なんとなく投稿が続いていますが、この調子で続けられたらなと思います。(フラグ)
〜八神家〜
八神家に来ております、はやてちゃんが正式に我が家の養子として受け入れる事になったため現在荷造りの真っ最中でございます。
まぁ、変な手紙とか入っていたりと軽いトラブルがありましたが、なんとかなりそうです。
「……」
「何見とるん?護くん。」
はやてちゃんに言われ我に帰る。
俺はいま目の前にある黒を基調にし表紙に金十字が付いている鎖で開けられない本を見つめていた。
「これ…」
「あぁこれな、これはうちが生まれた時からある本なんよ、ただ頑丈に封されとってな開けられないんよ。」
「もってく…」
「別に構へんけど、なんか気になるん?」
「なんかきになる。」
「そっか。」
そう言って俺は黒い本を手に取りはやてちゃんの車椅子を押しながら部屋を出た。
外に出た俺たちは父さんたちの待っている8人乗りのデカイワゴン車に入った。
「お待たせしました。」
「いや、大丈夫だよ。」
「とうさんはどしてじぶんでうんてんするの?」
金持ちと言えば人を雇って自分は運転しないのがイメージなのだが、このお父様は自ら運転して送迎をするのだ。
「だって車は自分で運転してなんぼだよ、まぁただ単に自分が運転好きなだけなんだよねぇ。」
「まぁ確かに金持ちは運転せーへんイメージがあるかんなぁ。」
「それにこう見えても運転免許は全種コンプリートしてんだよ。」
「あっそ。」
たわいのない会話をしながら自宅に着いたのだった
〜光隠邸〜
家に着き、父さんがダンボール2つ程の荷物を持って車から降りてくる…ホントに金持ち一家の当主か疑いたくなってきた…
そして、はやてちゃんの車椅子を押しながら玄関に入ると真島が出迎えてくれた。
「おかえりなさいませご主人様方、お嬢様のお部屋の準備は済んでおります。」
「うん、ありがとう真島さん。」
「いえいえ、それよりお荷物をお預かりしましょうか?」
「別に大丈夫だよ、新しい家族の物なんだからこれくらい当主である僕が運ぶよ。」
ドヤ顔で言う父さんがとてつもなく当主に見えないのは気のせいでは無い気がする…
「てか分かっとって聞いたらやろ?」
「……さ、お部屋にご案内しましょう。」
「おい、話を逸らすなや。」
「ぶひっ!」
「ナスカぁただいまだよぉ。」
母さんと真島がコントしてる間にナスカが鳴いて出てきたので、俺は返事をした。
「ぶ、豚さんもおるんか…」
はやてちゃんは驚いていた。
昨日は家に帰ったら直ぐに母さんに抱っこされて寝てしまったので家の中や、ナスカがいた事はしらない。真島には玄関で出迎えて貰ったので知っている。
でも、随分とはやてちゃんは流暢に喋るよなぁ…もしかして俺って成長遅い?
「さ、そろそろ真面目にお部屋にご案内しますので行きますよ。」
「ちょい待ち!その言い方やと私との会話はコントかなにかやったん!?」
「左様でございますが?」
「むきぃぃ!!」
再びコントを始めたので俺はナスカをはやてちゃんの膝の上に乗せ家の中を案内し始めた。
「ええのか、おかんとおとん置いときといて。」
「べつに、だいじょうぶだろ。」
「ぶひー」
俺とナスカは同時に返事をした。
それにしてもやっぱり表情が暗いままだなぁ…まぁ仕方が無いことなんだけどねぇ〜
そう思いながら家の中をブラブラと案内して1日が終わったのだった。
〜side 八神はやて〜
私は光隠一家とともに光隠家へ荷物を運び終えた。しかし、昨日は圧巻だった。
初めて光隠家…いや、光隠邸に訪れたのだがかなりデカイ門に家、それにメイドさんまで居るもんだから驚いた。しかし、当主さん自らが車を運転している事に少々ビックリした。だって金持ちのイメージはやっぱり運転手を雇って運転させるのだろうと思っていたのだが…
そして、これからの生活を考えるととても暗くなる…両親は死んでしまったこと自体未だに実感が湧かないのに、悲しいのは確かなのだが心に穴が開いた感じがあるせいで妙に冷静だ。
そんな、私は今膝の上に子豚のナスカを乗せ車椅子を護くんに押されながら屋敷の中を案内してもらっている。
「しかし、ホンマに広いな。」
「ただのたからのもちぐされ。」
「まぁ確かに広さの割にひとがおらへんからな。」
「ぶひ!」
うん、と言わんばかりにナスカが鳴いた。
「ナスカは頭がええな…ほな、お手!」
「ぶ。」
私がそう言うと一言鳴き右前足を前に出してきたのに目を見開いて驚いた。
「なぁ、護くん。」
「ん?」
「子豚はんにこんなこと躾けてたん?」
「いや、だいいちナスカぎきたのはきのうだよ。」
「っ!?」
思わずナスカを二度見してしまう。
「ふふ。」
「なんで笑うん!?」
「いや、さっきまでくらかったのに、きゅうにげんきに、なったから。」
「あ…」
葬式の時からか驚く表情すらただただ漠然としていたのをふと思い出し、再び俯く。
「ぶひっぶー!」
ナスカが膝に置いてた手をとんとんしながら鳴いてきた。
出会ってから間も無いが私の事を心配してくれる彼等と1匹がいる、両親は死んでしまったがこれからはこの一家と共に強く生きよう。この貰ったこの命を大切に使いきり胸を張っておとんとおかんとこに行けるよう頑張ろう。
そう思い俯いてた顔を上げ天井を見上げるのだった。
謎のエンカウント率ですね、はい。
ちなみに護は転生者ですが原作をあまり知らないと言う設定です。