まさか前回のが去年最後になると思っていませんでした…
言い訳をするとインフルエンザにかかって倒れていからなんですが…まあそれは置いといて、相変わらずのグダグダハイペースな感じの仕上がりですので生暖かい目で見守ってください。
では、どうぞ。
〜貨物倉庫 side 護〜
夜です、貨物倉庫です、タイマンです。
なのはと金髪少女が向かい合っている貨物倉庫の敷地内、俺は遠くの上空から見下ろしていた。
ちなみにはやては風邪を引いて家で寝ている。
見にくるつもりは無かったのだが、この前次元震?っていうのが発生して内容を聞いたら恐ろしくなったので見に来た次第。
『そろそろ動きそうだよ。』
「そうだな…もしもこの前みたいなことが起きたら即時介入する。」
『オーライ、ますたー。』
間も無くして2人が武器を構えた…瞬間、2人にバインドが掛けられ、上空から黒いバリアジャケットを身に纏った少年が現れた。
「ガイア…何言ってるか聞こえる?」
『聞こえませんが…おそらく時空管理局の者だとは思う。』
「時空?…ああ、ジェイルさんが言ってた奴らのことか。」
なんでも魔法文明のある次元を管理してる奴らだとか…何にしても警察と同じかな…
お、金髪少女は逃亡を試みてる……が、あの管理局の奴がスフィアを放とうとしている。
「ああいうのは良くないな…ファンネル。」
俺がファンネルを飛ばした瞬間に管理局の奴もスフィアを放ち金髪少女に直撃し爆発した。
しかし少女は無傷で爆風から飛び出して来た。
〜side なのは〜
時空管理局と言ってきた人がフェイトちゃんに向かって魔力弾を打ち込んだ…でも私は見えていた…あの人のファンネルが飛んできたのを…
案の定フェイトちゃんは無傷で爆風から飛び出して来た。
「どうことだ!?」
「こ、これって…」
やはりファンネルが身代わりなったようだ。
「間に合ったみたいで良かったよ。」
「あ、あなたは…」
「君!何故彼女を庇う!!彼女は犯罪を…」
「だまれ。」
「「「「「っ!?」」」」」
とてつもない気迫を感じ、フェイトちゃん含め全員後退りしてしまった。これが殺気というものだろうか…
「僕はこの2人に借りがあるから助けたまでだよ…それに臨戦態勢を取っていない子に無闇に攻撃するってのは気に食わない。」
「あ、あんたが言うんじゃないよ!!」
「……いやあ…あの時はゴメンよ…今は逃したげるからそれでチャラにしてくれない?」
「チッ、3対2じゃ部が悪いのは確かだ…今回はこれで勘弁してあげるよ!!」
そう言ってアルフさんはフェイトちゃんをお姫様抱っこして逃げようとした。
「逃げるんじゃ…チッ…」
管理局の人が追いかけようとしたところあの人のファンネルに邪魔されていた。
「余所見は良くないですね〜」
「君は彼女達の仲間なのか?」
「いや全然違います、そこのフェレットくんにでも聞けば分かりますよ?」
「そ、そうなのか!?」
「え、ええ、この前は彼女の使い魔の息の根を止めようとしてたので違うかと思います…」
「なら、何故彼女達を逃した!!」
「チッ…理由はさっき言っただろうが…」
「そうか…ならば君にも来てもらう。」
管理局の人が杖をあの人に向けてそう言った。
だが、それに意を唱えるかのようにファンネルがあの人の周りに集まる。
「行きたくないと言ったら?」
「無理矢理連れて行くまでだ!!」
「そうかい…」
その一言でこの場が緊張に包まれる。
あたりは静寂になり、海が近いので波の音がよく聞こえる。
そして2人とも構えたまま動かずにいる。
しかし、何が目的なのか?今日は何故1人?など聞きたいことがあの人にもたくさんある…でも、1番聞きたいのは…私の知り合いなのかということ…物凄く雰囲気が似ているので彼かと思ってしまう…
そしてあの人が動いた…ファンネルを展開して飛ばし管理局の人を八方から囲み突撃させる。
それを避けたあとに刀を取り出し斬りかかる…が管理局の人は杖でそれを防いだ。
「それは質量兵器!!」
「この世界じゃあっても不思議じゃないだろ?」
「だとしてもだ!それを無闇に振るう人間は許してはおけない!!」
「…あんたの持論なんかどうでもいいよ。」
あの人がそう言うとファンネルがまた囲んだ、今度魔力弾を生成している。
「なっ!?魔力弾の生成まで!?」
「そゆこと…」
そう言いあの人は後退してファンネルから魔力弾を一切射出させ爆風が起きた。
射出し終えた後、ファンネルたちはあの人の後ろに円を描くよう水平に並んだ。
何が変だ…あの人からはいま戦う気迫が感じられない…ただ爆風が晴れるのを待っているだけ…ファンネルも動かさない上にあまり見たことのない配置の仕方…
そして煙が晴れ、中からボロボロになったバリアジャケットを着ている管理局の人が出てきた。
「…君は…その力を誰か助ける為に使おうとは思わないのか!!」
「……この力はこれらを封印する為預かった力だ人助けをする気は毛頭ない…」
そう言い管理局の人に背を向け、後ろに円の様に並んだファンネルの方を向く。
「君は!!」
「じゃーねー、管理局の人。」
そう言って円の様に並んだファンネルの真ん中ををくぐり抜け消えファンネルも後を続くように消えてしまった。
「ちっ!エイミー!!」
管理局の人は仲間であろう人の名前を叫びディスプレイが浮かび上がる。
「ダメだよクロノくん…見たことない術式での転移で追跡出来ない…ゴメンね…」
「…いや、いい君のせいではない、相手が1枚上手なだっただけだ…さてと、君たち2人は同行してもらえるか?」
「「は、はい。」」
そして私とユーノくんは管理局の人について行くことにする。
〜L級次元航行艦船 アースラ〜
『ユーノくん、ここって…』
『ここは次元航行艦船のなかだよ、次元航行艦船っていうのは他の次元を行き来する船のこと。』
ユーノくんに念話でここを確認してとてつもなくSFちっく感が漂っている船の中にいる私たち、私は周りをキョロキョロしながら歩いているがユーノくんは普通にしている。
「君、バリアジャケットは解除して。」
「は、はい。」
そう言われ私はバリアジャケットを解除した。
「君もだ、それが本来の姿じゃないんだろ?」
「あ、そうでした…」
ユーノくんも指摘され、光り出したの見て私はしゃがみ込んで覗き見る。
すると、ユーノくんが徐々に大きくなり私と同じくらいの男の子の姿に変わってしまった…そして動揺が隠しきれず指差して軽く震えてしまう。
「この姿を見せるのは久しぶりかな、なのは?」
「あ、ああ…」
「ど、どうしたのなのは?」
「や、ユーノくんって普通の男の子だったの!?」
「そ、そうだけど…初めて会った時もこの姿をだったよね?」
「ううん!最初からフェレットさんの姿だったよ!?」
「ええっ!?」
「君達!そろそろ先に進みたいから雑談はあとでもいいかな?」
「「あ、ごめなさい(すみません)…」」
そう言って私たちは廊下を進む。
そしてちょっと進んだところの扉の前で管理局の人が止まりノックした。
「艦長、お連れしました。」
「どうぞ。」
「はい、失礼します。」
中から女の人の声が聞こえ了承を得て中に入る。
中に入ると日本の庭園みたいな空間が広がり、お座敷が敷いてあるところに1人の女性が座っていた。
「よく来てくれました、私のここの艦長を務めているリンディ・ハラオウンです。」
「改めて、僕はここの執務官、クロノ・ハラオウンだ。」
艦長のリンディさん、そして改めて自己紹介をしたクロノくん。
「は、初めまして、高町 なのはって言います。」
「ユーノ・スクライアです。」
「よろしくね、なのはさん…それで貴方が今回のロストロギアを発掘したスクライアの子ね?」
「はい…」
「まあ、とりあえず座って。」
そう言われ私たちはお座敷に座った。
飲み物としてお茶をだしてきたのだが…何故か砂糖は?と聞かれ私は断ったが、リンディさんは悲しそうに自分のにお砂糖たくさん入れ始めた…スゴイ量なの…
そして私たちはこれまでの経緯を話しユーノくんの事、私が戦ってきた事、フェイトちゃんのこと…そして…
「事情は分かりました、それはとても責任感があっていい事です、が、それと同時にとても無謀です。分かっていますか?」
「は、はい…」
「よろしい、ではロストロギア ジュエルシードの回収は私たちが全権を持ちます、貴方達は今回のこと忘れそれぞれの世界に戻って日常戻るといいでしょう。」
「で、でも…」
「でも、そうね…スグには決められないでしょうし、1日だけ時間をあげます、その間に2人で話し合ってこれからどうしたいか決めてからまた話し合いましょう。」
「か、母さ…艦長!?」
「クロノ執務官、これは艦長命令です。」
「…はい…」
「よろしい。」
「はあ…2人とも僕からも1つだけ聞きたいことがある。」
「「はい。」」
「あの黒い子の事は大体分かったが…もう一組の魔道士について…君達…いや、ユーノ・スクライアはどうみている。」
「…赤い髪の子の方はまだ知っている術式で能力とかは未知数としか言えません、でも白い髪の子は方は見た事のない術式の上にベルカ式も使ってくるのでさらに未知数です…」
「そうか…ありがとう、では2人とも送っていこう。」
「「はい。」」
そう言われ私たちは立ち上がりこの場を後にした。
〜side クロノ・ハラオウン〜
僕は2人を送り艦に戻って来た。
あの2人はまだ協力的だからいいがあの黒衣の少女は何か引っかかる感じで気になる…が、それ以上にもう一組の方がもっと気になってしまう、未知の術式にあの慣れた感じの戦い方…彼女たちが言うにはロストロギアと認識した上で調べると言ってたらしいが…
「何難しい顔してるのクロノくん?」
話しかけて来た人はエイミィ・リミエッタ、士官学校からの中でいまは僕の執務官補佐をしてもらっている。
「やあエイミィ、ちょっと他の魔道士たちのことでね…」
「ああ…魔力量だけならクロノくん負けてるもんね〜」
「こうゆうことは魔力量だけではなく経験も必要なんだ。」
僕はそう言ったがエイミィは気にすることなくディスプレイを出していじりだした。
「なのはちゃんの方は現状でAAAクラス、フェイトちゃんって子の方もAAAクラス…でもそれ以上に…」
「もう1人の方か…」
「うん…あくまでもコンピュータでの推測だけど経験値とかも差し引いても現状でSSクラス…それにもう1人の子はデータが全くないけど最低でもAAAだとは思うよ…」
この管理外世界はどうやら化け物の巣窟らしい…
「これは骨の1、2本は安いって考えた方がよさそうだな…」
「1、2本だけだったら本当に安いよ……でもこの1組はあんまり介入しないみたいだからまだよさそうだね。」
「でも、彼女らが1個を保有している限りこちらは回収しなくちゃならないからどのみち対立するだろう。」
「そうだね…こんなはずじゃなかったんだけどな…」
本当に世界はこんなはずじゃなかった事だらけのようだ。
〜光陰邸 side 護〜
俺はなんとか自宅に戻って来た。
追跡対策もしたから大丈夫だと思うので取り敢えず変装を解く。
「おかえり、護。」
「…ただいま…なんでいるの?」
最初に声を掛けられたのは家族ではなくアーニャだった。
「はやてのお見舞い、それと今日の分のノート。」
「…いや、ノートだったら俺のがあるだろうに…」
「なんか、字が綺麗だし見やすいしでこれ以上負けたくないとか言ってたから。」
「………さいですか…」
なにと勝負をしてるんですかねはやてさんは…
「じゃあアーニャはもう帰るとこだったの?」
「ううん、今日は帰らない。」
「…why?」
「今日は親が帰ってこないからここでお世話になることになった。」
「ああ、なら仕方ないか…仕方ない…」
仕方ないと呟くがやな予感しかしない…なんやかんやで普段は大人しいけどはやてとのコンビは最恐だからな…
「ところで、さっきまで戦ってたみたいだけど大丈夫?」
「俺は大丈夫だけど…ジェイドがね…ファンネル全機破損した。」
「はあ…だと思った、ファンネルに魔力を貯めることが出来るからって転移魔法をファンネルで行うなんて誰も考えないよ。」
「でも結果は可能だった訳で足りなかったものは転移する際の特殊な耐久、それさえどうにかなれば常時可能だよね。」
「まあね、で、特殊な耐久はどうするつもり?」
「それはちょっと考えがあって、ジェイルさんに頼んで…」
「私をお呼びかね?」
噂をすればなんとやら、ジェイルさんがちょうど来た。
「呼んではいないけど用事はあった…てか、察しはつくだろう?」
「ふむ、やはりね…こっちは準備出来ているよ、今やってしまうかい?」
「そうだね…じゃあ悪いけどアーニャまた後でな。」
「わかった〜」
アーニャに別れを告げ俺はジェイルさんと歩き出す。
「しかし、本当にあのシステムを使うとわね。」
「時空管理局が動き出した。」
「…そうゆうことか…」
「武装はミッド式のジェイドに神術《しんじゅつ》を組み込んで過負荷が掛かりすぎた。」
「やはりあの耐久値では耐えられなかった…しかし、そうなると補強して期待はできないね…」
「…考えはある…あのファンネルをガイアに移植させて神術の負荷を最小限にする。」
『しかないからね〜、これの負荷を調整できるのは私だけだし。』
『申し訳ありません、お坊っちゃま…』
「ジェイドが気にすることはないさ、無理矢理突っ込んだ俺にも責はあるから。」
そんな話をしながら歩き続ける。
神術っていうのはミッドでも無くベルカでもないガイアに登録されている魔術式のこと、ミッドやベルカでは追跡できないから便利だし強力、でも適正の人間は神が選んだ人間のみらしい。
「まあそう言うと思ったよ…だから新型のファンネルは作っておいた。」
ドヤ顔で胸を張りジェイルさんはそう言う。
そしてジェイルさんの研究室に着いたが…なんかカプセルに女の子が浮いていて気持ち悪いが……
「ジェイルさんこれって…」
「それは戦闘機人しよう思っていたクローンだよ。」
「…それは!…ん、思ってた?」
「うむ、もう作る必要が無いかと思っていたのだがね、作ってしまった命を生み出さずにさようならするのはどうかと思ってね、普通の人として作っているんだよ。」
「そっか…確かに生まれかけの命を捨てるのは嫌だな…」
俺はそう思いながら立ち止まりカプセルに浮いている少女を見る。
その間にジェイルさんは先に進んでしまい、慌てて追いかける。
「さあ、これが私の全身全霊を込めて作った最新のファンネルだ!!」
着いて早々にピンクのテーブルクロスが敷いてあるテーブルの上に置かれている10機のファンネル。
色は白を基調とし水色のラインが入っている、先端がクワガタみたいな2本の角があり真ん中に水色の宝石が付いている。
でも、何故ピンクのテーブルクロス?
「かなり凄い感じなのはわかったけどさ…このテーブルクロスって…」
「ああ、これのことかい…これはウーノが……マズイ!!」
そういってファンネルを手に持ち慌てて地面に置き始めるジェイルさん。
おおよその見当はつくけど…相変わらずなんだな…
そして、違うテーブルにファンネルを置き直した。
「ふう、危ないところだったよ…あそこは食事などするようにと言わて設置させられたテーブルだったからね…ウーノにバレたら…」
「私が何ですか?」
噂をしていたらウーノさんが出てきた。
「い、いや何でも無いよ…それよりも帰ってきてたのだね。」
「ええ、先程戻りました…もしかしてそのファンネルをあのテーブルの上に置いていたのですか?」
そう言ってウーノさんはテーブルクロスの方のテーブルを指さす。
「そんなことはしてないよ…」
「本当ですか?」
ウーノさんはそう言ってジェイルさんをジッと見つめジェイルさんも負けじとジッと見つめる…が、ジェイルさんの首に一筋の汗が流れたことを俺は見逃さない。
「はあ、そこまで言い切れるなら本当の事のようですね…しかし、これを出して何するつもりだったのですか?」
「これをガイア君に組み込むんだよ。」
「今ですか!?」
「ウーノさん、時空管理局って言えば通じますか?」
「…なるほど、この前の次元震でこちらに急遽向かってきたのですね…」
「そゆこと…はい、ジェイルさん。」
「うむ、責任を持って預かるよ。」
俺はジェイルさんにガイアを預けその場を離れる。
21個のジュエルシード…俺の手元には1個、恐らくなのはが集めたジュエルシードは管理局の物になるが金髪少女のがどこに保管していて目的も分からないから面倒だ…まあ管理局の方も面倒と言えば面倒だけど場所が分かるだけまだマシだと思える。
後は俺がこの謎の憤怒を抑制できれば問題無し…ガイア曰くナハトヴァールとジュエルシードの影響で俺には制御できる資質があるはずだから問題は無いはずだとガイアは言ってたけど…
『お坊っちゃまは何かお考えで?』
「ん、ちょっとね……この前の怒りがどうにも気になって。」
『それでしたら先日ガイアお姉様が言っていたではありませんか。』
「そうなんだけどね〜…」
『…恐縮ですが、先日のは怒りではなく破壊衝動に近いものかと。』
「破壊衝動?」
『はい、怒りも確かにあったのですが怒りから破壊衝動が生まれたのではと…そして恐らく破壊衝動が本質であり怒りはそのスイッチだったのかと思われます。』
「なるほどね、破壊衝動か…確かにそっちの方がピンとくる…でもそれを抑制するなんて難しいよな…」
『…今言える事は、それに呑まれない為の精神統一といったとこでしょう…』
「そうだな、当分は精神統一の修行でもするかな…」
『お励みください。』
「おう。」
ジェイドと話しながら地下からの階段を上り終え一階に出た。
出た先に人型のナスカとはやて、それにアーニャもいた。
「あ、護、帰っとったんか。」
「うん、ジェイドのファンネルが破損したからジェイルさんに頼んでガイアに新型を移植してもらってる。」
「ああ…やっぱり壊れてもうたか…」
「仕方ないだろ、適応してない術式を無理矢理組み込ませたんだから。」
「まあしゃーないな。」
「まもる、無理してない?」
ナスカが不安そうな表情で俺の顔を見ながら言ってきた。
「無理はしてないつもり。」
「そう…」
「ん、ありがとな、心配してくれて。」
そう言って俺はナスカの頭を撫でる。
ナスカは気持ち良さそうに目を細める、恥ずかしがらないあたりやはり動物なのだなと改めて実感する。
まあナスカが心配してくれるって事はなんか異変を感じたのかもしれないな…なんせこの中じゃ付き合いが1番長いしずっと見守ってくれてたからな…
「ところではやては寝てなくていいのか?」
「完全に完治したからもう大丈夫やで!」
「そっか…アーニャもわざわざ悪いなこいつの為に。」
「別にいいよ〜、たくさん面白い話できるから楽しいし〜」
アーニャは笑みを浮かべながらそう言った。
いい友達持ってありがたいことだな…そんなこと思っていたらヴィータと蛍が走ってきた。
「はやて姉!」
「ち、ちょっと速いよヴィータ…」
「走った危ないゆうとるやろ。」
「ご、ごめんなさい…」
走ってきたことをはやてに注意されシュンとなるヴィータ、なんとも可愛らしいことで。
そして走ってきたヴィータについて来た蛍はだいぶ疲れているみたいなので俺がヒョイッと持ち上げ抱っこする。
すると、俺の肩に顎を乗せ一息吐いた。
「すみません、護お兄様。」
「気にするな、ヴィータについてて疲れたんだろ?」
「はい〜」
「なら休んどけって…」
「んで、ヴィータはどないしたん?」
「そうだった、今日アーニャ姉が泊まるってホントか!?」
「えっ!?そうなんかアーニャ!?」
「うん、家に両親いないからね〜今日だけここでお世話になるよ。」
そして、我が家の連絡網はあいも変わらずグダグダのようだ。
「なら、今日みんなで一緒に寝よ!!」
「そうやな、そういうことやったらみんなで寝た方が楽しいし構わへんよ。」
「やったー!!じゃあ中島さんに言ってくる!!」
そう言ってヴィータはまた走って去ってしまった。
「コラ!走ったらアカンていう…行ってもうた…」
「ま、本人にした楽しみなんだから仕方ないだろ。」
「せやな……ありがとうな、蛍、いつもヴィータの側にいてくれて。」
「別に大丈夫ですよ、ヴィータと遊ぶのは楽しいですし。」
「はあ、蛍はこんなにしっかりしとるっていうのにヴィータは……」
「さ、そんなことよりもそろそろ夕飯だろ、リビングに行こ。」
「それもそうやな。」
そう言って俺たちはリビングに向かって歩きだす。
今だけは破壊衝動について考える事をやめてただただ夕飯の事を考える………
今はまだ知らない破壊衝動の本質と原因…これがいつかは災厄をもたらすことになりえる力だと知らずに…
〜???〜
「やはりあやつも触れてしまったか…欠片の力に……ここから正念場じゃぞ…」
白髪白髭のおじいさんはそう言い水晶の中に映る光陰 護の姿見つめるのであった。
中島さんの名前が全然思い出せずにいたの秘密です。