宇宙人ジョーンズ︰幻想郷調査延長記録   作:もっちい

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宇宙人ジョーンズ:農民


滞在記録:農村その7

 

 

 

※ ※ ※村中央集会所:穣子の居住スペース※ ※ ※

 

 

「ねえ、外歩いてたらこんなの拾ったんだけど」

 

「何を拾ったんで……何だこれ」

 

「あっしの目にはお饅頭に見えますがねえ」

 

 

 

 ――この惑星の住人には『ペット』と呼ばれる、他の生物を飼育する習性がある。

 

 

 

『ゆっくりしていってね!』

 

「うわあ喋った!?」

 

「人面で喋るお饅頭……新手の妖怪ですかねえ」

 

「妖怪じゃないわ。少なくとも人には無害な種類だし」

 

「しかしこんな生物(?)、今までこの辺りじゃ見た事無いんだけどな」

 

「多分どこかから迷い込んできたのよ、きっと」

 

「しかし見れば見るほど饅頭……手足どころか胴も見当たらねえ(ツンツン)」

 

『あうー(プニプニ)』

 

「お前はいい加減饅頭から離れた方が良いぞ」

 

「そうは言っても…何かに目覚めそうな感触で、つい(ツンツン)」

 

『うー(プニプニ)』

 

「やめてあげてよ、これでも結構デリケートなのよ」

 

「へえ、すんません。 しかし頬がえらく柔らかいですなあ」

 

 

 

 ――その種類、数、入手手段……『外』もそうだが、実に様々だ。

 

 

 

「…………(スッ)」

 

「あら、ジョーンズさん抱っこしたいの?」

 

「…………(コクリ)」

 

「ちゃんと支えてあげてね、はい」

 

「…………」

 

「ところで穣子様、その生物(?)はどうするんです? そのまま返すって風でもなさそうですが」

 

「せっかく拾ったんだし、私がここで世話しても良いかしら?」

 

「へ、か、飼うんですかい?」

 

「大丈夫よ、村中の田畑にこの子が加わった所で私には負担じゃないもの」

 

「いや、それよりここは一応集会所と繋がってるし、大丈夫なのか…?」

 

「まあ、あの村長さんの事だから首を横には振らないでしょうがねえ」

 

「…………(モミモミ)」

 

『あう~(モマレモマレ)』

 

「…穣子様、何か目を離した隙にジョーンズさんが」

 

「あら、何か面白い手つきね。頬を揉んでるだけなのに」

 

 

 

 ――ただ…。

 

 

 

「しかしこのお饅頭、金髪(?)に紅葉……どこか見覚えが」

 

「き、気のせいよ気のせい! ほら、そろそろ晩御飯の時間じゃない?」

 

「おっと、戻らないと家内が」

 

「それじゃあっし達も戻りますだ」

 

 

 

 ――この惑星の、ゆっくりは、

 

 

 

「ほらジョーンズさんも、日が沈んできたしそろそろ戻ったら?」

 

「…………(モミモミ)」

 

『んぅ~(モマレモマレ)』

 

「いや、ちょっと、抱えたまま帰ろうとしないで」

 

「…………(モミモミ)」

 

『んふ~(モマレモマレ)』

 

「お風呂にも入れないといけないから明日また、ね?」

 

「…………イヤダ(モミモミ)」

 

『うふふ~(モマレモマレ)』

 

「どんだけ気に入ったのよ、もう…」

 

 

 

 ――揉み心地が良い、頬をしている。

 

 

 




構成:オリジナル

Qこのゆっくりは何
A後の話で明かしますのでしばしお待ちを
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