プリズマ☆イリヤドライで援軍に来たのが美優の兄ではなく、世界を救おうとする最後のマスターと後輩たちだったら 作:Dr.クロ
前回、再びエリザベートのハロウィンライブに(強制的に)招待された刹那達は訪れた街にて、なぜハロウィンが行われていないかをマタ・ハリから聞いた後、奇跡な融合をしちゃって誕生したブレイブエリザと合流し、女王騎士との闘いを始めた。
クロ「食らいなさい!」
シュババババババババッ!
女王騎士A「クッ!」
先手必勝とクロは剣を複製して女王騎士へと向けて射出し、向かって来たのを女王騎士は盾で防ぐとバゼットが接近する。
バゼット「フンッ!」
ドゴッ!
女王騎士A「グァ!?」
女王騎士B「はぁっ!」
胸にパンチを叩き込んだ所に別の女王騎士が剣を振り下ろす。
バゼット「!」
気づいたバゼットは咄嗟にしゃがんでから転がって距離を取る。
女王騎士B「大丈夫か!?」
女王騎士A「あ、あぁ……」
バゼット「あの騎士たち、なかなか硬いですね」
声をかける女王騎士達を見ながらバゼットはパンチを叩き込んだ際の感覚からそう呟く。
エミヤ「それがあの騎士系の特徴だ」
マシュ「第六特異点の時はホント苦労しましたよあの硬さには;」
バゼット「なるほど。ならばさらに力を込めて殴れば…」
脳筋過ぎやしませんかねぇ…と説明したエミヤとマシュのを聞いてのバゼットの返しに刹那はそう思う中でブレイブエリザの方を見る。
ブレイブエリザ「やぁあああああ!」
ブンブンブンブン!
こちらはほとんど我武者羅に剣を振るっており、無茶苦茶な剣技が女王騎士達を近寄れない様にさせていた。
イリヤ「す、凄い滅茶苦茶に振り回していますね;」
エミヤ「まあ剣なんて今まで使ったことないだろうからな」
迎撃しながらその様子を見ていたイリヤは冷や汗を流す中でフォローしていたエミヤはなんとも言えない顔で返す。
振り回していたのは槍なのだから仕方がない。
ブレイブエリザ「うっとおしいわね!こうなったら必殺技で決めてやるわ!」
美遊「必殺技ってまさか…」
刹那「ほ、宝具?!」
苛立ちげにそう言ったブレイブエリザのに誰もがやばいと思った時…
ブレイブエリザ「La~♪」
全体に響くのではなく、絞ったようなソニックボイスが女王騎士Aへと炸裂すると女王騎士Aは動きを束縛される。
ブレイブエリザ「ゲット!
ギュィィィイイイイイイイイン!ズガガガガガガガガガガガガッ!
そのまま拘束した女王騎士Aへとブレイブエリザは高速回転をしながら突撃して強烈な突きを炸裂させる。
女王騎士A「ほあああああ!?」
ドカァァアアアアアアン!!
ブレイブエリザ「また伝説を作ってしまったわ!」
爆発を背にして、ブレイブエリザはそう言う。
女王騎士B「た、たいちょぉおおおおおおおおおおお!?」
刹那「す、凄い;」
凛「イレギュラーすぎるわよ…」
それに女王騎士Bは絶叫し、刹那も絶句する中で凛がそう言う。
なんか爆発する際のネタが入ってたなと刹那は場違い的な事を考えていた。
女王騎士A「ふ、不覚……!!撤退!撤退である!!」
爆発の中から無事ではないが生きていた先ほどの別の騎士の発言から隊長と思われる女王騎士がそう言うと騎士達は慌てて去っていく。
マシュ「どうにか撤退させましたが……皆、一方ならぬ技量の持ち主でした」
エミヤ「彼らほどの騎士が心酔する女王……一体何者だろうな」
ロマン『特異点修正のためにも会いに行かねばならないだろうね』
撤退していく女王騎士達を見てそう述べるマシュにエミヤは呟き、ロマンも神妙な顔で言う。
ブレイブエリザ「さ、子ジカ。もちろん協力してくれるわね!」
刹那「『刹那たちが、仲間になった!』」
そう聞くブレイブエリザに刹那はネタで返し、ご丁重にルビーがメッセージウィンドウ的な何かを出して見せている。
ブレイブエリザ「…………よ、良かったぁ……」
イリヤ「泣く程!?」
それにブレイブエリザは涙を流して、イリヤは驚く。
ブレイブエリザ「ありがとう……アタシってば感激も感激よ。今すぐ歌い踊りたいくらいに」
青アルトリア「それは結構です。さあ出発しましょう!!」
そう言ったブレイブエリザに青アルトリアはばっさり切って言い、他の面々もうんうんと頷く。
ブレイブエリザ「即答!?……まあいいわともかく!勇者エリザベートの伝説が今ここから始まるのよ!見てらっしゃいあの魔女め!」
そう言ってブレイブエリザは剣を掲げてそう言う。
勇者ブレイブエリザの冒険がはじまった!
美遊「ところでどうして酒場であんな看板を?」
それを見てから美遊は最初に見た状態のになっていたか質問する。
ブレイブエリザ「ああ、あれは『それじゃあ仲間の希望はね、強くてキラキラしててアタシを飾り立ててアタシを崇めてくれる人!当方ボーカル希望。バンド経歴なし。ギター、ベース、ドラム、プロ級の者、募集』って言ったらマタ・ハリが満面の笑顔でこれ渡してくれたの!ひどくない!?」
サファイア「自業自得でしたか……」
ルヴィア「と言うか求めるのが高すぎですわ」
答えられた事にサファイアは呆れ、ルヴィアが付け加える。
一方、チェイテピラミッドでは……
ランスロット「女王、カルデアからの訪問客を確認しました。張り巡らせていた結界に引っかかったようです」
トリスタン「…………」
女王「フッ、さすが完璧な妾、予想済みです!当然、対策は立てているわ!さらに最強の門番が控えている以上、妾の優位は動かない……ああ、美しすぎる……」
トリスタンと共に膝を付いてそう報告するランスロットのを聞いて件の女王は笑いながら自分に酔いしれる。
女王「この領地は妾が支配する。適切に、寛容に、そして無慈悲に」
女王騎士D「あ、あの……女王。引き続き、ハロウィンは禁止ですか?」
そんな女王に女王騎士の1人が恐る恐る質問する。
女王「たわけ&パッとしない男!後で美容院にいきなさい!ハロウィンなど愚民には早すぎる!世情が不安定なこの時期にあのような浮かれた祭りなど愚の骨頂。慎みと慈しみを持ちなさい!この!妾のように!」
女王騎士D「……しかし、誰もがハロウィンを楽しみにしていたのは確かですし……私の子供も……」
それに女王は怒鳴ると女王騎士はそう言うが…
女王「不敬者!妾に口答えなど処刑者です!ですが子供に免じて有給一日で許してあげましょう!今すぐ剣を置き、貧相な家に帰りなさい!その命が惜しいというのなら!」
女王騎士D「え?あのそれはどういう……」
ランスロット「君、いいから今日は帰りなさい。明日一日はオフという事だ」
怒鳴った後に言った女王のに戸惑う女王騎士にランスロットがこそりと意訳して耳打ちする。
女王騎士D「……はあ。では恐れながら
頭を下げて女王騎士は出て行く。
それを見届けてからランスロットは女王へと向き直る。
ランスロット「それで女王。我々は如何致しましょうか?今から、総出で掛かって討ち取り、後顧の憂いを無くしますか?」
女王「ホホホホホ!この愚か者め!それではまるで妾が
そう聞くランスロットに女王は笑って言う。
女王「街に騎士たちは派遣しましょう!民が浮足立つのを防ぐためです。お前たちは……そうね、別に出撃する必要はなくてよ。街に放った途端、町娘をナンパするつもりなのはまるっとお見通し!世の中そう甘くはないわ!」
ランスロット「……いや、私は別に……」
トリスタン「………なんという………我々の生態を完全に把握されているとは……」
そう言った女王のにランスロットは否定しようとしてトリスタンは悲しそうに言う。
ランスロット「いや、トリスタン卿。私は純粋に街の治安をだね……」
そんなトリスタンのにランスロットは否定しようとした時…
???「あまり言い訳して行こうとしない方が良いと思うよ。ランスロット卿」
ランスロット「!?誰だ!?」
自分のを遮った声にランスロットは振り返る。
そこにいたのは…なんとアレキサンダーであった。
女王「あ、貴方様は……」
アレキサンダー「あー、やっぱりこの姿でも分かるんだね。君は」
アレキサンダーを見て立ち上がる女王にアレキサンダーはなははと苦笑する。
女王「ではやはりイスカンダル様ぁ!?」
アレキサンダー「この姿ではアレキサンダーって呼んで良いからね」
声をあげる女王にアレキサンダーはそう訂正する。
ランスロットとトリスタンの目線に女王は気づいた後にコホンと咳払いしてからアレキサンダーを見る。
王「そ、それでアレキサンダー様は何故此処に?」
アレキサンダー「このピラミッドの本来の持ち主に頼まれて君を手伝いに来たんだよ」
女王「わ、妾の手伝いをあのお方に頼まれたのですか!?」
気を取り直して聞いて返された事に女王は驚くがアレキサンダーはそうだよと肯定する。
アレキサンダー「僕としてもなかなか面白そうなイベントだし参加してみたんだ」
そう言って笑うアレキサンダーに女王はなんと心強いと笑う。
ランスロット「それで話を戻しますがアレキサンダー殿、別に私は言い訳など……」
トリスタン「……あの街の酒場には先日、賭け事で身代を崩した男に捨てられた傷心の美女が居ると聞きましたが……」
ランスロット「何処の酒場かね?もしや三番街のトネリコ亭のあの美女の話か?」
2人の会話が終わったのでもう一度否定しようとしたランスロットはトリスタンの言った事に思わず反応してしまう。
女王「ホホホ、自室待機より上の牢獄待機の方がいいかしら?」
アレキサンダー「いやそれよりもこの事を
ランスロット「失敬。待機の任、承りました女王」
その反応に女王は眉をピクピクさせて言うがアレキサンダーのにランスロットはピシっとなって言う。
ただその額から汗がだらだらと流れていて、アレキサンダーはニヤニヤ笑いしていた。
その変わり身にトリスタンは早いですねと思わず感心する。
ランスロット「それでは我々はこれで。アレキサンダー殿はどうしますか?」
アレキサンダー「それじゃあ僕もマスターたちが来るまでのんびりさせてもらうね」
退出する事にして頭を下げた後のランスロットの問いにアレキサンダーはそう返す。
ランスロット「わかりました。では女王はごゆるりとお休みくださいませ」
女王「言われずとも寛ぎます!さっさと退出なさい!」
そう言うランスロットとトリスタンに女王言う。
トリスタン「…………」
ランスロット「ははっ……トリスタン?」
女王「……?」
アレキサンダー「あれ?」
その後に立ち上がって反応しないトリスタンに3人はん?となり、アレキサンダーが試しに近づいて手をトリスタンの顔の前で振ってから耳を近づける。
トリスタン「………………Zzzz……」
アレキサンダー「………寝てるね……」
女王「…………」
いつの間にとランスロットが驚いている間に女王は無言で立ち上がってトリスタンに近づき…
げんこつ!!
廊下
トリスタン「………(我が身が痛みで物理的に)悲しい」
ランスロット「卿はある意味凄いな……;」
アレキサンダー「確かにね;」
部屋を出て頭にたんこぶが出来てそう言うトリスタンにランスロットとアレキサンダーは冷や汗を掻く。
気を取り直してアレキサンダーはさてさてどうなるかな~と笑う。
さて戻って刹那達はと言うと森の中を歩いていた。
ブレイブエリザ「まずはね、まずはね!仲間を集めるべきだと思うのよ!」
マシュ「私達では力不足でしょうか?」
刹那「ん~私としてはかなり大人数だと思うだけど;」
そう言うブレイブエリザのにマシュはそう聞き返し、刹那は歩いてる面々とかを見てそう言う。
違う違うとブレイブエリザはマシュのを否定してから仲間を集める理由を言う。
ブレイブエリザ「確かにこのメンバーは頼りになるけど相手は名高い騎士たちよ。これじゃあまだ足りないわ!」
士郎「そんなに強い騎士だったのか?」
そうよと士郎のにブレイブエリザは頷く。
ブレイブエリザ「特にあの紫色の騎士と赤髪の糸目な弓騎士が強かったわ!と言うか紫色の騎士なんか強すぎるわよアレ!」
青アルトリア「なんでしょう……何処か心当たりがある気がするんですが……」
マシュ「私も……潰したいぐらい心当たりがありますね……」
答えたブレイブエリザのにリリィを除いたアルトリアメンツはあーとなり、マシュは紫色の騎士と言うので思わず盾をブンブン振るう。
エミヤも察したのかこれはまた…と呆れた反応をする。
知らないイリヤ達は?マークを浮かべる。
ブレイブエリザ「あとほら、アタシって勇者じゃない。勇者にはバラエティ豊かなメンバーが付きものでしょ?アタシがアイドルだった時もドラムと太鼓、それに木管といったメンバーが支えてくれたわ」
凛「どんなメンバーよそれ!?」
刹那「打楽器が多めだね;」
答えたブレイブエリザのに凛はツッコミ、刹那はそう言う。
ブレイブエリザ「ええ、原子のビートだもの!とにかくドコドコ言うのよ、すごく!」
マシュ「あの……他に欲しいクラスと言うのは……」
目を輝かせて言うブレイブエリザにマシュは恐る恐る聞く。
ブレイブエリザ「そりゃもちろん
マシュ「回復ですか……」
ブレイブエリザの言ったのにマシュや他のメンバーは想像する。
看護師『では治療を始めます。貴方を生かすためです、骨の一本や二本、腕の二本や三本は我慢してくださいね。では行きますッ!』
モンク『ん、回復?まだ大丈夫よ、アドレナリンかエンドルフィンで自己回復する筈だから!ほらほら泣かない泣かない。しゃっきりなさい!英雄なんでしょ!』
シリアルキラー(幼女)『んー……よく分かんないからかいたいするね?頑張るよ!』
「…………………」
……想像したのが悪かった気がする…特に最初と最後
2番目は…最期を言い分を除いたら良くあるスポ魂とかに近い。
凛「……一応、私回復魔術使えるけど……」
ブレイブエリザ「……回復は任せたわよ凛!」
刹那「そうだね!任せるよ!」
マシュ「意外と人選が難しいですね;」
名乗りあげる凛にブレイブエリザと刹那は鬼気迫る顔で激励し、マシュはそう呟く。
ある意味凛もうっかりで回復よりダメージを与えそうな気がする…とエミヤは思ったが言ったら言ったらでガンドが飛んできそうなので心の中に仕舞った。
マシュ「困りましたね…」
エミヤ「あまり他に該当する者が居ないからな……」
そう話すマシュとエミヤだったが実は今考えていたうちの一人が既に来ていることをまだ知らなかったのであった……。
マシュ「じゃあひとまず酒場に戻って募集してみますか?」
ブレイブエリザ「あ、その、酒場はちょっと……」
そう提案するマシュだがブレイブエリザは刹那達に会うまでの状況で苦手になったのか乗り気になれないようだ。
マシュ「そうですね……。ならドクター」
ロマン『……ふわあ』
刹那「おい」
ブレイブエリザの様子からはぐれサーヴァントを仲間にする方向にしようとロマンに話しかけるが欠伸が聞こえて来たので刹那は低い声で思わず言う。
ロマン『ひぃ、ドスの聞いた声!?』
刹那「なに欠伸しているのロマン」
こっちが忙しいと言うのにな刹那のにご、ごめんと謝ってからロマンは弁解する。
ロマン『いや、いつになくリラックスできたものでついつい……大丈夫、君の存在は確認しているよ。どうしたのかな?』
エミヤ「仲間になるサーヴァントを探したいので捜索範囲を可能な限り拡大してくれないだろうか」
用件を聞くロマンにエミヤが代表で言う。
ロマン『OK、了解』
そう答えて少し待ってねとロマンはマシュ達以外のサーヴァント反応を探す。
エミヤ「どうかねロマン」
ロマン『んー……微弱だが君たちの近くに反応があるな』
マシュ「え!近くにですか!?」
少しして聞くエミヤにロマンは顔を顰めて言い、マシュは驚く。
青アルトリア「マスター、警戒を!待ち伏せの可能性があります!」
ブレイブエリザ「え?なになに?誰かいるの?ちょっと、出てきなさいよー!」
すぐさま青アルトリアは剣を構え、ブレイブエリザも慌てながら剣と盾を構えて叫ぶ。
シーン
警戒するメンバーだが静寂が続く。
槍オルタリア「……誰も出てこないな」
マシュ「ドクター、本当にこの近くにいるんですか?」
ロマン『本当だってば!仕事してるちゃんとしてる!それよりそこまで近くにいても気づかないという事は』
リリィ「アサシンでしょうか?」
呟く槍オルタリアの後に確認するマシュにロマンは必死で答えてからリリィが引き継いで言う。
ロマン『先ほどより動いてないから危害を加える気はなさそうだけどね』
ブレイブエリザ「ふぎゃぁ―――――――!?」
動きがない事からそう推測するロマンの後にブレイブエリザの悲鳴が響き渡る。
イリヤ「!い、今の悲鳴って!?」
先ほどまで自分達と一緒にいた筈のブレイブエリザの悲鳴にイリヤや他のメンバーは慌ててブレイブエリザを探すと…ロープによって逆さづりになっているブレイブエリザの姿があった。
ブレイブエリザ「誰よ!こんなところにトラップ仕掛けたの!?足、足が引っかかって身動きが……!」
ルビー「うわ~、典型的なトラップに引っかかってますねブレイブエリザさん;」
ブラーンブラーンと揺れるブレイブエリザを見てルビーは呆れる。
エミヤ「ってそんな悠長なこと言っている場合じゃなさそうだぞ!?」
誰もが呆れたのもつかの間、エミヤの言う通り、狼の獣人が複数現れる。
ブレイブエリザ「やだ、変なの来た!動けない、助けて子ジカ――――――!!」
刹那「助けに行こう!凛さんとルヴィアさんとマシュとリリィはブレイブエリザの罠、解除してきて!」
他は凛さん達に近づかせない様に!と涙目になっているブレイブエリザ救出を数人に任せて刹那は指示を出し、エミヤ達も了承してそれぞれ狼の獣人の迎撃に映る。
ハングリーウルフA「グルルルルルルルル!」
士郎「はあっ!」
ガキィン!
殴りかかったハングリーウルフAに士郎は投影した夫婦剣で受け止めた後に蹴りを叩き込む。
そこをエミヤが矢を発射して援護する。
青アルトリア「ハァアアア!」
ズバッ!
ハングリーウルフB「グガァ!?」
別の方では青アルトリアが別のハングリーウルフを切り裂き、パンプキンを被った骸骨をバゼットはパンチで吹き飛ばす。
バゼット「はあっ!」
バキュッ!
パンプキンヘッド「」
???「(おいおいおい……一撃でかぼちゃ粉砕したぞ;)」
それを隠れていた人物はやっぱりすげぇ…と冷や汗を流す。
その間に獣人達は退治された。
それを見届けてふうと息を吐いた後にブレイブエリザを助け出した凛達が来る。
凛「どうやら戦闘は終わったみたいね」
ブレイブエリザ「ふう、助かったわ。それより仲間なんていないじゃないの!嘘吐きは舌串刺しの刑よ!」
ロマン『おかしいな……。どうあっても出てこないらしい』
ぷんすか起こるブレイブエリザのにロマンも不思議そうに呟く。
イリヤ「え?どういう事ですかロマンさん?」
ロマン『なんかこう、まるで『こんな地雷ヒロインに引っかかるか!俺は部屋に閉じ籠っている!』とでも主張しているようだ』
刹那「(ってことはエリザベートの事をよく知っているサーヴァントで隠れるのが上手……あ)」
首を傾げるイリヤに具体的な感じに例えるロマンのを聞いて刹那はそう考えた後に悟った。
マシュ「どうにかして出てきてもらう訳には……」
刹那「……あー……」
フォウ「フォウ?!」
リリィ「マスターが急に世界の終わりを見たかのような表情に!?」
困った顔で言うマシュの隣でこれからする事で悟った刹那にリリィは慌てる。
ロマン『精神の動揺も激しいぞ!?大丈夫か刹那ちゃん!』
ネロ「だ、大丈夫か奏者よ!?」
ブレイブエリザ「ど、どうかしたの子ジカ?元気なさそうね?歌とか聴きたい?アタシの歌とか聞くと元気にならない?」
エミヤ「エリザ、流石にそれは―――――」
それに誰もが慌てる中でブレイブエリザの言った事にエミヤは否定しようとし…
刹那「………なるかも……しれない」
全員(ネロと刹那とブレイブエリザ以外の)「な!?」
出て来た言葉に誰もが驚き…
刹那「ネロとのデュエットならもっといいかも………」
全員(ネロと刹那とブレイブエリザ以外の)「なんだって~~~~~~~~~~~~!!!???」
さらなる衝撃発言にネロとブレイブエリザを除いて誰もが驚愕する。
エミヤ「気が狂ったかマスター!?あの二人のデュエットを聴きたいなんて自殺するようなものだぞ!?」
ロマン『
マシュ「マスター!しっかりしてください!その、ええと……がんばれ、がんばれです!」
フォウ「フォウ、フォウ、フォウ!」
それにエミヤは刹那の肩を掴んで揺らし、ロマンも慌てて謝って叫び、マシュとフォウも必死に応援する。
そんな刹那の要望にブレイブエリザとネロは嬉しそうに手を取り合い回っていた。
ブレイブエリザ「子ジカ……とうつアタシたちの歌の
ネロ「嬉しいぞマスターよ!私たちのデュエットを聴きたいと言ってくれるとは!」
超ご機嫌な2人に美遊と士郎はあ、これ普通にやばいと顔を青ざめる。
ブレイブエリザ「いいわ、毎日欠かさないボイストレーニングも兼ねて全力で歌ってあげる!ネロ!」
ネロ「うむ!そうとなれば我が黄金劇場を舞台にしてやろうではないか!」
もう歌う気満々で舞台も用意しようとするネロにブレイブエリザはご機嫌になる。
ブレイブエリザ「良いわねそれ!幸運に思いなさい。勇者になったアタシとネロのデュエットを初めて聴くのがアンタたちってことに」
イリヤ「あわわわわわ!?これヤバいじゃないの!?」
ルビー「500%普通にやばいですね」
その様子から顔を青ざめて聞くイリヤに100%を通り越してルビーはそう言う。
エミヤ「ああ、とってもまずいぞ;非常にまずい;」
ロマン『くっ、こうなったら
マシュ「もう……間に合いません……!」
顔を青ざめるのを通り越して白くなろうとするエミヤの隣でロマンは絶望しマシュもこれまで…と思ったその時!
???「ちょっと待ったああああああああああああああああ!」
マシュ「あ」
イリヤ「あ」
青アルトリア「あ」
フォウ「フォウ」
虚空から突如1人の男が飛び出して2人を制止する。
出て来た人物に刹那はほっ…と安堵の息を吐いてその人物を見る。
刹那「良かった……出てきてくれたんだねロビン!」
ブレイブエリザ「あれ?ええと……緑のほら……ええと……」
マシュ「ロビンフットさん!」
ブレイブエリザ「そうそれ!」
嬉しそうな刹那の隣でその人物が誰なのか思い出そうとして思い出せずにいたブレイブエリザはマシュの言った事に思い出したと頷く。
ネロ「なんだ隠れていたのは貴様だったのか」
ロビンフット「く、くそ……思わず、思わず、
ブレイブエリザ「え?え?何それ、どゆこと?」
そんな歌う所を邪魔されて若干不満なネロを気にせず苦虫を噛み潰したような顔で言ったロビンフットのにブレイブエリザは要領を得ないので戸惑う中でエミヤは察する。
エミヤ「ま、まさかマスターは我が身を犠牲にして隠れているロビンフットを出現させたのか?!」
凛「それにしたってどうして隠れているのがこいつだってわかったのよ」
刹那「それはねエリザベートの事をよく知っていて、隠れるのが上手いサーヴァントって言ったらロビンフットしか居ないって思ったからだよ。なんか前話を聞いて二人やネロとかは月からの付き合いらしいし」
ホントに蛮勇過ぎると呟くエミヤの後にそう言う凛に刹那は理由を説明する。
最後の月って…と凛が唖然とする中でロビンフットははぁ…とめんどくさそうに頭をがしがし掻く。
ブレイブエリザ「……よく分かんないけどアタシ達の歌のお陰なのね」
ネロ「うむ、マスターの役に立てて余は嬉しいぞ!」
刹那「うん、そうだね……」
ご機嫌なブレイブエリザとネロに刹那はなんとも言えない顔でそう言って顔を逸らす。
フォウ「フォウ……」
ロビンフット「良心が咎めるくらいなら最初からやるなっつーの……はぁ」
そんな刹那のにロビンフットはため息を吐く。
ブレイブエリザ「……あ!」
マシュ「エリザベートさん?」
リリィ「どうかしたんですか?」
するとご機嫌だったブレイブエリザが何か気づいてか声をあげ、マシュとリリィは聞く。
ブレイブエリザ「それで分かったわ!さっきアタシが引っかかったトラップ!アンタの仕業よね!?」
そう言ってブレイブエリザはロビンフットを指す。
そうだよとロビンフットは頭を掻きながら肯定する。
ロビンフット「ここんとこ、街の周りも物騒だからな。害虫やら獣人みたいな連中までうろついてやがる。ハロウィンが近いせいですかねぇ。怪物どもも浮かれるってワケさ」
イリヤ「怪物さんたちも浮かれるんだ……」
そう説明するロビンフットのにイリヤは凄いな此処…と思った。
ロビンフット「なーんで、ここをねぐらにしている身分としちゃあ、罠でも仕掛けておかないと不安で眠れやしないワケ」
ブレイブエリザ「ふーん、獣人が居るから不安で眠れないんじゃなくて罠を仕掛けてないと不安なんじゃないの?」
肩を竦めて言うロビンフットにブレイブエリザはそう聞く。
ロビンフット「もちろん。無料の安全地帯とか気味が悪いでしょ。安全ってのは本来、金か努力で維持するモンだよ」
刹那「ロビンは慎重派なんだね」
そんなブレイブエリザへのロビンフットの返答に刹那はそう言う。
ロビンフット「そうそう、慎重派ですよー。森じゃあ謙虚な者だけが生き残るってな。基本的に臆病なのオレ。相手の顔とか怖くて正面から見ないぐらい」
ブレイブエリザ「だから物陰から敵を仕留めるって事?ホントはアサシンなんじゃないのアナタ?」
マシュ「それにしても物騒ですね。やはりあのピラミッドが原因でしょうか?」
苦笑して言うロビンフットのにブレイブエリザがジト目で見る中でマシュは見えるピラミッドを見ながら呟く。
ブレイブエリザ「そうよ、うん、マシュ!良いこと言ったわアンタ!全てはあのピラミッドが原因よ!あれを踏破すればきっと色々何とかなるわ!」
ロビンフッド「ホントかねぇ?」
元気よく言うブレイブエリザのにロビンフットは意味深に呟く。
ネロ「なんだロビンフッド。気がかりなことがあるのか?」
ロビンフット「いやね。元々獣人がやってきたのはピラミッドより―――――」
「グルルルルルルルルルル!?」
そんなロビンフットのに問うネロにロビンフットが答えようとしたが再び獣人が現れる。
ロビンフッド「おっと、どうやらオタクと一緒でトラップに引っかかってくれた連中がいるらしい。ピラミッドに挑むなら手を貸してやってもいいぜ。確かにあの女王様とやらの無遠慮さは目に余る。一度手痛いお仕置きされても仕方ないだろーなー、と思っていたところでさ」
マシュ「ありがとうございます!ブレイブエリザさん、
そう言いながら右腕のクロスボウを構えるロビンフットにマシュは礼を言ってブレイブエリザへとそう言う。
ブレイブエリザ「すかうと?それってまだ見ぬアイドルを探し求めるやつ!?……でも。アタシ、まだ事務所とかに所属する気は……どうしようかしら……」
ロビンフット「そーゆー夢見がちなところは執政者としてさっさと直した方が良いと思うよ、オタク?まあ月の裏側の時よりはまだマシだから良いけどよ」
そんなマシュのにモジモジするブレイブエリザにロビンフットは呆れて指摘する。
ブレイブエリザ「う、うるさいわね。それより獣人退治するわよ!さ、子ジカもマシュもロビンもイリヤたちもついてきなさい!不潔な獣人たちにアタシの街を襲わせる訳にはいかないものね!」
ロビンフット「…………」
イリヤ「ロビンさん、どうしました?」
そう言って獣人の方へと顔を向けるブレイブエリザを真剣な顔で見るロビンフットにイリヤは気になって聞く。
ロビンフット「いいや、何でもねえよ。三つ子の魂百まで、だっけ?ま、そういう話さ。あのドラゴン娘、張り切って突撃するプランしかなさそうですし?こっちでフォローしますかねぇ」
そんなイリヤの問いにやんわり答えたロビンフットのにイリヤも頷いて飛び出す。
ロビンフットの言った事…それは一体…