今回ははやて視線でのお話です。
よろしくお願いします。
〜光隠邸〜
はやてちゃんが来てもう1年近く経ち、正式に養子になった為ファミリーネームが光隠になった。
大分生活にも慣れてきたみたいで、最近はよく笑うようにもなったし父さん達にも訛り口調で喋るようにはなって来た。ただ、やはりと言うべきか足の障害は一向に良くならず未だ車椅子での生活を送っている。変わったと言えばだが、もう1人…いや、もう1匹がはやてちゃんの部屋に寝泊まりするようになり、よく一緒に遊んだりご飯食べたりしている。当初は俺の部屋に寝床を置いていたのだが、いつの間にかはやてちゃんの部屋に移動されていてそれ以来そこで寝ているみたいだ。それと、一向に成長していないのが気になる。
それと、いつの間にかメイドさんと執事を追加で1人ずつ雇っていた、見たいで執事を俺専属に、メイドをはやてちゃん専属になったみたいだ。
執事の名前は田島さん、メイドの方は中島さんというらしい。てか、島付く奴多すぎるだろ…
〜side はやて〜
私は今、外の庭でお茶をしている。
近くに中島さんとナスカが居るが、だだっ広い庭に2人と1匹だとやはり寂しい。
今家には家族全員揃っているがたまにお父ちゃんとお母ちゃんは仕事の都合で外国に行ってしまう。まぁ、護くんとメイド達は屋敷にずっといるのだが…
護くんは勉強してが有る無しに関わらず良く脱走して、それを田島さんが追いかけている。たまに、まじ真島さんが追いかける事もあるが。
そんなこんな大分生活にも慣れ贅沢な生活を満喫している。
「失礼します、お嬢様と護様にお客様がお見えになられています。」
「了解や、護くんはちゃんとおるん?」
「ええ、部屋でまたいつもの本を解こうとしています。」
真島さんが現れ要件を言う。
護くんは何かに惹かれたのかあの黒い金十字の本を借りて必死に中を読もうとしている。それでも中々開かずにいるのだが…
「お客様は客間に通していますのでお顔出して下さいね。」
「はぁい。」
返事をして私はナスカを膝の上に乗せてもらい、車椅子を押してもらった。
数分で着いた客間には紫の長い髪をしたいかにもお嬢様な人が2人いた、1人は中学生くらいの人でもう1人は私と同い年くらいの子。恐らく姉妹だと思う。
そして、2人は私の乗ってる車椅子を驚いた表情見つめ、近くまで行った所で2人は慌ててソファーから腰を上げた。
「初めまして、光隠 はやてと言います、以後お見知りおきを。」
「初めまして、私は月村 忍です。こっちは妹の月村 すずかです。」
「こんにちは。」
「どうぞお掛けになって下さい。」
互いに軽く会釈をしながら挨拶をし終えて、2人に腰を掛けるように言うと軽く返事をして座った。
「急な面会をすみません、貴方のご両親に妹と同じ位の子がいると聞きちょっとお話をと思ってお訪ねしました。」
「大丈夫ですよ、どうせ暇してるだけなので私としても同い年くらいの子と話せるのはいい機会ですし…それと、私の方が明らかに年下なんですから敬語はいりませんよ。」
「…分かったわ。じゃはやてちゃんも喋りやすい喋り方でいいわよ?」
「…うん、おおきに。」
そして、少しの間を置いてクスクス笑い合った。
「もう1人男の子が居るって聞いたんだけどまだ来てないのかしら?」
「護くんのことだから部屋に篭っとると思うで、ほなナスカ、頼めるか?」
「ぶひ!」
ナスカに呼んでくるよう頼むと膝の上から器用に飛び降り部屋を出て行った。ホンマに豚なんかな?
「…随分お利口な子豚さんだなんね…」
ここに来てすずかちゃんが口を開いた。
「せやなぁ、人の言葉を理解しとるみたいだから相当頭ええんちゃうかなぁ?」
「みたいだねぇ、まぁ豚さんを飼ってる家も結構珍しいけどね。」
「そう言うすずかさん家はなにか飼っとるん?」
「ふふ、すずかさんじゃなくていいよ。そうだね、家は猫をたくさん飼ってるね。」
「じゃすずかちゃんやな!でも、たくさんの猫ちゃんかぁ、今度お話するときはすずかちゃん家で決定やな!」
「うん!」
「ぶひ!」
笑いながら話していたらナスカを頭に乗っけた護くんが入ってきた。
「ういぃす。」
「ういぃすじゃないわ!このどアホ!人様待たせとって少しは謝らんか!」
「ぶー!」
つい怒鳴ってしまったがナスカも同感と言わんばかりに鳴いてくれた。
「は、はやてちゃん落ち着いて…初めまして、月村 忍です、こっちが…」
「つ、月村 すずかです…」
忍さんは苦笑いしながら、すずかちゃんは私が怒鳴ってしまったせいか恐る恐るという感じなってしまった。
「初めまして、光隠 護です。遅れてしまい申し訳ありませんでした。」
さっきの軽いノリとは違う感じに頭を下げ謝っているのを忍さんとすずかちゃんは目を見開いてみている。
「まぁ、こんな感じ変わりもんの弟ですが姉弟共々これかよろしくお願いします。」
「え、俺弟なの?誕生日2日遅いだけなのに?」
「2日でも先に産まれとるんやから私がお姉ちゃんや!」
「さいですか…」
なんともどうでもいい会話のキャッチボールをしていると忍さんが不思議そうな表情でこちらを見ていた。
「あのぉ、どないしたんですか?」
「…あ、いやね、姉弟なのになんで誕生日2日だけしか違わないんだろって思って…」
「あぁ、そゆことですか…はやてちゃん?」
「ああ、構へんよ…私はこの家の養子でここにおるんよ、だから血の繋がった姉弟じゃあらへんわけで、実際はは従兄弟なんよ。」
私は護くんに言われ自分の説明をした。
「……ごめんなさいね、知らずとはいえ言い辛い事を…」
「もう気にしてへんから大丈夫ですよ。」
私は微笑みながらそう言うも忍さん達の表情が暗いままだった。
「まぁ本人が気にしてないって言うだから気にしないで下さい、それとも楽しいお茶会がこんなくらいまま終わっても良いんですか?」
「…それもそうね。」
忍さんが微笑みながら言ったの気にすずかちゃんも微笑みしんみりとした空気はどこかにいってしまった。
徐々に原作キャラとエンカウントして行きます。