プリズマ☆イリヤドライで援軍に来たのが美優の兄ではなく、世界を救おうとする最後のマスターと後輩たちだったら 作:Dr.クロ
しかしそれはあのカオスな冒険の始まりだった……
刹那「緊急ミーティング?」
突如告げられた事にジャンヌの為の種火集めをしていた刹那は首を傾げる。
まだ第7の特異点の発見とジュリアン関連の事については時間がかかると言われていたのだが何か問題が発生したのだろうかと刹那は考えながら手伝って貰っていたイリヤと共に向かう。
レイシフトルーム
青アルトリア「あ、マスター」
刹那「青アルトリアたちも来てたんだね」
そこには先ほどまで種火集めをしていた自分とイリヤにランスロットとエミヤに呼びに来たマシュ以外のメンツが揃っており、誰もが緊急のに首を傾げる中でマシュがロマンへと聞く。
その間に刹那はメンバーを確認してエリザベート2人とニトクリスにロビンなど何人かいない事に気づく。
刹那「なんか何人かのサーヴァントたちが居ないね」
イリヤ「そう言えば……」
ロマン「それでは、ブリーフィングを始めよう!」
呟く刹那にイリヤも気づいて言うとロマンがハイテンションで言う。
マシュ「ドクター、いつになくテンション高いですね?」
ルビー「何かいいことでもあったんですか~?」
ロマン「…………」
そんなロマンの様子に指摘するマシュとルビーにロマンは無言になった後…
ロマン「……それでは、ブリーフィングを始めよう!」
刹那「……怪しい……」
さっきのはなかったかの様にして2回言うロマンに刹那は鋭い目を向ける。
ロマン「おやおやどうしたんだい刹那ちゃん、その鋭い眼差しは」
いや、普通に向けると思うと凛達は心の中でツッコミを入れる。
ロマン「ははは、疲れているのカナ?でも世界を救うためだから頑張ってほしいんだ!」
フォウ「フォウ……」
マシュ「フォウさんが何やら疑念の眼差しでドクターを見始めました。……何か隠していること、ありますか?ドクター」
エミヤ「と言うかなぜ職員の皆が私たちを取り囲んでいるんだ?!」
そう言うロマンだが小動物であるフォウも刹那の様に見て、マシュも追従し、エミヤも周りを見て言う。
確かにエミヤの言う通り職員達がスタンバイしている。
ロマン「実は……微妙な特異点の発生が確認されてね。当然ながら放置することもできない。君たちには調査と修正作業をお願いしたいんだ」
刹那「それっていつものことだよね?」
マシュ「は、はい。わたしも先輩も皆さん状態は万全です。特に任務に支障はないと思いますが―――」
そう言うロマンに刹那は言い、マシュも疑問を持って言う。
ロマン「ブリーフィングは終わったし、早速向かってもらわないとね!」
イリヤ「うぇ?!」
青アルトリア「待ってくださいロマン。レイシフト先が何処かまだ知らされてないのですが!」」
だが、そんな2人のを無視して推し進めるロマンにイリヤは驚き、青アルトリアが慌てて聞く。
ロマン「おっといけないいけない。こんなところに資料が落ちていた」
するとわざとらしくロマンは資料を落としてそれを拾い上げる。
ロマン「えーと、レイシフト先だけど……これはどう読むんだったっけなー。えーと確かえーと…………」
そんなロマンの行動にいやーな予感を刹那達は感じる。
ロマン「……チェイテ城……」
そしてそれは的中し、ロマンの口から出て来た名前に刹那達はげぇぇぇぇぇぇ!?となり、そんな刹那達に凛達はえ?え?と戸惑う。
ロマン「だったかな!よし!分かったね!それじゃあ出発だ!」
フォウ「ドフォーウ!?」
エミヤ「しまった!?もうそんな時期か!?」
青アルトリア「あ、もう何人か逃げてますし!?」
ネロ「む?なぜ逃げる必要があるのだ?」
ハイテンションで推し進めるロマンにフォウは目を見開き、エミヤは絶叫し、青アルトリアはさっきまでいた数人のサーヴァントが逃げているのに気づき、気づいてないネロは首を傾げる。
マシュ「ドクター!?今、聞き捨てならない城の名前を言いませんでしたか!?」
刹那「よし、みんな解さ……ってほとんどいねぇ?!」
叫ぶマシュの後に刹那も言おうとしてエミヤとアルトリアカルテットとネロにまだ来て浅いジャンヌとイリヤ達(GOクロ除く)以外もういない事に気づく。
エミヤ「マスター!私達も早くここから立ち去らなければ!」
刹那「う、うん!」
マシュ「はい!何だか嫌な予感しかしないので本日は自主的な休暇という事で!」
こちらも早く逃げる事を提案するエミヤに刹那とマシュは頷く。
イリヤ「あの~皆さん。何をそんなに慌てているんですか?そもそもチェイテ城ってなに?」
ルビー「イリヤさん知らないんですか?チェイテ城ってのはエリザベートさんが住んでいたお城なんですよ」
刹那達へとなぜ嫌がるのかに首を傾げる。イリヤへとルビーはそう言う。
イリヤ「そっかー、エリザベートさんの住んでいたお城なんだ……ってエリザベートさん!?」
士郎「あ、他の皆が逃げた理由がなんかわかった!」
ルヴィア「こ、これは私たちも逃げた方がよろしいのでは!?」
納得した後に叫ぶイリヤの後に士郎は顔を青ざめて、ルヴィアがそう言う。
ロマン「そうはさせるか!職員諸君!スクラムだ!」
カルデア職員s「応ッ!」
ガシッ!ガシッ!ガシッ!
するとロマンの号令と共にカルデア職員たちがスクラムを組んで残ったメンバーを逃げ出せない様にする。
イリヤ「うえぇ?!」
ロマン「世界を救った暁には君たちの給与体系の見直しも図られるだろう!レオニダスと共に学んだ筋トレの成果を今こそ発揮する時だ!」
マシュ「ひ、卑怯ですよドクター!?」
フォウ「フォウゥゥ!」
それにイリヤは絶叫する中でロマンが職員たちへとそう言い、マシュとフォウは批難の声をあげる。
ロマン「それいくぞー!クラウチ・バイング・セット!乗り込ませろ――――――――!!」
カルデア職員s「オ―――――――――――――!!」
ズダダダダダダダダダダ!!!
そんな批難の声に介せずロマンの号令の元、職員達によりそのまま勢い良くメンバーをレイシフト装置へと押し込んでいく。
マシュ・イリヤ「「きゃ―――――――!!?」」
刹那「おのれ、ドクター!まさかラスボスだったなんて!死んだら化けて出てやるからなー!?」
ロマン「ちょっと!?どさくさ紛れに悪質なデマを流さないでくれるかなあ!?」
押し込まれる中でそう叫ぶ刹那にロマンは心外だ!と言う声をあげる。
ロマン「さあともかく出発だ!」
クロ「あっちの私!マジ恨むわよ!!」
美遊「こ、これは大丈夫なのかな;」
サファイヤ「大丈夫ではないかと;」
そう叫ぶロマンにクロは一足先に逃げたもう1人の自分に叫び、顔を青ざめる美遊にサファイヤはそう言う。
ロマン「ええと、その……今年もエリザベートに付き合ってあげてくれ!要するにライブはちゃんと聴いてあげてね!アイドルはノリが悪いと寂しくて泣いちゃうから!」
エミヤ「ちゃんと聴いたら私達は死ぬぞ!?」
士郎「マジ横暴じゃないですか!?」
そう言うロマンにエミヤと士郎は叫ぶ。
ロマン「ほら、ボクのサイリウムも分けてあげよう!ではでは強制レイシフト、スタート!」
凛「それ何の慰めにもならないわよ!!」
指示するロマンへと凛が叫んだ後に刹那達は強制的にレイシフトさせられて目的の場所へと送られるのであった。
墓場
マシュ「…………」
青アルトリア「…………」
エミヤ「…………」
刹那「来ちゃたかー…………」
広がる光景を見て刹那はメンバーを代表して口を開く。
マシュ「はい、レイシフト成功ですね……。フォウさんもついて来てくれたようです」
フォウ「フォウ……」
疲れた感じに鳴くフォウの鳴き声は今のメンバーの言葉を代弁していた。
マシュ「ドクターとの通信は……大丈夫のようですね。ドクター、レイシフト成功しました」
その後にマシュは不満たらたらにロマンへと通信を繋げる。
マシュ「あとで覚えておいてください。絶対仕返ししますので」
ロマン『忘れてくれると嬉しいかな……。それはともかく状況はどんな感じだい?』
エミヤ「此処は……墓場のようだな」
そう言うマシュのにそう返すロマンの問いにエミヤは周りを見て言う。
青アルトリア「取りあえずロマンへのリベンジは後にしてひとまず先に進みましょうマスター」
刹那「うんそうだね」
マシュ「あれ?」
そう提案する青アルトリアのに刹那は同意するとマシュが戸惑った声をあげる。
刹那「ん?どうかしたのマシュ」
マシュ「あ、すみませんマスター。確か去年ここに来たときは既にゴーストが森を闊歩していたような」
そう言われて刹那は周りを見て、前に来た時のを思い出す。
刹那「あ、そう言えばそうだね」
マシュ「それにここは墓場なのにゴーストが見当たりませんね……どうかしたのでしょうか?」
ロマン『む、何か反応があるぞ。君たちのすぐ近くだ』
フォウ「フォウ!」
そして当てはめて刹那は同意し、マシュは首を傾げるとロマンがそう報告する。
ブゥゥゥゥゥゥぅン
マシュ「えーと……虫ですね。ハロウィンとは全然関係ありませんが墓場に居ては迷惑が掛かりますのでサクサクと退治しましょう!」
刹那「うん、そうだ……あっ!?」
そう言うマシュのに刹那は頷こうとして声をあげる。
エミヤ「どうかしたのかねマスター?」
刹那「ヤバい;メンバーの中にアサシンクラス居ない;」
マシュ「そ、そう言えば!ここに居るのはセイバーが三人、ランサーが一人、アーチャーが一人、キャスターが一人、ルーラーが一人、シールダーが一人、ライダー一人でアサシンとバーサーカーのクラスのサーヴァントが一人も居ません!?」
話しかけたエミヤに答えた刹那のにマシュも気づいて現状いるサーヴァントのクラスと人数を言う。
マシュが言ったのに士郎とクロや凛達が含まれていないのはサーヴァントではないからだ。
ルビー「一応アサシンのサーヴァントカードありますけどまだ話してないのでないも同然ですね。こりゃあ参った」
刹那「こうなったら青アルトリアがジャージと帽子を着用し、聖剣二刀流のアサシンになるしか……」
青アルトリア「それは無理ですマスター!?」
エミヤ「どうやら私達だけでこいつらを排除しないといけないようだな」
ブゥゥゥゥゥゥゥン
状況が状況だけにそう言う刹那に青アルトリアがツッコミを入れ、アーチャーが言うと同時に虫たちが襲い掛かる。
凛「あぶなっ!?」
ルヴィア「この!ガンド!!」
襲い掛かってきた虫たちの突進を避けて凛とルヴィアはガンドを放つ。
バゼット「はぁっ!」
シュン!シュン!シュン!
バゼットは手刀で次々と虫を潰していく。
虫たちは高速で動くがバゼットの動体視力とスピードには敵わなかったようだ。
イリヤ「
美遊「
ズドォオオオン!
続いてイリヤと美遊も続いて虫たちを倒して行き、士郎もエミヤとクロと共に夫婦剣を投影して戦い、イリヤ達のその様子に刹那はうーん、この自分の孤独感としみじみ思っていた。
刹那「(やっぱり私もなんか武器あったほうがいいのかなぁ……今度ダ・ヴィンチちゃんに頼んでみよ)」
うん。そうしようと考えているとマシュが最後の虫を切り裂いた所であった。
マシュ「ふぅ、戦闘終了です。一通り掃討しましたので大丈夫でしょう」
エミヤ「ひとまず近くの街に出てみないかマスター。サーヴァントの妨害がある可能性は高いが……」
刹那「うん、そうしようか」
戦闘終了を告げるマシュの後に提案するエミヤに刹那は了承した後にため息を吐く。
刹那「報酬は特等席のライブかぁ……心折れそうだな……」
マシュ「マスター、挫けないでください;」
イリヤ「あの~、去年はそんなに大変だったんですか?」
ぼやく刹那を励ますマシュへとイリヤは恐る恐る聞く
刹那「大変も何もなかったよあれは……」
エミヤ「確かに…去年は突然来た手紙で此処に来て、んで着いたらキャスターとなったエリザベートがいて、最終的には狭い部屋で歌を聞かされる結果になったもんな…」
ジャンヌ「た、大変だったんですね本当に;」
遠い目をする刹那と思い出して言うエミヤにジャンヌは冷や汗を掻く。
マシュ「大丈夫です。今回も一緒に付き合います!マスターとサーヴァントは一蓮托生です!」
刹那「マシュ……」
そう言うマシュに刹那は本当に良い子だねと頭を撫でて、マシュもくすぐったそうにする。
その際イリヤはマシュから犬耳と尻尾が見えた気がした。
マシュ「どうにかミッション続行のモチベーションを取り戻してくれましたね。良かった……」
青アルトリア「では早速街に向けて進みましょう」
安心するマシュに青アルトリアはふっと笑って言い、誰もが同意して歩き出す。
???「…………」
フォウ「フォウ……?」
リリィ「ん?どうかしたんですかフォウさん?」
するとリリィの肩に乗っていたフォウが耳をぴくんとさせ、それにリリィが気づいて話しかける。
サンタオルタ「……まさか……」
刹那「皆……走れぇ――――!!」
そんなフォウの反応に刹那は叫んで真っ先に走り出す。
イリヤ「うぇ!?いきなり全力ダッシュ?!」
マシュ「ま、待ってください、マスター!マスター!」
それにイリヤ達も慌てて追いかける。
???「はくちょ!……ク、こっそり
そんな一同を見てからその人物は言おうとして可愛いくしゃみをする。
???「……しかし冷える……西洋の山がこんなに寒いとは……困ったな……やや薄着すぎか吾?」
首を傾げた後にその人物は刹那達の後を追いかける。
そしてその人物の後ろを……
???2「ハロウィンはあっちなのかしら?」
???3「行ってみよ!」
可愛らしい二人の人物が付けていたのをその人物も刹那達もこの時知らなかった。
街
刹那「あ、あれ?」
しばらくして、街に辿り着いた刹那達は見えてきた光景に知っていた刹那達もそうだがイリヤ達も驚く。
青アルトリア「街の様子が……」
美遊「ハロウィンになっていない……!?」
そう、美遊の言う通り街にはハロウィンの飾りなどがされておらず、しかも街は静かであった。
これには刹那達は戸惑いを隠せず、首を傾げながらバゼットが聞く。
バゼット「これはどういうことでしょうか?確かハロウィンを開催している時期の筈なんですよね?」
マシュ「は、はい。その筈なんですが……」
エミヤ「一体何が起きているんだ?」
なぜハロウィンが行われてないのか戸惑うマシュの後にエミヤも呟く。
どうしようかと士郎も周りを見て酒場が目に入る。
士郎「取り敢えずあそこで話を聞いてみない……」
刹那「…………」
早速士郎は提案しようとして開いた口が塞がらない感じになっている刹那に気づいてぎょっとする。
青アルトリア「どうかしたのですか?マスター」
刹那「し、城が……」
マシュ「城と言うとチェイテ城がどうかしたのです……え?」
気づいて同じ様に話しかける青アルトリアのに震えながら指さす刹那にマシュや他のメンバーも城を見て…絶句した。
なんと言う事でしょう…お城が見えるのですが……その天辺に…逆様になったピラミッドが刺さっているではないでしょうか
その光景に誰もが言葉が出ない中でバゼットが言う。
バゼット「な、なんですかあのピラミッドは!?」
ネロ「おお!エリザの奴、まさかあんなものまで用意するとは……今回のライブ楽しみだな!」
エミヤ「いや、あれはどう見ても彼女が用意したものじゃないぞ!?」
士郎「確かに下の城が崩れているしな;」
目を輝かせて言うネロにエミヤはツッコミを入れて、士郎も同意する。
マシュ「あのチェイテ城がこんなになっているなんて……一体なにがあったんでしょうか?」
士郎「それに聞く為にも丁度あっちに酒場があるよ」
刹那「んー、とりあえずその酒場で情報収集してみようか」
戸惑うマシュに士郎はそう言い、刹那はそう言ってから一同は士郎が見つけた酒場へと入る。
酒場
マタ・ハリ「いらっしゃーいってあらマスターじゃないの!」
刹那「マタ・ハリ!?こんなところで何しているの!?」
入るといつも着ているのとは微妙に違う服を着たマタ・ハリが出迎えて、刹那は驚いて聞く。
マタ・ハリ「何って副業よ。此処のマスターをしているの」
刹那「そ、そうなんだ;」
エミヤ「それでマタ・ハリ、君ならあのチェイテ城の事やこの町の様子の事を知っているんじゃないか?」
そう答えるマタ・ハリに刹那は知らなかった…と呟く中でエミヤが入る前に見たピラミッドや街の様子について聞く。
マタ・ハリ「そうそう、あのピラミッド。ある日突然に本当に唐突に落っこちてきたの。ピラミッドの中には女王様とそれに仕える騎士たちが居てね……ハロウィンを禁止しちゃったのよ。困るわよねー」
イリヤ「は、ハロウィンを禁止!?」
困った感じに答えられた事にイリヤは驚く。
青アルトリア「それはつまり……」
刹那「ライブが中止になるってこと!?」
エミヤ「いや違うだろマスター!?」
言おうとした青アルトリアを遮った刹那のにエミヤはツッコミを入れつつ、確かにそれなら聞く事はないだろうがと考えつつ、マタ・ハリに続きを促す。
マタ・ハリ「それでその女王様からお触れがあってね。『妾の治政に不服がある者、あるいは一獲千金を夢見る無謀かつ野蛮な者よ、このピラミッドに挑むが良い』……ってのが出たの」
凛「一獲千金!?」
ルビー「あ、元マスターはお金の方に行きますか」
続けて出て来た言葉に凛は後者の方に反応してルビーはやれやれと羽を動かす。
マタ・ハリ「だからこの街ではあのチェイテピラミッドに挑もうとする勇者を募集しているのよ」
刹那「なるほど、それで……」
戦士「おー!やってるぞー!ピラミッドの財宝で一獲千金じゃー!」
騎士「防備は私に任せたまえ君たち!」
僧侶「魔術師募集中!僧侶ゆえ、物理で癒しますぞー!」
盗賊「へへ、扉や宝箱は俺に任せな!」
遊び人「やってやる!やってやるぞ!」
聞いて刹那は血気盛んな理由に納得する。
その中の1人がフラグ立ててないと思ったのは内緒である。
色々と政治よりお宝の方がメインねとクロはその様子から呆れる。
マシュ「なるほど……道理で活気がある訳です。色んな国から色んな人が集まっているのですね――――」
???(装備:ひろってくださいの看板)「…………」
そう言って周りを見ていたマシュは見てしまった。
酒場の一角で首にひろってくださいと書かれた看板をぶら下げた……某龍の探索で出た様なビキニアーマーを纏った……見覚えのある少女を……
エミヤ「…………」
青アルトリア「…………」
マシュ「…………マスター?」
刹那「……気づかない……フリをするんだ……」
捨てられた子犬の様な感じでいる少女に誰もが気づき、無言になる中、マシュは指摘しようとして刹那はそう言う。
???(装備:ひろってくださいの看板)「(パァァァッ……)」
エミヤ「駄目だマスター、気づかれてる。物凄くキラキラした目でこっちを見ているぞ!」
ルヴィア「凄く見てますわ。もう心の底から喜びを見せながら見てますわ」
だが少女は刹那達に気づき、先ほどまで一転、嬉しそうに顔を明るくする。
???(装備:ひろってくださいの看板)「子ジカ!!ねえ、子ジカってば!!」
サンタオルタ「気づかれたな」
マシュ「は、走りましょう、マスター!」
刹那「よし走ろう!」
士郎「なんでさ!?」
声をかける少女に呟くサンタオルタの後にそう言ったマシュのに了承する刹那に士郎は思わず叫ぶが一同は酒場の外へと駆け出す。
???2「…………」
その際誰かとすれ違うが気にせずに走る。
???「待ってよ!!ねえ、待ってってば―――――!」
マシュ「お、追いかけてきました!あと今どなたか知り合いがいたような……!」
エミヤ「今はそれどころではないだろ!」
後ろからの声にそう言うマシュのにエミヤはそう返す。
???「待っでええええええええええええええええええええええええ!!」
マシュ「マスター!マスター!」
刹那「な、なに!?」
だんだん涙声になって来たの中でマシュは刹那へと話しかける。
マシュ「じょ、条件反射的に逃げてしまいましたがせめて事情は聞いてみてもいいのでは?!」
イリヤ「あ、確かに!?」
ロマン『そ、そうだよー!間違いなく特異点の一因なんだろうから!』
そう言うマシュのにイリヤも気づいて、ロマンも同意する。
刹那「マシュの言う通りなんだけど足が……」
エミヤ「ああ、足が勝手に動いてしまうんだろう。気持ちは分かる」
そう言う刹那にエミヤはうんうんと頷く。
ズコッ!
???「転んじゃったじゃないの痛いじゃないの!置いていかないでよおおおおおお!(泣)」
ジャンヌ「マスター……その……後ろからべそをかく声が……」
刹那「…………」
後ろからこける音の後のびえぇぇぇぇぇぇん!と言う泣き声とジャンヌの目に刹那は罪悪感が強くなってピタっと止まり…
刹那「さよなら鼓膜……」
マシュ「はい……戻りましょう」
自分の耳にさよならを告げて刹那達は戻った。
ぐすぐすと泣いている少女にリリィとジャンヌは手を差し出す。
リリィ「大丈夫ですか?」
フォウ「フォウ!フォウ、フォウ!」
???「ちょっと何よこっちは傷心中なのよ……って子ジカ――――!!」
リリィが代表で声をかけると少女は刹那を見て喜ぶ。
???「も、もう、何よ!やっぱり聞こえていたんじゃない!」
イリヤ「あー……それについてはすいません」
ぷんすか起こる少女にイリヤが代表で謝る。
???「嬉しくないわよ!むしろこれだけ不安にさせたので罰を与えるべきよね!」
マシュ「……エリザベートさん……ですか?」
そう言う少女にマシュは改めて聞く。
???「忘れちゃったの!?このアタシこそ、珠玉の
フォウ「フォバー!?」
イリヤ&凛&ルヴィア&美遊&クロ「「「「「勇者!?」」」」」
それを聞いて少女、もとい勇者エリザベートは剣と盾を持ってポーズを取って名乗りあげる。
名乗りを聞いてどう言う事!?とイリヤ達は驚く。
ブレイブエリザと呼んだ方が良いのかねぇ…とエミヤは呟く。
刹那「また新しいのか……ランエリちゃんとハロエリちゃんはどうしたの?」
ブレイブエリザ「何その略称!?……あの二人ならもう居ないわ。今はアタシの心の中で生きているの」
頭を抑えながら聞く刹那のにブレイブエリザはツッコミを入れた後に悲しそうに言う。
イリヤ「え?居ないって……」
ブレイブエリザ「具体的に言うと合体したわ」
凛「……はあ!?」
フォウ「フォウ……」
マシュ「フォウさんがサーヴァント離れしてる、と驚愕の面持ちです……ってマスター!?」
刹那「Orz」
あっさり言われた事に凛は驚き、フォウのをマシュが代弁した後に刹那が手と膝を地面に付けているのに驚く。
まぁ、仕方ないなと前例のない事にエミヤは神妙な顔で刹那に頷く。
刹那「金のランサーとバスターキャスターは貴重なのに…………」
エミヤ「そっちか!?いやまぁ、言いたい事は分かるが;」
だが出て来た言葉にツッコミを入れた後にううむと唸る。
マシュ「し、しっかりしてくださいマスター?!」
~マスター励まし中~
なんとかマシュの励ましにより立ち直った刹那を含め、一同はブレイブエリザからどうして今の状況になったかを聞いた。
マシュ「なるほど、要するにエリザベートさん×二人は女王という方のせいでチェイテ城を追い出された訳ですか」
ブレイブエリザ「そう、その通り。これでもう分かるわよね?道半ばにして挫折した二人のためにアタシはやらなければならないことがあるの」
纏めるマシュのにブレイブエリザは頷いて真剣な顔で言う。
エミヤ「つまり、もう一度――――」
ブレイブエリザ「その通り!アタシのライブ会場をブッ潰したあの忌々しいピラミッド!あれを打倒して中の女王を倒すのよ!それがこの勇者エリザベートの使命なの!」
刹那「今回はこういう方向性できたか……」
イリヤ「どうりで酒場に冒険者さんたちがいっぱいいたんですね;」
気合を入れるブレイブエリザのに刹那は困った顔で呟き、イリヤも何とも言えない顔で言う。
「居たぞ!取り囲め!」
マシュ「……!」
すると騎士の集団が現れてメンバーを取り囲む。
ロマン『おっと、なんだなんだ!?あれは……』
リリィ「エリザベートさん、こちらの方々は?」
ブレイブエリザ「く、女王の手下どもね……!気をつけなさい、全員それなりに強いから!」
驚くロマンの後に聞くリリィへブレイブエリザはそう答える。
女王騎士A「我らは女王に仕える騎士。ハロウィンを粛清するために戦う者」
女王騎士B「ハロウィンを口に出したり、やりたがった者は例外なく街からの追放または労働刑を命ずるものとする!」
???「…………」
マシュ「そんな、酷い……!」
ルヴィア「(ん?誰かいた様な?)」
一同へと向けてそう言った言葉にマシュは顔を顰める中でルヴィアはチラリと見えたのに首を傾げる。
青アルトリア「とんでもない悪政をしいていますね」
女王騎士C「そしてこちらの娘は……その……公序良俗に不適切な格好をしていると通報が……」
フォウ「フォー;」
刹那「あー……;」
青アルトリアも顔を顰めると女王岸の1人がブレイブエリザを指して言葉を選んで言った事にフォウと刹那は思わず納得する。
そりゃあファンタジーゲームならともかく、リアルでブレイブエリザの恰好はそう言われても仕方がないもんだ。
ブレイブエリザ「違うわよ!?どこからどう見ても勇者じゃない!勇者でしょ!?」
女王騎士A「コホン。さあともかく追放か労働かどちらか選んでもらうぞ!」
訂正するブレイブエリザのをスルーして女王騎士の1人が咳払いしてからそう言う。
ブレイブエリザ「もうアンタたちを恐れる気はないわ!さ、子ジカ!戦うわよ!」
エミヤ「待った。せめて何故ハロウィンを禁止するのか教えてもらえないだろうか?」
女王騎士A「それは……その……女王の命令であるからだ!」
それに戦闘態勢を取るブレイブエリザを制止てエミヤは質問し、女王騎士は言葉が詰まったがそう答える。
マシュ「では女王に理由を――――」
女王騎士A「あの世界最高の麗しさを誇る女王にお伺いなどを立てられるか!申し訳ないが拘束させて頂こう!」
ブレイブエリザ「上等よ!このアタシのライブを邪魔するなら相手が誰でも粉砕してやるわ!掛かってきなさい!」
続けてマシュがそう聞くが突っ張られて、女王騎士達が構えるのにブレイブエリザも剣と盾を構える。
マシュ「仕方ありません。ひとまず行きます!マスター!」
リリィ「あのところで……さっきからチラチラとどなたかいらっしゃいませんかね?」
???「…………」
戦うしかないと感じてそう言うマシュの後にリリィが先ほどから気になっていた事を聞く。
サンタオルタ「今はそれどころではない。後にしろリリィ」
バゼット「サンタさんの言う通りですね」
リリィのにサンタオルタはそう言ってバゼットも同意した後に騎士達が襲い掛かり、刹那達は応戦に入る。