※ ※ ※村中央集会所※ ※ ※
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ミーンミーンミーン
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「暑い…暑すぎるわ……」
「そりゃあ仕方ねえですぜ穣子様。 夏は暑いって相場が決まってまさあ」
「そうは言うけどねえ……あうー」
――この惑星の住人は、気温が多少上下しただけで、
「タライに水溜めてもすぐにお湯になるし……嫌になるわね」
「しかし…穣子様も神様なのに、あっしらみたいに暑がるもんですかね」
「あのね、神と言っても私は全知全能じゃないの。 実体はあるし暑いものは暑いの(パタパタ)」
「そう言う割に帽子は取らないんですねえ……」
「これだけは私の看板だもの、譲れないのよ(パタパタ)」
――直ぐに音を上げる。
「ただいま、戻ったぞ」
「…………(ノッシノッシ)」
「あら、ジョーンズさんまで連れてどこに行ってたのかしら?」
「何か涼める道具が欲しくて香霖堂まで行ってきた。 思った通り収穫があったぞ」
「へえ、涼める道具ね。 何があったの?」
「『扇風機』っていうらしい。 動かす為の『バッテリー』も一緒にな」
「…………(ヨッコラショ)」
――この惑星より暑い、または寒い惑星は、宇宙には幾らでもあるのだが。
「ジョーンズさん、動かしてみてくれ」
「ワカリマシタ(ポチッ…ブワアアーーン)」
「風を起こしてくれる機械……あの店本当に何でもあるのね」
「扇風機もバッテリーも大分古そうな代物だったけどな。 正直動くとは思ってなかった」
「『あ゛ー…あ゛ー』(ブオオーン)」
「ちょっと、扇風機独占した上に何やってるのよ」
「いやあ、何かこの、『扇風機』の前で喋ると声が変になるみたいでさ」
「これは涼む機械なんでしょ? 私もまだ暑いんだけど……」
「…………」
「どうしたのジョーンズさん、やってみたいの?」
「…………(コクリ)」
「仕方ないわね、運んできたのはあなただし」
――ただ…。
「『私ハ……宇宙人ダ……!』(ブオオーン)」
「「「…………」」」
「…………?」
「ジョーンズさん、あんた…何というか、凄いな」
「へえ、まるで本物の宇宙人みたいでさ」
「結構真に迫った演技じゃない。 私も本物かと思ったわ」
「…………」
――この惑星の、扇風機の前では、
「それじゃあ私も…『愚カナ人間ヨ……私ヲ崇メヨ……!!』(ブオオーン)」
「ちょ、穣子様! それじゃあ邪神じゃあないですかい!!」
「ふふ、これで少しは貫禄が出たかしら?」
「貫禄と言うか、禍々しさだと思うけどな」
「それじゃ、あっしももう一つ…『王様の耳はあ、ロバの耳ー!』(ブオオーン)」
「「それは何か違う」」
――宇宙人だと自白しても、悟られない。
Q最終回じゃなかったの?
A最終回と言ったな、あれは嘘だ……というのは冗談です。
昨今のゲームで言う所の本編と関係無いDLCシナリオとお考え下さい。
最も今度こそ弾切れですが。