ワイバーンの体当たりをかわしながら刀で切りつけた
そしてワイバーンが苦しみだして口から炎を出した
俺は難なくかわしたが俺の後ろの延長線上にいたアスカが炎に包み込まれた
「キャアアアアアア!!!」
「アスカ!!」
しまった。俺が避けなければこんなことにはならなかったんだ
いや刀で切りつけたからワイバーンは苦しみだしてあんな動きをしたんだ
くそったれ!!
こんなことにはならない保証はなかったのに俺が賛成しなければ!!
「うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!」
目にいままでにないほどの力があふれてくるのが分かる
やれる
やってみせる
アスカの仇はとってみせる
「天照!!」
その声とともに目に力をいれてワイバーンを視界にいれるとワイバーンの身体に黒い炎が灯り、広がっていた
まだだ
まだ足りない
「炎遁・加具土命(カグツチ)!!」
天照の黒炎を手のひらに集め、それを剣の状態に形状変化させた
それをワイバーンに向かって投げつけた
するとワイバーンの首に当たり、身体を突き退けた
もっとだ
もっとやつに痛みを与えなければいけない
「完成体須佐能乎(かんせいたいスサノオ)!!」
その言葉とともにケイトのからだが紫色のオーラに包まれる
しばらく(しばらくといってもほんの5秒ほどだが)するとそのオーラが5メートルを超すワイバーンよりも巨大な紫色の刀の形を持った鎧武者になった
「おりゃあああああああああああああああああ!!!!!」
鎧武者とケイトの動きがリンクしているのを知ってか知らずかは分からないが、ただワイバーンを倒すことしか考えてないケイトは無我夢中に動いた
鎧武者が持っている刀をワイバーンに叩きつけた
するとワイバーンの翼がボロボロになった
それでも十分なのにケイトはまだこれだけでは足りないのかまた叩き続けていた
それがしばらく続いたら疲労が溜まったのかプツンと糸が切れた人形のようにケイトは倒れた
「はっ!!」
と声が出ながらケイトは布団から起き上がった
「ここは?」
そう言いながら辺りを見回した
何処かの部屋のベッドで寝ていたようだ
近くにはレクスとキリトが椅子に座って寝ていた
ガチャッと扉が開いた
「あっ起きたのね」
アスカが現れた
「アスカ、生きてたんだな。良かった」
「何とかね。あのときはダメだと思ったけどね」
その声が耳に入ったのかレクスとキリトが目を覚ました
「おっ起きたようだな」
「心配したんだぞ」
「てかあの巨大な鎧武者はなんなんだよ」
とレクスが言ってきた鎧武者にあの時のことを思いだした
「あーあれはだな……」
「……なるほど」
ケイトはレクスたちに話した
簡単に言えば鎧武者は自分のスキルの写輪眼の能力でできたものと言った
「でも凄かったな」
とレクスは言う
「ああ、ワイバーンがあんな簡単にやられるなんてな」
「引かないのか?」
とケイトは疑問に思ったことを口にした
「引く?なんでだ」
とキリトは不思議そうに聞く
「そうだぞ。仲間なんだからそんなことするわけないだろ」
「ええ。レクスとキリトの言うとおり何でそんなことするの?」
「だって俺はあの時暴走してたものだぞ。一歩間違えればお前たちにまで危険が迫ってたんだぞ」
「確かにそうだけど仲間なんだから信用しないでどうするんだ」
その言葉にケイトは涙を流した
それは仲間の心の温かさに触れたからである
あのときは大変なものだったな
今は自在に操れるようになったが
それでもあの時の仲間を失う恐怖は忘れられない
こればっかりは仕方ないが
「おーいケイト!クエストに行くぞ!!」
おっとレクスに呼ばれてるな
さて今日も頑張りますか