無事に就職先が決まり落ち着いてきたので投稿しました。
期間が空いてしまい申し訳ありません。
〜side 護〜
「君達は化け物なのか?」
起きていきなりクロノからの第一声がこれである。
俺とはやてが暴れて気を失ってから1日近く経ってしまったらしい。
しかし、今回はほとんどはやてがやったことであって俺は悪くないと思う。
「何自分は悪くないみたいな顔してんねん。」
「いや、今回は主にはやてさんが勝手にキレて暴れたせいです。」
「……その怒らせる発端は君だろ…」
俺は知らない、はやてが気付かないのが悪いだけである。
そして、頭に鈍い痛みが響き頭を抑えた……はやての方をみるとはやても頭を抑えていた。
「2人とも悪い、だからちゃんと謝る。」
「「……ごめんなさい。」」
拳骨を落としたナスカにそう言われクロノに頭を下げる。
「幸い今回は怪我人も出なかったからいい、だが、今度から気を付けることだ。」
「本当に悪かった……はやてもごめんな…」
「いや、私も悪かったからごめんや……ま、互い様ってことや。」
「自分で言ってどうする……」
クロノがツッコミその場に軽い笑いが起きる。
「ま、それよりもだ、はやてのあの姿は一体なんなんだ。」
「…私が古代ベルカ式なのは知っとるやろ?」
「ああ。」
「それの正当後継者として、力を発揮するときに紅くなってまうんよ。」
「正当後継者?いったいなんの後継なんだ?」
「それは分からへんけど……極稀にベルカの王の子孫とかが後継の証?的なのを持って生まれるかもとかなんとか言うとったっけ?」
「いや、俺に振るなよ……」
「まあ、事情は分かった…それよりもだ、今日なのはがフェイトと呼ばれていた子と一騎打ちをする予定になったのだが…」
「「……えっ…」」
「昨日、使い魔の方を保護して急だがこのような事態になってしまってな。」
「「いやいや、急すぎ。」」
「まあそう言う訳だからナスカと一緒に護かはやてでもいいから降りてくれないか?」
「だったらはやてを降ろさせるね。」
「私!?」
「うん、正直護に勝負の一旦を見せてもいいけどあの使い魔が怯えちゃうでしょ。」
ナスカは人差し指を上に向けそう言った。
確かに怯えさせるようなことをしたのは確かだけど、見ただけでおびえるかな?
「君は……まあいい、ではナスカとはやては使い魔アルフ、なのはと一緒に下に降りてくれ。」
「「は〜い」」
ナスカとはやてはそう言い、ナスカは子豚形態になりはやての頭に移動して2人は部屋から出て行った。
「んで、俺になんか聞きたいことでもあったの?」
「お見通しか……そんな複雑そうな顔をしないでくれ、ただ今までデバイスをどのように整備していたのか気になっていただけなんだから。」
いやあ、1番困る質問来ましたねぇ……
「……もしかして、次元犯罪者でも雇っているのか?」
複雑な表情をやめなかったばかりにバレてるし。
「まあ過去に色々やらかしてはいたが……その人に頼んでいるのは確かだ…」
「……まあこの世界に次元犯罪なんて言葉も無いのだから訴えようは無いが…大丈夫だったのか?」
次元犯罪者を匿ってるかもしれないと言うのに人の心配ですか……この執務官大丈夫なのか…
「最初のうちはちょっと危ない奴かもって思ってたけど……なんか丸くなってきたからな〜、今は妹達のおもちゃでも直してるんじゃないかな……」
「……妹がいるのか…でも女の子がおもちゃを壊すのか?」
「いや、下から二番目がな、結構やんちゃで体を動かしたり、ラジコンとかで遊ぶからさ…ここに来る前もラジコンが壊れたからって言ってその人に直してとせがんでたし……」
「そうか……まあ今はいい、僕達のことを信用してくれたらその人についても教えてくれるんだろ?」
こいつ、俺が口を割らないの分かってるから自分達を信用させようとしてやがる……
「……本当に信用するに値することをしてくれたならそん時に教えてやるよ。」
「ふっ、直ぐに信用させるさ。」
こう言い俺は笑い合った。
「あ、所でガイアとジェイド見てない?」
「……あの二機なら、いやエリアルも含め三機か……まあなのデバイス達ならメンテナンスルームでなんか自立行動していたぞ……それにしても無駄に高性能なのはまだいいのだが……人間味が凄くないか?」
「……否定できない、なんでなんことになったかは分からないけど…まあいいや、とりあえずメンテナンスルームにいるってことね。」
「そういうことだ、僕も用があるから一緒に行くか?」
「そうだね。」
その言葉を区切りに俺は立ち上がりクロノとともに部屋を出る。
「君達はこの事件が終わったらどうするつもりだ?」
「俺はまた探し物を探しつつのんびりとしていくつもり、最低でも16歳まで地球にいるつもりではある。」
「そうか、ここでは義務教育が15歳まであるのだったな。」
「そういうこと、だからはやても恐らくは16歳まではここに残ると思うけど、なのはは正式に嘱託かなんかになって確実に管理局に就くだろうからはやてももしかしたら就くかもしれないね。」
「護は就かないのか?」
「俺はまだ悩んでる、正直個人で探すには大きすぎる物だと思うから入局するのも有りだと思ってる、けど皆んなが皆んなクロノやリンディさんみたいに融通が効くってわけじゃない上に規律やらがこの上面倒くさそうだからね。」
「社会に出てしまったら規律は最低限守らなくてはいけないものだろう……まあいいさ、僕的には入局をオススメしたいところだが…」
クロノはそういい顎に指を置きながら考えている。
確かに管理局からしてみれば俺とはやてはでかい即戦力になれるだろうけど、俺の目的からすれば入りづらいのも分かっているだけに悩んでいるんだろう。
「そうだな、手はあったほうが良いに越したことはないからな。」
「?」
「僕は後1年くらいしたら提督試験を受けてみる。」
「?……あ、そういう事。」
「そういう事だ。」
要は、提督になって地位を上げ、俺に対して融通を無理矢理利かせてくれるっていう事か。
「今回の事件で君の言った通りにジュエルシードの封印が解かれ、信頼のおける情報が得られたらっという条件にはなるがな。」
「そりゃそうだ。」
頼りになるのは何よりだが、そんなことをしてバレた時の危惧は無いのだろうか……あ、その為に権限を地位で取るのか。
そんなことを話しているうちにメンテナンスルームに着き、中に入る。
『ますたー、起きたんだ。』
「反応薄いな…」
『命に別状とかは無いんだから深く気にする必要は無いでしょう?』
「そうだけどさ……で、何をしてたの?」
『うん、ジェイドの積んでる神術の再調整と昨日のスナイプモードのデータを元に調整かけてた。』
「あのモードは普段使わないからな。」
「……デバイスがデバイスを調整するのか?」
『そうだよ、私の人工AIは単独で行動できるように設計もされてるし、メンテナンスしてもらう際にメンテナンスの仕方を教えてもらったからね。』
「もう凄すぎて追いつかないよな。」
「……そうだな…」
『そうそう、それでやっぱりスナイプモードのライフルだけじゃ自衛手段が少なすぎるからって事でハンドガンを二丁とハンドナイフを一本搭載した方が良いかなって思ってたんだけど、ますたーの意見は?』
「自衛手段の少なさか……ハンドガンは良いんだけどハンドナイフか……ハンドガンから魔力刃を出して銃剣擬きとかには出来るかな?」
『うん、可能だね、ただハンドガンをひと回りくらい大きくしなくちゃいけないのとちょっとだけ重量が増えるけど……持ち替える為のタイムロスを考えれば安いかな。』
「んじゃ、この事件が終わったら家で調整だな。」
『了解!』
「ジェイド、お疲れ。」
『はい、ありがとうございます。』
そして俺は待機状態のジェイドを指にはめ、ガイアを回収する。
「で、クロノの用事は?」
「僕もデバイスのメンテナンスを頼んでいただけだからな。」
クロノはそういい待機状態のデバイスをひらひらさせる。
「もうそろそろ時間だし、見に行くとしよう。」
「え、こんなに早くに始まるの……」
皆朝が早いなと思いながらメンテナンスルームを後にした。
〜side はやて〜
いやぁ〜何というか圧巻やな……
魔法の存在を知って数週間の子やと思へん動きをしおるなのはちゃん、経験値的には明らかにフェイトちゃんいう子の方が高いやけど……あれは天然物の天才やな。
お、フェイトちゃんが詠唱し始めた。
「あ、あれはマズイよ!!」
「そうなんか?」
「フェイトの1番の大技だから本当にマズイよ!!」
「だ、そうやけど、ナスカ的には?」
「ん〜、確かに威力とかは高いんだろうけどね〜……ま、なのはなら大丈夫なんじゃない?」
ナスカ私の頭の上でそう言う。
するのアルフさんが頭の上のナスカを見て口を開いた。
「ところであんたは何者なんだい?」
「ん、私?私は護とはやてのお師匠ってところかな。」
「この子豚があんた達の師匠なのかい!?」
アルフさんが目を見開き大声を上げた。
「ちなみに、まだ護もはやても1本も取らせたことはないよ?」
「ほ、本当なのかい!?」
「ま、まあ……あはは…」
アルフさんが迫るように顔を近づけて言ってくるもんやから苦笑いしてもう。
そして、大爆発。
煙のせいでなのはちゃんの様子が見えへんけど……落ちてこないあたり大丈夫やろな。
煙が晴れ、中からなのはちゃんが現れいきなりディバインバスター、それを防ぎ切るフェイトちゃん……なのはちゃんもなのはちゃんやけど、フェイトちゃんもフェイトちゃんやな……
お、フェイトちゃんが後退し始めおった……と思うたらピンクのバインド……肝心のなのはちゃんは……上、ていうかなんやあのバカデカイ魔力の塊!?
「収束魔法だね〜、確かに収束適正値は高かったけどこれはね〜」
「あはは……あれを人に向けて打とおいうんかい…」
「まあなのはだから……」
「……妙に納得出来るから不思議やな…」
「スターライト……ブレイカァァァァァァ!!!」
ここまで聞こえる声でなのはちゃんはあの塊を打った。
バカデカイ砲撃魔法、早さも一級品……欠点はチャージまでのタイムやな.……バインドされとるフェイトちゃんは成すすべもなく直撃、爆発……
そして、海に落ちた……
なのはちゃん……流石にやり過ぎやと思うやけど……あ、なのはちゃんが拾いに行った。
まあ何はともあれ、これが最終盤面やな。
そう思い、飛行魔法であちらに皆で向かう。
なのはちゃんもフェイトちゃんを無事に回収出来たみたいやし……ちょうど護もなのはちゃん達回収の為にあっちテレポートしてきおったな。
「あ、あいつ……」
「いまは大丈夫やから、ほな、急ごうか。」
「あ、ああ」
そういいちょっとだけ飛行の速度を上げる。
その時、空が若干暗くなり、雲が割れる……まさか!?
「あの鬼婆!!」
「やっぱりあれを打ちおったのはフェイトちゃんのお母さんなんか?」
「ああ、そうだよ!!いつもいつも、フェイトだって頑張ってるんだ!なんであの子ばかりあんな目に合わなくちゃいけないんだ!」
アルフさんが血相を変え、さらに飛行の速度が上がる、それに合わせ私達も速度を上げるが、間に合わず、雷撃が落ちてくる……が、
「「「「あ……」」」」
声を揃えてしまったが仕方ないと思う。
だって落ちた先が
……また護なんやから……
「なあ、あいつって避雷針かなんかなのかい?」
「いや、そんはずはあらへんけど……」
「でも絶対なんか持ってるよね?」
「否定出来へんな。」
皆、何これ状態に陥ってしまい、飛行速度が若干落ちてしまったのは余談である。
〜side クロノ〜
フェイトを保護しブリッジに連れてきていたのだが……主犯のプレシアが通信を入れてきて、“記憶転写型複製クローン プロジェクトF”によって生み出した、フェイトを道具として使って、無くなったアリシア・テスタロッサを蘇生させるため、アルハザードを目指していたことが判明した。さらにフェイトに止めの一言を言い、フェイトが精神崩壊しかけてしまった。
今回は探知も成功し時の庭園に乗り込むことは可能なのだが……何故、護はいつも雷撃を受けて落ちるんだ……今回は気を失ってくれたからいいが……
「戦闘員全員に通達!!遺失物違法所持、執行妨害につきプレシア・テスタロッサ逮捕の為時の庭園に乗り込みます!!」
「「「「「はい!!」」」」」
「クロノ執務官、お願いね。」
「はい。」
僕は返事をしフェイトを留置室に連れて行こうとブリッジを後にしようとするが……艦内アラートが鳴り響いた。
そして艦長のところに通信が……
『こちら医務室!気を失っていた護くんが意識を取り戻して……』
「出て行ったのね……」
『は、はい…』
「分かりました……クロノ!」
「はい!」
「こっちの方もお願い。」
「…はい…」
返事をし、ブリッジから出て行く。
彼はまたやらかしたのか……まあ、激怒するのも分かるが……
そして、留置室に彼女とアルフを置き部屋を出て、転送テレポートへ向かった。
〜side アルフ〜
あの鬼婆はフェイトのことただの道具としてしか見ていなかった上にそのことをフェイトに直接いいやがりやがった。
やっぱり一発ぶん殴らなくちゃ気が済まない。
そして、ディスプレイに映し出されている映像をみる。
フェイトと友達になりたいと言った子とフェレット野郎が一生懸命戦っていた。
あの子達が頑張ってんのに私が出ないわけにはいかないだろ。
そう思い、立ち上がる。
「フェイト、あの子達が心配だから行ってくるね。」
「……」
返事がない……こっちも心配だけど身を張ってるあの子達のところにいまは行かなくちゃ……そう思い部屋を出て……ぶつかった……
「あ、あんた……」
ぶつかった相手は光陰 護だった。
物凄く不機嫌なのが表情だけでも分かる…が、いまはそれどころじゃない。
「邪魔なんだよこの駄犬が!!」
「出会い頭なんだい!その言い方は!!」
「こっちはまた雷撃ぶっ込まれてイライラしてんだよ!!」
そういえば二度目だったけか……
そう思っていると部屋を覗き始めて……中に入っていった。
「ちょ!いまフェイトは……」
「うるせーよ……お前、なにしてんだ?」
「……」
「……何があったか知らねーけどよ、そんなもんなのか?」
「あんた!!知らないのになんで……」
「てめえには聞いてねーんだよ!!おい、フェイト!お前は何がしたい?何があったじゃない、これから何がしたい?」
こんな強く言ってもいまのフェイトには……
「…私は……作られただけだから……」
「っ!?」
「そういことか……確かに、作られただけならそうかもしれない、でも、お前にも感情が、気持ちがあって行動してきたんだ、それが犯罪とかどうだっていい……お前は人形のままでいいのか?人にはなりたくないのか?」
「………」
「…少なからず、俺とはやて…いやここの鑑奴らはお前のことを人の子と見てるんだ!!それに、なのははお前と友達になりたいって言ったんだろ?その返事はしたのか?」
「……わ…たしは…」
「まあいいや、でも、最後に……お前自身、まだなにも始まってないだろ?」
なにも始まってない、そうだ、あの鬼婆の言うことだけ聞いてきたんだ、あの子はまだ自分からなにもしていない……始まってないんだ。
フェイトは顔を上げあいつの顔をみる…目が若干だが光が戻ってきた。
「……後は自分で決めやがれ。」
その一言を残しあいつは部屋を飛び出して行く。
だが、先ほどの不機嫌のような面ではなく若干微笑んでいたの気のせいなのだろうか?
そして、フェイトが立ち上がりディスプレイを見る。
「……そうだね、まだ私は始まっても…ううん、初めてなかったんだ……あの子は友達になりたいって言ってくれた……始まってなかった私に……バルディッシュ、行こう。」
『Yes Sir』
フェイトがボロボロのバルディッシュを手に取り、急速リカバリーで回復させた。
「フェイト……」
「ごめんね、アルフ……」
「ううん、いいよ……フェイトが立ち直ってくれたら、それで……」
私は涙しながらそう言う。
「さあ、これからを始めに行こう。」
「うん!!」
『あのー……』
フェイトが立ち直りこれから出ようと言う時に女性の機械音が申し訳なさそうに聞こえた。
『すみませんが、私も連れて行って貰っていいですか?』
そこに浮かんでいたのあいつのデバイス、すまほ?という地球での通信機器らしい……あいつのデバイス!?
「もしかしてさっきぶつかった時かい?」
『ええ、大変イライラしていたのポケットに入っていた私を落としたのを気付かないで行ってしまったみたいで……もう1つのは指輪だから落とすことないのですけど……』
「「………」」
もうなにも言えまい。
先程までフェイトに説教していた奴が大変な落し物をして出て行ってしまったのだ……
「ああ、もう!!行くよ!!」
『申し訳ありません……』
私はあいつのデバイスを手に取りフェイトと一緒に駆け出した。
あいつは、なんでこういうオチをやっていくんだ!!!
どうも、チーターが多い世界になってしまっています。
ていうかナスカの設定が強すぎて、あれおかしくね?と自分でも思ってしまっています。