落ちた欠片   作:半径1mm

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どうも半径1mmです。
今更ですが光陰家の父母のネームは決まっていません。

では、どうぞ。


謎の怒り

〜〜〜〜〜〜〜

 

「貴女がどちら側につくかは貴女次第ですが、願わくば心優しき道を…」

 

 

彼女は願うように目を瞑り私は光の粒子になった。

それが私、アーニャ・アルノルドが彼女から聞いた最後の言葉だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜旅館 side 護〜

なんか高町家の招待により温泉旅館へ出向いてます。

ジュエルシードを1個回収してから数日経ちその間にもジュエルシードの発動は確認したが面倒だったのでスルー…それに魔力反応が増えたのもあったから特にね…

 

 

「極楽極楽〜」

「君はホントに子供なのか?」

「正真正銘の子供ですよ…恭弥さん。」

 

 

今、高町家の長男高町恭弥さんと一緒に温泉に入っている。

 

 

「まあそうゆうことにしておこう…ところで護…最近のなのははどうだ?」

「……まあ、明らかにおかしいのは確かですけどそれをとやかく言う権利を俺たちは持ってないですからね、見守ることが手一杯って感じですね…」

「やはり、気付いていたのか…なのはから話してくれるのを待つしかないか…」

「そうですね…何かあったら俺たちもいるし、恭弥さんや美由紀さんもいるんですから大丈夫でしょ?」

「それもそうだな。」

 

 

恭弥さんは笑みを浮かべそう言った。

しかし、高町家は母親以外全員戦闘民族っぽいから困るな、士郎さんも傷だらけだし…

 

 

「しかし、君は見かけによらずしっかりとした体付きをしているんだな。」

「まあ、それなりには鍛えてるつもりです…それにいつ何があっても良いようにはしています。」

「…何かあるのか?」

「……いつかは話しますよ、でも今は話せない…恭弥さんが力ずくで聞こうとしても貴方の速さからは逃げますよ。」

「……俺たちの事どこまで知っている…」

 

 

恭弥さんが殺気を込めて言ってきた、が別段興味はないので普通に話す。

 

 

「御神の剣士…御神流の正当後継者くらしか知りませんね、ただ言える事は…貴方が無闇に剣を取る事はしないって事ですかね〜。」

 

 

そう言って俺は立ち上がり温泉を後にしようとする。

 

 

「…まったく、君には敵わない…」

 

 

恭弥さんのその言葉を聞き俺は温泉からでる。

脱衣所に着き、私服に着替える…そう浴衣ではない、私服だ…女物の浴衣を用意されていたのだから無論着るわけがない。

 

 

『話して良かったの?』

『別に大丈夫でしょ、変な事は言っとらんし…それに恭弥さんにはいつかバレそうだからね。』

『ふーん…あ、それとやっぱり高町なのは、ユーノ・スクライア以外の魔力反応確認できたよ。』

『やっぱりな…いざと言うときの為に準備しとかないとな。』

『そうだね〜』

 

 

ガイアと念話で話しこの旅館に魔力反応があることを確認した俺は着替えを終え外に出ようとしたとこ、出た瞬間に目の前に豊満なお胸が現れた。

 

 

「おっと…」

「ゴメンよ〜お嬢ちゃん。」

「…申し訳ないのですが…俺は男です。」

「…え?」

 

 

そう言い豊満な胸の赤に近いオレンジの髪の女性の視線は俺の出てきた扉と俺を行ったり来たりしてしている。

 

 

「お、お父さんと入ってたのかい?」

「………お、俺は男だって言ってんだろうがぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

男と言ったのにも関わらず女扱いをされ叫んでしまった。

そして後ろから何かでバシッと叩かれ振り向く。

 

 

「なに騒いどんねん。」

「はやて達か…この巨乳のクソアマが男って言ったの聞かずに意地でも女扱いしようとしやがったんだよ!!」

「き、巨乳って…あんた…」

「きょにゅう?」

 

 

はやてが俺のことを叩いたらしくハリセンを担いでいた。

そして巨乳という言葉にアリサがありえないみたいな反応をし、なのはは意味が分かっていなくて、すずかは顔を赤くして俯き、アーニャは別段興味がなさそうにしていた。

そして、再び女の方へ視線を向けなおすと女性はなのはをジッと見ていた。

……魔力反応があるって事はそゆことか…

 

 

「あ、あのーなにか?」

「ん?ああ、ゴメンゴメンそこの栗毛の子が知り合いに似てたもんでね。」

「そうですか…すみませんでした、この馬鹿が失礼なこと言って。」

 

 

そう言って俺の頭を叩きアリサが頭を下げる。

 

 

「いやいや、私も失礼なこと言っちゃったからね〜、お互い様ってことで…じゃあね〜」

 

 

そう言って手をヒラヒラさせ去ろうとする女性。

その瞬間になのはの表情が固まった、おそらく念話でなんか言われたのだろう。

俺は未だにイライラしているので物を考えずに念話と殺気を送る。

 

 

『なのは達に何かあったら許さない……が、俺の事を今度女扱いしたらてめえをぶっ殺すぞ。』

『ち、ちょっとやめとくれよ…もう二度と女の子扱いなんてしないからさ…』

『ならいいさ…ま、あとはご自由にどうぞ…俺はただの傍観者だからさ。』

 

 

そう言って俺たちはこの場を離れる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜夜〜

みんなが寝静まった頃に戦いは始まったらしい…

はやては念話が来たので確実に起きているがアーニャは…

 

 

『爆睡中やで…』

『…もう何も言うまい……』

 

 

結界が張られたのにも関わらずに爆睡をしているというアーニャに呆れながらも俺は様子を見にはやてと一緒に表に出る。勿論変装を忘れずに…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「しかしホンマににドンパチやっとるなぁ。」

「…やっぱり戦闘民族だな…」

「…それは否定できんなぁ…」

 

 

やはり高町家は戦闘民族である。

まあそのおかげで軽々と結界内に侵入出来たわけなのだが…金色の閃光と桃色の閃光がずっと飛び交ってるよ…

ちなみに俺たちは結界内の壁際で体育座りをして見学しています。

なのはになにかない限りは絶対に動かないからな…

 

 

「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

フラグ回収お疲れ様です。

俺ははやての方に視線を向ける、はやても同じ事を思ったのか俺に視線を向けていた。

そして互いに頷き腰を上げる。

 

 

「さ、一丁大きいのいくで!!」

 

 

そう言ってはやては杖を上にあげた。

すると杖の先から大きい魔法陣が現れその周り小さい魔法陣が大量に現れた。

 

 

「…それ多すぎない?」

「多分大丈夫やろ。」

「…多分ってなにさ…」

「ま、細かい事は置いといて…発射!!」

 

 

はやてが杖を前に振りかざした瞬間に大量の小さい魔法陣から魔力が一斉掃射された…おそらく威力は低めだろうが…

とか思っていたらホントになのはと敵対していた子は防ぎきっていた…が、今度は大きい魔法陣が莫大な光を放ち始めた。

 

 

「いやいやいやいや、それは流石にマズイだろ…」

「威力は抑えてあるから大丈夫や!そら、ど玉ブチ抜けー!!」

「ど玉はダ…」

 

 

止めようとしたが時遅し…収束砲が放たれてしまった。

周りの木々を蹴散らし敵対している子に一直線…やっちまったな…

打ち終えたはやては俺に手を差し出してきた。

 

 

「さ、次はあそこまで転移するで。」

「…わかったよ…」

 

 

俺はもうはやてのするがままについて行くことにする。

そして光に包まれなのはの元に着く。

 

 

「あんた達が!!フェイトにあんな攻撃をしたのは!!」

「あちゃぁ、防ぎきれんかったんか…」

「当たり前だろ!!あんなヘトヘトの奴にあんな連撃しかけんなよ!!」

 

 

やはり巨乳の女性は魔導士だったか…いや使い魔かな?

まあどちらにしろ凄い形相でこちらを睨んできているからなぁ…それにあのボロボロな金髪の女の子も気になるし…

 

 

「一体なんなんだい!あんた達は!」

「私達はタダの傍観者…だけどもその子はあの子を落とした…話そうとしただけやのにな。」

「だからなんだい!?フェイトの邪魔する奴は女だろうが子供だろうが許さないよ!!」

 

 

こいつ、また女っつったぞ…

 

 

「なあ、俺の言った言葉忘れたか?」

「あんたの言葉なんて知らないよ!!それよりもフェイトを…どうして…」

 

 

俺は巨乳の女性に殺気を振りまく。

 

 

「あ、あんたは…」

「二度と女扱いするなって言ったよな?二度目はねーぞ…」

「あ、あ…」

「ちょ、落ち着きや!」

「うるせーな、二度目はぶち殺すっつったんだから殺されろ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜side はやて〜

護が完全にブチ切れてしまい私の声が届かなくなってしまった。

まあ事の発端は私なんだけど…

あの女性は殴られ胸に抱えていたフェイトと呼ばれた子を離してしまい、宙に浮いてしまったところを私がなんとかキャッチした。

そして、睨みながら正面を向いたが既にそこには誰もおらず、空中戦を始めていた。

私はため息を吐き、なのはちゃん、金髪少女、フェレット君「回収して回復魔法をかけ始める。

 

 

「おらおら!!早く殺させろや!!」

「ま、ま待ってくれよ!!さっきのは動揺していたから女の子扱いしちゃっただけなんだよ!!」

「知らねーな!!」

「ひぃっ!!」

 

 

護が完全にキャラ崩壊し縦横無尽にファンネルを飛ばしながら刀を振っている。

しかしながら、あの女性もボロボロのはずなのによく避けれているものだ…あれが火事場の馬鹿力ってもんなんかな?

まあ流石にあんだけ殺気をばら撒きながら襲ってるんだから殺されると思っても仕方ないやろな…

 

 

「んん…こ、これは……あなたは!!」

「おほよう、フェレットくん…1番に起きたな。」

「え?1番?」

 

 

私がそう言うとフェレットくんは周りを見始める。

 

 

「な、なのは!?それにこの子は…」

「いま回復魔法かけてるから動かさんでな、それとその子はフェイトちゃん言う見たいや。」

「フェイト…ってそんな場合じゃないです!なんで貴女がここにいてしかも僕たちに回復魔法をかけているんですか!?」

「まあ、そのなのはちゃんって子と君はついでだけどな、フェイトちゃんは私がちょっとやりすぎたから…」

 

 

するとフェレットくんはフェイトちゃんの方を向きジッと見た後に再び私に視線を向けてきた。

 

 

「この子をここまでやったんですか?」

「まあね、流石にやりすぎたと思っとるからこうやって回復魔法かけとるんよ…でも今の問題はあれや。」

 

 

そう言って私が指を指すと、さした方向にフェレットくんは視線を向けた。

 

 

「す、スゴイ…ここまであの人を圧倒するなんて…」

「…いや、あれはかなり遊んどるで…相手に死ぬ間際の恐怖を植え付け精神をすり減らしもう何も考えなくさせる…それが今行われとることや…」

「…それって殺すって事ですか?」

「……最悪の事態わ…やな…」

「そ、そんな…なんで止めにいかないんですか!?」

「君たちに回復魔法かけとったからやろ…まあ、君が起きた事やし、ここは任せるで?」

「は、はい!」

「ほなまた今度な。」

 

 

そう言って私は回復魔法の魔法陣から出て急いで空を飛ぶ。

 

 

「ブチ抜け!!」

「ひぃっ!」

「もう一丁!」

「ひぃっ!」

「こ・れ・で…」

 

 

私は刀を振りかざした護の前に立ち塞がった。

 

 

「んだよ。」

「もうええやろ…」

「良かねーよ、そいつは…」

「もう…やめてーな。」

 

 

私はそう言って護を抱きしめる。

私の後ろでは女性が縮こまってブツブツとなにかを呟いてる。

 

 

「なあ、護?あんたはその力でなにがしたいんや?どうしたいんや?」

「俺はこの力で世界を………」

「ま、護?」

 

 

私は顔を上げ護の顔見る…そこには何時もの表情の護がいた。

 

 

「ごめんな、力に呑まれかけてた…この力は…いや、ガイアは今という時間を【護】為に使う…今という大切な時間を守る為に…」

「……うん…」

「じゃ行くか…」

「せやな…」

 

 

私はそう言い転移魔法を発動させ、最後に女性を見る。

 

 

『すまへんかったな…怖い想いさせてもうて…』

『………』

『まあ私達のこと喋らんとったらもうこんなことにならへんから、安心しとき…それとこれは貴女達に渡しとく。』

 

 

私は念話でそう言い先程落ちていたジュエルシードを女性に渡し、転移した。

しかし、普段ならあの程度では怒らないはずなのにあそこまで怒りを露わにするところは初めて見た…妙な胸騒ぎがする…

 

 

「おかえり〜」

「あれ、爆睡しとったんちゃうんか?」

「いやあ、流石に護の乱れた魔力波を感じたからね〜」

「アー…ニャ?」

「お疲れ、護…ゆっくり休みなよ…」

「う、ん…」

 

 

護は頷き私の方に倒れこんできたので支える。

寝てしまったのか静かな寝音が聞こえる。

そして、アーニャが近づいてきて護の頭を撫で始める。

 

 

「よく耐えたね、ガイアも…」

『いえ、ますたーの心が強かったおかげなのと…はやてのおかげですから…』

「…2人とも何か隠しとる?」

「……今はまだ言えない…でも、近々言えるとは思う…」

「そっか…それじゃ待っとるとするかな。」

 

 

私は待つことする…どんなことがあっても2人の味方でいたい…だから待つ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜翌日 side 護〜

 

 

「ん〜、よく寝たな。」

「すぅ…すぅ…」

「……っ!?」

 

 

おはようございます…起床したのは良いのですが隣から寝音が聞こえたので振り向いてみたら…

 

 

「なんでアーニャさんがおるんだ…」

「んん…あ、護おはよう〜」

「お、おはよう…」

「うん…じゃぁ、おやすみ〜……すぅ…」

「おやすみ……じゃねーよ…」

 

 

アーニャが起きたと思ったらまた寝てしまった…

ちなみに俺は1人部屋です……なんせ部屋を4部屋しか取っていなかったらしく高町夫妻部屋、女性部屋、恭弥さん・忍さんのカップル部屋、そして子供部屋しかなく俺は女子ばかりは嫌だからと言って自腹で余ってた1部屋を借りたのだが…1番高いとこだったらしくやたら部屋が広い…

 

 

『コンコン』

「はーい。」

「起きてるみたいね…入るけど大丈夫?」

「大丈…夫じゃない!!」

 

 

声の主はアリサだった。

起きてるか確認に来たようで入って大丈夫か尋ねられ、大丈夫と言いかけ隣で寝ているアーニャを思い出し俺は光の速さで入り口に鍵を掛けた…

 

 

「ちょっと!なんで鍵まで掛けるのよ!」

「お前にデリカシーという言葉はないのか!こっちはまだ寝起きなんだぞ!」

「あ…そっか、ゴメン…」

「そういう事だ、起きたら出るからそれまで…」

「んん…護…朝からうるさい…」

 

 

ここで起きちゃいますか…

 

 

「え…ちょっとあんた!なんでアーニャがそこにいるのよ!」

「知らねーよ!俺が聞きてーよ!」

「知らないならここを開けなさい!!」

 

 

そう言って入り口をガチャガチャやり始めたので仕方なく鍵を開ける。

 

 

「ほら、開けたぞ…」

「ちょっとどうゆうこと…よ…」

 

 

開けた瞬間に勢い良く入って来たが…さらに入って来た瞬間にアーニャが目をこすりながら上半身を起こした…浴衣が乱れ軽く肌を露出させていた…

 

 

「あ、あんたはなんてことしてんのよ!!」

「へぶし!!」

 

 

俺はアリサに殴られ軽く飛んでしまい、尻餅をついた。

殴った張本人はズカズカとアーニャに向かって歩いて行く。

 

 

「あんたもあんたでなんで護の部屋にいるのよ。」

「夜、気になって来たら普通に入れてくれて、ベッドの上でお喋りしてたら護が寝ちゃってそのまま私も寝ちゃった。」

「そうなの、護?」

「確かにドアを開けた記憶はあるけど…半分寝てたから分からん…ま、俺は取り敢えず何もしてないってことだな。」

 

 

俺はホッと胸を撫でおろした。

が、アーニャは顔を赤くし始め、口を開く。

 

 

「そ、その…寝てる時に抱きつかれて…」

「あんたは!!」

「へぶし!!」

 

 

また殴られた…今日は厄日かなぁ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜??? side フェイト〜

私は昨晩の強襲で倒れ白い魔導士達から逃げて来た、ジュエルシードは取り敢えず確保出来たのだが…アルフの様子がかなりおかしく、意識共有をしてもなにも感じない…

 

 

「ねえ、アルフ?」

「…なんだい、フェイト?」

「昨日の強襲の後何があったの?」

「……フェイト…ちゃんと敵にしていい相手と絶対敵にしちゃいけない相手の判断はしよう…」

「あ、アルフ…ホントに何があったの?」

「私はまだ…死にたくないよ…」

 

 

何かがあったのは間違えないのだろうけど…相当マズイ事があったのだろうか…それに死にたくないって…

 

 

「…今日も探しに行くんだろ?」

「う、うん。」

 

 

私がそう言うとアルフは立ち上がった…アルフがこんな調子だけど母さんの頼みだ…探さなくちゃ…

そう思い、外に出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜旅館 side はやて〜

朝起きて朝食の場に行ったら護の頰が腫れていて聞いてみたらアリサちゃんにやられたみたいだ。

そしてアリサちゃんに聞いてみたらアーニャが護の部屋にいて一緒に寝ていたらしくそれを勘違いして殴ったみたいだ…私が言うのもなんだが、よくそっちの方向で勘違いしたな…

まあ兎も角、今は帰り支度中でお昼までにはここを出るそうだ。

士郎さんの車とすずかちゃん家の車で行きは来たが帰りはこれにお父さんが加わるらしい。

 

 

「今日は厄日だな…」

「まあとんだ災難だったかもしれへんけど、安易に女の子部屋に入れちゃあかんよ?」

「承知した…以後気をつける…」

 

 

護が頰に氷水が入った袋を当てながら言ってきた。

いくら寝ぼけていたとはいえ女の子を部屋に入れたのだ…仕方がない…

 

 

「アーニャもアーニャやで…安易に男の子の部屋に入って襲われたどうするん?」

「……ま、護だったら身を許す…」

 

 

近くにいたアーニャが頰を赤く染めそう言ってきて開いた口が塞がらない…

そして張本人である護といえば…

 

 

「早く帰りて〜」

 

 

聞こえていたのか聞こえていなかったのかは分からないが…取り敢えず平常運転のようだ。

 

 

「家に帰ったってどうせ修行しかせえへんのやろ?」

「は?お前、学校の宿題があるだろ。」

「「あ…」」

「いやいや、アーニャも忘れてたんかい…」

 

 

楽しかったので宿題の存在をすっかり忘れていた……きっとアリサちゃんとかはちゃんとやってきとるんだろな…

 

 

「あんた達、荷支度は済んだの?」

「もう終わるで。」

「私は終わったよ〜」

「上に同じく。」

 

 

アーニャ着替えの入ったバックをポンポンと叩き、護は財布と携帯をヒラヒラさせながら言った。

 

 

「護はそれしか持ってきてないわけ?」

「もちろん、無駄な体力を浪費するバックとかは持ち歩きません、旅館にいた間ほぼ浴衣だったしね。」

「はあ、あんたってやつは…」

「それにいざという時の着替えははやてのバックの中に仕込んである。」

「なんやて!?」

 

 

護にそう言われ私は慌てて中身を確認する…すると中から護の着替えがしっかりと入っていた…丁寧に下着まで…

 

 

「いつの間に入れたんや?」

「一緒に準備してただろ、あの時にちょちょいっと忍ばせといた。」

 

 

そう言って、てへぺろとかする護…無性に腹立つな〜

そう思いながら手は止めずに荷支度はしていたので今しがた終わった。

 

 

「終わりや…もう出るんか?」

「ええ、もうそろそろ護達のお父様が到着するって言うことだからそろそろだと思うわよ。」

「しかし、なんで俺たちだけ別の車なの?」

「あれ、聞いてないん?今日は墓参りに行くからって言うてたやろ?」

「ああ、今日か……悪いなはやて…」

「気にしてへんよ…一緒に行ってくれるんやから…それだけで充分や…」

 

 

忘れていたことを謝るあたりやっぱ護は優しい人だとつくづく思う。

 

 

「聞いちゃ失礼かもしれないけど…誰のお墓参りなの?」

「そっか…アーニャとすずかちゃん以外には話とらんかったな……私の本当の親の墓参りや…」

「え?それって…」

「そう言うことや、私と護は本当の兄妹やない…本当は従兄弟なんよ。」

「そ、その…ごめんなさい!」

 

 

アリサちゃんは慌てて頭を下げて謝ってきた。

 

 

「いやいや、謝らんでええよ…もう小さい頃の話やから…それに今はみんながおるからな。」

「で、でも…」

「本人が気にしてないって言ってんだ、それ以上は謝んな…それこそはやてに失礼だろうが。」

「…それもそうね…ありがとね、はやて、教えてくれて。」

「うん、別にこれくらいなら構わへんで。」

 

 

私はアリサちゃんに笑顔でそう言った、そしてアリサちゃんも私の顔を見てニッコリ笑った。

 

 

「まあ墓参りは当然だけど宿題も忘れるなよ?」

「「「うっ…」」」

 

 

私とアーニャとアリサちゃんは同時に項垂れてしまう。

てか、アリサちゃんも忘れとったんかい…

 

まあ、そんなこんなで今回の旅行では色々あったが悪い思い出にはならないだろうな。

そんなことを思いながらも私達は部屋を出た。




なんかグチャグチャなストーリーになっていますね…ゴメンなさい。

この二次創作を書こうと思ったきっかけは八神はやてが幼少期に救われてたらどうなっていたのか?そこに原作を知らないオリ主がいたら?という感じの想いで書いています。
なので今の悩みはA's編をどうすれば良いかと言うことですね。
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