落ちた欠片   作:半径1mm

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どうも半径1mmでふ。
やっちまった感満載ですが生暖かい目で見守って貰えれば幸いです。


ジェイルとはやてと闇の書と…

〜光陰邸 side 護〜

ただいま猛暑の夏でございまする。

暑いのは苦手なのだが外のテラスもどきパラソルを開きお茶してます…まあ自然が結構残ってるから夏独特の草木の匂いが良い感じ広がって嫌いではないけれど…

はやてちゃんとナスカもいるのだが、1人と1匹は目の前でビニールプールを広げ水遊びしています…ビニールプールとか言ってクソデカイのだが…と言うよりもこんなの売ってるんだね…

 

「なあなあ、護くんは入らへんのか?」

「俺はいいよ、日焼けするのやだし…」

「日焼けって…見かけといい中身まで女の子みたいやな……」

「女の子じゃねーし、てか俺日焼けすると火傷したみたいに腫れるんだよ。」

 

前に両親に連れられ両親と真島と俺で海水浴に行ったのだが…その時に日焼けしてしまいピンク色に腫れ上がってしまったのだ…ちなみに運転手は相変わらずお父さんです…

 

「なんや勿体無いな、こんな可愛い女の子と一緒に入れるゆーのに…」

「おいそこ、自分で可愛いとか言うなし。」

 

はやてちゃんはしょんぼりしながらそんな事を言ってきた。

てか、自分で言うってどゆことよ。

そんなことを思いながら用意されているお菓子を頬張り食べる。

 

「…護くん、ありとうな…」

「ん?急にどったの?」

「いつも一緒に居てくれとるし、オトンとオカンが死んだ時に引き取って貰って…護くんの親なのに私の親にもなってもろうて…なんや護くんに申し訳ないな思てな…」

「ふむ…子供がそこまで考えなくても良い気はするけど……まあお礼を言うならば父さんと母さんにでも言ってやれ…それに俺もはやてちゃんが来てくれて嬉しかったんだよね。」

「…なんとなく分かるわ…」

「ま、そゆことだ、お互い様だから気にしないほうがいいよ。」

「そか……っ!?」

 

急にはやてちゃんが驚きの表情に変わり胸を押さえ始めた。

 

「どったの?」

「ぶひ?」

「…なんや急に魔力が流れ込んで来た気がして…」

「護くん!!はやてちゃん!!」

 

ウーノさんが慌ててこちらに向かって来た。

 

「なんやウーノお姉ちゃん、そんな慌てて?」

「ちょっと緊急事態が発生しちゃって…護くん、はやてちゃん、ナスカ地下の方に至急来てくれない?」

「分かった。」

「了解や。」

「ぶひ。」

 

そう言って2人と1匹は返事をした。そしてナスカは人型になりはやてちゃんを抱き上げ屋敷に入っていった。

 

「ところで…緊急事態って良い方?悪い方?」

「良い方も悪い方もあるわ…ホントの最悪の事態は避けたのだけれど…」

「まあ取り敢えず行くか。」

 

そう言ってウーノさんと俺は走り出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜地下研究室〜

地下の薄暗い通路をウーノさん先頭に走り抜けジェイルさんがいる研究室の扉を思いっきり開ける。

 

「来たぞ!なにが…あったんだ?」

 

扉を開けた先には優雅にコーヒーを飲むジェイルさんがいた。

 

「…ホントに緊急事態なの?」

「え、えぇあの時は凄い剣幕な表情で2人を読んで来てくれと言われたのですが…」

「おお、来てくれたか…取り敢えず座ったらどうだね?」

「…はあ、緊急事態とか言うんだから座る暇なんじゃないの?」

 

そう言って俺は椅子に座る。

 

「そう言いながら座るんですね…」

 

そしてウーノさんに呆れられる。

 

「取り敢えず最悪の事態は避けられたからね、一息付いてたのだよ。それとこれを君に返さないとだね。」

 

そう言ってガイアを懐から出してきた。

 

『ヘローますたー』

「おかえり、ガイア…変なことされなかったか?」

『大丈夫です、私の貞操とも言えるところは弄らせてませんので。』

「貞操って……まあいいや、無事に中に入れられてるみたいだし。」

「…何か入った事が分かるのかい?」

「ん?まあ一応、何か渦々しい感じがするから…じゃさっきはやてちゃんが魔力が流れ込んできたってことは…」

「ああ、つい先程成功してガイアくんの中に保管したのだよ、いやあ実に頼もしかった上にまだまだ私の知らないことまでも分かったのだ、実に有意義な時間だったよ。」

 

凄く穏やかな表情言うジェイルさん。

 

「…でもそれだと悪いことって何さ?」

「それは…」

「来たで!!」

 

そこにナスカに肩車されたはやてちゃんがご登場である。

 

「な、なんで肩車しているのですか?」

「なんでってな、こっちのがインパクトあるかと思うてな。」

「…はあ…」

 

ウーノさんは眉間に指を当て大きなため息を吐いた。

そんなことしてるとシワが出来ちまうぞ…

 

「護くん?」

「ふぇ?」

「なんか今不謹慎なこと考えてなかった?」

「いんや、別に。」

 

遂に人の心までも読み取る力を得たのか戦闘機人は…

 

「んで、緊急事態ってなんや?」

「ふむ、そろそろ説明しよう…その前にはやてくんにはこれを返しておこう。」

 

そう言って金十字の黒い本…闇の書をはやてちゃんに渡した。

 

「…なんでジェイルさんが持っとんの?」

 

そう言ってはやてちゃんは俺を睨んできた。

 

「まあそれを含めての説明だ、護くん?大丈夫だね?」

「ああ、任せた。」

「ふむ、任された。ではまず初めに私の説明をしよう…」

 

そう言うとジェイルさんは目を瞑った。

 

「私は次元犯罪者ジェイル・スカリエッティ…犯罪内容はクローンニング…人造人間などを作り上げてきた。

「…ちょう待ち…犯罪者で人造人間ってことは…」

 

そう言って肩車されているはやてちゃんはウーノさんの方を見る。

ウーノさんの方は下を俯き表情が見えない。

 

「そうの通りだ、ウーノ…クアットロにチンク、それとここにはいないがドゥーエとトーレと言う2人もいるが全員人造人間…戦闘を行うこと主に考えられた製造された戦闘機人だ…」

「な、なんで犯罪者を家で匿うてるん!?」

 

そう言って今度は俺の方を見えてきた。

 

「そうだな…こっちの説明は俺がした方がいいのかな?」

「その方がいいだろう、はやてくんにも関係しているのだからね。」

「っ!?」

「そだね…まあ…あれだ、はやてちゃんの下半身麻痺のことなんだけど…それがその本…いや闇の書という呪いのデバイスのせいであること…そしてジェイルさんはなんやかんや変態マッドサイエンティスト兼天才科学者だから闇の書の呪いを解くことを依頼して家で匿ってる…そして、その本を返したと言うことは…」

「そ、その呪いが解けた?」

 

黙り込んで聞いていたはやてちゃんが言ってきた。

 

「ご名答、呪いの部分はガイアに封印してその闇の書…いや正式名称、夜天の魔道書…元々旅する魔道書と言われて各地の魔法や出来事などを記載していく物だったんだけど途中で改変されて魔力蒐集を行い蒐集し終えたら暴走する仕組みになっていた、蒐集を行わない場合は主人の魔力を吸収し生命力やらも吸収し始めるらしくその機能のせいではやてちゃんはまだ魔力量が少ないから先に身体に影響が出たのだろうってのがジェイルさんの意見、そして、さっき魔力が流れ込んで来たっていうのはこの魔道書の機能が正常に戻ったからではやてちゃんから吸収した魔力が元のところに戻って来たって感じ…まあ俺が言えるのこのくらいかな…今まで黙っててゴメンな。」

 

俺は立ち上がり椅子に座り直し俯いているはやてちゃんに向かって頭を下げた。

 

「…はやてち…」

「謝らんでええ!!」

 

はやてちゃんは急に声を張り上げ顔を上げた。目は潤んでいて今にも泣き出しそうだ。

 

「そうだよな…今まで黙っててしかも犯罪者なんかに頼って…これじゃ裏切ったも同然だよな…」

「そゆことやない!!そゆことや、ないんよ…今まで黙ってたのは正直怒っとる…けどな、それ以前に赤の他人の私なんかの為に…私の知らないところで頑張っとったってのが嬉しくて申し訳無くて…だから…グス…」

 

ついに泣き出してしまったはやてちゃん。

そんなはやてちゃんにナスカは正面から抱き付いて頭を撫で始めた。

 

「はやてはね、もう赤の他人なんかじゃ無いよ?家に来た時点で私達の家族…お父さんお母さん護にはやてちゃん…私はもうこの5人で家族だと思ってるよ?だからね、赤の他人なんて言っちゃダメだよ?」

「うん…うん…」

 

そう言ってナスカにしがみ付き顔をナスカの胸に埋め静かに泣き始めた…

ジェイルさんとウーノさんは微笑ましくその光景を眺めていた。

ナスカに良いとこ取りされたけど…まあいっか…

 

 

 

 

 

そして数分間泣き続けたはやてちゃんはやっと落ち着きナスカから離れた。まあ目は真っ赤だがしゃーない。

 

「ゴメンな、脱線してもうて…」

「いや、構わないよ…私達も今まで黙ってて悪いことをしたからね、すまない…」

 

そう言って今度はジェイルさんが頭を下げた。

その光景を見て俺を含めみんな驚いていた。

 

「ちょ、らしくないことせーへんでええって私を助けてくれたんやからそんくらいちゃらや、ちゃら。それにこれ以上言ったら話が進まへん。」

「……うむ、そうだね…では改めて、闇の書の呪いは解けたがここで問題が発生したんだ…」

「「問題?」」

「うむ、その問題と言うのが夜天の書のプログラムなのだが…呪いを取り除き初期化可能状態にして初期化したのだが…まさかと思うプログラムも初期化されてしまってね…」

「え、じゃこの夜天の書はちゃんと起動せえへんのか?」

「いや、正常に起動はするはずなのだがね……守護騎士プログラムという主人を守護する騎士が中に入っているのだが…年齢設定が初期化されてしまってどれくらいの年齢で出てくるのか分からないのだよ…」

 

問題と言うから魔力が暴走とかかと思ったが違ったみたいだ。

 

「…そ、その守護騎士って人なんか?」

「限りなく人には近いがあくまでもプログラム…まあ正確に見たことがあるわけではないが…まあ5人いると言うことは確かかな。」

「ふーん、じゃ新しい家族やな!ほな早速起動させなあかんな!」

「うむ…えっ?ちょっと待ちた…」

「夜天の書起動…」

 

ジェイルさんの言葉を遮りはやてちゃんは夜天の書を起動させた。

そして、はやてちゃんを中心にベルカの魔法陣が現れてさらにその周りに別の魔法陣が5つ囲うように現れた。

そして魔法陣から出て来た3人の子供と1匹の子犬と1人の女性。

子供は不思議そうな顔でちょこんと地べたに座っていて子犬もポツンと座っているが女性だけは片膝をついて頭を下げ右手を胸に当て服従の格好をしている。

 

「夜天の書の起、動を確認しました、私は菅制人格プログラム…我が主人…長らく呪縛申し訳ありませんでした…そして解き放って頂きありがとうございます、これで彼女達も幸せな生活が…」

 

女性は1人の子供に裾を引っ張られそちらを振り向き硬直した。

 

「なあジェイルさん…」

「…なんだい護くん?」

「こいつらがホントに守護騎士って奴らなのか?」

「その筈なんだがね…」

 

俺とジェイルさんはホントに彼女達が守護騎士と呼ばれる存在なのか気になり始めた。

 

「わ、我が主人…こ、この状況は一体…」

「せやな…まさか私も子供達が出てくるとは思わんかったからな…まあ言えるとすれば、呪いを解くのに初期化したけど守護騎士達の年齢設定も初期化されたゆうことや…あれ、ほんならどして貴女は大人なんや?」

「…恐らく私は初期からこの状態で入れられ彼女達は幼少時代に入れられプログラムとして構築する際に大人の姿になったのでは、と思います。」

「なるほどな…」

 

そう言ってはやてちゃんはナスカに抱っこされ子供達の方に行った。

そして、ピンク色でポニーテールの凛々しい目をした女の子の前に着いた。

 

「お名前、教えてくれへんか?」

「し、シグナムです!!」

 

シグナムと名乗った子は背筋を伸ばし元気良く答えた。

 

「そか、よろしくなシグナム。」

「っ!」

 

はやてちゃんは満面の笑みでそう言ってシグナムの頭を撫でる。

シグナムの方はびっくりしたみたいだが気持ち良さそうにし始めた。

そして、撫でるのをやめてまた別の子の所に行く、今度は赤い髪の三つ編みおさげの目がキツイ子の所へ。

 

「ほな今度は貴女や。」

「ゔ、ヴィータ…です…」

 

女性の服の裾を掴みながらそう答えた少女。

 

「ヴィータやな、よろしくな。」

 

はやてちゃんはシグナムと同じ様に頭を撫でてやった、ヴィータの方は反応が無いように感じるが若干照れているようだ。

また撫でるのをやめ、別の子のところへ…今度は金髪ボブショートの優しい目をした女の子のところへ。

 

「シャマルです、よろしくお願いします。」

 

シャマルと名乗った少女ははやてちゃんが聞く前に名乗り頭を下げてきた。

はやてちゃんは驚いていたが笑みを浮かべ頭を撫でながら口を開いた。

 

「こちらこそよろしくな、シャマル。」

 

そう言って撫でるのをやめ、青い毛並みをした子犬を抱いている紅い目で腰まで伸びている白銀の髪の女性の前に行った。

 

「最後は貴女はや。」

「わ、私は…名は…ありません。」

「…どないして?」

「私が出て来られるのは主人の暴走時のみだった為名など必要ありませんでしたから…」

 

女性は顔を俯きそう言った。

 

「…それなら、名前をあげる…もう闇の書なんて存在せーへんのやから暴走なんてせーへん…せやな…リインフォース…これから貴女の名前リインフォースや!」

「…我が主…ありがとうございます。」

 

リインフォースと名付けられた女性は満面の笑みを浮かべはやてちゃんにお礼を言った。

 

「私は光陰はやて、これから貴女達は私たちの家族や!これからは仲良く、楽しく、幸せに暮そうな。」

 

守護騎士と呼ばれる少女達は不思議そうな顔をしていたが次第に笑みに変わっていった。

 

「よろしい、ほんならわんちゃんもこれからよろしくな。」

 

はやてちゃんはリインフォースに抱かれている青い犬を撫でながら言った。

 

「我は犬ではない、狼だ。」

 

撫でられている犬が喋った…

これにははやてちゃんも目を大きく開け驚いている。

 

「ザフィーラと言う、これからよろしく頼む。」

「こ、こちらこそよろしくな。」

 

はやてちゃんは動揺しながらも笑み浮かべそう言った。

 

「なんたかなりそうですね。」

「そうだね…」

「ふむ、これから賑やかになりそうだ。」

 

なんかジェイルさんも変わったよな…

そんなことを思っていたらはやてちゃんとナスカがこちらに向かってきた。

 

「今度は私の番だね…はやてくんが拒むのであれば私達はこの家から去ろ…」

「そんなことせーへんでええ、ジェイルさんが犯罪者っていうのは許し難いことやけど…人殺ししてへんし私の事も助けてくれた…それに今の貴方はなんや幸せそうやから、出て行くなんて言わんでええ…貴方達ももう私の家族の一員や。」

「…そうか…ありがとう、そしてこれからもよろしく頼むよ。」

「ありがとう、はやてちゃん…」

 

ジェイルさんとウーノさんが頭を下げそう言った。

 

「ほな、辛気臭いことはあとや!今はあの子達の洋服をなんとかせなあかん!」

 

そうなのだこの4人袖のない黒の質素な服装なのだ。

でも俺はなんか最初に考えることと違うと思う。

 

「そうですね、まずカタログを持ってきて各々に何が似合うかを話し合ってから買いに行きましょう。」

「せやな、ナスカお願いできる?」

「まかせてぇ〜」

 

そう言ってナスカははやてちゃんを椅子に座らせ部屋を出て行った。

ちゃっかりウーノさんまでノリノリだし…

それにいきなり4人と1匹家族が増えたら部屋とかどうするんだよ…家族?

 

「あっ!」

「な、なんや護くん急に大きな声出して。」

「父さんと母さんに説明しないとじゃん!」

「あ…忘れとった…」

「…いや、家主を忘れるとは流石の私もどうかと思うよ。」

「…一番忘れてはダメな方ですね。」

 

そう言ってジェイルさんとウーノさんはため息吐いた。




リアルタイムは冬でございますね、自分は喫煙者なのですが職場の喫煙所が外にある上建物と建物の間なので風が冷たいです。
ニコ厨は失せろと言うおったしでしょうか?
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