最近、妹が反抗期なようでとても冷めた態度とられて寂しく感じるようになりました。
自分もそうだったのかなと思うと両親には感謝しかありませんね。
〜アースラ艦内 side クロノ〜
「君たちはいったい何者なんだ?」
「俺は光陰 護。」
「私は光陰 はやて。」
「名前を聞いているんじゃない!!」
僕が怒鳴ってしまいなのはとユーノがビクッとなるが僕は悪く無いはずだ……何せ、この2人が笑っているのだから。
「まあ俺については詳しく言えないけどはやてに関したらそこそこは喋れるよ。」
「護の事ばっかで私については触れてへんかったな、まあちょうどええ機会やし軽くな。」
「ああ、頼む。」
「私は古代ベルカ式の伝承者……くらいしか分からへんで?」
「……それだけか?」
「これだけやで?」
僕ははやての事が多少なりとも分かると思ったのだがこの一言だけの説明しかないと思わず、深くため息を吐いてしまう。
「記憶伝承とかベルカの王の血筋とかでもあらへんし、ミッド式を使えるのは師匠がミッドしか教えられへんゆーことだからやしな。」
「では、あのデバイスはどこで手に入れたの物なんだ。」
「それは、機密事項や……管理局には特に。」
「何故管理局が出てくる。」
「昔管理局の悪い奴にさんざんシゴかれて逃げて来た人やからな、バレたら連れ戻されるとでも思ってるんちゃうかな?」
「……確かに、管理局だからと言って全員が善人ではないのは認めざる得ない。」
「まあ、そないなことやからこれはNGな?」
「了解した……それと護、君の術式についても聞きたかったんだ。」
そう言い護の方をみると、どこから出したのか分からないが医務室で食べたい食べかけのご飯を食べていた。
「………それはどこから出した。」
「ん?ガイアから。」
「………」
「なんだよ、別にデバイスの格納庫をどう使おうが主の勝手だろ。」
「確かにそうだが……デバイスの方は嫌がっていないのか?」
『……もう慣れた。』
「そ、そうか……話が脱線してしまったが、護はどこであの術式を?」
「ああ、あれは俺が初めて手にした魔法でガイアを初めて起動した時に適正判断で使用できるようになったらしい。」
「らしい?詳しいことは分からないのか?」
「分からん、ガイアも詳しく教えてくれないから製作者の余程の機密に関わってるんじゃないの?それに、こいつの生まれた地と理由から考えるにこの術式は多様していいものじゃ無いんじゃない?」
「確かに一理あるな……まあいずれにせよ、君たち2人の戦闘データは十分に取れた、だが1つだけ疑問なのだが……何故魔力量を同じにした。」
僕がそう尋ねると2人は目が泳ぎ視線を外してきた。
「あれは師匠の言いつけでな、私と護が一対一で模擬戦をするときに魔力量を同等にして技術だけの対等な勝負をしろっちゅー教えなんよ。」
「その為にどれだけ過酷な魔力流用を叩き込まれてきたか……」
「「……はあ…」」
2人は同時に溜息を吐き顔を下に俯ける。
確かにあれだけの流用技術を教え込むのにどれだけ過酷なことをさせてきたかは分かる、だが技術だけの対等な勝負というのはとても指導する側としたら良い所と悪い所を指摘できるのも分かる。
「その師匠は今何をしている。」
「いまは多分……」
「お昼寝中ちゃうかな?」
「時間的にもそうだな。」
「お、お昼寝?」
「そうやで、だって……」
「豚なんだもん。」
「ぶ、豚!?」
「あ、ナスカちゃんのこと?」
師匠が豚と聞き驚いたがなのはが知っているということは常に家にいるということなのだろうか。
「もしかしてだが、誰かの使い魔なのか?」
「ああ、父さんの。」
「なんや、元は中々家に帰れないお父さんお母さんが護が寂しくないように言うて生き絶えかけていたところを拾ってきた言うてたで。」
「使い魔も所持しているのか!?」
「う、うん、そんときにお母さんが生きたいって声が聞こえた言うてお父さんが「護の側にいること」を条件に渋々契約したとか言うてたけど……管理局としてはマズイんか?」
「……まあ管理外世界で起きた事だ、きにしないようにはしておく。」
親が使い魔を所持していることに驚きはしたが、管理外世界でのことだ、別段こちらの名目を押し付けることはないだろう。
しかし、使い魔が師匠かと思うと自分と似ているなと思ってしまう。
「クロノ?」
「ん、なんだ。」
「俺ら一旦帰宅したいんだが、いつ頃降ろせる?」
「ああ、それもそうだな、君達さえ準備が大丈夫ならいつでも降ろせる。」
「お、そうか……じゃ、今降りる。」
「い、今だって!?」
再び僕は大声を挙げてしまう。
「ああ、今なら親が帰ってきてるから直接言うなら今しかないんだ。」
「君達のご両親は随分と忙しいんだな。」
「ああ、世界中飛び回ったりしてるから、昔は数年に一度しか会えない時もあったけど、会社の方がだいぶ安定してきたらしくて最近は最低でも月1では帰ってくる。」
「そうか、理由が理由だ仕方がない、連絡先を教えておくからそちらでの準備が整い次第再度連絡をしてくれ。」
「あいよ、あ、それとなんだが恐らくその師匠の豚が来るけど大丈夫か?」
「……普通なら拒否したいが状況が状況だ、構いはしない、艦長には僕から伝えておこう。」
「ありがとう。」
そう言われ、僕はうんと頷く。
そして、護とはやては立ち上がり僕達は部屋から出る。
〜光陰邸 side 護〜
家に帰ってそうそうに両親に呼び出され帰宅が遅い理由を問われ、そこにナスカさんがご登場して長々しい説教を聞かされ今にいたる。
「まあ、あんたらの行いのせいなんやから行ってきなさい。」
「うん、そうだね……でもね、絶対僕達のところには帰って来るんだよ。」
「はいよ。」
「うん。」
「うん、いい子達だ……じゃ、これを持っていくんだよ。」
そう言って父さんは何やらそこそこ大きい紙袋を渡してきた。
「これって……」
「ん、まあ、管理局としてはかなりありがたい品だと思うんだけどこの世界じゃ使い道はないからさ、お世話になるんだからそれくらいの手土産は渡さなくちゃだめでしょ。」
「それもそうだね。」
「そういうこと、じゃあナスカ、あとはよろしくね。」
「は〜い。」
ナスカがそう言い僕達は席を立ち、扉に向かって歩き出す。
扉を開ける直前にはやてと目が合い、互いに頷く。
そして……
「「行ってきます!!」」
そう言って俺たち3人は部屋から出ていく。
クロノを呼び出す為、庭へと行こうとしている途中にジェイルさんとウーノさんにでくわした。
「やあ。」
「おや、野生のジェイルさんが飛び出してきた。」
「私はポ◯モンではないのだが……まあいい、君達のドジっぷりを見せてもらったんだ。」
「確かに護がドジ踏んだせいで捕まってしもうたからな。」
「……否定できませぬ。」
「ジェイル、その話は置いて別の要件でしょ。」
「おお、そうだった。」
ジェイルさんは本来の用事よりも俺たちが捕まったことの方が面白かったのだろう…
それは兎も角、懐からなんかのスイッチを3個と緑色のブレスレットを取り出してきた。
「ブレスレットはナスカくん用に急ピッチで作った簡易デバイス、そしてこのスイッチは君達1人ずつにだ。」
「ジェイル、気が効くね。」
「ふふん、君達は私にとってももう家族同然なのだ、それくらいの気は効かせるさ。」
「んで、このスイッチは?」
「うむ、使い方は見た通りだが、これは簡易テレポーターだ、スイッチを押せばこの家の庭まで飛べるようにしておる、だがそのサイズに収める故に1回のみしか使用できない、それと最大で5人くらいは転移できるようにしてあるから転移させたいときは対象に間接的でもいいから触れてスイッチを押すように。」
「流石天才科学者やな。」
「褒めても発明品しか出てこないよ。」
「いや、充分やんか…」
「心遣いありがとな、じゃあ行ってくる。」
「行ってきます。」
「行ってくるよ〜」
「ご武運を。」
「気を付けていくんだよ。」
俺たちはそういい、ジェイルさんたちも一言言ってくれた上にこんなものまで用意してくれたんだ、感謝しかない。
そう思いながら俺たちは再び平穏な日常を送る為にジュエルシードを回収しにいく。
〜アースラ艦内〜
そして、庭からの転送でアースラにトンボ帰りしてきた。
お出迎えしてくれたのはリンディさん、クロノにエイミィ、なのはにスクライヤくん。
「随分と早かったわね…で、こちらの人が……」
「初めまして、ナスカと申します、バカ弟子2人とともにお世話になります。」
そう言いながらナスカは深々と頭を下げた。
普段ののんびりとした感じから信じられないほど丁寧な挨拶をしていたので俺とはやては目を見開きナスカを見つめてしまう。
「これはこれはご丁寧に、ここの艦長をしています、リンディ・ハラオウンです。」
「時空管理局執務官クロノ・ハラオウンです。」
「情報管制担当エイミィ・リミエッタです。」
管理外側の3人もナスカ同様に頭を下げ挨拶をしてきた。
そして、ナスカは頭を上げ笑顔になり俺の頭を叩いてきた。
「痛っ!」
「護、お父さんに渡されたのを渡さなくちゃ。」
「お、そうだった…これを父さんがお世話になるなら持っていけと。」
「あら、わざわざ悪いわね……ってこれは!!」
リンディさんは袋の中身をちょっと覗いて驚きをあらわにしたが、俺たち3人はなにが入っているか知らない為首を傾げていた。
「かあ…艦長、いったいなに……これは!」
「こ、これ本当に貰っちゃっていいのかしら。」
そう言って中から取り出された1つの手のひらサイズの箱。
「はい、どのみちあの世界では必要ないものだからと…で、それは一体なんなんです?」
「これは、小型の魔力タンクだ…一般的なタンクとは違いかなり小型化されている。」
「こんなに小さいのは初めて見たわ。」
なにやら魔力タンクという物らしく、さらに小型なため珍しいらしい。
「まあいい、ナスカさんにはちょっと頼みたいことあるのだが。」
「ナスカでいいよぉ。」
「そうか、ではナスカ、ちょっと高町 なのはに色々教えてやってもらいたいのだが。」
「ん?なんか大丈夫な気はするんだけど…なんで?」
「彼女は基礎を吹っ飛ばして実戦のみであそこまで到達している……だが、基礎を覚えさせておいた方がいいと思ってね。」
「なるほどねぇ、それでなのはちゃんは今どこにいるの?」
「ちょうどユーノと訓練室にこもっている。」
「そう、じゃ見た方がよさそうだね。」
「それもそうだな、では案内しよう。」
クロノがそういい、ナスカと共に部屋から出て行くので俺とはやてはリンディさんとエイミィさんに会釈して後を追う。
「なんだ、君達は別についてこなくいいんだぞ。」
「いや、なんかしらの得るものがあると思うから見てみたいんだよね。」
「せや、下学上達っゆうしな。」
「まだまだ2人も下だからそのことわざは合わないよ。」
そう言われ項垂れるはやて。
「でも、身内戦ばかりだと実戦で使えなくなる場合もあるからそう言う見方だど見ておいて損はないと思うよ。」
「それもそうだな、実戦のみで経験値を積んできたなのはと基礎を固めてからの経験値を積んだ俺たちとの差が見えるかもしれないな。」
「まあ、今まで見てきたけどなのはちゃんって独特な立ち位地やからな。」
「君達にとってのなのははどう見えるんだ?」
「「動く砲台。」」
「……まあ、否定はできない。」
「一人身で命懸けの戦いをしてきたからこそのスタイルだねぇ。」
なるほどね、本当なら固定砲台でもいいけど一人だから自分が前に出ざる終えなかったからこそのスタイルか……でも、動く砲台ってかなり怖いよな。
そう思っていたら背筋に悪寒が走り、後ろを振り向いたが何もない。
「どうした?」
するとちょっと置いてきぼりをくらい、クロノが心配してくれたみたいで前の方で立ち止まってくれている。
俺は小走りでそこまで行く。
「なんか背筋がゾゾっとして。」
「なんだそれは…まあいい、そろそろ着くぞ。」
そして少し歩いたところの扉を開き中に入る。
そこに広がってきた光景は……とりあえず桃色。
「思ってたよりもスゴイことになってねぇ。」
「なんか反応が薄いな……」
「ん?だって当たれば致命傷かもしれないけど近接戦に持ち込んじゃえば後は簡単だもん。」
「確かそうだがな……とりあえず模擬戦でもして見てやってくれないか?」
「わかったぁ。」
ナスカがそう言うとクロノを息を吸い込み口を開く。
「なのは!!」
「ん……あ、クロノくん!」
なのははこちらに気付き向かってきた。
ところで、スクライヤくんは?
「なのは、こちらが光陰家の使い魔のナスカだ。」
「え、あの子豚さんのナスカちゃん?」
「そうだよぉ、よろしくね。」
ナスカは笑顔でそう言い手を差し出すが、なのは子豚のイメージが中々離れないのか挙動不審になっている。
「よ、よろしくお願いします。」
なのは少々かしこまり握手を返した。
「ふふ、いつも通りで大丈夫だよ。」
「わ、分かったの……」
「それで、突然で済まないがナスカと模擬戦してもらいたい。」
「わ、私は構わないけど……」
なのははそう言いナスカをチラ見する。
ナスカはそれに気付き笑顔で口を開いた。
「私も問題ないから、全力で一本勝負、お願いね。」
「わ、分かったの!」
「ところでなのは、スクライアくんはどこにいったの?」
「ユーノくんならあそこに……」
なのはが後ろを振り向きそう言うので俺たちは覗き込むように見ると……伸びているスクライヤくんがいた。
「……やりすぎだ。」
「ごめんなさいなの……」
「まあいい、とりあえずあのフェレットもどきを回収して部屋を出るから準備が出来次第よろしく頼む。」
「「はーい」」
クロノがそう言いスクライアくんの方まで行き、担ぎ上げこちらに戻ってきたので俺たちはなのはとナスカを残し部屋から出る。
「なあ護、どうなると思う?」
「十中八九ナスカの圧勝だろう。」
「何故そう言い切れる。」
「そりゃ見てみれば分かるけど……一対一だとな……」
「ナスカは負け知らずやからな……」
そう言い俺たちは明後日の方向に視線を泳がせる。
「……まずは見て見ないと始まらないな。」
クロノがそう言い俺たちは頷き歩き続ける。
〜side ナスカ〜
急な模擬戦を依頼され、この場に立っている。
目の前には白い防護服を着た少女、高町 なのは。
平凡な日常が突如一転、命を賭ける戦いを単独でこなす事になった少女。
優しい性格だからこそ助けに手を差し伸べ命すら差し出せる怖いほど強い少女。
そんな少女を私は見続ける。
「よ、よろしくお願いします!」
「こちらこそお手柔らかにね〜」
私はそう言い手を挙げる。
「クロノくん。」
『ああ、始めてくれ。』
「じゃあ、早速。」
なのはちゃんはそう言い5つ程の魔力弾を生成して後ろに後退した。
まあ砲撃型なら後退しながらのHIT A WAYが無難なのかもしれないけどね〜……とりあえず様子を見ようかな。
とか思ってたら魔力弾が飛んできた、私は避けつつまだ様子を伺う。
「まだまだ!」
そう言いながらさらに魔力弾を生成してそれを飛ばしてくる、しかも操作しながら追い込むように……そして砲撃を打ち込む予定と……まあ正攻法だね。
私は魔力弾を避けながらなのはちゃんの様子を見ていると、砲撃の構えをしていた…なんとも行動が早い、一人だったからこその独特の戦闘スタイルだね。
「ディバイン…バスター!!」
その掛け声とともに桃色の砲撃がこちらに向かってきた……魔力弾はまだ数発は生きている、ヒットしなくても追撃できる準備は怠ってない、中々に上出来ね……でも、対人をあまりしてきてないからこそ純粋な正攻法で攻めてくるのが問題ではある。
私は魔力を薄く纏わせた両手を前に出し飛んできた砲撃をそのままの形で受け流す……受け流した砲撃はなのはちゃんに向かっていく、そして当の本人は何が起こっているか分かっていないのかあたふたしだした、なので私は逆走している砲撃とともになのはちゃんに向かう。
「えっ、えっ!?」
戸惑いながらも流れてきた砲撃をちゃんと避けた、そこは評価点ね、でも戸惑い過ぎていて私の存在を忘れているのがかなりのマイナス点。
私は拳に魔力を纏わせ走りながら振りかぶる。
「ちゃんと周りを見てからの回避またはガードをしようね。」
「ふぇぇ!?」
なのはちゃんは私が視界に入った同時に目を見開き変な声を上げ……私に殴られた。
『そこまでだ!!』
そして執務官が放送でそう言って来たので模擬戦はここで終了。
私はなのはちゃんが飛ばされた方に飛んでいき、上向きになり寝転がっている横に降り立つ。
「あ、ナスカちゃん。」
「大丈夫?」
「うん、平気……私ってまだまだだよね……」
そう言いながら表情が明らかに暗くなるなのはちゃん。
私はしゃがみこみ頭撫でる。
「にゃっ!?」
「確かにまだまだだけど、なのはちゃんはまだ子供で私は特殊な存在、今は埋める事が出来ない差かもしれないけど君は…ううん、君達はまだ成長途中の身なんだ、だから私は絶対に抜かれてしまう。」
「……ナスカちゃんも一緒に成長すればいいの…」
「それもそうだろうけど、圧倒的に潜在能力の差が出てくるよ、護にはやてになのは、君達は今はまだ弱く脆いかもしれない、だからこそ今は無茶せず地道な努力と鍛錬が必要なんだ……だから、私が修行をつけるよ!」
「っ!?」
私はなのはちゃんにウィンクしながらそう言う。
私はこの子達が絶対に死なないように育て、“折れない精神”“途切れない集中”“柔軟な対応”を心に宿させる。
そして、いつの日かこれが皆当たり前にできるようになったとき私は……
「君達、大丈夫か!?」
「クロノくんは心配症なんやな。」
「ちゃんと加減とかはしてるんだから大丈夫だろうに。」
「にゃはは…負けちゃった…」
大声で執務官が入ってきて、その後ろに護とはやてが続いて入ってきたのを見て私は笑ってしまう。
彼らは一人ではない、だが1人1人が強すぎる故の過ちも犯してしまうかもしれない……でも、気が付いてそれを正せば問題はないのだ、人生には壁など幾らでもあるのだから壊して進み続けな、若人達。
「んじゃ、なのはちゃんには宿題、今日の反省点と自分が良かったと思うところを簡潔に書いて提出すること。」
「ほ、本格的なの……」
「「………」」
「2人とも逃げ出さない!!」
私は逃げ出そうとしている護とはやてを立ち止まらせた。
「いや、ちょっと用事思い出したから……」
「私はちょっとリンディさんとお茶せなあかんから……」
「2人とも、何を言っているんだ?」
「「ちょっ!?」」
「……護とはやてはここでサボってた分の修行。」
「「…はい…」」
「うん、よろしい。」
「ナスカ、2人の修行が終わったらでいいから後で僕のところに来てくれ、色々と聞きたい事がある。」
「まあ、だいたいは察しがつくね、了解。」
「助かる……では2人ともしっかりと修行するんだぞ。」
「じゃあ、私も部屋でナスカちゃんの宿題やってくるの!」
2人はそう言いこの部屋から出ていく。
「な、ナスカ?」
「はあ……無事だから良いけどね、2人とも無茶はダメだってあれほど言ったのに……」
「いや〜捕まる事なんて考えてなかったもんやから……」
「そう言うことじゃないけど……出てくる前も言ったから大丈夫ね。」
「それに、俺たちの師匠はナスカだ、逃げる時は逃げる、行ける時はいく、それが教えだろ?」
「そうやで、うちらはちゃんと家に帰ること考えとるんやからそこまで心配しなくてええよ。」
そのような問題ではないんだけどね……まあでも、ここまで来ても笑顔でこう言う2人だ、たくましく育ってくれてて何よりだ。
「ふふ、まあいいや〜、取り敢えずいつもの魔力流用からね〜」
「「結局やるんかい!!」」
2人は同時に膝をつき床を叩いた、相変わらず仲のいいことだ。
私はこれからもこの子達が成長するのを側で見守り続けていければ良い、そう心から思えた、そんな気がした。
ナスカさんがチートになります。
なんか豚のイメージ薄くなりつつある気がしますが、豚です。