル「えっと確か……出でよ!優秀なる使い魔よ!その力で我らを助けよ!」

 

その間にアビゲイルは呪文を言うとカードが輝く。

 

それと共に何かが現れる。

 

それはかつてロンドンにて対峙したジャックに似たその存在はマルタ達へと襲い掛かる。

その存在を調べたロマンは驚く。

 

ロマン『これは……気をつけて!そいつはジャックとほとんど同じ霊基を持った悪魔だ!しかも宝具も使えるようだ!』

 

ドレイク「ゲッ!?それはヤバいね?!」

 

その言葉を聞いたドレイクは冷や汗を流す。

ロマンの言葉が正しいのならドレイクたちにとって不利なアサシンである。

ならば次に刹那の取る行動はそれに対抗するための相手を行かせることだ。

 

刹那「イリヤちゃん、あの子の相手をお願い!」

 

イリヤ「え?私!?」

 

まさかのお願いにイリヤは驚く。

 

他のキャスター面々はサポートや防衛に回っているので動けないのだ。

 

刹那「アサシンはキャスターに弱いの!だからお願い!」

 

イリヤ「わ、分かった!やってみます!」

 

そう言う刹那にイリヤは頷いて変身して向かおうとし…

 

刹那「あ、それと宝具くらったら肉塊になっちゃうから気をつけて!」

 

イリヤ「うぇええええええええええ?!」

 

その後のにイリヤは顔を青くして叫ぶ。

 

そりゃあいきなり食らったら肉塊になると言われたらイリヤの反応は当然だと思う。

 

刹那「ジャックの宝具、解体聖母(マリア・ザ・リッパー)はある三つの条件を満たすと対象を問答無用で解体された死体にする恐ろしい宝具なんだよ!」

 

凛「なんなのよその恐ろしい宝具は?!」

 

どうしてそうなるかの理由を言う刹那に凛は驚く。

 

刹那「しかもこれが一撃必殺な上に回避不能、防御不能、対処不能というものついているからマジでやばいんだよね;」

 

ルヴィア「なんですかそのチート宝具は?!卑怯すぎますわ?!」

 

刹那「だからこそ条件が厳しいんだよねこの宝具」

 

思わずそう言うルヴィアに刹那は顔を顰める。

 

気になったので士郎がおずおずと聞く。

 

士郎「ちなみにその条件って?」

 

刹那「相手が女って事と霧が出ていて時間帯が夜って事の三つ」

 

イリヤ「あ、なら今なら大丈夫だね;」

 

ルビー「良かったですねイリヤさん!」

 

来てイリヤとルビーはほっとした後に気を取り直してリッパーを見る。

 

リッパー「貴方は殺してはいけないので……両手両足を切り落としてでも捕まえる」

 

イリヤ「ちょっ!?それグロい!それグロい!」

 

そう言うリッパーのにイリヤは叫ぶがリッパーは気にせず襲い掛かる。

 

リッパー「はあっ!」

 

イリヤ「うわっ!?」

 

そう言うと斬りかかってくるリッパーの攻撃をイリヤは避ける。

いくら相性では有利とはいえ、リッパーは手練れ、イリヤどうやれば勝てるのか必死に避けながら考える。

 

イリヤ「(まずは相手の特徴をよく見ないと……)」

 

攻撃をしながらもイリヤは注意深くリッパーを観察する。

 

そこに刹那にイリヤのサポートを頼まれたのかロマンがアドバイスする。

 

ロマン『イリヤちゃん!ジャックのスキルが運が良ければ先手が取れ、さらに回避ができるスキル『霧夜の殺人(A)』と大戦終了後に相手から自身の情報を消したり、相手の強化を解除するスキル『情報抹消(B)』と治療のスキル『外科手術(E)』を主に使う!』

 

ルビー「つまり、下手な強化では簡単に解かれて、攻撃もタイミングよく当てないとダメージを与えられない可能性があるって事ですか?」

 

そう言う事とロマンはルビーの解釈を肯定してイリヤは言われた通りにタイミングを見る。

 

ロマン『その通りだ。それに宝具の方も条件が満たなくても発動すれば女性に大ダメージを与えるから気をつけて!』

 

イリヤ「は、はい!」

 

アビゲイル「ちょ、リッパー!こっちの援護もしてください!こっちはキャスターなので近距離には向いてないんですよ?!」

 

そんなリッパーへとライダー組の攻撃を必死に避けさせながらアビゲイルが呼びかける。

ライダー組を倒すため的な感じで呼び出したのにイリヤの方に行ってるからアビゲイル的に全然役目を果たしていないのだ。

 

リッパー「おっと、忘れてた」

 

シュッ!

 

イリヤ「き、消えた!?」

 

それにリッパーはそう言うと姿が消え、イリヤは驚いているとアビゲイルを攻撃していたドレイクは海賊の勘で咄嗟に銃で盾の様にするとリッパーの攻撃が銃に当たる。

 

ガキィン!

 

ドレイク「おっと、危ないねぇ」

 

顔を笑っているが冷や汗を伝わせながらそう呟いたドレイクにリッパーは再度攻撃しようとして、手が空いたので援護に来たハロウィンエリザベートの攻撃を避ける。

 

ハロウィンエリザ「はあっ!」

 

リッパー「チッ!」

 

イリヤ「斬撃(シュナイデン)!」

 

リッパー「!」

 

ハロウィンエリザのを避けた所にイリヤの攻撃が飛んで来てリッパーは避けきれず攻撃を受けて受けた所を抑える。

 

リッパー「っ!」

 

玉藻「みこーん!」

 

怯んだ所にさらに駆け付けた玉藻が追撃し、リッパーは顔を歪めながら避ける。

 

リッパー「邪魔!」

 

ズバッ!ズバッ!

 

玉藻「みこっ!?」

 

その後に玉藻の投げたお札を切り裂き、さらに玉藻を攻撃し、玉藻は避けるが服の袖部分が斬られる。

 

イリヤ「斬撃(シュナイデン)!」

 

バシュッ!

 

リッパー「チッ!」

 

イリヤ「大丈夫ですか!?」

 

玉藻「袖を切られただけですから心配ありませんよ」

 

攻撃をして距離を取らせてから聞くイリヤに玉藻は笑って言う。

 

リッパー「チッ、やっぱり数の差が出るか……」

 

アビゲイル「それならもっと海魔を出すだけですわ!」

 

そう言うとアビゲイルは螺湮城教本を取り出し、開くと次々と海魔たちを召喚していく。

 

青アルトリア「っ、まずいですね……」

 

一方で迎え撃っていた青アルトリアは顔を顰める。

 

海魔はクラスで言うとアーチャーでセイバーである青アルトリア達には厳しい相手である。

だがなんとか来させない様にしていたのはひとえに青アルトリア達の実力があってだろう。

すると槍が1体の海魔を貫き、槍オルタリアが現れる。

 

ステイニキ「オラァ!」

 

ズバッ!

 

続けざまに他のランサー組が駆けつけて次々と倒していく。

 

槍オルタリア「いいタイミングだったか?」

 

青アルトリア「ああ、ばっちりのタイミングだ」

 

そう聞く槍オルタリアに青アルトリアはそう返してから最近召喚されたエリザベートへと顔を向ける。

そこではエリザベートが宝具を放そうとしていた。

 

ダビデ「退避退避!色んな意味で退避!!」

 

凛「あの殺人兵器宝具が来るわよ!」

 

イリヤ「うえぇえええ?!」

 

それにダビデが真っ先に叫び、凛も慌てて、イリヤも敵の前とはいえ離れて、耳を塞ぐ。

 

アビゲイル「な、なんですか?」

 

エペナ「?」

 

それにアビゲイル達は首を傾げる中でエリザベートは笑う。

 

エリザ「サーヴァント界最大のヒットナンバーを、聞かせてあげる!鮮血魔嬢(バートリ・エルジェーベト)!!」

 

ズァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

 

歌声(咆哮)が迸り、それに海魔以外にアビゲイルとリッパーにもダメージを与える。

 

アビゲイル・リッパー「「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!?」」

 

2人の絶叫声にあーやっぱ誰にも聞くなーと刹那は考えた後にん?と違和感に気づく。

エペナと呼ばれた少女の声が聞こえないからだ。

 

エペナ「…………良い歌ね」

 

「…………え”?」

 

絶句、誰もがエペナの言葉にそう表現するしかなかった。

しかもそれを聞いたエリザベートやハロウィンエリザベートも嬉しそうに目を輝かせる。

あ、これは倍増するわとロビンフットは悟る。

 

エリザ「アンタ!今アタシの歌、良いって言ったわね!?」

 

エペナ「うん、言ったよ。こう言う歌、寝るときとかによく聞くからね」

 

寝れるの!?と誰もが思う中でエリザベートとハロウィンエリザベートはうっしゃあと気合を入れる。

ああ、これ普通にあかんわとロビンはさらに悟る。

 

ハロウィンエリザ「なら次はアタシの歌を聴きな」

 

刹那「やめて?!これいじょうは双方全滅しちゃうから!?」

 

流石にこれ以上やると相手もそうだが自分達の耳も死にかねないので刹那は必死に止める。

えーとハロウィンエリザベートやネロも残念がり、君も加わろうとするなとエミヤに叩かれる。

 

リッパー「ぐっ……」

 

ルビー「イリヤさん!今のうちに!」

 

イリヤ「うん!双砲撃(ツインファイア)!」

 

ズドォオオオオオオオオオッ!

 

相性はともかくダメージを受けたのは確かなのでそう言うルビーにイリヤは頷いて砲撃を二発同時に放つ。

 

リッパー「しまっ!」

 

それにリッパーは避けようとするが間に合わずに直撃する。

 

バシュッ!

 

リッパー「グォオオオオオオオオッ!?」

 

パリン!

 

断末魔を上げてリッパーは鏡が割れる様な音と共に消滅し、アビゲイルが持っていたカードも消滅する。

 

エペナ「あ、やられた」

 

それにエペナがあっさり言う中で海魔達も殲滅されてアビゲイル達だけになる。

 

エペナ「海魔たちも全滅しちゃったし……アビゲイルも気絶してるし今日はここ等へんで帰ろうかな」

 

ふうと隣で気絶しているアビゲイルを見てからエペナはふわーと欠伸してからUFOを動かして退散していく。

それを見届けてイリヤははぁ…と座り込む。

 

イリヤ「な、なんとか……撃退できたね」

 

青アルトリア「そうですね。ですがきっとまたやって来るでしょう」

 

そう言うイリヤに青アルトリアはそう言う。

 

ロマン『それにしてもアロケルか……まさか魔神柱が関わってくるとはね』

 

その中でロマンは厳しい顔で呟く。

確かにと刹那も腕を組む。

ジュリアンに協力していると言う事はこの世界の人理崩壊を狙っている可能性が高い。

 

刹那「(まさかイリヤちゃんか美遊ちゃんを使って人理崩壊を起こすつもりかな?)」

 

もしそうなるとジュリアンは知らされずに利用されている可能性も高い。

 

刹那「これはますます大変なことになってきたな……」

 

そう呟く刹那だったが彼女は知らなかった……

もうすぐ、カオスの事件が起きると言うことを……

 

凛「それにしても敵に此処がバレたのはマズイわね……」

 

そんな刹那の隣で凛が困った感じでぼやく。

確かに相手側は分かんないのにこちらの場所が判明させられている今、大勢で攻めてくる可能性があるのだ。

 

エミヤ「確かにそうだが拠点を移すにしても移す場所がないからな……」

 

青アルトリア「困りましたね……」

 

同じ様に困った顔でそう言うエミヤと青アルトリアに誰もがどうしようかと考えたりする中でメディアはまたやるの大変なんだけどなとぼやいたりもしていた。

 

ルビー「あの~ルビーちゃんに妙案があるんですが」

 

イリヤ「なんか思いついたの?ルビー」

 

するとルビーがフワフワ浮いて注目を集めてそう言う。

誰もがルビーを見たのを見てルビーはコホンと咳払いして言う。

 

ルビー「皆さんでカルデアに行くってのはどうでしょうか!」

 

刹那「……え?」

 

イリヤ「私達が……」

 

美遊「カルデアに……」

 

凛「移動ですって!?」

 

ロマン『ちょ、ちょっと待った!?そんなことできるのか!?』

 

出て来た提案にロマンも驚く中でダヴィンチがああ、出来そうだねと呟く。

 

イリヤ「ちょっ!?どうやってやるのルビー!?」

 

ルビー「ほら、私たちがサーヴァントカードをクラスカードと呼んでいた時にやっていた鏡面界へ行くときのプロセスでカルデアに行く様にすれば良いんですよ」

 

ダヴィンチ『彼女の言う通り、こちらの座標を教えておけばやれると思うよ。それに美遊嬢や石化した子の安全を考えると案外カルデアに連れて来た方が得策かもね』

 

驚いて聞くイリヤにルビーはそう言い、ダヴィンチの付け加えに確かにと考える。

 

マシュ「なるほど……確かにそれなら安全ですね」

 

エミヤ「魔神柱の奴らもカルデアのある場所までは知らないから確かに安全だな」

 

それにマシュとエミヤも同意して、刹那もそれが良いかなと考える。

 

ルビー「では準備をしたら早速出発しましょう!」

 

それに誰もが頷く。

誰も見てない事を注意しつつ準備する中で刹那はあっ!?と気づく。

修業の時から田中を忘れていたと言う事実に…

 

刹那「田中さーん!?何処ー!?」

 

その言葉に誰もがあっ!となり、慌てる中で不満そうな田中の声が衛宮邸から聞こえてくる。

 

田中「田中を忘れないでくださぁ~い!」

 

一同「……本当にすいません」

 

出て来た言葉に誰もが謝るのであった。

 

二時間後

 

刹那「さて準備は終わった?」

 

田中に謝り倒してから必要なものを選び転移の準備が出来た中で刹那は確認する。

 

ちなみにベアトリスやアンジェリカは耳を塞いだり目隠しをされている。

万が一を考えて相手側に教えないようにするためである

 

ルビー「ではいきますよ~!」

 

その言葉と共にルビーとサファイアが輝き、一同の姿は消える。

しばらくしてイリヤ達は目を開けると先ほどまでとは違う建物の中にいた。

 

イリヤ「こ、此処が……」

 

美遊「刹那さんたちが住んでいるというカルデア……」

 

ダ・ヴィンチ「ようこそ、カルデアへ!」

 

驚きながら周りを見るイリヤ達へとダ・ヴィンチが声をかける。

その隣にはロマンもいる。

 

イリヤ「あ、ロマンさん!」

 

ロマン「こうやって直接会うのは初めてだね」

 

刹那「確かに通信でしか会ってなかったもんね;」

 

気づくイリヤへと笑って言うロマンに刹那は思い出して言う。

確かにイリヤはロマンとは通信で介してしか話してないからだ。

そしてロマンは凛達へと顔を向ける。

 

ロマン「改めてロマニ・アーキマンと言う。改めてよろしくね」

 

凛「ええ、これからよろしく頼むわ」

 

ダ・ヴィンチ「皆の部屋はすでに用意してあるから案内するよ」

 

改めて挨拶するロマンに凛が代表で返すとダ・ヴィンチがそう言ってこっちだよと案内する。

それを見届けてから刹那は良し!と気合を入れて召喚器の所へと向かおうとする。

 

召喚ルーム

 

刹那「もうそろそろイベント始まる時期だからその為にも新しい仲間ゲットするぞ~!」

 

ある意味メタイとも言える事を言いながら刹那は召喚の為に必要な石を取り出して召喚器にセットする。

 

キュィィイイイイイイイイン!ピカァー!

 

刹那「……うぇ?」

 

何が出るかなと期待していた刹那はその光り方と現れたカードに描かれたシルエットのに思わず声が出て、たまたま通りかかって覗き込んでいたジャンヌオルタもえっ?となる。

 

ジャンヌ「サーヴァント、ルーラー、ジャンヌ・ダルク。お会いできて本当に良かった……」

 

刹那「じゃ、ジャンヌゥウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!?」

 

ジャンヌオルタ「ハァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!?」

 

予想もしていなかったサーヴァントのに刹那とジャンヌオルタは叫び、ジャンヌはえ?え?と戸惑う。

 

マシュ「ど、どうかしたんですか先輩!」

 

そこに声を聴いてかマシュが駆けつけ、さらに案内して貰っていたのかイリヤ達も来る。

刹那に駆け寄ったマシュはジャンヌに気づく。

 

ジャンヌ「あ、マシュさん!お久しぶりですね!」

 

マシュ「じゃ、ジャンヌさん?!まさか先輩、引き当てたんですか!?」

 

笑顔で言うジャンヌにマシュは驚きながら刹那を見て刹那はうんと頷く。

驚いていたジャンヌオルタもどういう運してるのよと漏らす。

 

ちなみにこの後、刹那は別の事でまたも叫ぶ事になるが…それは次のお話である。

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